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恥ずかしいです。

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「ち、ちょっとまって!言う相手間違ってね?俺男だよ!?何なの!?バカなの!?死ぬの!?」

「か、かわ・・・・、先輩!俺は、ちゃんと男の貴方が好きです!馬鹿じゃありませんし、死にませんよ!」

おぅ、また好きって言われちまったぜ。恥ずいぜ。

あと、超イケボに超イケメン面で、俺を見つめるのはやめてくれ。心臓がなんかやばい。

「ていうかさ、俺の何処が良いわけ?俺根暗だし、キモいし、チビだし」

そうだ、これが一番気になっていた。俺に良いところなんかないのに。

東雲くんは答えた。

「先輩はキモくないです!笑った顔超可愛いし、前髪の向こうから見える目は大きくてクリクリしてて、可愛いです。小さいのが良いんですし、それを気にする先輩はもっと可愛いです」


う゛うがぁあぁぁああぁあああぁぁあぁ!!!!
ええぇぃ!!眼科行ってきやがれぃ!!!!

必死な顔でそんなことを言われたら、俺も顔が赤くなってきて、見られたくなかったから俯いた。

俯くと、東雲くんがなんかブツブツ言っていた。



「先輩、か、可愛い」
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