影探し

こぐま

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最初の気持ち

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次の日、春ちゃんに言ってもらった通りに、
体がきついと嘘をついて
今日は見学する事にした。


「美和ちゃん、春ちゃんごめんねー!
昨日、焼きそばが美味しそうで、
ついそっちに行ってて!」


「いえいえ!あと、先輩…今日少し体調悪いので
見学します…昨日はしゃぎ過ぎちゃいました。
ごめんなさい…。」


「わー!ごめんね、私が目を離したから!
見学大丈夫?何かあったらすぐ呼ぶんだよ!」

「はい…」

「もー!美和ちゃんは頑張り屋さん何だから」
そう言って、先輩は私の頭を優しく撫でてくれる。


「きつくなったら、顧問に車で送って貰い!」

「横になってて良いからね!」


他の先輩達も心配の言葉をかけてくれた。


その後、私は隅っこで練習を見学し、
そして思い出した。


そうだ…私、先輩達を見てこんな風に
かっこ良くなりたい!
って思ったんだ!!


いつも先輩達と練習してて、最近は大会の事しか
頭になかったけど、そうだった…。


ふと、春ちゃんを見た。
キレイだな…。防具をつけてても、剣道を
本気で楽しんでる春ちゃんが、とても
眩しく見えた…。


立ち上がり、大きな声で、

「先輩!
調子だいぶいいです、私も一緒に
練習させてください!」


「美和ちゃん、大丈夫?」

「無理は良くないよ?」

色んな先輩達に心配されたが、
私は今、剣道がしたい!

「大丈夫です!」

「分かったわ、気分悪くなったらすぐ言ってね」

「ありがとうございます!
準備してきます!」

「おかえり、美和」

「ありがと、春ちゃん」
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