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第二章 旅立ち編
第40話 一時帰宅
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俺とステラさんは戦闘が行われている場所に向かった。
少し離れたところで様子を見る。
オーガ四体と二人の女性が戦っているようだ。
しかし、金髪の女性は倒れて気を失っている。
あっ、まずい。もう一人のピンクの髪の少女の方がオーガに殴られて吹き飛ばされた。
『あさひ、助けるわよ』
おう!その時既に俺は飛び出していた。
オーガが棍棒を振り上げ少女にトドメを刺そうとしている。
くそっ、間に合えー!
俺は【マジックオーラ】全開でオーガの顔面を殴り付ける。
そして、残りのオーガを全て剣で斬りつけた。
はぁ。よかった。なんとか間に合った。
俺は少女の方を見る。
「す、すごい」
そう言って少女は気絶した。
ピンクの髪にツインテールの少女はかなりのダメージを受けていた。それに酷く疲れていたのだろう。げっそりとしている。
俺は慌てて少女に回復魔法(ハイヒール)を唱える。
そして、ステラさんがもう一人の女性を抱えて連れてくる。女性は朦朧としながらも何かを呟いている。
「ひ、姫様を、お、お助けください………」
小さな声でそう言って女性も意識を失った。
姫?俺は疑問に思ったがとにかく金髪の女性にもハイヒールをかけた。
二人とも傷は回復したが、疲労が溜まり過ぎているのだろう。目を覚さない。
「恐らく極度の疲労でしょう。そしてこの少女の方はもしかして………似ている………髪の色もピンク」
ステラさんは何か思い当たることがあるようだ。
俺は【鑑定】で二人を見た。
ルーシー・イーグリア 16歳 女 LV:23
種族:人族
称号:イーグリア国第一王女
カレン 23歳 女 LV:31
種族:人族
称号:ルーシーの護衛
「あ、あの、ステラさん。ピンクの髪の少女はイーグリアの王女様みたいです。こちらの女性は護衛のようです」
「やはり、そうですか。アメリア様に似ていましたので、もしかしてとは思いましたが。なぜこんなところに。」
『姫救出!テンプレキターーーー!』
とユヅキは騒ぐ。
アメリア様?って誰だろう?
「ステラさん、イーグリア王国って、これから向かうところですよね?」
「はい。そうです」
ステラさんは何か考え事をしながら、答える。
「さっき野営していた場所に魔法陣を設置して、一度家に戻りませんか?彼女達を安全な場所で休ませた方が良さそうな気がします。ステラさん、彼女達を家に連れて行っても大丈夫ですか?」
(そうね。私もそう思う)
「そうですね。そう致しましょう。ただ、あさひ様。これだけの人数の【テレポート】は大丈夫でしょうか?かなりの魔力を使うと思いますが」
「な、なんとかなるかと思います。かなり魔力も上がってますので」
数日の戦闘でレベルも上がり、かなり魔力も上がっている。【テレポート】も何度か使って少し慣れた。消費魔力も落ちている。まあ、ギリギリなんとかなるだろうと俺は思っていた。
俺が王女様、ステラさんがカレンさんを抱えて野営地に移動する。
そしてまたこの場所に戻って来られるように魔法陣を設置。
俺達は【テレポート】で家に戻った。俺を入れて4人、これだけの人数を連れての【テレポート】はやはり相当な魔力を消費した。ついた瞬間ガクッと体から力が抜けた。
眠っている二人にクリーンを掛けて、空いている部屋のベッドに寝かしつけた。
「旅立ちから数日でまた戻ってきちゃいましたね」
俺はステラさんに苦笑いをする。
「くすくすくすっ、あさひ様、そうなってしまいましたね」
久しぶりのステラさんの笑顔だ。やっぱりここは安心するなー。なんだかんだで移動中は気を張ってたからなー。俺もホッとしてしまった。
「ステラさん、せっかく戻って来れたのでお風呂入りませんか?」
「えっ?」
ステラさんの顔が赤くなる。
「あっ、いやっ、一緒にっていう意味ではなくてですね」
「あっ、あ、そ、そうですよね。私何を勘違いしているのかしら、あっ、あのっ、では私はお風呂掃除してきますね」
ステラさんはドタバタとお風呂を掃除しに行った。
『ダーリン惜しかったわね。一緒に入りたかったでしょ?』
お、おう。あの狭いお風呂、ステラさんと一緒に入りたかった。それは否定できない。
『あさひの完全記憶師匠がステラさんの裸、思い出しちゃってるわよ。う、美しい。』
ユヅキまでもが俺の師匠を師匠と呼び出したぞ。
くそっ、煩悩退散。
ユヅキ、せっかくだから風呂入ったら今日はゆっくり寝よう!俺も魔力消費しすぎてキツい。
『そうねっ。そうしましょう!あさひ、今日は久々にゆっくり休めるわね。ずっと交代で見張りしてたから久しぶりに一緒に休めるね♡』
そして、俺とステラさんは交代で風呂に入った。眠っている王女様達は起きなかったので、明日起きたら事情を聞こうということになった。
ステラさんはイーグリア王国の人達と面識があるようだ。
そして俺は数日ぶりにまたこのベッドで寝ることができた。今日はステラさんが隣にいないので、安心するような、寂しいような……とにかく、体を休ませよう。精神も休ませよう。
今【ルーム】でユヅキと一緒にベッドに寝転がっている。
『ダーリン一緒に寝るの数日ぶりね♡』
ユヅキが俺を見て微笑む。
ここ数日、ユヅキとは交代で寝てたから久しぶりに感じる。
ユヅキも凄く美人だ。最初は女神様と間違えたぐらいだ。美しい青髪、抜群のスタイル、綺麗な顔立ち……
なぜユヅキは俺の中にいるのだろう?
