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ラストパサーとの出会い
第15話 ラストパサー
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「私のサンドイッチが……。私のサンドイッチが……」
私はとてもお腹が空いていたけれども平静を装っていたが、2度目のサンドイッチが消えたことで精神が崩壊した。
「私のサンドイッチはいずこへ……私のサンドイッチはいずこへ……」
私は手を天井に伸ばして食堂を徘徊し始めた。
「ルシスちゃん、大丈夫?私のサンドイッチをあげるから正気に戻って」
ロキは手に持っていたサンドイッチを私の口に押し当てた。
「パク。モグモグ、モグモグ」
「ルシスちゃん、もう1つ食べるのよ」
ロキはさらに私の口へサンドイッチを押し当てる。
「パク。モグモグ、モグモグ……。あ!ロキお姉ちゃん」
私はハッと意識を取り戻す。
「ルシスちゃん、正気に戻ったのね」
「すみません。お見苦しい姿をみせてしまったのです」
「良いのよ。全てポロンが悪いのよ」
ロキはポロンを睨みつける。
「オホホホホホ。なんの事かしら?私には全く身に覚えはありませんわ」
ポロンは頬に手を当てて貴婦人のように笑う。
「はぁ~。もういいわ。ポロン、新しい仲間を紹介するわ。この子はルシスちゃんよ」
「まぁ、可愛らしいお嬢さんですこと。私は大魔法使い、殲滅のポロンよ。以後お見知りおきを」
ポロンは胸に手を当てて綺麗な姿勢でお辞儀をする。エルフ族は魔法を得意とする種族なので、大魔法使いと名乗るほどの実力の持ち主なのだろう。
「殲滅のポロンさんは、魔法が得意なのですね」
「もちろんですわ。よろしければ私の大魔法をお見せしましょうか」
「はい!ぜひ見たいのです」
エルフ族がどのような魔法を使うのかとても興味深い。
「ポロン、ルシスちゃんに嘘を言わないの。あなたは魔法が使えないわよね」
「……そうでしたわ。にっくきオーベロン王の呪いのせいで、私の魔法は封じられているのだったわ」
オーベロン王とは妖精の王である。エルフ族は妖精と契約することで、大魔法を使えるようになると本に記されてあった。オーベロン王の呪いとは、どのような呪いなのか非常に気になる。
「もうその話はいいわ。ルシスちゃん、ポロンは魔法を使えないけれど弓の腕はピカ一なのよ。500mも離れた場所からでも射貫く弓の名手なのです」
ロキがオーベロン王の呪いの話題を遮断したので私は追求するのを諦める。エルフ族が弓の名手という設定は、異世界ファンタジーではよくあることなので納得した。
「殲滅のポロンさんは弓が上手なのですね。今度教えて欲しいのです」
「私は弟子をとっていませんが、どうしてもと言うのであれば考えてあげても良いわ」
「ポロン、その話もその辺で切り上げましょう」
「……」
ポロンは悔しそうな表情を浮かべて無言で俯いた。
「みんなが揃ったところで、私が町の住人たちから得た情報と、近隣を調査した結果を報告したいと思います」
トールとポロンは真剣な眼差しでロキの話しに耳を傾ける。私もラストパサーの一員として、同じように真剣な眼差しでロキの話に耳を傾けた。
「ルシスちゃんにも理解できるように依頼内容から説明します」
『パチパチパチパチ』
私は拍手をして場を盛り上げる。
「ここ数か月、キャベッジの周辺でブラックウルフの目撃例が続いているようです。パースリとの街道にも出没例があり、現状を危惧したキャベッジの町長カミラ男爵が、ラディッシュのギルドに調査依頼を申請したのです。そして、私たちラストパサーがギルドの要請を受けてキャベッジに来たのです」
「理解したのです」
「ルシスちゃんが依頼内容を理解したので私の調査内容を説明します」
「はい」
私だけ大きく返事をする。
「ブラックウルフの目撃例は日に日に増えているそうで、最近ではベアーウルフの目撃例もあります。そして、私が町の周辺を調べた結果、多数の動物の骨を見つけました。本来、魔獣は自分の生息地で狩猟をして、決して生息地から出ることはありません」
