創造眼〜異世界転移で神の目を授かり無双する。勇者は神眼、魔王は魔眼だと?強くなる為に努力は必須のようだ〜

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第三章 地下迷宮挑戦編

第80話 地下迷宮6 ミケネの唇

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「よし、俺達もここで休憩しよう!みんなお疲れ様」

 俺達はテントの準備をした。昨日と違って人の目を気にする必要が無かったので気が楽だった。

 食事をした後、また5人並んで寝転がりながら念話で話をする。
 今日の隣はフーカとミケネだ。

(あ、あ、あ、あ、あ、あ、あさひ様、お隣失礼します。します)
 ガチガチになったミケネが俺の隣に寝転がる。

(ミケネ、そんなに緊張しないでいいよ)

(は、は、はい。あさひ様の隣で寝ることができるなんて、わ、わ、私はし、幸せ者です)

 ミケネ、この中で一番年上で元々は隊長だった。出会った時とは随分印象が変わったな。ミケネも凄い美人なんだよな。紫色の髪がとても綺麗だ。


(うふふ。ミケネ隊長はあさひ様に心酔してますから)
 カレンがミケネをフォローする。

(はぁ~、今日のモンスター部屋もそうでしたけど、あさひ様と一緒にいると、本当に驚くことばかりです~)

 一番遠くにいるサーシャも念話している。

(本当ですわ。それにユヅキ様のあの剣技。あれにはワタクシ驚きすぎて、完全に見惚れてしまいましたわ。斬光剣(ざんこうけん)。なんて美しく、恐ろしい破壊力の技なんでしょう)

(うん。あれは凄すぎた。。。)

(私もあのような剣技初めてみました。あさひ様、あれはどういった技なのでしょう?)

 冷静さを取り戻したミケネが俺に質問をする。

(ああ、あれはユヅキの必殺技【魔闘剣】の一つかな。闘気に光属性の魔法を融合させて放った技。今日は光属性だったけど、他の属性を融合させることもできるんだよ)

(そ、そうなのですか。闘気に魔力を融合させることなんてできるんですね)

(まあ、俺とユヅキは色々試して切磋琢磨、訓練してたんだよね)

(あの技を私も覚えることができるでしょうか?)

(あの技はかなり難しい。第二魔王ガイアも試してたけど、難しそうだった)

 そう、【闘魔術】と【魔闘剣】は【神の目】が無いと難しいのかもしれない。
 ステラなら訓練すれば使えるかもしれない。

(そうですか。魔王でも無理なら私では無理ですね)

(ミケネ!諦めたらそこで試合終了だ。死ぬ気で努力してみればできるようになるかもしれないぞ!コツは俺が教えるよ)

 おっ、俺は今憧れの台詞をサラッと言ってしまったぞ。太ったメガネの監督さんの名言を俺はサラッと言えたぞ。

(ほっ!本当ですか!!!あさひ様!!!)

 ミケネが俺の方を凄い勢いでグルッと向く。ち、近い顔が近い。ミケネの唇が今にも俺に触れそうだ。そして、今日も当たる。今日はミケネの感触が。これはCぐらいの大きさだろうか。完全記憶師匠が、ミケネの初めての感触も覚えた。いつもながら仕事が早い。

(あ、ああ。時間を作って【魔闘剣】の訓練してみよう。そ、それと、ミケネさん。唇があ、当たりそうなぐらい近いです………)

(わ、私としたことが、す、すいませ、、ブチュ)

 謝った拍子に律儀に頭を下げたミケネの唇が俺の唇を奪った。

 ミ、ミケネとキスしてしまったーーー。こ、これはなかなかの感触………

 慌てて仰向けになるミケネ。顔が茹蛸みたいに真っ赤になり湯気が出ている。

(こ、こ、こ、これは事故でして、あ、あさひ様、申し訳ありま、ありま、ありま、ありません)

 ありまってなんだ?ありまを連発するミケネの表情を見てなんだか微笑ましく思った。どっちが年上かわからない。

(だ、大丈夫。事故だ。俺もラッキーだったと思う事にするよ)

(隊長ずるいですわっ!)

(むう。。。ずるい。。。)

(えっ?隊長、あさひ様に何かしたんですか~?)

(隊長が事故を装って、あさひ様にキスしましたわ)
 カレンが見ていなかったサーシャにチクル。

(ち、ちが、違う。本当に事故だったんだ。わた、わた、わた、私はそんなつもりは……で、でも初めてのキスがあさひ様なんて………わ、私は幸せです。す、す、すいません)

 えっ、ミケネ、まさかの初めてのキス……逆になんか申し訳ない。

(隊長はわざとじゃない。。。でもずるい。。。)
 フーカがジトーっと俺の唇を見ている。

(隊長!サーシャよりも先なんて!ずるいです~。で、でもサーシャにはルイス様もいるし、あさひ様もいるし。サーシャはどうしたらいいの。ブツブツ……ブツブツ……)

(まあ、今のは本当に事故だ。でもミケネが初めてのキスなんて驚いた。こんなに美人なのに。言い寄ってくる男なんて、たくさんいただろう?)
 俺はミケネを庇いつつ聞いてみた。

(わ、私は剣術一筋で来ましたので。恥ずかしながら、そういった経験は全然無いのです)

(そうなのか。)

(私の父は王国騎士でして、子供の頃から剣術の稽古ばかりでした。いつか父上のような立派な騎士になるのが夢で、イーグリア王立学園の騎士科に入り、さらに剣の稽古をしていました。そこでアメリア様に声を掛けていただき、宮廷女騎士団に入れていただくことができました)

(そうなのか。ミケネも頑張ってたんだな)

 やっぱアメリアは見る目あるな。

(いえ、私の頑張り方は間違っていました。ただ、ただ、誰よりも剣を振っていただけでした。もっと、もっと色々なことを考えて振るべきでした。あさひ様、ステラ様にお会いした時、私はその事を痛感させられました。そして今日のユヅキ様の剣技。私の知っていた小さな世界はあさひ様とお会いしてから、毎日、日々大きな世界に変わっていきます。世界は広いです。これ程の感動はありません。私はもっと強くなりたいです)

 ミケネ。凄いな。少しでも力になれるように俺も手助けしよう。

(ミケネ、一緒に強くなろう)

(はい。あさひ様!よろしくお願いします!)

(あさひ様、ここにいる四人は全員アメリア様に声をかけていただいたんですわ)

(そう。王妃様に感謝。。。)

(そうです~。全員アメリア様に感謝してます)

 そっか。アメリアは昔から人を見る目があった。

 アメリア変わらないんだな。アレクの記憶と想いが影響し、俺も懐かしく嬉しくなった。

(そっか。アメリアはちょっと怖いけど、頼れるよな!俺もオスカー、アメリア、ソフィアには感謝しかないよ)

(うふふ。ちょっと怖いって言うところ聞かれたら、怒られますわよ。あさひ様)

(げっ、それは内緒にしておいてくれ!アメリアのボディブローはオスカーが悶絶するぐらい痛いんだ!)

(あーら、どうしましょうかしら。次にあさひ様のお隣で寝かせて頂いた時に、考えますわ)
 うっ、カレンに弱みを握られるとやばそうだ。

(さ、さて!明日はいよいよボス階も行くし、寝るかな。みんなおやすみー)

 俺は誤魔化した。


 即寝して【ルーム】に来た。よし、修行だ。
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