俺がジーッとユヅキを見ていると、
『どしたの?ジーッと私を見つめて?ユヅキちゃんが可愛いすぎて見惚れた?』
『あ、ああ。なんでユヅキは俺の中にいるのかなーって思って…』
『んー?なんでだろ?でも私はあさひといるの楽しいよ♡チュ』
ええええ!?
そう言ってユヅキが俺にキスをしてきた。
『うふふ。これからもよろしくね。ダーリン』
ユヅキがぎゅーと俺を抱きしめる。
や、やばい……ド、ドキドキする。
あ、あたる。ユヅキの柔らかい胸が俺にあたる。
く、くそ。肉体も精神も我慢続きだ……
俺の手が自然とユヅキの胸に向かう。
さ、触ってしまった。や、柔らかい。
『あっ、ダ、ダメだよ。あんっ、あ、あさひ……こういうのはちゃんと好きな人としないと。わ、私とあさひがそうなっちゃうのはよくないよ……はぁ、はぁ』
俺はハッとして、手を離す。
『ご、ごめん、ユヅキ。ユヅキがあまりにも可愛くて……』
『う、うん。だ、大丈夫。私も凄くドキドキしちゃっだけど……』
ユヅキが顔を赤くしてこっちを見ている。
困った……可愛い。可愛すぎるぞユヅキ。
『じゃ、じゃあ、寝よう。あさひ』
『わ、わかった……おやすみ、ユヅキ』
『おやすみ、あさひ…』
俺はドキドキしながらも寝ることにした。俺達って一体なんなんだろう?頭の中でグルグルとそんなことを考えていたが結論は出なかった………
ユヅキも中々寝付けなかったようだったが、途中で俺の手を繋ぎ寝たようだった。
少し離れたところで様子を見る。
オーガ四体と二人の女性が戦っているようだ。
しかし、金髪の女性は倒れて気を失っている。
あっ、まずい。もう一人のピンクの髪の少女の方がオーガに殴られて吹き飛ばされた。
『あさひ、助けるわよ』
おう!その時既に俺は飛び出していた。
オーガが棍棒を振り上げ少女にトドメを刺そうとしている。
くそっ、間に合えー!
俺は【マジックオーラ】全開でオーガの顔面を殴り付ける。
そして、残りのオーガを全て剣で斬りつけた。
はぁ。よかった。なんとか間に合った。
俺は少女の方を見る。
「す、すごい」
そう言って少女は気絶した。
ピンクの髪にツインテールの少女はかなりのダメージを受けていた。それに酷く疲れていたのだろう。げっそりとしている。
俺は慌てて少女に回復魔法(ハイヒール)を唱える。
そして、ステラさんがもう一人の女性を抱えて連れてくる。女性は朦朧としながらも何かを呟いている。
「ひ、姫様を、お、お助けください………」
小さな声でそう言って女性も意識を失った。
姫?俺は疑問に思ったがとにかく金髪の女性にもハイヒールをかけた。
二人とも傷は回復したが、疲労が溜まり過ぎているのだろう。目を覚さない。
「恐らく極度の疲労でしょう。そしてこの少女の方はもしかして………似ている………髪の色もピンク」
ステラさんは何か思い当たることがあるようだ。
俺は【鑑定】で二人を見た。
ルーシー・イーグリア 16歳 女 LV:23
種族:人族
称号:イーグリア国第一王女
カレン 23歳 女 LV:31
種族:人族
称号:ルーシーの護衛
「あ、あの、ステラさん。ピンクの髪の少女はイーグリアの王女様みたいです。こちらの女性は護衛のようです」
「やはり、そうですか。アメリア様に似ていましたので、もしかしてとは思いましたが。なぜこんなところに。」
『姫救出!テンプレキターーーー!』
とユヅキは騒ぐ。
アメリア様?って誰だろう?