「エサがなくなったというわけやな」
人界ではお互いの生息地を侵害しないことで平和を保っている。人間は魔獣が生息する土地から離れた場所に町などを作り生活をしている。キャベッジの住人は、ブラックウルフが生息するシュティルの森から離れた場所で生活することで、平和に過ごすことを約束されていた。しかし、この約束は人間が一方的に決めた約束だ。魔獣が住む場所にエサが無くなれば、エサを求めて移動するのは当然だ。
「いえ、違うと思うわ」
ロキは否定した。
「魔獣は人間と違って食物連鎖を壊しません」
人間は強欲な生き物だ。必要以上の物を欲しがり食物連鎖を壊すのは前世でも同じことだ。
「それならどうして町の周辺まで来たんや」
「エサが無くなったのではなく、エサ場に入れなくなったと思います」
「どういうことやねん」
「シュティルの森はベアーウルフを頂点とした魔獣の生息地です。最低限の狩りしかしない魔獣は生息地から離れることはありません。そのことからエサがなくなったとは考えられないのです。もしも、エサが無くなったのならば、新たなエサ場を求めて大移動をするはずです。しかし、町の周辺でエサを食べたブラックウルフは生息地へ戻っています。このことから推測すると、シュティルの森での勢力図が変わりつつあると思うのです」
「新規の魔獣がシュティルの森へ訪れたのだな」
「そうです」
「ちょっと待てや。ベアーウルフはEランクの魔獣やろ。Eランクの魔獣が狩場を変えたとなるとDランク以上の魔獣がいることになるやんけ」
「そうです」
「ロキ、どうするつもりや?俺たちのランクはDランクや。もしCランク級の魔獣がおったら俺たちでは対処はできひんやろ」
「依頼を受けた以上、調査は行います。しかし、Cランク級の魔獣を確認すれば即座に撤退して、ギルドに応援要請をします」
勇敢と無謀は全く相反する言葉である。ロキは自分たちの実力をきちんと把握している。
「そやな。前金分の仕事はせなあかんわな」
「そういうことです」
「スヤ~、スヤ~」
「ポロンには俺が後で説明しとくわ」
「任せます」
ポロンはロキが喋り出すとすぐに眠っていた。2人共注意をしないので、いつものことなのであろう。
「ルシスは留守番を頼むわ」
「はい」
私は元気よく返事をする。本当は一緒に依頼を受けたいと思っている。しかし、ここで出しゃばっても、ロキを困らせるだけなので、聞き分けの良い子を演じた。
「ロキ、本当にお金はないのか」
「……」
「俺たちはいつ死んでもおかしくない破壊者や。もしかすると、明日シュティルの森で命を落とすかもしれん。俺たちには宵越しの銭はいらんのや」
「そうですね」
「明日死ぬかもしれない俺たちは毎日が最後の晩餐やろ」
「そうですね」
「俺たちは決めたはずや。依頼を遂行する前日は悔いのないように好きなモノを好きなだけ食べると」
「そうですね」
「へそくりがあるやろ?」
「はぁ~。私の負けね。好きなモノを注文するといいわ」
「おかみ、ステーキや」
「私もステーキを所望致します」
ポロンの目が急に開いて注文をする。
「ルシス、お前も遠慮せずにジャンジャン頼みや」
「ロキお姉ちゃん、良いのですか?」
「……。私たちはラストパサーです。悔いのないように好きなだけ食べても良いのです」
ロキの瞳がキラリと輝いて見えた。それは涙で溢れた目であることは説明しなくても良いだろう。そして私たちはロキのへそくりが無くなるまで宴会を続けたのであった。
お腹がはちきれるまで食べた私たちは部屋に戻ってすぐに眠りに着いた。ロキは大部屋に泊っているので、遠慮をしないように言っていたが、4人で寝るには窮屈な部屋である。ロキは私に気を使わせないように大部屋で泊っていると説明したのであろう。
今日は魔界から追放されて散々な日だったのかもしれない。しかし、ロキに助けられて、ラストパサーのメンバーに出会えたことはとても幸運だった。まだ魔界への未練もあるが、新しい人界での人生を謳歌しようと胸を弾ませながら眠りに着いた。
「あれ?ここは……」
私は眠りに着くと見覚えのある場所に立っていた。
さて、ここはどこでしょうか?
