初級魔法しか使えない？だったら極めます

１章 凡人の魔法使い

二話 ウィザード学園

ヘレティック「お母さん、お父さん。ただいま」

ヘレティックは帰ってくると、前まであった両親は居なく、喧嘩も聞こえないが、寂しさもある

ヘレティック「……」

ヘレティックはなにも言わず、自分の部屋に入った





ヘレティック「手紙？」

ヘレティックが庭の木陰で休憩してから戻ると、家のポストに手紙が入っていた

ヘレティック「えッ！？」

ヘレティックはポストに入っていた手紙を見ると、ウィザード学園からの入学案内についてだった

ヘレティック「早く言わないと！」

ヘレティック「おかあ…」

ヘレティックは急いで家に入ったが、悲しく静かなだけだった





ヘレティック「これで、合ってるよね？」

あれからヘレティックはウィザードに入学を果たし、ウィザード学園の制服を着ている

エイス「あっヘレティック」

ヘレティック「あっエイスさん」

エイス「…ヘレティックも入学できたんだね」

エイスは一瞬顔がむっ、としたが、聞いてきた

ヘレティック「うん。僕なんかがなんで入学できたか分からないけど」

ヘレティックとエイスが話していると、

カノン「はッ此処はお前みたいな凡人も入学できるのかよ」

エイス「カノン…だっけ？」

カノン「あ？カノン様だろ？」

エイス「はぁ」

エイス「カノン様はどうしてここに？」

エイスはため息をはいたあと、めんどくさそうにカノンに聞いた

カノン「俺は凡人を見つけたからあいさつと思ってな」

エイス「そうですかぁ」

エイスはそう言って、その場を去った

ヘレティック「……」

ヘレティックもエイス同様、去ろうとしたが、カノンが止めた

カノン「凡人、お前には用がある」





カノン「確か、ウィザード学園の制服とローブは魔法の耐性が強いからな」

カノンはヘレティックと一緒に中庭に出ると、カノンは手のひらに炎を出した

カノン「おらよ！」

カノンは手のひらの炎を球体にした魔法。ファイアーボールを放った

ヘレティック「ちょッ！？」

ヘレティックは突然の攻撃に驚いたが、ギリギリ回避した

カノン「お前みたいな凡人は俺みたいな貴族の練習にでもなれよ！」

カノンはそのまま魔法を止めず、ヘレティックのみを狙った

ヘレティック「くっ」

ヘレティックも反撃したが、小さい炎はカノンのファイアーボールには当たり前だが、かなわず、ヘレティックの制服にファイアーボールが当たった

カノン「一回ぐらい当たったぐらい大丈夫だろ」

カノンは気にせず、ファイアーボールを放ったが､突然、ファイアーボールが凍った

カノン「なッ」