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第一章 入学編
はじめての実機講習
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・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
初登校から数日後の朝。
いつものように朝の支度を終えた私は、自室でマリア様が部屋に来るのを待っていました。
「今日も素敵な装いですね、アリア様」
「ありがとう、モニカ。でも毎日制服なんだから大して変わらないとおもうよ?」
「いいえ、そんなことはございません。日々成長されるアリア様はどんどん魅力が増すばかりですよ」
初めはあれこれと私の世話をしてくれるモニカに恐縮してばかりでしたが、数日一緒に過ごすことで徐々に身の回りの世話をしてもらうことにも慣れてきました。
そして、モニカに対しては専属侍女というよりは頼れるお姉さんという感覚で気軽に接することができるようになってきました。
「それはそうと、マリサンネ殿下がお待ちですよ」
「え!?わかった!すぐに行くね!」
モニカから話を聞いた私がリビングのソファに向かうと、そこには紅茶を飲んで寛ぐマリア様がいました。
「おはようございますマリア様、今日は早いのですね」
「おはようございます、お義姉さま!!はい、だって今日はお義姉さまと初めての合同授業です!!昨日から楽しみ過ぎて、なかなか眠れなかったですわ!」
「『騎士科』の実機講習は全学年合同ですものね」
「はい!さあさあ、急いで行きましょう!お義姉様!!」
「マリア様!!わかりましたから、引っ張らないでくださいーっ!!」
そして、興奮するマリア様に手を引かれながらレオンハルト様と合流した私は、そのまま『騎士科』専用の実機講習棟へ向かいました。
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・。
ガチャ・・・。
「お手をどうぞ、アリア」
「ありがとうございます・・わあ、大きい・・!」
講習棟の車寄せに停まった『魔導車』からいつものようにレオンハルト様のエスコートで降り立つと、そこには本校舎に迫る程の大きさをした建物がいくつも建ち並んでいました。
ちなみに、初登校の次の日から歩いて登校しようと意気込んでいた私でしたが、結局朝一番にマリア様が部屋にやってくるので、そのままの流れで王家の『魔導車』に同乗して通学するスタイルがすっかり定着してしまいました。
まあ、相変わらずレオンハルト様にエスコートされている姿を目撃されると嫉妬の眼差しを受けるので、正直居た堪れない気持ちなのですが・・。
特に今回は全学年合同なので、私達の姿を初めて見た令嬢達からの視線が一際厳しいです。
この学園では実機講習の日は朝から終日の授業となるので、登園時から実機講習用の学舎に向かいます。
「じゃあ、男子更衣室はこっちだからここまでだね。着替えた後は駐機場に集合するから、マリアンネ達と一緒に行くといい」
「またあとで会いましょう、アリア様」
実機講習では講習用の魔導機甲に搭乗するので、専用の『騎士服』というものに着替えないといけません。
レオンハルト様、アーヴィンさんと別れた私達は、『騎士服』に着替える為に女子の更衣室へと向かいました。
シュイン・・・。
私達が駐機場建物内をしばらく歩いた先にある自動扉を潜って女子更衣室に入ると、そこには既に『騎士服』へ着替え終えているエカテリーナとユイちゃんがいました。
「マリアンネ殿下、アリア、ごきげんよう」
「お、おはようございます!」
「ごきげんよう、エカテリーナ・・それにユイさん、でしたでしょうか」
初登校の出来事がきっかけに私の友達となったエカテリーナやユイちゃんとは、何かと一緒に行動することが多くなりました。
その御蔭でユイちゃんもすっかりエカテリーナと仲良くなったようで、嬉しく思います。
「それにしても・・・その『騎士服』、少し恥ずかしいですね」
「そうかしら?」
私はエカテリーナとユイちゃんが身に着けている『騎士服』に目を向けました。
魔導機甲のコクピットに乗る時に着る『騎士服』はワンピースタイプの水着のような形をしていて、体のラインに密着する仕立てになっています。
普通の水着と異なるのは、足全体と身体、二の腕までを覆うタイツのような色合いをした特殊素材のインナーを中に着ないといけないことですが、光沢のある素材なので身に着けると体のラインがはっきりとわかってしまいます。
胸の部分には胸当てがついているのでまだましですが、安全性と動きやすさを追求している分仕方ないとはいえ、正直ちょっと着るのに躊躇してしまいます。
ちなみに、エカテリーナは『騎士服』を身に着けるとわがままボディが強調されて、とても扇情的な見た目になります。