私はとてもお腹が空いていたけれども平静を装っていたが、2度目のサンドイッチが消えたことで精神が崩壊した。
「私のサンドイッチはいずこへ……私のサンドイッチはいずこへ……」
私は手を天井に伸ばして食堂を徘徊し始めた。
「ルシスちゃん、大丈夫?私のサンドイッチをあげるから正気に戻って」
ロキは手に持っていたサンドイッチを私の口に押し当てた。
「パク。モグモグ、モグモグ」
「ルシスちゃん、もう1つ食べるのよ」
ロキはさらに私の口へサンドイッチを押し当てる。
「パク。モグモグ、モグモグ……。あ!ロキお姉ちゃん」
私はハッと意識を取り戻す。
「ルシスちゃん、正気に戻ったのね」
「すみません。お見苦しい姿をみせてしまったのです」
「良いのよ。全てポロンが悪いのよ」
ロキはポロンを睨みつける。
「オホホホホホ。なんの事かしら?私には全く身に覚えはありませんわ」
ポロンは頬に手を当てて貴婦人のように笑う。
「はぁ~。もういいわ。ポロン、新しい仲間を紹介するわ。この子はルシスちゃんよ」
「まぁ、可愛らしいお嬢さんですこと。私は大魔法使い、殲滅のポロンよ。以後お見知りおきを」
ポロンは胸に手を当てて綺麗な姿勢でお辞儀をする。エルフ族は魔法を得意とする種族なので、大魔法使いと名乗るほどの実力の持ち主なのだろう。
「殲滅のポロンさんは、魔法が得意なのですね」
「もちろんですわ。よろしければ私の大魔法をお見せしましょうか」
「はい!ぜひ見たいのです」
エルフ族がどのような魔法を使うのかとても興味深い。
「ポロン、ルシスちゃんに嘘を言わないの。あなたは魔法が使えないわよね」
「……そうでしたわ。にっくきオーベロン王の呪いのせいで、私の魔法は封じられているのだったわ」
オーベロン王とは妖精の王である。エルフ族は妖精と契約することで、大魔法を使えるようになると本に記されてあった。オーベロン王の呪いとは、どのような呪いなのか非常に気になる。
「もうその話はいいわ。ルシスちゃん、ポロンは魔法を使えないけれど弓の腕はピカ一なのよ。500mも離れた場所からでも射貫く弓の名手なのです」
ロキがオーベロン王の呪いの話題を遮断したので私は追求するのを諦める。エルフ族が弓の名手という設定は、異世界ファンタジーではよくあることなので納得した。
「殲滅のポロンさんは弓が上手なのですね。今度教えて欲しいのです」
「私は弟子をとっていませんが、どうしてもと言うのであれば考えてあげても良いわ」
「ポロン、その話もその辺で切り上げましょう」
「……」
ポロンは悔しそうな表情を浮かべて無言で俯いた。
「みんなが揃ったところで、私が町の住人たちから得た情報と、近隣を調査した結果を報告したいと思います」
トールとポロンは真剣な眼差しでロキの話しに耳を傾ける。私もラストパサーの一員として、同じように真剣な眼差しでロキの話に耳を傾けた。
「ルシスちゃんにも理解できるように依頼内容から説明します」
『パチパチパチパチ』
私は拍手をして場を盛り上げる。
「ここ数か月、キャベッジの周辺でブラックウルフの目撃例が続いているようです。パースリとの街道にも出没例があり、現状を危惧したキャベッジの町長カミラ男爵が、ラディッシュのギルドに調査依頼を申請したのです。そして、私たちラストパサーがギルドの要請を受けてキャベッジに来たのです」
「理解したのです」
「ルシスちゃんが依頼内容を理解したので私の調査内容を説明します」
「はい」
私だけ大きく返事をする。
「ブラックウルフの目撃例は日に日に増えているそうで、最近ではベアーウルフの目撃例もあります。そして、私が町の周辺を調べた結果、多数の動物の骨を見つけました。本来、魔獣は自分の生息地で狩猟をして、決して生息地から出ることはありません」
「エサがなくなったというわけやな」
人界ではお互いの生息地を侵害しないことで平和を保っている。人間は魔獣が生息する土地から離れた場所に町などを作り生活をしている。キャベッジの住人は、ブラックウルフが生息するシュティルの森から離れた場所で生活することで、平和に過ごすことを約束されていた。しかし、この約束は人間が一方的に決めた約束だ。魔獣が住む場所にエサが無くなれば、エサを求めて移動するのは当然だ。
