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通りに面した店舗には大きな看板が掲げられており、ホストが笑顔を浮かべナンバーワンは自分だと主張しあっていた。
そんなホスト達の看板を興味津々に見つつ歩いていれば、店前の呼び込みらしい男から「今度良かったら来てくださいね」と声を掛けられた。
そんな夜の世界に生きる男から向けられた獲物を狙う眼光に美祐は怖さを覚える。
呼び込み禁止とはいえ、実際は目の前で若い女の子に声を掛けて店に誘う黒服も居れば、少し際どい格好の女の子もポツポツと立っているからだ。
しかし花屋の格好で歩いているせいか声を掛けられる事なく、むしろその男以外からは声を掛けられないまま美祐は無事に目的の店へと辿り着くことが出来た。
「ふうっ、着いた。このお店か―」
そんなホスト達の看板を興味津々に見つつ歩いていれば、店前の呼び込みらしい男から「今度良かったら来てくださいね」と声を掛けられた。
そんな夜の世界に生きる男から向けられた獲物を狙う眼光に美祐は怖さを覚える。
呼び込み禁止とはいえ、実際は目の前で若い女の子に声を掛けて店に誘う黒服も居れば、少し際どい格好の女の子もポツポツと立っているからだ。
しかし花屋の格好で歩いているせいか声を掛けられる事なく、むしろその男以外からは声を掛けられないまま美祐は無事に目的の店へと辿り着くことが出来た。
「ふうっ、着いた。このお店か―」
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