創造眼〜異世界転移で神の目を授かり無双する。勇者は神眼、魔王は魔眼だと?強くなる為に努力は必須のようだ〜

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第一章 アルバ大森林での修行編

第35-2話 旅立ち前日のハプニング※

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 次の瞬間、俺も我に帰る。

 慌てて両手で眼を隠す。


 創造眼よ、いや、相棒よ!お前は一体なんてものを俺に見せてくれたんだ!

 いや、いやいやグッジョブ!グッジョブだ相棒!

 俺は幸せだ!でも今はもう、これ以上は見てはいけないんだ。ステラさんは叫んだんだ。お前には悪いが今は俺の言うことを聞いて眼を閉じてくれ。そんなに金色に輝かないでくれ!か、輝きがいつもよりも凄いじゃないか!

 気持ちは分かる。分かるが頼む!頼む!


「ご、ご、ごめんなさい。ステラさん!テレポートでびっくりさせようと思ったら、ごめんなさい。ごめんなさい」

 俺はただただ謝る。そう。こんな時は誠実に謝るしかないのだ。


「わ、わ、わ、わ、わかりました。と、と、と、と、とにかく、あさひ様は部屋を出ていってください」


「は、はいーーーー」

 俺は回れ右をして、この日の為に取得した【瞬足】スキルを使い、ステラさんの部屋を出た。

「はあ、はあ、はあ、はあ」

『やっちまったね。ダーリン。あれだけラッキースケベには注意してたのに』

 くっ、元はといえばユヅキがステラさんを驚かそうなんて言うから。

『あっ、そうだった。テヘっ。でも良い物見れたでしょ?ユヅキちゃんに感謝?』

 お、おう。確かにこの世で最高の物を見れた。ありがとうユヅキ。


 い、いや、違う。ステラさんに悪いだろ!ステラさん怒って話もしてくれなくなったらどうしよう……

 ま、まずい、まずいぞ。

 もう一度ちゃんとあやまろう。こんな時どうしたらいい?


 そう、土下座だ!


 精神誠意あまやる時は土下座だ!



 どこかの銀行員のお偉いさんよりも、歌舞伎俳優よりも立派な土下座をしてやる!

『私は大丈夫だと思うけどねー。ステラさんきっとそんなに怒ってないよ』

 ユヅキは軽いノリで言ってくる。ユヅキバカヤロー。

 俺は土下座をすると決めたんだ。頭取に俺は土下座をする。また一から信頼してもらう為に、俺は今この銀行を辞めるわけにはいかないんだー!

『あさひ、テレビ見過ぎよっ、ぷぷぷぷぷ』


 そうして俺はステラさんの部屋の前で土下座する。

 ステラさんが出てくるのをひたすら土下座しながら待った。

 ステラさんはしばらくしてから着替えて出てきた。
 怒っていないから頭を上げてくださいと何度も言われた。

 俺は今頭取に見捨てられる訳にはいかないと頭を上げなかった。

「頭取?銀行?あさひ様が何を言ってるのか意味がわかりません!」

 とステラさんは言った。

 どうやらステラさんは許してくれたようだ。

 しかし、俺は地方への左遷は覚悟していた。

「さ、左遷?な、さっきから、な、何のことですか、許してますよ!」
 ステラさんは困っていた。

「左遷とは俺をステラさんから遠くに追いやる事です。俺はそこでどこかの王国の地下牢で反省します。いや、地下牢なんて生ぬるい。鉱山奴隷として働かされる事も覚悟しています。何年掛かっても俺はステラさんの信頼を取り戻す所存です」

「ど、奴隷って!そ、そ、そんな事する訳ありませんっ!」

 ステラさんは焦っている。

 あっ、そうか。そんな生ぬるい訳ない。
 そうか。俺は切られるんだ。
 あさひのあさひは今日ここで亡くなる。
 でもいいんだ。最後に世界で一番美しい山を拝む事ができた。

 俺はあまりに焦って頭がおかしくなっていた。

(あはははははっ、ひぃーー、苦しい、もう我慢できない。ご、ごめんね。ステラさん、あさひはあまりの罪悪感で頭おかしくなってるの。プププっ、あははははっ、もうダメっ。苦しいっ。許してやってください。ぷぷぷっ)


「ユヅキ様!許してるって言ってるじゃないですか!」

(私が悪いの。ぷぷぷっ、【テレポート】で突然現れたらステラさんきっと驚くよって言ったの私で。ぷぷぷっ、そしたらステラさんの裸があまりにも綺麗で、衝撃を受けて、幸せの絶頂から罪悪感で地獄に落ちて、あはははっ)

「私の裸でし、幸せのぜ、絶頂………あさひ様がわ、私の裸を見て幸せの絶頂。そ、そんな、は、恥ずかしいけど、う、嬉しいです。どうしましょう。恥ずかしいけど、嬉しい……な、なんてはしたない事を私は考えてしまうのかしら……ああ、どうしましょう……」

 ステラさんも嬉し恥ずかしでおかしくなってしまった。
 小声でぶつぶつ言っている。

 あさひとステラを見て若干引くユヅキ。

(ご、ゴホン!ゴホン!とにかく、あさひのテレポートは成功したわっ!次は私も試したいのでよろしくね!)

 はっ、と我に帰るあさひとステラ。


 その後、魔力を回復しつつ、【テレポート】を成功させたユヅキ。

 いよいよ、出発の為の準備が整った。


 俺達の旅は明日始まる。

 最後の日に素晴らしいものを見てしまった俺であったが、これはステータスに表示されていない幸運値がきっと高いおかげだろう。
 素晴らしい思い出をありがとう。

________________

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