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ルシス暴走編
第28話 衝撃の事実
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美味しいプリンの材料をコンプリートした私はキャベッジへひとっとびした。
「何とか間に合ったのです!」
完全に日が暮れる前にキャベッジの門へ着いた私はホッと一息を付く。
「お嬢ちゃん、おかえり」
「ただいまなのです」
私は笑顔で門兵のカイルへ挨拶をする。
「見回りありがとうございました。周辺に魔獣は出現していたのでしょうか?」
私は町の外へ出る理由として、町の周辺に魔獣が出現していないか見回りを頼まれたと説明していた。もちろん、シュティルの森の魔獣は全滅したので、二度と町の周辺に魔獣が出没することはない。
「問題はないのです」
「それは嬉しい報告です」
「無事が確認できたので町へ入らせてください」
「どうぞ」
私は町の中へ入ると一目散に宿屋へ向かった。
「ロキお姉ちゃん!ただいまなのです」
「おかえり、ルシスちゃん。町の探索は楽しめたかしら?」
「はい。プリンという美味しい食べ物の材料を買って来たのです」
私はラストパサーのメンバーに入れてもらったお礼に、みんなにプリンをご馳走したいとも思っていた。この世界にはプリンは存在しないはずだ。私の作ったプリンを見たらみんな目を丸くして驚くことは間違いないだろう。
「ルシスちゃんはデザート作りが得意なのね」
「え!ロキお姉ちゃん。も……しかして、プ……プリンを知っているのですか?」
「もちろんよ。材料も安くて手軽に入手できるから、庶民でも作れる美味しいデザートよね」
「ガ~~~~ン」
私は脳天に稲妻がおちたほどの衝撃が走り、顔を真っ青にしてその場に座り込んで意識を失った。
「ルシスちゃん、ルシスちゃん、どうしたの」
ロキは私の両肩を掴んで激しく体を揺さぶるが私の意識は戻らない。
「プリン……プリン……プリン……」
私は無意識の中でうわごとのようにプリンと何度も呟く。
「ルシスちゃん、しっかりして」
ロキの必死の呼びかけで、私は少し意識を取り戻す。
「ロキ……お姉……ちゃん。私はロキお姉ちゃんたちに美味しいプリンを食べて欲しかったのです」
「ありがとう、ルシスちゃん。私はルシスちゃんが作るプリンを食べたいわ」
「ほ……本当なのですか……」
「もちろんよ。ルシスちゃんが作るプリンを楽しみにしているわ」
「ロキ、ルシス、何をしとるねん」
トールが宿屋に戻って来た。
「トール、ルシスちゃんが私たちにプリンを作ってくれるのよ。トールも嬉しいでしょ」
「俺はいらんわ。ほれ、これを見ろや」
トールは大きなバケツを持っている。
「それはもしかして……バケツプリン」
「そうや!やっぱり、プリンはバケツプリンやろ」
「え~~ん、え~~ん」
私は思わず声を出して泣いてしまった。自分勝手なのは理解している。泣くのは筋違いなのもわかっている。でも、前世の知識で美味しい食べ物を作ってみんなに喜んで欲しかった。異世界ファンタジーでは定番のみんなが度肝を抜いて驚く食べ物を作りたかった。しかし、私の願望は簡単に壊れてしまった。この世界にはプリンはあったのだ。しかも、安価で手軽に手に入るのだ。私の思い描いていた異世界ファンタジーライフが頓挫した。
「トール!すぐにそのバケツプリンをしまいなさい」
「なんでやねん」
トールはとばっちりを受ける。
「皆さん、お騒がしいですね。いったいどうしたのでしょうか?あらま、トールさん、私のためにバケツプリンを買って来てくれたのですね。ありがとうございます」
ポロンはベットから起きると、トールの持っていたバケツプリンを飲料のように一気飲みした。
「ゲポッ。ごちそうさまでした」
「ポロン、それは俺のバケツプリンだぞ!すぐに吐き出せ」
「え~~ん、え~~ん」
「ルシスちゃん、ルシスちゃん、泣かないで。みんなルシスちゃんが作ったプリンを食べたいと言っているわよ」
部屋の中は暫くの間、収集が付かないくらいに大騒ぎになっていた。
30分後。
「ルシス、機嫌をなおしてくれや。俺のバケツプリンはポロンに食べられたから、お前が作ったプリンでも食べてやるわ」
「トール!違うでしょ」
「そうですよトールさん。ゲッポ!私のお腹はまだまだ余裕があるので、少しくらいでしたら……ゲッポ、ゲッポ」
「2人は黙っていなさい」
ポロンはバケツプリンを一気飲みして苦しそうだ。
「ルシスちゃん、私に美味しいプリンを作ってくれるかな?」
「……私のプリンで良いのですか?」
「もちろんよ。おかみさんにキッチンを貸してもらえるか頼んでみるわ」
「お願いするのです」
いつまでの子供のようにうじうじといじけてはいけない。年齢は8歳だけど、前世では16歳の女子高生だ。気分を切り替えてプリンを作ることにした。
「ルシスちゃん、おかみさんから許可を得たわ。今は夕食の時間帯で忙しいので、奥のキッチンなら使っても良いみたいよ」
「はい。今からプリンを作ってくるのです。プリンは夕食のデザートとして食べてください」
「楽しみにしているわ」
私はキッチンへ向かった。私はキャベッジへ戻る前に、手に入れた素材の処理はしておいたので、後はカップに生地を流し込んで温めてから冷やすだけだ。この世界にもプリンは存在したので簡単に作業は終わった。後は魔法冷蔵庫で1時間ほど冷やせば完成だ。私はロキたちと夕食をとりながらプリンができあがるのを待つのであった。
紆余曲折ありましたが、念願のプリンを食べることができるのです。
「何とか間に合ったのです!」
