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34話 カルロスVS組織の者達 ②
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カルロスは、建物の屋上を確認すると、そこに向かっていった。
その頃、建物の屋上では、ミジョンがボブゴブリンとエマ達の戦闘を見ていた。戦いの攻防を、面白がって見ていた。そんな時、ミジョンを呼ぶものがいた。
「ミジョン様、至急お話した気ことが・・・」
「うん、どうした。もう皆の用意はできたのか」
「いえ、そうではなく・・・実は建物の屋上以外にいる者達が倒れているのです。」
ミジョンはその話を聞き驚いた顔をした。
「何っ・・・それは本当か?」
「はい、本当です。私たちはエマ達の戦いを夢中になってみていました。しかし、突然叫び声が聞こえたので、建物の近くの場所で着替えていた仲間の姿を確認しようとしたんです。ところが、見た時には仲間たちはすでに倒れていました。」
「ふむ。その叫び声が気になるな?」
(しかし、どうして仲間達が倒されたんだ。しかも一瞬で・・・私がエマ達の戦闘に夢中になっていたのと、襲われる心配はないと思って安心し油断はしたが・・・今日ここに来ることは仲間しか知らないはず。それに一瞬で大勢の者を倒したとなると、もしかしたら凄腕の裏切者がいるのか・・・)
ミジョンは仲間に凄腕の裏切者がいるのではないかと警戒した。
「はい、私たちも気になったので、今屋上にいる五人の内、二人を様子見で行かせました。」
「そうか。では、報告が来るまで、私たちは警戒して待機ということだな。」
「はい、そうなるかと。」
「では、待機している間、今屋上にいるうちの二人は私の護衛につけ。残った一人は階段近くで見張ってよ!!」
「はい、分かりました。」
ミジョンが命令すると屋上にいる者のうち、二人はミジョンの護衛に着き、残ったものは階段近くで見張りをすることにした。
屋上にいる者の配置を変えた直後、屋上につながる階段を駆け上がる者の音が聞こえた。屋上にいるミジョン以外の者達は、駆け上がっている者は先ほど様子見に行かせたものではないかと思っていた。
ところが、屋上に駆け上がってきたものは姿を現したが様子見に行かせたものではなかった。さらにその者は屋上に着いたとたん、刀を持ってこっちに向かってきた。
「う・・・うわ~~!!」
一人の仲間が、刀を持った男に切り伏された。さらに、その男はミジョンに攻撃しようとした。ミジョンは自分の身を守るため護衛に着いたものを身代わりにして、攻撃を防いだ。
その身代わりとなったものは刀に刺さり死んだ。
その間に、もう一人の護衛の者が持っていた剣で攻撃した。男は刀で防ぎ距離をとった。
距離をとることができたミジョンは何かを唱えた。すると、ミジョンの周りを赤いオーラが包み込んだ。その時、ミジョンからとてつもない力が周りに放たれていた。
その光景をみて、護衛と刀を持っていた男は驚いていた。
(な・・・なんだこの力は・・・とてつもない力がミジョンの周りを包み込んでいる・・・これは一筋縄ではいかないかもしれない・・・)
カルロスは、ミジョンの力に警戒を高めた。
その時、護衛の者はミジョンに向かって発言した。
「ミジョン様、その力は一体・・・それとなぜ仲間を身代わりになさったのですか・・・」
「この力か・・・この力は召喚液から得られた力だ。あと、お前たちは下っ端の護衛だ。身代わりにされることは当たり前のことだ。むしろ、身代わりにされることは光栄なことだろう!!」
「そ・・・そんな・・・そんな扱いひどいじゃないですか。俺達は、ミジョン様を護衛しようと必死になっていたのに・・・」
「そんなこと私の知ったことではないな。私を守るのがお前たちの役目でもある。どのような形であれ私を守るようにすればいいのだ!!」
下っ端の仲間などどうなろうと知ったことではないという思いがミジョンの発言からは感じられた。
その発言に不満を抱いた護衛の一人はカルロスではなく、ミジョンに向かっていった。
「ふざけるな、俺達はお前を守るためだけの道具じゃない!!」
護衛の者は剣を振りかざして、ミジョンに向かっていった。
しかし、次の瞬間、護衛の者はミジョンの不思議な力になすすべなく叩き潰されたのだった。
俺は、その不思議な力を目撃した。それは何やら魔物の姿になっていた。鳥人だ。赤い鳥人の姿をした化け物が背後霊のようにミジョンの周りに現れ、護衛の者を叩きのめしていたのである。
(あれが召喚液で手にすることができる力・・・化け物のような背後霊・・・以前にディーラーから話は聞いていたが、確かにとんでもない化け物だな・・・ものすごい力を感じる)
叩きのめされていた護衛の者はやがて息ができなくなり死んだ。
「さて、無礼な護衛の者は死んだな。残るは裏切者の貴様だけだ!! なぜ組織の服を着て、潜りこめたのか、それと仲間はいるのか。聞きたいことは山ほどあるが、まずはお前をここで叩きのめす。その後、組織の建物に連れて行き、いろいろなことをはかさせてやる!! 覚悟することだな!!」
