独身女子の妄想日記

sara

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年下君とのお話

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今働いている職場には年下の先輩がいる
4つ下の22歳働きはじめて1年半やっとマトモに話をするようになった

「沙樹さーん、何かすることあります?」

「いや君見守りは?」

職場は福祉施設で職員は何故か日中パートが多いというカオスな所

「いや良いっしょ、だってリビング3人も職員いるんすよ?」

「その職員さんこっから見えんねんけど?」

それもそのはず私が晩御飯の準備をしていた厨房と言う名のキッチンからは見えない死角となっているトイレに
1人で十分な入居者を2人介助している。
介助とは名ばかりのただのお喋りなのだが..........

「いいんすよ別にコールがなれば行かなそうだったら行くんで」

「そうww」

我ながら押しに弱いなと思う
しかし食事準備はとても大変で実際もう1人欲しいと思っていた所なので大歓迎だ

この職場は約30人いる職員の内男性職員が園長込みでたった5人
それ以外は全員女性しかも一番年下で26歳の私と22歳の彼という他の職員は皆30オーバー

そんなこともあり彼は結構甘やかされその3年後に入職してきた私は放置ぎみである
軽くイジメやろと心の中でぼやいていた時に彼からのとても嬉しい提案乗らないわけがない

さっそく彼に晩の薬の準備やお盆のセットをお願いする
準備をしながら彼と他愛ない会話をするのが私なりのこの職場での息抜きなのだ
彼もそれを理解してくれているのか最近やたらと人を弄ってくる

「沙樹さんこれ熱くないっすよ」

「いや食洗機から出しながら熱くないってフリでしかないやん」

「大丈夫ですって熱くないっす」

「いやいやいや.................普通やな」

「でしょ?沙樹さん酷いっすよね人の話信用してくれないとか」

「君いうとっけど、前科持ちだからね?」

このやり取りはある意味2人でキッチンに入ると恒例化している
はじめて言われたときにめちゃくちゃ熱かったコップを渡されたのだ

「あん時めっちゃ熱かってんもん、その言葉に関する君の信用は皆無だ」

「うわー.......傷つくーーww」

「もう言葉がすでに嘘臭いよねww」

話をしているとコールが

「行かんの?」

「あっちにもう一人いるんで大丈夫でしょ?」

まだまだなり続ける.........

「おらんのちゃう?」

「もー!!なんなんすか!!」

いやいやなんなんすかって........

結局彼がコール対応に行っている
そしてすぐにプリプリしながら帰ってきた

「おかえりww」

「マジありえないんですけど」

「どしたん?ww」

「コール消さんと話していたんですけど、ありえなくないっすか?」

それは......ドンマイ........wwwww




話をしながら準備を終え夕食事介助後のゆったり時間

「沙樹さんコーヒー飲みます?」

「あー欲しい!!!!!」

「甘めっすか?」

「最近はブラックでもイケるんですよ!!!!!!!」

「いやそんなにドヤ顔で言われても...じゃあブラックで」

「あ....ごめんなさい...ミルクください」

「どこがブラックがイケるんすかwwwwwww」

「おい笑いすぎやろ!!!!!!」

「マジ草生やせるwwwwww」

「草原にすな!!!!!!!!」

職場での彼との会話は本当に息抜きになり、私の楽しみである
できればこれからも彼とここで楽しく話をしたい...........
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