一方、ユイちゃんは胸がそんなに大きくないのでエカテリーナのようにはなりませんが、持ち前のスレンダーな身体のシルエットがわかって、別の方向で目を引きます。
「ふふ、でも魔導機甲に乗るにはこれを着ないと仕方ないですわ。さあ、諦めになって?」
「それとも、わたくしが着替えさせてあげましょうか?」
そう言って頬を染めつつ手をわきわきさせながら近寄ってくるエカテリーナは、とても高位貴族のようには見えません。
・・ただの変態おねえさんです。
「だ、だいじょうぶです!!じぶんで着替えますから!!!」
私はエカテリーナに剥かれてしまう前に、慌てて自分のロッカーへと向かいました。
・・・・・・・。
「うう・・・やっぱり慣れないと恥ずかしいです」
十数分後、『騎士服』に着替えた私は、自分の身体を抱えながら縮こまっていました。
「はあ・・・お義姉さまはやっぱりスタイルがいいですわ。わたくし、とってもお義姉さまが羨ましいですわ」
マリア様は恥ずかしがる私の『騎士服』姿をみながらうっとりとしています。
ちなみに、マリア様もどちらかと言えばスレンダーなタイプで、いつものようにサイドテールに纏めた髪が揺れているのも相まって、とてもスポーティな雰囲気になっています。
そして、女子達がお互いの『騎士服』姿を眺めている間に男子生徒達も合流してきました。
「おお・・」
「ひゅう・・」
身体のラインが出てしまう『騎士服』を着た女の子の姿を見た男子生徒達が顔を赤くしたり口笛を吹いたりしながら、まじまじと私達を見てきます。
「うう・・」
そして、私が男子生徒達の視線を感じて再び体を縮めながら目を伏せていると、視界に映る自分の足下に重なる影が落ちてきました。
「大丈夫かい?アリア」
その影と声を聞いて伏せていた目を上げると、そこには『騎士服』に身を包んだレオンハルト様が立っていました。
男子の『騎士服』も私達と同じく体のラインに沿ったタイトなデザインで、思った以上に逞しいレオンハルト様の胸部には女子の物と同じような胸当てがついています。
反対に女子の『騎士服』と異なる所は、水着の様になっているアウターが上下セパレートになっていて、下がパンツスタイルになっている事でしょうか。
初めてレオンハルト様と出会った時に着ていた乗馬服のようなデザインの『騎士服』も素敵でしたが、今の姿も長身でスタイルのいい体格が良くわかってとても素敵です。
それを証明するように、周りからはレオンハルト様に魅了された女子生徒達の黄色い声が多数聞こえています。
レオンハルト様は私の『騎士服』姿を見ると、顔を真っ赤にして口を手で覆いながら顔をそむけました。
やはり、客観的に見ても女子の『騎士服』は恥ずかしく見えるのでしょうか。
そう思うと、ますます自分の顔が赤くなってくるのがわかりました。
そして、しばらくそのままの状態だったレオンハルト様が突然真顔に戻ると、周囲の男子生徒に鋭い視線を向け始めました。
すると、王子様に睨まれた男子生徒は気まずそうな顔になりながら、そそくさと女子生徒達から離れて行きました。
「アリア、『騎士服』を着ているときはできるだけみんなの側を離れないでね?」
「はあ・・?」
私がレオンハルト様の言葉に首を傾げていた時、数人の教官が私たちの集合している駐機場にやってきました。
「はーい、みんな揃っていますね!では、これから点呼を取った後、さっそく実機講習の準備を始めますよ!」
「機体はすでに準備が完了していますので、点呼の終わった人は教官の指示に従って指定した魔導機甲に搭乗を始めてください!」
「「「はい!!」」」
その後点呼が終わると、次々と生徒達がそれぞれの魔導機甲が固定されているハンガーへ足を向け始めました。
「専用機持ちのレオンハルト殿下、マリアンネ殿下、エカテリーナさんとユイさんはそれぞれの機体ハンガーに向かってください」
「「「わかりました!」」」
「・・それと、アリアさん」
「は・・はい!!」
教官に突然名前を呼ばれた私は慌てて返事をします。
「貴女の機体は『収納魔導』にあると聞いています。自分の専用機を持っている人はそれに乗って授業を受けてもらうので、貴女は自分の機体を今ここで『顕現』してください」
「!!?」
ザワザワ・・・。
(聞いたか!?『収納魔導』だってよ!)
(じゃあ、やっぱりあの女の子が噂の・・・)
教官の話を聞いた生徒達がひそひそと話を始めます。
「はーい、静かにしてください!危ないですから皆さん、アリアさんから離れてください!」
「それじゃあ、アリアさん。お願いします」
「うふふ・・漸くアリアの『メルティーナ』を拝見することができますわね!」
エカテリーナは、離れたところから私に向けて期待に満ちた眼差しを向けてきます。
「わ・・わかりました!では・・いきます!」
そして、教官に促された私は『白銀薔薇のバレッタ』に手を添えます。
「お願いします!『メルティーナ』!私に力を貸してください!!」
パァァァ・・・!!!
