平凡で特徴なんて何一つもない俺が総攻めなワケ

梨緒

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※見つけた、僕の希望

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菱川菜月side








フードのあいつが羨ましいと思った……










僕は昔から、抱く側の人間で、それは今も現在進行形で……








でも、、、、







紗綺とフードのあいつがキスをしているのを見ていたら、ずるいと思ってしまった。






フードのあいつは、キスをされた時に目をつぶってて見えてなかったかもだけど、紗綺の瞳を俺は見てしまった。








あれは、愛しくてしょうがない、って思ってる瞳。

















いいなぁ、、、




ね、、俺、、、、ずっとね








愛されたかったんだ__________________________







中等部の頃に穢された僕の身体は、ずっと快楽を求めていた。
だから毎日毎日のように親衛隊を抱いているんだけど、物足りなかった。













気持ちいいはずなのに、なんで!?なんで!?







抱いてる時、ずっと思ってた。












「あっ、あっ、あぁ!!かい、けいさまっ!」




「、、っ、、ん?、はっ、、どうしたの~?」





「あっ、あぁぁぁ、アッアッ、き、きも、ちい、、ですかっぁ、!!」






「・・・・・・・・・・っ、うん」









なんで、そんなに君たちは気持ちそうな顔してるの?










僕はこんなにモノタリナイのに、なんで…






僕もそっち側になったら……キモチイイ?

































そして、とうとう気づいたんだ……





【僕、抱かれたいんだ】って_____________











でも、もうこんな僕のこと誰も抱いてくれないと思った。











だって、親衛隊の子みたく可愛くないもん。






きっと、誰も愛してくれないもん。











でもね、やっと出会えた気がしたんだ。







初めて会った相手を助けて、抱きしめてくれるお人好しなやつなんて、他に居ないでしょ?












紗綺なら、僕のこの穢れた身体、どうかしてくれるかな?



















紗綺、僕の貪欲な欲望




紗綺なら救ってくれるよね?












【見つけた、僕の希望】









































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