学園追放者は影の支配者になる ~ ダンジョンを攻略しながら、悪者を成敗する物語

ジョーカー

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33話 カルロスVS組織の者達 ①

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 ボブゴブリン2匹が突然現れて驚愕していたのはエマ達の討伐隊だけではなかった。

 少し離れたところで見晴らし用の建物の2階屋上から眺めていた組織の者達も驚愕していた。

 もちろん俺ことカルロスも驚いた。まさか、ボブゴブリンが2匹も現れるとは思ってもいなかったからである。

 俺もダンジョン内でボブゴブリンとは戦ったことがある。とても厄介な敵で倒すために、天井の鍾乳石を利用して何とか倒したほどの敵だった。

 しかし、今エマ達の前に現れたボブゴブリンはダンジョン内にいたボブゴブリンよりもひと際小さかった。人の二人分ぐらいの大きさだった。

 それでも、あの厄介なボブゴブリンが2匹も現れたのだ。エマ達はこれから大変な戦いを繰り広げなくてはいけないなと俺は予想した。

 すると、ボブゴブリンとエマ達が対峙している光景を見て、ミジョンは指令した。

「皆出陣の用意をしろ!! あのボブゴブリンは突然背後から攻撃したとはいえ、エマ達の仲間二人を倒すほどの強さがある。エマと他の仲間達でも恐らく苦戦するであろう。故に今出陣の用意をする。用意が終わり我らが突撃したころには、ボブゴブリンやエマ達はボロボロの状態だ。一気に両者を倒し、エマを誘拐する。分かったら、早く出陣の用意をしろ!!」

 組織の連中はざわついていた。もちろん俺もボブゴブリンとエマ達が戦っている中、襲撃する方法は卑怯だと思いざわついた。

 しかし、しばらくして組織の連中は、納得したのか返事をした。

「分かりました。今すぐ出陣の用意をします。」
「お前ら早く用意しろ!!」

「「お・・・おう!!」」
「「分かった!!」」

 他の組織の連中も納得して大きな声を発しながら出陣の用意をしていた。

 俺は、エマの部隊を背後から襲撃することに悩みながら出陣の用意をしていた。

(このまま背後から襲撃させたら、エマ達は壊滅させられるだろう。それは何としても回避させたい!! しかし、そうなるとここにいる組織の連中を全員俺が倒さなくてはいけなくなるな・・・となると問題は、戦う場所をどこにするかだ・・・)

(エマ達の近くで戦うか・・・いやそんなところで戦ったら組織の一部の者がエマ達に近づいて攻撃するかもしれない。そうなったら俺のこの力でも守り切れるか分かったものではない・・・となると、この場所で戦うのが一番か。・・・まだ用意が十分でない今攻撃するのが一番だな・・・)

 俺は心の中で決意すると、すぐ動いた。まず、茂みのなかで一人で用意をしているものに近づいて攻撃することにした。

 俺は、近くの茂みを見回りながら歩き、一人でいる者を何人か確認した。俺は、聞きたいことがあると言って一人になっている連中に近づいた。

 そして、安心しきった所を手で口元をふさぎながらナイフで刺していった。この行為を繰り返すことで10人ほどを刺し殺した。

 次に、少人数で用意をしているものを探した。その少人数をひとまとめにしてグループ数で表すと3グループ程いた。
 
 俺は先ほどの手法を用いて、グループに近づいた。少し話をした後、その連中が武器から手を離したすきに俺は、刀を手に取り、霊力を放出して、一気に3人を連続で切り倒した。

 残りの二人は、一気に切れなかったため、なんでだと声を発しながら武器を手にとっていた。

 俺は、残りの二人も倒そうと向かっていった。二人は、剣を取り出して振り下ろそうとしたが、俺の刀が到達する速度の方が早く、二人は切り倒された。

 俺は一つのグループを倒した後、他の連中が聞いていなかったか辺りを見渡した。

 しかし、他の連中は、声が聞こえていなかったようで、用意の準備をしていた。理由としては他のグループとは少し離れていたのと、襲撃のことを考えることに集中していたため、声に気づかなかったのではないかと俺は考えた。

 俺はその後、他の二つのグループも同様に攻撃して少人数グループのものを全員切り倒した。およそ15人ほど切り倒した。

 残りは、建物の近くにいる10人とミジョンと一緒にいる5人だけであった。

 俺は、すぐさま建物の近くにいる10人の元へ向かった。そいつらはすでに用意を終えていた。そして、そいつらは他の連中はと俺に聞いてきた。俺は次のように答えた。

「さあ・・・でも、近くを通った時、あいつらと戦わなくてはいけないのかと話していたのを聞いたな・・・怖気づいて用意がまだできていないんじゃないか?」

 俺は話しながら近づいていた。

「ハハハハハ、なんて臆病な奴らだ。そんな奴らと一緒に戦うのかと思うと不安になってきたぜ!!」

「ああ、俺もだ!!」

 俺は言葉を発した後、刀を抜き、霊力を放出して一気に攻撃した。同じ組織の者と油断していた連中は、武器を手に持つ前に切り倒されていた。今の攻撃で俺が切り倒した数は数人程だった。

「な・・・なぜ・・・俺達を斬った・・・お前は仲間・・・ではないのか」

 いきなり攻撃してきた俺に組織の連中は驚愕して話した。もちろん俺は答えずに、そのまま攻撃を続けた。

 しかし、相手も手に武器を持って警戒していた。俺は刀で切りかかったが、組織の者は武器で防御ししのいでいた。

 そこに、3人が俺の周りを取り囲み、攻撃しようとした。俺は武器が当たる前に、回転斬りを行い一同を斬り伏せた。

 そして先ほどしのいだ者を、連続で切りつけた。一度目は防がれたが、2度目は防がれる前に切り倒した。残りは一人だけだった。

「くそ~~!! やられてたまるか!!」
 残りの一人は他の連中がいるところに逃げようとしていた。

「逃がさないぞ!!」
 俺は速い速度で追いかけ、残りの一人に追いついた。

 その者は驚きと困惑の表情を浮かべながら振り向こうとしたが、その際に俺は一撃をお見舞した。その者は一刀両断になり真っ二つになって切り倒れた。

「先ほどの質問への返答だが俺はお前たちの仲間ではない。敵だ」
 俺は切り伏せた15人を見ながら発言した。

 あとの残りは、2階建ての屋上にいるミジョンと組織の者5人だけであった。
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