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Ⅰ, 私の身近な人達
☆4☆
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今日は会議だけで時間が潰れてしまったようで、気がつけば夜になっていた。
グルーデンも急ぎの仕事はないようで、一緒に夕食を楽しむことになった。
夕食は豪華だけど、毒味とかの関係でいつも冷めている。だから私はグルーデンに魔法をかけてもらうのだ。
「夕食のために魔法を使わせられるのも俺くらいなものだ。」
『そんな事を言って一番暖かい夕食をすきなのはグルーデンでしょう?いつも美味しいって完食してるじゃない。』
グルーデンは軍の男料理を食べてから暖かい料理を好きになったらしい。何でも驚くくらい美味しく感じたのだとか。
「さて、出来たぞ。」
『わーい!いただきます。』
私は侍女さん達に用意されたミニチュア家具シリーズの椅子と机、食器を使ってグルーデンの側で食事を楽しむ。
テーブルの上に乗るなんてマナー違反だけど、グルーデンは特例だと言って許してくれた。侍女さんや侍従の皆さんも小さくて可愛いくて和むのだと言ってくれたので甘えている。
『このお魚の香草焼きは美味しいね。』
「そうだな。」
『サラダも美味しいよ?食べたら?』
「葉物は好かん」
『温野菜はどう?』
「お前が考案したマヨネーズは合うから美味だな。」
この人、子供のように好き嫌いが多くて最初は驚いたんだ。特に生野菜が嫌いで、肉とか魚ばっかり食べてたんだ。油ものはそんなでもなかったけど、やっぱり体に悪い。なんとか野菜を食べてもらおうと考えた末に温野菜とマヨネーズの再現をしてみたんだ。
『マヨネーズは少しだけつけて食べるのよ?じゃないとブクブクに太っちゃうんだから。』
「俺が醜く豚になるなどあり得ない。」
『あら、この間健康診断で三キロも太ったと言ってなかった?』
「・・・標準内だから問題はない。」
『油断しているとロドニー男爵みたいになっちゃうんだから。』
「それは嫌だ。」
ロドニー男爵はそれはそれは丸い御方なのだ。ほんと球体。歩いているのを見るとボールに手足がついたものしか見えないのが笑えるの。
夕食を済ませて二人別々に時間を過ごす。
私は体調管理を目的に夜の散歩を毎日日課にしている。といっても、趣味も兼ねている邪な散歩だけどね。
『今日はどんなお宝がおちているかなぁ?』
前に話したと思うけど、私の趣味はお宝集め。お宝と言っても宝石とかじゃない。宝石も勿論好きだけどね、例えば、綺麗な硝子だとか、魔物の素材(ドラゴンの牙の欠片)(鱗)(虹色虫の燐粉)などなど。誰かの落とし物も気に入ったのがあれば集める。それが宝物になる。
『今日は神殿に行こうかな?確か今日は祭典があったよね。』
ヒラヒラと風に乗って城下街にある神殿に向かう。
『やっぱりそうだった!今日は人がいっぱい来たから忙しいんだよね。神官見習い達がまだ働いてるもの。』
彼等の目に止まらないように草木に隠れて行動する。
宝物はこういった庭園によく落ちているものだ。
『ん。お布施のコインに、わぉ!懐中時計もあるね。髪飾りに、指環!』
今日は大漁だった。急いで専用のリュックに詰め込んでいく。
『・・・ついでにアレも持っていこうかな?』
神殿の内部にある庭には一本の木が植えてある。木は「アウローネの木」と言って、その昔、聖女アウローネの涙から種に変わり木になったと言われている。木の花が咲くと、花から甘い密が滴るのだ。それはどんな薬にも合う素材となるのだ。肌に塗れば火傷とかにも効くし、飲めば酔いも覚める。頭痛や腹痛、腰痛なんでも効く。
残念ながら木は一本しかないから民には行き渡り難い。使えてもかなり薄めた秘薬しかないだろう。
『わぁ・・・いつ見ても綺麗だなぁ。』
目の前には巨体なアウローネの木が佇んでいる。白い可憐な花から仄かな光が発せられ、厳かな雰囲気がある。
リュックから瓶を取りだし、両手で持ち上げる。一瓶で15mlも入れられる代物だ。
『今日も沢山の蜜をありがとう。また来るね。』
聞いてくれているのかは分からないけど、一応、桃の木の妖精ですから感謝はするし話しかける。もしかしたらアウローネの妖精がいるかもしれないから先輩には敬意を払う。
