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断罪?
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「僕をだましたのですか?王族だからと言って、やっていいことと悪いことがあります。なんて悪趣味な人なんだ」
「それ以上はおやめなさい。あなたに私の娘を侮辱する資格はあるのかしら?」
「どういう意味ですか?」
「ウォルターさん、私はお姉様のストーカーですの。これも最近流行りの言葉ですわね。お姉様はお花畑さんですからね。一人歩きは心配で、お姉様の行動は逐一監視しておりますのよ。ですから、お姉様とウォルターさんがいつどこでお話しされたのか。何回お昼をご一緒されたのかも、全て存じておりますの」
えっ? 本当に? それ私が引きますわ。後で「あれは嘘です」って言って下さいね。
「その上でもう一度お聞きしますね。いつどうやって愛を育まれたのですか?」
「ミリアム様! 確かに結婚の申し込みを了承してくださいましたよね」
「は、はい。確かに了承いたしました。でも、先ほど気づいたのですが、私達愛を育んだりしておりませんわ。と言うよりも、それほどお話もしていないような気がいたします。ついうっかり、勢いで了承してしまいましたが、私達の間に真実の愛はないように思います」
(お姉様、うっかりで結婚了承するとか。想像を上回るお花畑さんですわ。もう少し監視を厳しくいたしませんと、危険が大きすぎますね)
「ウォルターさん、そろそろお互い正直になりませんか? こういうのを手の内を見せるというのでしたかしら。そうしないと前に進まないように思います」
「何がお聞きになりたいのですか?」
「それほど親しくなかったお姉様に、なぜ結婚を申し込まれたのですか?」
「・・それは・・ミリアム様の事をいいなと思っていたのは本当です。話していると癒されるというか」
「で? その程度で王族に結婚を申し込むのは、随分と大胆な行動ですわね」
「卒業パーティーのエスコートとかも受けてくださいましたし、もしかしてミリアム様は僕のことがお好きなのかもと」
「あぁ、確かにそれは勘違いしても仕方がありませんわ。ただ、相手はお姉様ですから」
「リディ? どういう意味ですの?」
「お姉様はどうぞお気になさらず。どうしてもとおっしゃるなら、後でゆっくりとご説明いたしますわ」
いえ、結構です。お説教に進展しそうですもの。間違いなく。
「で、勘違いして結婚の申し込みをしてしまった、と言う事ですの?」
「はい、勢いというか・・」
「誰かから勧められたとかではありませんの?」
「いえ、まさか平民の僕が王女様に結婚を申し込むなんて、誰とも話していません」
「誰からもそんな話は言われていないと?」
「はい」
(どうやら最悪の事態は免れたようですね。今後も要注意ではありますが)
「では、今日の話は聞かなかったことにいたしましょう。お姉様とウォルターさんの間に何らかの、将来に関する話が出たことはございません。ウォルターさんは離宮にはいらっしゃいませんでしたし、お父様やお母様とも勿論お会いしてはおりません。よろしいですか?」
「・・はい」
「これはとても大切なことですの。私達だけではなく、ウォルターさんの為にも。お判りいただけましたでしょうか」
「はい、王族の方に失礼なことをしてしまって申し訳ありませんでした。今回のことを不問にしていただいてありがとうございます」
「ウォルターさん、誰にも何も話さないとお約束下さいましたこと、決してお忘れにならないで下さいね」
「はい、絶対に誰にも話さないと約束します」
「その約束が守られると信じていますよ。サーベント子爵にも絶対にお話になりませんように。私今はお姉様のストーカーだと申し上げましたが、ウォルターさんのストーカーを追加することも可能だと、覚えておいていただけると嬉しいですわ」
リディだけは敵に回したくありません。味方としても敵としても最強ですわ。
後でしっかりごめんなさいをしましょう。
「それ以上はおやめなさい。あなたに私の娘を侮辱する資格はあるのかしら?」
「どういう意味ですか?」
「ウォルターさん、私はお姉様のストーカーですの。これも最近流行りの言葉ですわね。お姉様はお花畑さんですからね。一人歩きは心配で、お姉様の行動は逐一監視しておりますのよ。ですから、お姉様とウォルターさんがいつどこでお話しされたのか。何回お昼をご一緒されたのかも、全て存じておりますの」
えっ? 本当に? それ私が引きますわ。後で「あれは嘘です」って言って下さいね。
「その上でもう一度お聞きしますね。いつどうやって愛を育まれたのですか?」
「ミリアム様! 確かに結婚の申し込みを了承してくださいましたよね」
「は、はい。確かに了承いたしました。でも、先ほど気づいたのですが、私達愛を育んだりしておりませんわ。と言うよりも、それほどお話もしていないような気がいたします。ついうっかり、勢いで了承してしまいましたが、私達の間に真実の愛はないように思います」
(お姉様、うっかりで結婚了承するとか。想像を上回るお花畑さんですわ。もう少し監視を厳しくいたしませんと、危険が大きすぎますね)
「ウォルターさん、そろそろお互い正直になりませんか? こういうのを手の内を見せるというのでしたかしら。そうしないと前に進まないように思います」
「何がお聞きになりたいのですか?」
「それほど親しくなかったお姉様に、なぜ結婚を申し込まれたのですか?」
「・・それは・・ミリアム様の事をいいなと思っていたのは本当です。話していると癒されるというか」
「で? その程度で王族に結婚を申し込むのは、随分と大胆な行動ですわね」
「卒業パーティーのエスコートとかも受けてくださいましたし、もしかしてミリアム様は僕のことがお好きなのかもと」
「あぁ、確かにそれは勘違いしても仕方がありませんわ。ただ、相手はお姉様ですから」
「リディ? どういう意味ですの?」
「お姉様はどうぞお気になさらず。どうしてもとおっしゃるなら、後でゆっくりとご説明いたしますわ」
いえ、結構です。お説教に進展しそうですもの。間違いなく。
「で、勘違いして結婚の申し込みをしてしまった、と言う事ですの?」
「はい、勢いというか・・」
「誰かから勧められたとかではありませんの?」
「いえ、まさか平民の僕が王女様に結婚を申し込むなんて、誰とも話していません」
「誰からもそんな話は言われていないと?」
「はい」
(どうやら最悪の事態は免れたようですね。今後も要注意ではありますが)
「では、今日の話は聞かなかったことにいたしましょう。お姉様とウォルターさんの間に何らかの、将来に関する話が出たことはございません。ウォルターさんは離宮にはいらっしゃいませんでしたし、お父様やお母様とも勿論お会いしてはおりません。よろしいですか?」
「・・はい」
「これはとても大切なことですの。私達だけではなく、ウォルターさんの為にも。お判りいただけましたでしょうか」
「はい、王族の方に失礼なことをしてしまって申し訳ありませんでした。今回のことを不問にしていただいてありがとうございます」
「ウォルターさん、誰にも何も話さないとお約束下さいましたこと、決してお忘れにならないで下さいね」
「はい、絶対に誰にも話さないと約束します」
「その約束が守られると信じていますよ。サーベント子爵にも絶対にお話になりませんように。私今はお姉様のストーカーだと申し上げましたが、ウォルターさんのストーカーを追加することも可能だと、覚えておいていただけると嬉しいですわ」
リディだけは敵に回したくありません。味方としても敵としても最強ですわ。
後でしっかりごめんなさいをしましょう。
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