「むしろ、俺がお前を倒して組織の内情をはかせてやる。覚悟するのはお前の方だ!!」
ミジョンが召喚した赤い鳥人の化け物に見下ろされ、圧と恐怖を感じながらカルロスは立ち向かおうとしていた。
その頃、建物の屋上では、ミジョンがボブゴブリンとエマ達の戦闘を見ていた。戦いの攻防を、面白がって見ていた。そんな時、ミジョンを呼ぶものがいた。
「ミジョン様、至急お話した気ことが・・・」
「うん、どうした。もう皆の用意はできたのか」
「いえ、そうではなく・・・実は建物の屋上以外にいる者達が倒れているのです。」
ミジョンはその話を聞き驚いた顔をした。
「何っ・・・それは本当か?」
「はい、本当です。私たちはエマ達の戦いを夢中になってみていました。しかし、突然叫び声が聞こえたので、建物の近くの場所で着替えていた仲間の姿を確認しようとしたんです。ところが、見た時には仲間たちはすでに倒れていました。」
「ふむ。その叫び声が気になるな?」
(しかし、どうして仲間達が倒されたんだ。しかも一瞬で・・・私がエマ達の戦闘に夢中になっていたのと、襲われる心配はないと思って安心し油断はしたが・・・今日ここに来ることは仲間しか知らないはず。それに一瞬で大勢の者を倒したとなると、もしかしたら凄腕の裏切者がいるのか・・・)
ミジョンは仲間に凄腕の裏切者がいるのではないかと警戒した。
「はい、私たちも気になったので、今屋上にいる五人の内、二人を様子見で行かせました。」
「そうか。では、報告が来るまで、私たちは警戒して待機ということだな。」
「はい、そうなるかと。」
「では、待機している間、今屋上にいるうちの二人は私の護衛につけ。残った一人は階段近くで見張ってよ!!」
「はい、分かりました。」
ミジョンが命令すると屋上にいる者のうち、二人はミジョンの護衛に着き、残ったものは階段近くで見張りをすることにした。
屋上にいる者の配置を変えた直後、屋上につながる階段を駆け上がる者の音が聞こえた。屋上にいるミジョン以外の者達は、駆け上がっている者は先ほど様子見に行かせたものではないかと思っていた。
ところが、屋上に駆け上がってきたものは姿を現したが様子見に行かせたものではなかった。さらにその者は屋上に着いたとたん、刀を持ってこっちに向かってきた。
「う・・・うわ~~!!」
一人の仲間が、刀を持った男に切り伏された。さらに、その男はミジョンに攻撃しようとした。ミジョンは自分の身を守るため護衛に着いたものを身代わりにして、攻撃を防いだ。
その身代わりとなったものは刀に刺さり死んだ。
その間に、もう一人の護衛の者が持っていた剣で攻撃した。男は刀で防ぎ距離をとった。
距離をとることができたミジョンは何かを唱えた。すると、ミジョンの周りを赤いオーラが包み込んだ。その時、ミジョンからとてつもない力が周りに放たれていた。
その光景をみて、護衛と刀を持っていた男は驚いていた。
(な・・・なんだこの力は・・・とてつもない力がミジョンの周りを包み込んでいる・・・これは一筋縄ではいかないかもしれない・・・)
カルロスは、ミジョンの力に警戒を高めた。
その時、護衛の者はミジョンに向かって発言した。
「ミジョン様、その力は一体・・・それとなぜ仲間を身代わりになさったのですか・・・」
「この力か・・・この力は召喚液から得られた力だ。あと、お前たちは下っ端の護衛だ。身代わりにされることは当たり前のことだ。むしろ、身代わりにされることは光栄なことだろう!!」
「そ・・・そんな・・・そんな扱いひどいじゃないですか。俺達は、ミジョン様を護衛しようと必死になっていたのに・・・」
「そんなこと私の知ったことではないな。私を守るのがお前たちの役目でもある。どのような形であれ私を守るようにすればいいのだ!!」
下っ端の仲間などどうなろうと知ったことではないという思いがミジョンの発言からは感じられた。
その発言に不満を抱いた護衛の一人はカルロスではなく、ミジョンに向かっていった。
「ふざけるな、俺達はお前を守るためだけの道具じゃない!!」
護衛の者は剣を振りかざして、ミジョンに向かっていった。
しかし、次の瞬間、護衛の者はミジョンの不思議な力になすすべなく叩き潰されたのだった。
俺は、その不思議な力を目撃した。それは何やら魔物の姿になっていた。鳥人だ。赤い鳥人の姿をした化け物が背後霊のようにミジョンの周りに現れ、護衛の者を叩きのめしていたのである。
(あれが召喚液で手にすることができる力・・・化け物のような背後霊・・・以前にディーラーから話は聞いていたが、確かにとんでもない化け物だな・・・ものすごい力を感じる)
叩きのめされていた護衛の者はやがて息ができなくなり死んだ。
「さて、無礼な護衛の者は死んだな。残るは裏切者の貴様だけだ!! なぜ組織の服を着て、潜りこめたのか、それと仲間はいるのか。聞きたいことは山ほどあるが、まずはお前をここで叩きのめす。その後、組織の建物に連れて行き、いろいろなことをはかさせてやる!! 覚悟することだな!!」
「むしろ、俺がお前を倒して組織の内情をはかせてやる。覚悟するのはお前の方だ!!」
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