『さて、城に帰りましょうか。』
パンパンになったリュックを背負い、フラフラと飛んでいく。
『今日も平和で良かった。戦争なんて怖いし、争いなんて嫌だもんね。街にも活気があるし、貧困とか大丈夫そうかな。』
街に行く度に人々の表情を見るんだ。皆、笑顔で楽しそうにしてるから大丈夫だね。グルーデンがいい王様をやっている証拠。私も鼻が高いよ。
城に戻ってグルーデンの王子時代に使っていた部屋に入る。
グルーデンは知らないと思うけどここには隠し部屋が一つあるのだ。
お利口さんな子供は決してやらないことをやるのがポイント!それはベットの下に潜り込むことなのだ。
ベットの下とは主に男の子の秘密の場所として有名である。私はグルーデンの秘密を探るべく探検したものだったが、発見したのが隠し部屋だけで、男の子の夢はなかったのである。この時の私は本気でグルーデンを心配してしまったよ。
『この魔石に魔力を注いでと。』
魔石の力で扉が開く。人が一人やっと入れる入り口がぽっかり穴を開ける。私にとっては大きな入り口。階段があるけど、私には必要がない。一気に飛び降りるとそこはかなりの広さがある部屋が現れる。
この部屋は数ある隠し通路からでも入れる部屋の一つで、誰も見つけたことのない部屋だった。中には大量の本と何かの資料、それに武器だ。特に剣が50本もある。
私は昔の頭のイカれた王族が作ったと思ってる。だって、こんな隠し部屋にこんなものを置くなんて良くないことを考えてたに違いない。
『よいしょっと。』
リュックを降ろし、中身を種類ごとに別けて置いていく。素材は本棚を再利用したものに仕舞う。懐中時計は宝箱の中に。髪飾りは人形の頭に飾り付けておく。
『よし。』
改めてお宝をうっとり見て満足する。まだまだ部屋を埋め尽くす程じゃない。もっともっと集めないとね。
『あ、もうこんな時間。グルーデンが怒っちゃう。』
懐中時計の時刻は午後10時を示していた。あまり遅くなると煩いのがグルーデン。お前は父親か彼氏かと思うほど心配してくれてる。嬉しいんだけど、妖精に悪戯するような人間はいないと思うんだ。けど、「お前のようなノロマは格好の餌食だ」とか言うんだもの。ムカつくけど大人しく従ってる。
『よし、明日も頑張ってお宝を見つけないとね!』
では、みなさんお休みなさい。
グルーデンも急ぎの仕事はないようで、一緒に夕食を楽しむことになった。
夕食は豪華だけど、毒味とかの関係でいつも冷めている。だから私はグルーデンに魔法をかけてもらうのだ。
「夕食のために魔法を使わせられるのも俺くらいなものだ。」
『そんな事を言って一番暖かい夕食をすきなのはグルーデンでしょう?いつも美味しいって完食してるじゃない。』
グルーデンは軍の男料理を食べてから暖かい料理を好きになったらしい。何でも驚くくらい美味しく感じたのだとか。
「さて、出来たぞ。」
『わーい!いただきます。』
私は侍女さん達に用意されたミニチュア家具シリーズの椅子と机、食器を使ってグルーデンの側で食事を楽しむ。
テーブルの上に乗るなんてマナー違反だけど、グルーデンは特例だと言って許してくれた。侍女さんや侍従の皆さんも小さくて可愛いくて和むのだと言ってくれたので甘えている。
『このお魚の香草焼きは美味しいね。』
「そうだな。」
『サラダも美味しいよ?食べたら?』
「葉物は好かん」
『温野菜はどう?』
「お前が考案したマヨネーズは合うから美味だな。」
この人、子供のように好き嫌いが多くて最初は驚いたんだ。特に生野菜が嫌いで、肉とか魚ばっかり食べてたんだ。油ものはそんなでもなかったけど、やっぱり体に悪い。なんとか野菜を食べてもらおうと考えた末に温野菜とマヨネーズの再現をしてみたんだ。
『マヨネーズは少しだけつけて食べるのよ?じゃないとブクブクに太っちゃうんだから。』
「俺が醜く豚になるなどあり得ない。」
『あら、この間健康診断で三キロも太ったと言ってなかった?』
「・・・標準内だから問題はない。」
『油断しているとロドニー男爵みたいになっちゃうんだから。』
「それは嫌だ。」
ロドニー男爵はそれはそれは丸い御方なのだ。ほんと球体。歩いているのを見るとボールに手足がついたものしか見えないのが笑えるの。
夕食を済ませて二人別々に時間を過ごす。
私は体調管理を目的に夜の散歩を毎日日課にしている。といっても、趣味も兼ねている邪な散歩だけどね。