直後、バレッタから白銀の光が溢れ出し、目の前に巨大な魔導式が出現し始めました。
・・・・・・・・・・・・。
初登校から数日後の朝。
いつものように朝の支度を終えた私は、自室でマリア様が部屋に来るのを待っていました。
「今日も素敵な装いですね、アリア様」
「ありがとう、モニカ。でも毎日制服なんだから大して変わらないとおもうよ?」
「いいえ、そんなことはございません。日々成長されるアリア様はどんどん魅力が増すばかりですよ」
初めはあれこれと私の世話をしてくれるモニカに恐縮してばかりでしたが、数日一緒に過ごすことで徐々に身の回りの世話をしてもらうことにも慣れてきました。
そして、モニカに対しては専属侍女というよりは頼れるお姉さんという感覚で気軽に接することができるようになってきました。
「それはそうと、マリサンネ殿下がお待ちですよ」
「え!?わかった!すぐに行くね!」
モニカから話を聞いた私がリビングのソファに向かうと、そこには紅茶を飲んで寛ぐマリア様がいました。
「おはようございますマリア様、今日は早いのですね」
「おはようございます、お義姉さま!!はい、だって今日はお義姉さまと初めての合同授業です!!昨日から楽しみ過ぎて、なかなか眠れなかったですわ!」
「『騎士科』の実機講習は全学年合同ですものね」
「はい!さあさあ、急いで行きましょう!お義姉様!!」
「マリア様!!わかりましたから、引っ張らないでくださいーっ!!」
そして、興奮するマリア様に手を引かれながらレオンハルト様と合流した私は、そのまま『騎士科』専用の実機講習棟へ向かいました。
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・。
ガチャ・・・。
「お手をどうぞ、アリア」
「ありがとうございます・・わあ、大きい・・!」
講習棟の車寄せに停まった『魔導車』からいつものようにレオンハルト様のエスコートで降り立つと、そこには本校舎に迫る程の大きさをした建物がいくつも建ち並んでいました。
ちなみに、初登校の次の日から歩いて登校しようと意気込んでいた私でしたが、結局朝一番にマリア様が部屋にやってくるので、そのままの流れで王家の『魔導車』に同乗して通学するスタイルがすっかり定着してしまいました。
まあ、相変わらずレオンハルト様にエスコートされている姿を目撃されると嫉妬の眼差しを受けるので、正直居た堪れない気持ちなのですが・・。
特に今回は全学年合同なので、私達の姿を初めて見た令嬢達からの視線が一際厳しいです。
この学園では実機講習の日は朝から終日の授業となるので、登園時から実機講習用の学舎に向かいます。
「じゃあ、男子更衣室はこっちだからここまでだね。着替えた後は駐機場に集合するから、マリアンネ達と一緒に行くといい」
「またあとで会いましょう、アリア様」
実機講習では講習用の魔導機甲に搭乗するので、専用の『騎士服』というものに着替えないといけません。
レオンハルト様、アーヴィンさんと別れた私達は、『騎士服』に着替える為に女子の更衣室へと向かいました。
シュイン・・・。
私達が駐機場建物内をしばらく歩いた先にある自動扉を潜って女子更衣室に入ると、そこには既に『騎士服』へ着替え終えているエカテリーナとユイちゃんがいました。
「マリアンネ殿下、アリア、ごきげんよう」
「お、おはようございます!」
「ごきげんよう、エカテリーナ・・それにユイさん、でしたでしょうか」
初登校の出来事がきっかけに私の友達となったエカテリーナやユイちゃんとは、何かと一緒に行動することが多くなりました。
その御蔭でユイちゃんもすっかりエカテリーナと仲良くなったようで、嬉しく思います。
「それにしても・・・その『騎士服』、少し恥ずかしいですね」
「そうかしら?」
私はエカテリーナとユイちゃんが身に着けている『騎士服』に目を向けました。
魔導機甲のコクピットに乗る時に着る『騎士服』はワンピースタイプの水着のような形をしていて、体のラインに密着する仕立てになっています。
普通の水着と異なるのは、足全体と身体、二の腕までを覆うタイツのような色合いをした特殊素材のインナーを中に着ないといけないことですが、光沢のある素材なので身に着けると体のラインがはっきりとわかってしまいます。
胸の部分には胸当てがついているのでまだましですが、安全性と動きやすさを追求している分仕方ないとはいえ、正直ちょっと着るのに躊躇してしまいます。
ちなみに、エカテリーナは『騎士服』を身に着けるとわがままボディが強調されて、とても扇情的な見た目になります。
一方、ユイちゃんは胸がそんなに大きくないのでエカテリーナのようにはなりませんが、持ち前のスレンダーな身体のシルエットがわかって、別の方向で目を引きます。
「ふふ、でも魔導機甲に乗るにはこれを着ないと仕方ないですわ。さあ、諦めになって?」
