学園追放者は影の支配者になる ~ ダンジョンを攻略しながら、悪者を成敗する物語

ジョーカー

文字の大きさ
22 / 58

22話 博打王の孫

しおりを挟む
 ディーラーは驚いた表情をしながら、カルロスに質問してきた。

「なぜ・・・組織のことを知っている・・・お前は何者だ?」
「さっきも言った通り、通りすがりのものさ。スイダークのことは知り合いから教えてもらった。」

「お前の知り合いが・・・組織のことについて・・・教えただと・・・ありえない・・・組織に属するものは関係のないものに組織のことを言えば、ただではすまないことを知っている・・・組織とは無縁のものに教えるわけがないだろう」

「その知り合いは、組織を抜け出し他の大陸に逃げようとしていた。だから、大陸を抜け出すときに助言をもらおうとして俺にスイダークのことを話したのさ。」

「にわかには信じられないな。もし仮にお前の言うことが本当だとして、なぜおまえはまだこの街にいる。組織の怖さをしっているなら、この街から離れるのが普通ではないか?」

「普通ならな。俺は、自分の問題に立ちはだかるものがいるのなら戦う。だから、相手が危険な組織だろうと、俺の前でもめ事を行うのならほっとくわけにはいかない。」

「・・・変わったやつだ。しかし、それには相当の実力がないといけない、が・・・お前の先ほどの手並みを拝見したが、結構強かったな・・・」
 その後ディーラーは沈黙した。判断に困ってそうだった。

「なあ、沈黙しているところ申し訳ないが、お前も組織を抜けようとしているんだろ。先ほどもめていた男の話を聞いた。なら、俺とお前手を組まないか?」

 このディーラーという男は組織の者を倒した。ならもう組織とは敵対関係にあると判断してもおかしくはない。なら俺と手を組んでくれるかも・・・

「確かに組織を抜けたいし、それに組織の者を倒してしまった。組織とは敵対関係にあると言ってもいいかもしれない。だが、得体のしれないお前と手を組むのはごめんだ。」

「そうか、残念だ。なら、これからどうする?」

「俺は、まだ組織には参加する。しかし、準備が整い次第とんずらするつもりだ。」
「しかし、借金があるんだろう。とんずらしたら借金の取り立てが許さんと思うぞ?」

「逃げながら金を作って取り立てのものに渡せば、取り立ての連中は許してくれるさ」
「逃げながら金を作るのは難しいんじゃないか。よかったら、その借金、俺が肩代わりしようか?」

「何・・・肩代わりするだと・・・馬鹿もいえ100万ゴールドもあるんだぞ。お前に支払えるのか?」

 ディーラーは借金を肩代わりすると言われ100万ゴールド借金があるといった。この金額を聞けば肩代わりするなんて馬鹿げたことは言えなくなるだろうとディーラーは思ったからだ。

「その金額は大金だが肩代わりができる額ではある。支払ってやるさ。」
 肩代わりするとカルロスが言ったため、ディーラーは驚いた表情をした。

「本当にその金額を肩代わりするというのか・・・」
「ああ、ただしただではない。俺に味方してもらう。もちろん死ぬ危険性があるが、どうする?」

 ディーラーにとってカルロスの話は夢物語のようだった。なぜなら、借金を返せ、組織を倒すために協力できるかもしれなかったからだ。そのためなら死ぬ危険性が備わっていてもいいと考えていた。

「得体のしれないやつだが・・・話は面白い。俺も組織とはいずれは敵対する。協力者は欲しい。分かった、お前の申し入れ受け入れよう。」

「ありがとう。では、早速お前に協力してほしいことがある。」
「それはどんな内容だ?」

「ここに倒れている連中を隠すためにあるところに運ぶ。そうしないと、俺もお前も組織の連中と敵対していることが気づかれるからな。」
「なるほど、分かった。お前の言う通りにしよう。」

「ところで、まだ自己紹介がまだだったな。俺の名前はカルロスだ。よろしく」
「俺は、ディーラーだ。よろしく」
 
 こうして、俺とディーラーは自己紹介を終えると、倒れている連中をひもで縛りあげ、ショウカの家に向かった。もちろん妹さんは、ディーラーの実家に戻された。

 倒した連中は、ショウカに引き渡し、俺とディーラーはその後少し話しながら歩いた。その際に、ディーラーの過去を知った。

 どうやらディーラーの祖父は博打王として有名だったらしい。しかし、ある賭け事に敗北してしまい、大きな借金を背負った。しかし、当の本人はとんずらしてしまい、一家は借金を背負うことになってしまったらしい。

