10 / 41
こんな顔だっけ?
しおりを挟む
近づくと周囲の客は尚の後ろに並んでいる女が俺の彼女と思ったらしい。
結構な美人、ファッションもレベル高い方か…。
確かに俺と並べば、美男美女という感じでバランスは取れてるな。
しかもこの女の俺を見る顔…今声を掛けたら絶対に上手くいくな。
いやいや、そうじゃねぇ。
今は尚だ。
女なら地元に幾らでも可愛い綺麗な子がいるだろ?
俺から無理矢理誘った旅行なのに、ここで尚を放り出す訳にもいかねぇし、女と3人というのも有り得ん。
これから1泊2日の旅行なのに、相方が機嫌悪いとかどんな罰ゲームだ?
なんとかしねぇとな。
「おいっ、尚。無視すんな」
そうして俺が掴んだ肩は男の物で、周囲の『彼女じゃないのか…』という空気を感じた。
まぁ俺の顔面見れば、皆そう思っても仕方ないか。
しかも尚は普通の顔だしな、普通の。
「…将人、離せよ」
「おお、悪い」
ついジックリ顔を見てしまった。
尚の目とか…顔ってこんなだったっけ?
そう思いながら、またジーッと見てしまった。
「将人?」
尚に訝しがられて我に返った。
「じゃぁ頼んだぞ。俺は他の買ってくるから」
俺は尚から顔を離すと、誤魔化す様に爽やかな笑顔で手を上げて「また後でな」と他の店を物色しに行った。
そして(機嫌とるなら旨いもんだよな)と、好きそうな唐揚げや作りたてポップコーンと飲み物を買って意気揚々と尚の元へと戻った。
結構な美人、ファッションもレベル高い方か…。
確かに俺と並べば、美男美女という感じでバランスは取れてるな。
しかもこの女の俺を見る顔…今声を掛けたら絶対に上手くいくな。
いやいや、そうじゃねぇ。
今は尚だ。
女なら地元に幾らでも可愛い綺麗な子がいるだろ?
俺から無理矢理誘った旅行なのに、ここで尚を放り出す訳にもいかねぇし、女と3人というのも有り得ん。
これから1泊2日の旅行なのに、相方が機嫌悪いとかどんな罰ゲームだ?
なんとかしねぇとな。
「おいっ、尚。無視すんな」
そうして俺が掴んだ肩は男の物で、周囲の『彼女じゃないのか…』という空気を感じた。
まぁ俺の顔面見れば、皆そう思っても仕方ないか。
しかも尚は普通の顔だしな、普通の。
「…将人、離せよ」
「おお、悪い」
ついジックリ顔を見てしまった。
尚の目とか…顔ってこんなだったっけ?
そう思いながら、またジーッと見てしまった。
「将人?」
尚に訝しがられて我に返った。
「じゃぁ頼んだぞ。俺は他の買ってくるから」
俺は尚から顔を離すと、誤魔化す様に爽やかな笑顔で手を上げて「また後でな」と他の店を物色しに行った。
そして(機嫌とるなら旨いもんだよな)と、好きそうな唐揚げや作りたてポップコーンと飲み物を買って意気揚々と尚の元へと戻った。
1
あなたにおすすめの小説
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
【完結・BL】胃袋と掴まれただけでなく、心も身体も掴まれそうなんだが!?【弁当屋×サラリーマン】
彩華
BL
俺の名前は水野圭。年は25。
自慢じゃないが、年齢=彼女いない歴。まだ魔法使いになるまでには、余裕がある年。人並の人生を歩んでいるが、これといった楽しみが無い。ただ食べることは好きなので、せめて夕食くらいは……と美味しい弁当を買ったりしているつもりだが!(結局弁当なのかというのは、お愛嬌ということで)
だがそんなある日。いつものスーパーで弁当を買えなかった俺はワンチャンいつもと違う店に寄ってみたが……────。
凄い! 美味そうな弁当が並んでいる!
凄い! 店員もイケメン!
と、実は穴場? な店を見つけたわけで。
(今度からこの店で弁当を買おう)
浮かれていた俺は、夕飯は美味い弁当を食べれてハッピ~! な日々。店員さんにも顔を覚えられ、名前を聞かれ……?
「胃袋掴みたいなぁ」
その一言が、どんな意味があったなんて、俺は知る由もなかった。
******
そんな感じの健全なBLを緩く、短く出来ればいいなと思っています
お気軽にコメント頂けると嬉しいです
■表紙お借りしました
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*不定期連載です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる