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一回目 (過去)
141.罠
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異様な気配に振り向いたローザリアは魔法陣の中に拘束されたナザエル枢機卿とニールを見つけた。
(闇の拘束魔法!)
右手を前に出し光魔法を打とうとしたローザリアの耳にいなかったはずの王太子の声が響いた。
「動くな! 王宮内で魔法を使うのは禁止されている!!」
広間でわざとらしい笑顔を見せていた貴族達が口を歪めて笑い出した。
振り向いたローザリアにはひな壇に立つ王太子とリリアーナが並んでいるのが見え、王太子の斜め後ろにあるカーテンの陰に首にダガーを押し付けられたシスター・タニアの姿があった。
「これはどういうことでしょうか? ナザエル枢機卿とニール様を拘束している理由をお聞かせ下さい」
(嵌められたんだわ、王都に着いてから精霊の声を聞いてない⋯⋯一体いつから)
「ローザリア・トーマック、王太子の御前である。膝をつけ!!」
カーテシーではなく貴族が膝をつかされるのは罪人のみ。
「ローザリア・トーマック、貴様は教会を誑かして加護を偽り、王太子である俺の婚約者になったことは明白である。ベルスペクト王国王太子リチャードはここにローザリア・トーマックとの婚約を破棄し、真の聖女リリアーナ・トーマック公爵令嬢との婚約を発表する!!」
広間に盛大な拍手が広がった。
「貴様は公爵家で傍若無人に振る舞い長年リリアーナを傷つけてきたな。貴様のせいで働けなくなった使用人も大勢いると報告を受けている」
「お待ち下⋯⋯」
ローザリアが反論しようとするとシスター・タニアの髪を掴み上げた男がダガーを強く押し付けシスター・タニアの首から一筋の血が流れるのが見えた。
(そんな! シスター・タニアを傷つけないで!)
「偉業を成し遂げた栄誉欲しさに違法な魔道具を購入し使用した事も判明している。
ローザリアはトーマック公爵家より廃籍し平民とする。
この場で処断せず全ての罪を明らかにするまで地下牢入りを命じる!! 真の聖女リリアーナの慈悲に感謝するんだな。
衛兵、この者を連れて行け!!」
バタバタと走ってきた衛兵がローザリアの両腕を掴み上げた。
「一つだけお願いがございます。教会の方々には何一つ罪はありません。どうか「煩い! 其奴の口を塞いでしまえ!!」」
地下牢へと連行されるローザリアにシスター・タニアの冷ややかな視線が突き刺さった。
両手に魔力封じの枷をつけられ薄暗い地下牢に放り込まれたローザリアは牢の隅にある穴の開いた毛布を引き寄せて壁に寄りかかった。
(ナザエル枢機卿とニールは大丈夫かしら? ナスタリア神父は腹を立ててるかも)
(ジャスパーならみんなが帰るまでフィードと上手くやってくれるはず)
(どこで間違ったんだろ)
以前精霊が王宮は苦手だと言っていた。小さい精霊は少しいると言っていたけれどその子達も逃げ出したよう。
(ジンの力が強くなって逃げ出したのかな?)
窓のない牢にいると時間の間隔がなくなっていく。一日一回届く食事の数を数えていたが、何日ここで過ごしたのかわからなくなってしまった。
(誰も来ないし⋯⋯何の為に生かされてるのかな)
毒が入っていればいいと思いながら差し入れられた汚れた水を飲みカビの生えたパンを口にする。
座っているのもだるくて一日中横になる日が続いた頃、この牢に来て初めて人がやって来た。
「この臭いでよく生きてられること。でも死なれると困るの、死んでないわよね」
ローザリアが横になったまま無視していると豪奢なドレスを身に纏った女性はハンカチを鼻に当てたまま扇子を伸ばしてローザリアを突いた。
ピクリと動いたのを確認した女性が溜息をついた。
「あの人が待ちくたびれる前に素直になってもらわなくてはね。あの人は邪神と呼ばれているけれど精霊と同じ摩訶不思議な存在。その贄になれるなら嬉しいでしょう?」
再び一人きりになったローザリアは今の女性は王弟妃かもしれないと気付いた。
(心を弱らせてジンへの貢ぎ物にするつもりで生かされてるって事か。それはやだな)
それからまた数日後、今度は王太子とリリアーナがやって来た。
「お姉様、ご機嫌はいかがかしら? 随分とお似合いの格好になったみたいね」
何日も洗ってない髪はゴワゴワに固まり縺れ、着ていたドレスは土や何か分からないもので汚れて異臭を放っていた。
「生かしてあげたのだからお礼くらい言ってくださらなくちゃ。
王弟妃のミリセント様がね、お姉様みたいな人でも王国の役に立つって言って下さったの。そのお陰で生きてられるのよ。嬉しいでしょ?」
(やっぱりあの人が王弟妃なんだ⋯⋯)
「お誕生日おめでとうって言いに来たの。プレゼントは渡せないけど許してね」
(今日が17歳の誕生日。ジンは私が18歳になるのを待ってるなら、それまでここに閉じ込めて貢ぎ物にする気かも⋯⋯だったら)
「リリアーナ、嬉しそうねえ。私知ってるのよ。あなたに加護がない事も、魔道具を使って多くの精霊師を苦しめて来たことも」
「だから何よ!?」
「ほっとけよ、こいつが何を知ってたって証拠もないしね」
「あら、王弟妃が私を生かしておきたいならいつかここから出て⋯⋯その時はどんな手を使っても大声で叫んでやるわ。
ふふっ、王太子と王太子妃が共謀して国の大切な精霊師を利用したって」
「⋯⋯」
「あーっはっはっ⋯⋯おっかし~。『ざまあ』って言うまで元気に生きるわね」
「毒杯だ!! こいつに毒杯を持ってこい!!」
(こんな終わりだなんて」
(やり直せたら⋯⋯伝えられるかな)
(闇の拘束魔法!)
右手を前に出し光魔法を打とうとしたローザリアの耳にいなかったはずの王太子の声が響いた。
「動くな! 王宮内で魔法を使うのは禁止されている!!」
広間でわざとらしい笑顔を見せていた貴族達が口を歪めて笑い出した。
振り向いたローザリアにはひな壇に立つ王太子とリリアーナが並んでいるのが見え、王太子の斜め後ろにあるカーテンの陰に首にダガーを押し付けられたシスター・タニアの姿があった。
「これはどういうことでしょうか? ナザエル枢機卿とニール様を拘束している理由をお聞かせ下さい」
(嵌められたんだわ、王都に着いてから精霊の声を聞いてない⋯⋯一体いつから)
「ローザリア・トーマック、王太子の御前である。膝をつけ!!」
カーテシーではなく貴族が膝をつかされるのは罪人のみ。
「ローザリア・トーマック、貴様は教会を誑かして加護を偽り、王太子である俺の婚約者になったことは明白である。ベルスペクト王国王太子リチャードはここにローザリア・トーマックとの婚約を破棄し、真の聖女リリアーナ・トーマック公爵令嬢との婚約を発表する!!」
広間に盛大な拍手が広がった。
「貴様は公爵家で傍若無人に振る舞い長年リリアーナを傷つけてきたな。貴様のせいで働けなくなった使用人も大勢いると報告を受けている」
「お待ち下⋯⋯」
ローザリアが反論しようとするとシスター・タニアの髪を掴み上げた男がダガーを強く押し付けシスター・タニアの首から一筋の血が流れるのが見えた。
(そんな! シスター・タニアを傷つけないで!)
「偉業を成し遂げた栄誉欲しさに違法な魔道具を購入し使用した事も判明している。
ローザリアはトーマック公爵家より廃籍し平民とする。
この場で処断せず全ての罪を明らかにするまで地下牢入りを命じる!! 真の聖女リリアーナの慈悲に感謝するんだな。
衛兵、この者を連れて行け!!」
バタバタと走ってきた衛兵がローザリアの両腕を掴み上げた。
「一つだけお願いがございます。教会の方々には何一つ罪はありません。どうか「煩い! 其奴の口を塞いでしまえ!!」」
地下牢へと連行されるローザリアにシスター・タニアの冷ややかな視線が突き刺さった。
両手に魔力封じの枷をつけられ薄暗い地下牢に放り込まれたローザリアは牢の隅にある穴の開いた毛布を引き寄せて壁に寄りかかった。
(ナザエル枢機卿とニールは大丈夫かしら? ナスタリア神父は腹を立ててるかも)
(ジャスパーならみんなが帰るまでフィードと上手くやってくれるはず)
(どこで間違ったんだろ)
以前精霊が王宮は苦手だと言っていた。小さい精霊は少しいると言っていたけれどその子達も逃げ出したよう。
(ジンの力が強くなって逃げ出したのかな?)
窓のない牢にいると時間の間隔がなくなっていく。一日一回届く食事の数を数えていたが、何日ここで過ごしたのかわからなくなってしまった。
(誰も来ないし⋯⋯何の為に生かされてるのかな)
毒が入っていればいいと思いながら差し入れられた汚れた水を飲みカビの生えたパンを口にする。
座っているのもだるくて一日中横になる日が続いた頃、この牢に来て初めて人がやって来た。
「この臭いでよく生きてられること。でも死なれると困るの、死んでないわよね」
ローザリアが横になったまま無視していると豪奢なドレスを身に纏った女性はハンカチを鼻に当てたまま扇子を伸ばしてローザリアを突いた。
ピクリと動いたのを確認した女性が溜息をついた。
「あの人が待ちくたびれる前に素直になってもらわなくてはね。あの人は邪神と呼ばれているけれど精霊と同じ摩訶不思議な存在。その贄になれるなら嬉しいでしょう?」
再び一人きりになったローザリアは今の女性は王弟妃かもしれないと気付いた。
(心を弱らせてジンへの貢ぎ物にするつもりで生かされてるって事か。それはやだな)
それからまた数日後、今度は王太子とリリアーナがやって来た。
「お姉様、ご機嫌はいかがかしら? 随分とお似合いの格好になったみたいね」
何日も洗ってない髪はゴワゴワに固まり縺れ、着ていたドレスは土や何か分からないもので汚れて異臭を放っていた。
「生かしてあげたのだからお礼くらい言ってくださらなくちゃ。
王弟妃のミリセント様がね、お姉様みたいな人でも王国の役に立つって言って下さったの。そのお陰で生きてられるのよ。嬉しいでしょ?」
(やっぱりあの人が王弟妃なんだ⋯⋯)
「お誕生日おめでとうって言いに来たの。プレゼントは渡せないけど許してね」
(今日が17歳の誕生日。ジンは私が18歳になるのを待ってるなら、それまでここに閉じ込めて貢ぎ物にする気かも⋯⋯だったら)
「リリアーナ、嬉しそうねえ。私知ってるのよ。あなたに加護がない事も、魔道具を使って多くの精霊師を苦しめて来たことも」
「だから何よ!?」
「ほっとけよ、こいつが何を知ってたって証拠もないしね」
「あら、王弟妃が私を生かしておきたいならいつかここから出て⋯⋯その時はどんな手を使っても大声で叫んでやるわ。
ふふっ、王太子と王太子妃が共謀して国の大切な精霊師を利用したって」
「⋯⋯」
「あーっはっはっ⋯⋯おっかし~。『ざまあ』って言うまで元気に生きるわね」
「毒杯だ!! こいつに毒杯を持ってこい!!」
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