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「まぁくん、起きて。時間だよ?」
優しく声を掛けるけど、全く反応なし。
これはいつもの事で、今度はさっきよりもう少し揺らした。
「まぁくん…」
「ん~…」
そう言いながら寝返りを打ったまぁくんが、うっすらと目を開けた。
寝起きでも顔は整っていて、あんまりにもカッコいいのは贔屓目だけじゃないと思う。
「あっ、おはようまぁくん。もう朝だよ?」
「…寝みぃ…くぁぁっ…」
僕の声かけにそう掠れた美声で返したまぁくんは、大きな口を開いてアクビをひとつした。
むにゃむにゃしながら再び目を閉じる。
「ええっ、ちょ、まぁくん?!起きて!遅れちゃうよ?!」
慌てて揺すると、ヌッと伸びてきた大きな手にガッチリと僕の手首が捕まれてしまった。
「わあっ!?ビックリした~まぁくん?」
「眠い…。つーか、兄貴ぃ…痛い…」
その整った顔の眉間に皺を寄せて訴えるまぁくんに僕は顔面蒼白になった。
えっ、痛いって、僕が揺らしすぎた?!
「ゴメンね、強く揺らしすぎたよね?!」
「違う…」
違うって…ハッ!まさか病気?!
「まぁくん、どこが痛いの?!大丈夫?!」
僕は半ばパニック状態になり、オロオロしながらまぁくんに訊ねた。
すると、まぁくんは握っていた僕の手を動かすと、ある部分へと導いていった。
「ここ…マジ痛ぇんだけど…」
「!!!!!」
僕は声にならない声を上げると、一気に顔を赤く染め上げた。
だってそこはまぁくんの大切な場所で、朝勃ちという現象を起こしていたからだ。
優しく声を掛けるけど、全く反応なし。
これはいつもの事で、今度はさっきよりもう少し揺らした。
「まぁくん…」
「ん~…」
そう言いながら寝返りを打ったまぁくんが、うっすらと目を開けた。
寝起きでも顔は整っていて、あんまりにもカッコいいのは贔屓目だけじゃないと思う。
「あっ、おはようまぁくん。もう朝だよ?」
「…寝みぃ…くぁぁっ…」
僕の声かけにそう掠れた美声で返したまぁくんは、大きな口を開いてアクビをひとつした。
むにゃむにゃしながら再び目を閉じる。
「ええっ、ちょ、まぁくん?!起きて!遅れちゃうよ?!」
慌てて揺すると、ヌッと伸びてきた大きな手にガッチリと僕の手首が捕まれてしまった。
「わあっ!?ビックリした~まぁくん?」
「眠い…。つーか、兄貴ぃ…痛い…」
その整った顔の眉間に皺を寄せて訴えるまぁくんに僕は顔面蒼白になった。
えっ、痛いって、僕が揺らしすぎた?!
「ゴメンね、強く揺らしすぎたよね?!」
「違う…」
違うって…ハッ!まさか病気?!
「まぁくん、どこが痛いの?!大丈夫?!」
僕は半ばパニック状態になり、オロオロしながらまぁくんに訊ねた。
すると、まぁくんは握っていた僕の手を動かすと、ある部分へと導いていった。
「ここ…マジ痛ぇんだけど…」
「!!!!!」
僕は声にならない声を上げると、一気に顔を赤く染め上げた。
だってそこはまぁくんの大切な場所で、朝勃ちという現象を起こしていたからだ。
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