「ステラさん、イーグリア王国って、これから向かうところですよね?」
「はい。そうです」
ステラさんは何か考え事をしながら、答える。
「さっき野営していた場所に魔法陣を設置して、一度家に戻りませんか?彼女達を安全な場所で休ませた方が良さそうな気がします。ステラさん、彼女達を家に連れて行っても大丈夫ですか?」
(そうね。私もそう思う)
「そうですね。そう致しましょう。ただ、あさひ様。これだけの人数の【テレポート】は大丈夫でしょうか?かなりの魔力を使うと思いますが」
「な、なんとかなるかと思います。かなり魔力も上がってますので」
数日の戦闘でレベルも上がり、かなり魔力も上がっている。【テレポート】も何度か使って少し慣れた。消費魔力も落ちている。まあ、ギリギリなんとかなるだろうと俺は思っていた。
俺が王女様、ステラさんがカレンさんを抱えて野営地に移動する。
そしてまたこの場所に戻って来られるように魔法陣を設置。
俺達は【テレポート】で家に戻った。俺を入れて4人、これだけの人数を連れての【テレポート】はやはり相当な魔力を消費した。ついた瞬間ガクッと体から力が抜けた。
眠っている二人にクリーンを掛けて、空いている部屋のベッドに寝かしつけた。
「旅立ちから数日でまた戻ってきちゃいましたね」
俺はステラさんに苦笑いをする。
「くすくすくすっ、あさひ様、そうなってしまいましたね」
久しぶりのステラさんの笑顔だ。やっぱりここは安心するなー。なんだかんだで移動中は気を張ってたからなー。俺もホッとしてしまった。
「ステラさん、せっかく戻って来れたのでお風呂入りませんか?」
「えっ?」
ステラさんの顔が赤くなる。
「あっ、いやっ、一緒にっていう意味ではなくてですね」
「あっ、あ、そ、そうですよね。私何を勘違いしているのかしら、あっ、あのっ、では私はお風呂掃除してきますね」
ステラさんはドタバタとお風呂を掃除しに行った。
『ダーリン惜しかったわね。一緒に入りたかったでしょ?』
お、おう。あの狭いお風呂、ステラさんと一緒に入りたかった。それは否定できない。
『あさひの完全記憶師匠がステラさんの裸、思い出しちゃってるわよ。う、美しい。』
ユヅキまでもが俺の師匠を師匠と呼び出したぞ。
くそっ、煩悩退散。
ユヅキ、せっかくだから風呂入ったら今日はゆっくり寝よう!俺も魔力消費しすぎてキツい。
『そうねっ。そうしましょう!あさひ、今日は久々にゆっくり休めるわね。ずっと交代で見張りしてたから久しぶりに一緒に休めるね♡』
そして、俺とステラさんは交代で風呂に入った。眠っている王女様達は起きなかったので、明日起きたら事情を聞こうということになった。
ステラさんはイーグリア王国の人達と面識があるようだ。
そして俺は数日ぶりにまたこのベッドで寝ることができた。今日はステラさんが隣にいないので、安心するような、寂しいような……とにかく、体を休ませよう。精神も休ませよう。
今【ルーム】でユヅキと一緒にベッドに寝転がっている。
『ダーリン一緒に寝るの数日ぶりね♡』
ユヅキが俺を見て微笑む。
ここ数日、ユヅキとは交代で寝てたから久しぶりに感じる。
ユヅキも凄く美人だ。最初は女神様と間違えたぐらいだ。美しい青髪、抜群のスタイル、綺麗な顔立ち……
なぜユヅキは俺の中にいるのだろう?
俺がジーッとユヅキを見ていると、
『どしたの?ジーッと私を見つめて?ユヅキちゃんが可愛いすぎて見惚れた?』
『あ、ああ。なんでユヅキは俺の中にいるのかなーって思って…』
『んー?なんでだろ?でも私はあさひといるの楽しいよ♡チュ』
ええええ!?
そう言ってユヅキが俺にキスをしてきた。
『うふふ。これからもよろしくね。ダーリン』
ユヅキがぎゅーと俺を抱きしめる。
や、やばい……ド、ドキドキする。
あ、あたる。ユヅキの柔らかい胸が俺にあたる。
く、くそ。肉体も精神も我慢続きだ……
俺の手が自然とユヅキの胸に向かう。
さ、触ってしまった。や、柔らかい。
『あっ、ダ、ダメだよ。あんっ、あ、あさひ……こういうのはちゃんと好きな人としないと。わ、私とあさひがそうなっちゃうのはよくないよ……はぁ、はぁ』
俺はハッとして、手を離す。
『ご、ごめん、ユヅキ。ユヅキがあまりにも可愛くて……』
『う、うん。だ、大丈夫。私も凄くドキドキしちゃっだけど……』
ユヅキが顔を赤くしてこっちを見ている。
困った……可愛い。可愛すぎるぞユヅキ。
『じゃ、じゃあ、寝よう。あさひ』
『わ、わかった……おやすみ、ユヅキ』
『おやすみ、あさひ…』
俺はドキドキしながらも寝ることにした。俺達って一体なんなんだろう?頭の中でグルグルとそんなことを考えていたが結論は出なかった………
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