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4 樹(いつき)の退院(問題)
しおりを挟むいつもの河原でまったりしていると、今日もカメは現れた。
「どうも、今日もまたまた問題を持ってきましたよ。
…水平思考は面白いですか?」
「面白いよ。
普通の話なのに話し方次第では、そんな考え方もできるんだなぁって。」
「良かった、それなら問題を出してもよろしいでしょうか?」
「ペンとノートを出すから、ちょっと待って。」
カメは私が準備が整ったのを確認してから問題を出した。
「病院で約1週間を過ごした樹様。
病気でも怪我でもないのに、退院の時にも運び出されました。
何故でしょうか?」
…どうしよう、この話自体は知らないけれど答えを察してしまった。
念の為に答えが合っているか質問してみよう。
「1週間の入院は長かったの?」
「いいえ。
樹様と同様の理由の場合は平均的な滞在日数のようです。」
「その病院の専門は関係あったの?」
「はい。
樹様が診察を受けていた診療科目ならではの現象でした。」
「診療科目は産婦人科だったの?」
「はい。
樹様は産婦人科で入院してました。」
「樹が病院に来たのは初めてだったの?」
「はい。
樹様にとって初めての病院でした。」
「樹が運び出されたのは歩けなかったからなの?」
「はい。
樹様は立ち上がることさえ出来ませんでした。」
「樹は運び出された時は一人だったの?」
「いいえ。
樹様は家族に連れられて病院を去りました。」
「退院する時、樹は元気だったの?」
「樹様は大きな声をあげながら元気な姿で退院しました。」
「大きな声って泣き声だった?」
「はい。
樹様は『オギャー!』と泣き叫んでました。」
「家族は樹が退院した事を喜んだの?」
「はい。
無事に退院できた事を心から喜びました。」
「家族も病院に入院してたの?」
「はい。
樹様の母親も病院に入院してました。」
今回の問題は、かなり分かりやすかったかな。
「もう答えは分かったよ。」
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