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Ⅰ, 私の身近な人達
☆5☆
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おはようございます。
現在午前5時、これからリリモはグルーデンの目覚まし時計の任務を遂行したいと思います!王様は怠惰ではいけないのです。規則正しい生活を送ってこそ真の王である。私は本気でそう思っているのですが、グルーデンは最初は難色を示していました。けど、体を動かした方が体調が良いと気がついた彼は文句言わず鍛練してくれるようになったの。これで彼の美貌を維持することは出来たのです。私って頑張り屋の妖精!
『うふふッ!今日はどうやって起こしてあげようかな?』
昨日は幻覚魔法で幼虫の呪いを実行したのですが、滅茶苦茶怒られてしまったのです。ムチムチの幼虫の大群に囲まれるのは気持ち悪かったようでした。一昨日は個性的なオネエさん達の摂待でした。その時のグルーデンは叫び声を上げて起きた。そんなに恐ろしいものなのかな?彼女(?)達のメイクは綺麗だし、足だって綺麗だと思うんだけどなぁ・・・。
『よし!今日はサダコにしよう。』
幻覚魔法発動!
幻覚魔法を発動と同時にサダコのイメージを固める。
鬱蒼とした森とポツンとある古井戸。妖しい風。人が誰もいないのに、誰かがいる気配。周囲を見渡してもあるのは木々だけだった。
ここから逃げ出さなければ・・・と思い、井戸に背を向けた。するとその時何かが背後にいる気配がした。
待て。さっきまでは誰もいなかった。確かにいなかったのに・・・。いや、待て。後ろには井戸がなかっただろうか?
うぅ・・・ううぅ!・・・
苔臭い水のにおいが鼻につく。ヒタヒタ・・・ズルズル・・・とナニかが近づいてくる。
ふ、振り向くなッ!振り向いちゃいけない。そう思ってもドキドキと煩い心臓が痛いくらい感じる。背中に冷や汗が流れる。
だが、気になる。振り向けばこの恐怖も終わるのではないか。
思いきってバッと振り返った。
あ、あれ?いない・・・そ、そうか。気のせいだったのか。
安堵して森を出ようと正面を向いた時・・・「つかまえた・・・もう、離れない」
「うわああああああああ!!?」
凄い叫び声を上げて起きたグルーデン。「陛下!?」「何事ですか陛下!」血相を変えて駆けつけた護衛騎士達。彼等が見たものは真っ青な顔で荒い息をする王とその膝の上で笑い転げるリリモの姿だった。
「リ、リリモ!!」
『きゃははははっ!あはははは!』
悪戯は妖精の大好物だ。リリモも妖精になってから大好きになった。グルーデンが反応してくれるものだから止められない。
ぐわしッ!とリリモを片手で捕まえた王は無言であるものを召喚した。
『え、あ、む、ムカデ!!?』
「いい夢をありがとうなリリモ。お礼にリリモの好きなムカデを進呈しよう。王の褒美だ。ありがたく受けとれよ。」
『ご、ごめんなさいぃ!私が悪かったです!許してください~~~!』
無数の脚をワシャワシャと動かしながら奴はこっちに向かってきた。
グルーデンの手に捕まっている私は恐怖のあまりブワッと泣いてしまう。
私との距離をあと数十cmという所で奴は止まり、奴はムカデならではのモデル立ちを決める。上部の体を持ち上げで起立し、私に腹を見せて無数の脚をワシャワシャと動かしていた。
『ぴゃあああああ!?』
「くくくッ!」
無様に悲鳴を上げる妖精を見て、イジメ甲斐のある反応に笑いが込み上げた。側で見ていた騎士達も一緒に笑っていた。
現在午前5時、これからリリモはグルーデンの目覚まし時計の任務を遂行したいと思います!王様は怠惰ではいけないのです。規則正しい生活を送ってこそ真の王である。私は本気でそう思っているのですが、グルーデンは最初は難色を示していました。けど、体を動かした方が体調が良いと気がついた彼は文句言わず鍛練してくれるようになったの。これで彼の美貌を維持することは出来たのです。私って頑張り屋の妖精!
『うふふッ!今日はどうやって起こしてあげようかな?』
昨日は幻覚魔法で幼虫の呪いを実行したのですが、滅茶苦茶怒られてしまったのです。ムチムチの幼虫の大群に囲まれるのは気持ち悪かったようでした。一昨日は個性的なオネエさん達の摂待でした。その時のグルーデンは叫び声を上げて起きた。そんなに恐ろしいものなのかな?彼女(?)達のメイクは綺麗だし、足だって綺麗だと思うんだけどなぁ・・・。
『よし!今日はサダコにしよう。』
幻覚魔法発動!
幻覚魔法を発動と同時にサダコのイメージを固める。
鬱蒼とした森とポツンとある古井戸。妖しい風。人が誰もいないのに、誰かがいる気配。周囲を見渡してもあるのは木々だけだった。
ここから逃げ出さなければ・・・と思い、井戸に背を向けた。するとその時何かが背後にいる気配がした。
待て。さっきまでは誰もいなかった。確かにいなかったのに・・・。いや、待て。後ろには井戸がなかっただろうか?
うぅ・・・ううぅ!・・・
苔臭い水のにおいが鼻につく。ヒタヒタ・・・ズルズル・・・とナニかが近づいてくる。
ふ、振り向くなッ!振り向いちゃいけない。そう思ってもドキドキと煩い心臓が痛いくらい感じる。背中に冷や汗が流れる。
だが、気になる。振り向けばこの恐怖も終わるのではないか。
思いきってバッと振り返った。
あ、あれ?いない・・・そ、そうか。気のせいだったのか。
安堵して森を出ようと正面を向いた時・・・「つかまえた・・・もう、離れない」
「うわああああああああ!!?」
凄い叫び声を上げて起きたグルーデン。「陛下!?」「何事ですか陛下!」血相を変えて駆けつけた護衛騎士達。彼等が見たものは真っ青な顔で荒い息をする王とその膝の上で笑い転げるリリモの姿だった。
「リ、リリモ!!」
『きゃははははっ!あはははは!』
悪戯は妖精の大好物だ。リリモも妖精になってから大好きになった。グルーデンが反応してくれるものだから止められない。
ぐわしッ!とリリモを片手で捕まえた王は無言であるものを召喚した。
『え、あ、む、ムカデ!!?』
「いい夢をありがとうなリリモ。お礼にリリモの好きなムカデを進呈しよう。王の褒美だ。ありがたく受けとれよ。」
『ご、ごめんなさいぃ!私が悪かったです!許してください~~~!』
無数の脚をワシャワシャと動かしながら奴はこっちに向かってきた。
グルーデンの手に捕まっている私は恐怖のあまりブワッと泣いてしまう。
私との距離をあと数十cmという所で奴は止まり、奴はムカデならではのモデル立ちを決める。上部の体を持ち上げで起立し、私に腹を見せて無数の脚をワシャワシャと動かしていた。
『ぴゃあああああ!?』
「くくくッ!」
無様に悲鳴を上げる妖精を見て、イジメ甲斐のある反応に笑いが込み上げた。側で見ていた騎士達も一緒に笑っていた。
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