『今日はどんなお宝がおちているかなぁ?』
前に話したと思うけど、私の趣味はお宝集め。お宝と言っても宝石とかじゃない。宝石も勿論好きだけどね、例えば、綺麗な硝子だとか、魔物の素材(ドラゴンの牙の欠片)(鱗)(虹色虫の燐粉)などなど。誰かの落とし物も気に入ったのがあれば集める。それが宝物になる。
『今日は神殿に行こうかな?確か今日は祭典があったよね。』
ヒラヒラと風に乗って城下街にある神殿に向かう。
『やっぱりそうだった!今日は人がいっぱい来たから忙しいんだよね。神官見習い達がまだ働いてるもの。』
彼等の目に止まらないように草木に隠れて行動する。
宝物はこういった庭園によく落ちているものだ。
『ん。お布施のコインに、わぉ!懐中時計もあるね。髪飾りに、指環!』
今日は大漁だった。急いで専用のリュックに詰め込んでいく。
『・・・ついでにアレも持っていこうかな?』
神殿の内部にある庭には一本の木が植えてある。木は「アウローネの木」と言って、その昔、聖女アウローネの涙から種に変わり木になったと言われている。木の花が咲くと、花から甘い密が滴るのだ。それはどんな薬にも合う素材となるのだ。肌に塗れば火傷とかにも効くし、飲めば酔いも覚める。頭痛や腹痛、腰痛なんでも効く。
残念ながら木は一本しかないから民には行き渡り難い。使えてもかなり薄めた秘薬しかないだろう。
『わぁ・・・いつ見ても綺麗だなぁ。』
目の前には巨体なアウローネの木が佇んでいる。白い可憐な花から仄かな光が発せられ、厳かな雰囲気がある。
リュックから瓶を取りだし、両手で持ち上げる。一瓶で15mlも入れられる代物だ。
『今日も沢山の蜜をありがとう。また来るね。』
聞いてくれているのかは分からないけど、一応、桃の木の妖精ですから感謝はするし話しかける。もしかしたらアウローネの妖精がいるかもしれないから先輩には敬意を払う。
『さて、城に帰りましょうか。』
パンパンになったリュックを背負い、フラフラと飛んでいく。
『今日も平和で良かった。戦争なんて怖いし、争いなんて嫌だもんね。街にも活気があるし、貧困とか大丈夫そうかな。』
街に行く度に人々の表情を見るんだ。皆、笑顔で楽しそうにしてるから大丈夫だね。グルーデンがいい王様をやっている証拠。私も鼻が高いよ。
城に戻ってグルーデンの王子時代に使っていた部屋に入る。
グルーデンは知らないと思うけどここには隠し部屋が一つあるのだ。
お利口さんな子供は決してやらないことをやるのがポイント!それはベットの下に潜り込むことなのだ。
ベットの下とは主に男の子の秘密の場所として有名である。私はグルーデンの秘密を探るべく探検したものだったが、発見したのが隠し部屋だけで、男の子の夢はなかったのである。この時の私は本気でグルーデンを心配してしまったよ。
『この魔石に魔力を注いでと。』
魔石の力で扉が開く。人が一人やっと入れる入り口がぽっかり穴を開ける。私にとっては大きな入り口。階段があるけど、私には必要がない。一気に飛び降りるとそこはかなりの広さがある部屋が現れる。
この部屋は数ある隠し通路からでも入れる部屋の一つで、誰も見つけたことのない部屋だった。中には大量の本と何かの資料、それに武器だ。特に剣が50本もある。
私は昔の頭のイカれた王族が作ったと思ってる。だって、こんな隠し部屋にこんなものを置くなんて良くないことを考えてたに違いない。
『よいしょっと。』
リュックを降ろし、中身を種類ごとに別けて置いていく。素材は本棚を再利用したものに仕舞う。懐中時計は宝箱の中に。髪飾りは人形の頭に飾り付けておく。
『よし。』
改めてお宝をうっとり見て満足する。まだまだ部屋を埋め尽くす程じゃない。もっともっと集めないとね。
『あ、もうこんな時間。グルーデンが怒っちゃう。』
懐中時計の時刻は午後10時を示していた。あまり遅くなると煩いのがグルーデン。お前は父親か彼氏かと思うほど心配してくれてる。嬉しいんだけど、妖精に悪戯するような人間はいないと思うんだ。けど、「お前のようなノロマは格好の餌食だ」とか言うんだもの。ムカつくけど大人しく従ってる。
『よし、明日も頑張ってお宝を見つけないとね!』
では、みなさんお休みなさい。
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