 その借金を背負うようになったディーラーは、借金を背負わせた祖父と賭け事を憎むようになったようだ。

 俺は、ディーラーの借金の理由と、組織を抜け出したい理由を知った。
 その後、明日の深夜2時のことを打合せして、俺とディーラーは別れた。

 別れた後、俺は宿屋につき、部屋に入った。入った直後、手荷物の準備と武器や防具の手入れを行った。終わると、ベットに横になり寝た。

 深夜1時ごろに起きた。組織の服を着て、防具を装備して、身支度をした。その後、準備したバッグを担ぎ、宿屋を出た。

 宿屋を出ると、ランタンを手に持ち目的の場所の向かった。

 目的の場所は地図を確認しながら向かった。場所は、街の西側だった。
 地図に記載された印の場所に着いた。すると、門番の者が俺を確認しに来た。

「確認したい。合言葉は?」
「”東のはずれで栄光の光をともせ”」

「確かに合言葉を確認した。どうぞ中へ」
 俺は、スイダークの集合場所の中に入った。

 中に入ると、40人ほどの人がいた。その連中の全員がスイダークの服を着ていた。その連中を見ていると、見覚えのある顔が見えた。その男は、ディーラーだった。

「よう、ディーラー。無事に来たようだな。妹さんは?」
「やあ、カルロス。妹は、俺の家で寝ているさ。」

「そうか。でっ、何か話はあったのか?」
「いや、まだ重要な話はない。これから話をするんだと思うが。」

 すると、部屋の奥に備えられていたカーテンから一人の男が現れた。その男は、現れると、ミジョン様と称えられていた。

 見た目は、髪は黒色で、体系がぽっちゃりしていた。

「あの男は?」
「あいつは、ミジョン。組織の幹部さ。」

 なんと幹部が現れた。どうやらその幹部が今日の取引の取り組みについて説明するらしい。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

掘鑿王(くっさくおう)~ボクしか知らない隠しダンジョンでSSRアイテムばかり掘り出し大金持ち~

テツみン
ファンタジー
『掘削士』エリオットは、ダンジョンの鉱脈から鉱石を掘り出すのが仕事。 しかし、非戦闘職の彼は冒険者仲間から不遇な扱いを受けていた。 ある日、ダンジョンに入ると天災級モンスター、イフリートに遭遇。エリオットは仲間が逃げ出すための囮(おとり)にされてしまう。 「生きて帰るんだ――妹が待つ家へ!」 彼は岩の割れ目につるはしを打ち込み、崩落を誘発させ―― 目が覚めると未知の洞窟にいた。 貴重な鉱脈ばかりに興奮するエリオットだったが、特に不思議な形をしたクリスタルが気になり、それを掘り出す。 その中から現れたモノは…… 「えっ? 女の子???」 これは、不遇な扱いを受けていた少年が大陸一の大富豪へと成り上がっていく――そんな物語である。

異世界帰りの少年は現実世界で冒険者になる

家高菜
ファンタジー
ある日突然、異世界に勇者として召喚された平凡な中学生の小鳥遊優人。 召喚者は優人を含めた5人の勇者に魔王討伐を依頼してきて、優人たちは魔王討伐を引き受ける。 多くの人々の助けを借り4年の月日を経て魔王討伐を成し遂げた優人たちは、なんとか元の世界に帰還を果たした。 しかし優人が帰還した世界には元々は無かったはずのダンジョンと、ダンジョンを探索するのを生業とする冒険者という職業が存在していた。 何故かダンジョンを探索する冒険者を育成する『冒険者育成学園』に入学することになった優人は、新たな仲間と共に冒険に身を投じるのであった。

Sランクパーティーを追放された鑑定士の俺、実は『神の眼』を持ってました〜最神神獣と最強になったので、今さら戻ってこいと言われてももう遅い〜

夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティーで地味な【鑑定】スキルを使い、仲間を支えてきたカイン。しかしある日、リーダーの勇者から「お前はもういらない」と理不尽に追放されてしまう。 絶望の淵で流れ着いた辺境の街。そこで偶然発見した古代ダンジョンが、彼の運命を変える。絶体絶命の危機に陥ったその時、彼のスキルは万物を見通す【神の眼】へと覚醒。さらに、ダンジョンの奥で伝説のもふもふ神獣「フェン」と出会い、最強の相棒を得る。 一方、カインを失った元パーティーは鑑定ミスを連発し、崩壊の一途を辿っていた。「今さら戻ってこい」と懇願されても、もう遅い。 無能と蔑まれた鑑定士の、痛快な成り上がり冒険譚が今、始まる!

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~

ある中管理職
ファンタジー
 勤続10年目10度目のレベルアップ。  人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。  すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。  なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。  チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。  探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。  万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした

夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。 しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。 彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。 一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...