完全に日が暮れる前にキャベッジの門へ着いた私はホッと一息を付く。
「お嬢ちゃん、おかえり」
「ただいまなのです」
私は笑顔で門兵のカイルへ挨拶をする。
「見回りありがとうございました。周辺に魔獣は出現していたのでしょうか?」
私は町の外へ出る理由として、町の周辺に魔獣が出現していないか見回りを頼まれたと説明していた。もちろん、シュティルの森の魔獣は全滅したので、二度と町の周辺に魔獣が出没することはない。
「問題はないのです」
「それは嬉しい報告です」
「無事が確認できたので町へ入らせてください」
「どうぞ」
私は町の中へ入ると一目散に宿屋へ向かった。
「ロキお姉ちゃん!ただいまなのです」
「おかえり、ルシスちゃん。町の探索は楽しめたかしら?」
「はい。プリンという美味しい食べ物の材料を買って来たのです」
私はラストパサーのメンバーに入れてもらったお礼に、みんなにプリンをご馳走したいとも思っていた。この世界にはプリンは存在しないはずだ。私の作ったプリンを見たらみんな目を丸くして驚くことは間違いないだろう。
「ルシスちゃんはデザート作りが得意なのね」
「え!ロキお姉ちゃん。も……しかして、プ……プリンを知っているのですか?」
「もちろんよ。材料も安くて手軽に入手できるから、庶民でも作れる美味しいデザートよね」
「ガ~~~~ン」
私は脳天に稲妻がおちたほどの衝撃が走り、顔を真っ青にしてその場に座り込んで意識を失った。
「ルシスちゃん、ルシスちゃん、どうしたの」
ロキは私の両肩を掴んで激しく体を揺さぶるが私の意識は戻らない。
「プリン……プリン……プリン……」
私は無意識の中でうわごとのようにプリンと何度も呟く。
「ルシスちゃん、しっかりして」
ロキの必死の呼びかけで、私は少し意識を取り戻す。
「ロキ……お姉……ちゃん。私はロキお姉ちゃんたちに美味しいプリンを食べて欲しかったのです」
「ありがとう、ルシスちゃん。私はルシスちゃんが作るプリンを食べたいわ」
「ほ……本当なのですか……」
「もちろんよ。ルシスちゃんが作るプリンを楽しみにしているわ」
「ロキ、ルシス、何をしとるねん」
トールが宿屋に戻って来た。
「トール、ルシスちゃんが私たちにプリンを作ってくれるのよ。トールも嬉しいでしょ」
「俺はいらんわ。ほれ、これを見ろや」
トールは大きなバケツを持っている。
「それはもしかして……バケツプリン」
「そうや!やっぱり、プリンはバケツプリンやろ」
「え~~ん、え~~ん」
私は思わず声を出して泣いてしまった。自分勝手なのは理解している。泣くのは筋違いなのもわかっている。でも、前世の知識で美味しい食べ物を作ってみんなに喜んで欲しかった。異世界ファンタジーでは定番のみんなが度肝を抜いて驚く食べ物を作りたかった。しかし、私の願望は簡単に壊れてしまった。この世界にはプリンはあったのだ。しかも、安価で手軽に手に入るのだ。私の思い描いていた異世界ファンタジーライフが頓挫した。
「トール!すぐにそのバケツプリンをしまいなさい」
「なんでやねん」
トールはとばっちりを受ける。
「皆さん、お騒がしいですね。いったいどうしたのでしょうか?あらま、トールさん、私のためにバケツプリンを買って来てくれたのですね。ありがとうございます」
ポロンはベットから起きると、トールの持っていたバケツプリンを飲料のように一気飲みした。
「ゲポッ。ごちそうさまでした」
「ポロン、それは俺のバケツプリンだぞ!すぐに吐き出せ」
「え~~ん、え~~ん」
「ルシスちゃん、ルシスちゃん、泣かないで。みんなルシスちゃんが作ったプリンを食べたいと言っているわよ」
部屋の中は暫くの間、収集が付かないくらいに大騒ぎになっていた。
30分後。
「ルシス、機嫌をなおしてくれや。俺のバケツプリンはポロンに食べられたから、お前が作ったプリンでも食べてやるわ」
「トール!違うでしょ」
「そうですよトールさん。ゲッポ!私のお腹はまだまだ余裕があるので、少しくらいでしたら……ゲッポ、ゲッポ」
「2人は黙っていなさい」
ポロンはバケツプリンを一気飲みして苦しそうだ。
「ルシスちゃん、私に美味しいプリンを作ってくれるかな?」
「……私のプリンで良いのですか?」
「もちろんよ。おかみさんにキッチンを貸してもらえるか頼んでみるわ」
「お願いするのです」
いつまでの子供のようにうじうじといじけてはいけない。年齢は8歳だけど、前世では16歳の女子高生だ。気分を切り替えてプリンを作ることにした。
「ルシスちゃん、おかみさんから許可を得たわ。今は夕食の時間帯で忙しいので、奥のキッチンなら使っても良いみたいよ」
「はい。今からプリンを作ってくるのです。プリンは夕食のデザートとして食べてください」
「楽しみにしているわ」
私はキッチンへ向かった。私はキャベッジへ戻る前に、手に入れた素材の処理はしておいたので、後はカップに生地を流し込んで温めてから冷やすだけだ。この世界にもプリンは存在したので簡単に作業は終わった。後は魔法冷蔵庫で1時間ほど冷やせば完成だ。私はロキたちと夕食をとりながらプリンができあがるのを待つのであった。
紆余曲折ありましたが、念願のプリンを食べることができるのです。
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『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』
※別サイトにも掲載しています。
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