「それとも、わたくしが着替えさせてあげましょうか?」
そう言って頬を染めつつ手をわきわきさせながら近寄ってくるエカテリーナは、とても高位貴族のようには見えません。
・・ただの変態おねえさんです。
「だ、だいじょうぶです!!じぶんで着替えますから!!!」
私はエカテリーナに剥かれてしまう前に、慌てて自分のロッカーへと向かいました。
・・・・・・・。
「うう・・・やっぱり慣れないと恥ずかしいです」
十数分後、『騎士服』に着替えた私は、自分の身体を抱えながら縮こまっていました。
「はあ・・・お義姉さまはやっぱりスタイルがいいですわ。わたくし、とってもお義姉さまが羨ましいですわ」
マリア様は恥ずかしがる私の『騎士服』姿をみながらうっとりとしています。
ちなみに、マリア様もどちらかと言えばスレンダーなタイプで、いつものようにサイドテールに纏めた髪が揺れているのも相まって、とてもスポーティな雰囲気になっています。
そして、女子達がお互いの『騎士服』姿を眺めている間に男子生徒達も合流してきました。
「おお・・」
「ひゅう・・」
身体のラインが出てしまう『騎士服』を着た女の子の姿を見た男子生徒達が顔を赤くしたり口笛を吹いたりしながら、まじまじと私達を見てきます。
「うう・・」
そして、私が男子生徒達の視線を感じて再び体を縮めながら目を伏せていると、視界に映る自分の足下に重なる影が落ちてきました。
「大丈夫かい?アリア」
その影と声を聞いて伏せていた目を上げると、そこには『騎士服』に身を包んだレオンハルト様が立っていました。
男子の『騎士服』も私達と同じく体のラインに沿ったタイトなデザインで、思った以上に逞しいレオンハルト様の胸部には女子の物と同じような胸当てがついています。
反対に女子の『騎士服』と異なる所は、水着の様になっているアウターが上下セパレートになっていて、下がパンツスタイルになっている事でしょうか。
初めてレオンハルト様と出会った時に着ていた乗馬服のようなデザインの『騎士服』も素敵でしたが、今の姿も長身でスタイルのいい体格が良くわかってとても素敵です。
それを証明するように、周りからはレオンハルト様に魅了された女子生徒達の黄色い声が多数聞こえています。
レオンハルト様は私の『騎士服』姿を見ると、顔を真っ赤にして口を手で覆いながら顔をそむけました。
やはり、客観的に見ても女子の『騎士服』は恥ずかしく見えるのでしょうか。
そう思うと、ますます自分の顔が赤くなってくるのがわかりました。
そして、しばらくそのままの状態だったレオンハルト様が突然真顔に戻ると、周囲の男子生徒に鋭い視線を向け始めました。
すると、王子様に睨まれた男子生徒は気まずそうな顔になりながら、そそくさと女子生徒達から離れて行きました。
「アリア、『騎士服』を着ているときはできるだけみんなの側を離れないでね?」
「はあ・・?」
私がレオンハルト様の言葉に首を傾げていた時、数人の教官が私たちの集合している駐機場にやってきました。
「はーい、みんな揃っていますね!では、これから点呼を取った後、さっそく実機講習の準備を始めますよ!」
「機体はすでに準備が完了していますので、点呼の終わった人は教官の指示に従って指定した魔導機甲に搭乗を始めてください!」
「「「はい!!」」」
その後点呼が終わると、次々と生徒達がそれぞれの魔導機甲が固定されているハンガーへ足を向け始めました。
「専用機持ちのレオンハルト殿下、マリアンネ殿下、エカテリーナさんとユイさんはそれぞれの機体ハンガーに向かってください」
「「「わかりました!」」」
「・・それと、アリアさん」
「は・・はい!!」
教官に突然名前を呼ばれた私は慌てて返事をします。
「貴女の機体は『収納魔導』にあると聞いています。自分の専用機を持っている人はそれに乗って授業を受けてもらうので、貴女は自分の機体を今ここで『顕現』してください」
「!!?」
ザワザワ・・・。
(聞いたか!?『収納魔導』だってよ!)
(じゃあ、やっぱりあの女の子が噂の・・・)
教官の話を聞いた生徒達がひそひそと話を始めます。
「はーい、静かにしてください!危ないですから皆さん、アリアさんから離れてください!」
「それじゃあ、アリアさん。お願いします」
「うふふ・・漸くアリアの『メルティーナ』を拝見することができますわね!」
エカテリーナは、離れたところから私に向けて期待に満ちた眼差しを向けてきます。
「わ・・わかりました!では・・いきます!」
そして、教官に促された私は『白銀薔薇のバレッタ』に手を添えます。
「お願いします!『メルティーナ』!私に力を貸してください!!」
パァァァ・・・!!!
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