「いえ、違うと思うわ」
ロキは否定した。
「魔獣は人間と違って食物連鎖を壊しません」
人間は強欲な生き物だ。必要以上の物を欲しがり食物連鎖を壊すのは前世でも同じことだ。
「それならどうして町の周辺まで来たんや」
「エサが無くなったのではなく、エサ場に入れなくなったと思います」
「どういうことやねん」
「シュティルの森はベアーウルフを頂点とした魔獣の生息地です。最低限の狩りしかしない魔獣は生息地から離れることはありません。そのことからエサがなくなったとは考えられないのです。もしも、エサが無くなったのならば、新たなエサ場を求めて大移動をするはずです。しかし、町の周辺でエサを食べたブラックウルフは生息地へ戻っています。このことから推測すると、シュティルの森での勢力図が変わりつつあると思うのです」
「新規の魔獣がシュティルの森へ訪れたのだな」
「そうです」
「ちょっと待てや。ベアーウルフはEランクの魔獣やろ。Eランクの魔獣が狩場を変えたとなるとDランク以上の魔獣がいることになるやんけ」
「そうです」
「ロキ、どうするつもりや?俺たちのランクはDランクや。もしCランク級の魔獣がおったら俺たちでは対処はできひんやろ」
「依頼を受けた以上、調査は行います。しかし、Cランク級の魔獣を確認すれば即座に撤退して、ギルドに応援要請をします」
勇敢と無謀は全く相反する言葉である。ロキは自分たちの実力をきちんと把握している。
「そやな。前金分の仕事はせなあかんわな」
「そういうことです」
「スヤ~、スヤ~」
「ポロンには俺が後で説明しとくわ」
「任せます」
ポロンはロキが喋り出すとすぐに眠っていた。2人共注意をしないので、いつものことなのであろう。
「ルシスは留守番を頼むわ」
「はい」
私は元気よく返事をする。本当は一緒に依頼を受けたいと思っている。しかし、ここで出しゃばっても、ロキを困らせるだけなので、聞き分けの良い子を演じた。
「ロキ、本当にお金はないのか」
「……」
「俺たちはいつ死んでもおかしくない破壊者や。もしかすると、明日シュティルの森で命を落とすかもしれん。俺たちには宵越しの銭はいらんのや」
「そうですね」
「明日死ぬかもしれない俺たちは毎日が最後の晩餐やろ」
「そうですね」
「俺たちは決めたはずや。依頼を遂行する前日は悔いのないように好きなモノを好きなだけ食べると」
「そうですね」
「へそくりがあるやろ?」
「はぁ~。私の負けね。好きなモノを注文するといいわ」
「おかみ、ステーキや」
「私もステーキを所望致します」
ポロンの目が急に開いて注文をする。
「ルシス、お前も遠慮せずにジャンジャン頼みや」
「ロキお姉ちゃん、良いのですか?」
「……。私たちはラストパサーです。悔いのないように好きなだけ食べても良いのです」
ロキの瞳がキラリと輝いて見えた。それは涙で溢れた目であることは説明しなくても良いだろう。そして私たちはロキのへそくりが無くなるまで宴会を続けたのであった。
お腹がはちきれるまで食べた私たちは部屋に戻ってすぐに眠りに着いた。ロキは大部屋に泊っているので、遠慮をしないように言っていたが、4人で寝るには窮屈な部屋である。ロキは私に気を使わせないように大部屋で泊っていると説明したのであろう。
今日は魔界から追放されて散々な日だったのかもしれない。しかし、ロキに助けられて、ラストパサーのメンバーに出会えたことはとても幸運だった。まだ魔界への未練もあるが、新しい人界での人生を謳歌しようと胸を弾ませながら眠りに着いた。
「あれ?ここは……」
私は眠りに着くと見覚えのある場所に立っていた。
さて、ここはどこでしょうか?
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『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』
※別サイトにも掲載しています。
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