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廃村へ
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「デカくなってるな……やっぱり」
アンリはショーツを履くと、膨らんだ胸を下乳に手を当てながら複合術式の刻まれた青いブラに押し込めた。複合術式の刺繡が微かに青く輝き、胸から余剰魔力を吸収して、着用者の体形に合わせ形状を変化させる。
「胸に魔力が溜まってきてる……胸で魔力が濃縮されてるのか?」
アンリはブラの上から魔性が活性化し膨らんだ自身の乳房を触る。
「今夜はここで休んでいくか」
ディアスが問いかける。
「ああ、そうだな」
「うん、そうだね」
「食事の準備をするか」
・・・・・・
アンリは乾いた枯葉と枝を集める。
「この魔石は……燃焼石か……マナの純度が低いけど大丈夫だろ」
アンリが周囲に転がっていた燃焼石の欠片に打ち金を打ち付けると、火花が飛び散り、乾いた枯葉が燃えはじめる。
「こんなもんか」
アンリはオクタヴィアが捕まえた川魚を塩で洗ってぬめりを落とした後、火で炙り臭みの原因となる余分な脂を落とす。そして、鍋の中に陸稲米を乾燥させた干飯とヤギのチーズを乾燥させたものと炙った川魚と干し肉を入れ煮込んでいく。
・・・・・・
「ディアス、今どの辺か、わかるか?廃村までどれ位かかるんだ?」
アンリはリゾットを口に運びながらディアスに問いかける。
「前に来たことがあるが、早朝に出発すれば昼頃にはつくはずだ」
「いやー今夜は野宿かと思ったけど、屋根のある場所で眠れそう」
オクタヴィアは猫舌なのか息を吹きかけながら、少しずつリゾットを口に運んでいる。
「あれ?オクタヴィア猫舌だったっけ?子供の頃は違った気がしたけど」
・・・・・・
深夜の猟師小屋
「ちょっと、オクタヴィア、人の寝袋入ってくるなよ」
オクタヴィアはアンリの手首を掴み、弾力のある胸をアンリの背中に押し付ける。
「えーいいでしょ……やっぱり魔力が上がってるね」
……夜闇に魔獣の何かを訴えるような悲しげな遠吠えが響いている。
「三つ目オオカミか?」
「何かを警戒してるみたい」
「……そろそろディアスと見張り交代の時間か」
・・・・・・
早朝に猟師小屋を出発したアンリ達は廃村にたどり着いた。周囲を山に囲まれた小さな盆地に村はあった。
村は簡素な堀と木の塀で囲まれ、蔦に覆われた小さな石造りの見張り塔が建っている。アンリ達のいる村の入り口からそれなりに大きな屋敷が奥の小高い丘の上にあるのが見てとれた。
「思ったほど荒れてない……か?」
膝の高さまで草が生い茂っていたが、村の建造物の多くは少々修理すれば問題なく居住が可能であるようだ。
「静かだな……前に来たときと少し雰囲気が違う気がするが……」
三人が周囲を警戒しながら静まり返った廃村を進む……アンリは村の中央にある古井戸の水をくみ上げる。
「大気中の瘴気濃度はさほどでもないけど、地下水の瘴気濃度が高い……この村が寂れたのはこれもあるのか?」
アンリはショーツを履くと、膨らんだ胸を下乳に手を当てながら複合術式の刻まれた青いブラに押し込めた。複合術式の刺繡が微かに青く輝き、胸から余剰魔力を吸収して、着用者の体形に合わせ形状を変化させる。
「胸に魔力が溜まってきてる……胸で魔力が濃縮されてるのか?」
アンリはブラの上から魔性が活性化し膨らんだ自身の乳房を触る。
「今夜はここで休んでいくか」
ディアスが問いかける。
「ああ、そうだな」
「うん、そうだね」
「食事の準備をするか」
・・・・・・
アンリは乾いた枯葉と枝を集める。
「この魔石は……燃焼石か……マナの純度が低いけど大丈夫だろ」
アンリが周囲に転がっていた燃焼石の欠片に打ち金を打ち付けると、火花が飛び散り、乾いた枯葉が燃えはじめる。
「こんなもんか」
アンリはオクタヴィアが捕まえた川魚を塩で洗ってぬめりを落とした後、火で炙り臭みの原因となる余分な脂を落とす。そして、鍋の中に陸稲米を乾燥させた干飯とヤギのチーズを乾燥させたものと炙った川魚と干し肉を入れ煮込んでいく。
・・・・・・
「ディアス、今どの辺か、わかるか?廃村までどれ位かかるんだ?」
アンリはリゾットを口に運びながらディアスに問いかける。
「前に来たことがあるが、早朝に出発すれば昼頃にはつくはずだ」
「いやー今夜は野宿かと思ったけど、屋根のある場所で眠れそう」
オクタヴィアは猫舌なのか息を吹きかけながら、少しずつリゾットを口に運んでいる。
「あれ?オクタヴィア猫舌だったっけ?子供の頃は違った気がしたけど」
・・・・・・
深夜の猟師小屋
「ちょっと、オクタヴィア、人の寝袋入ってくるなよ」
オクタヴィアはアンリの手首を掴み、弾力のある胸をアンリの背中に押し付ける。
「えーいいでしょ……やっぱり魔力が上がってるね」
……夜闇に魔獣の何かを訴えるような悲しげな遠吠えが響いている。
「三つ目オオカミか?」
「何かを警戒してるみたい」
「……そろそろディアスと見張り交代の時間か」
・・・・・・
早朝に猟師小屋を出発したアンリ達は廃村にたどり着いた。周囲を山に囲まれた小さな盆地に村はあった。
村は簡素な堀と木の塀で囲まれ、蔦に覆われた小さな石造りの見張り塔が建っている。アンリ達のいる村の入り口からそれなりに大きな屋敷が奥の小高い丘の上にあるのが見てとれた。
「思ったほど荒れてない……か?」
膝の高さまで草が生い茂っていたが、村の建造物の多くは少々修理すれば問題なく居住が可能であるようだ。
「静かだな……前に来たときと少し雰囲気が違う気がするが……」
三人が周囲を警戒しながら静まり返った廃村を進む……アンリは村の中央にある古井戸の水をくみ上げる。
「大気中の瘴気濃度はさほどでもないけど、地下水の瘴気濃度が高い……この村が寂れたのはこれもあるのか?」
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