10 / 18
2章 マギアグランプリ
七話 マギアグランプリの準備
しおりを挟む
ヘレティック「……」
ヘレティック「知らない天井」
ヘレティックは目を覚ましたが、寮でも家でもない知らない天井だった
エイス「ヘレティック、起きた?」
エイスは部屋に入って来たが、安心したような、心配しているような顔をしている
ヘレティック「う、うん」
エイス「良かったぁ」
エイスは安心した顔をして、胸を撫で下ろした
ヘレティック「…あの、僕なんでベッドで寝てたの?」
エイス「覚えてないの?」
ヘレティック「グレイさんと戦って、凍らされたところかな」
エイス「…そう」
エイス「(やっぱりあの力を忘れちゃったのかな…)」
エイス「ひとまず、安静にして。そろそろマギアグランプリが始まるから」
ヘレティック「マギアグランプリ?」
エイス「まあ、私もさっきパパから聞いたけど、マギアグランプリってのはウィザード学園の生徒のみが参加する大会だよ」
ヘレティック「ウィザード学園の生徒って事は」
エイス「うん。あいつ(カノン)も参加する」
ヘレティック「て事は戦うのかぁ」
エイス「どうだろ?場合によっては戦わないかもしれないよ」
ヘレティック「そ、そうなんだ」
エイス「まあ、マギアグランプリまでは1ヶ月ぐらいあるみたいだから、ヘレティックが良くなったらまた練習しよ」
ヘレティック「うん!」
グレイ「(此処は行かない方がいいな)」
グレイはエイスとヘレティックの間に入らず、その場を去った
エイス「パパ。居るのは分かってるからね」
が、エイスはグレイが居るのが分かっていた
グレイ「ば、バレてたか」
エイス「私になにか用?」
グレイ「ああ。急にマギアグランプリの事を言ったから緊張とかないかと思って」
エイス「……」
エイス「パパ。私は氷のウィザードマスターグレイの……娘だよ」
エイス「緊張なんかないよ」
グレイ「それもそうだな」
エイス「それに、パパの事は信頼もあるから」
グレイ「エイス」
グレイはエイスから聞いた言葉で嬉しくなっていた
エイス「……でも」
エイス「パパはそこに痺れたり憧れる事はないかな」
グレイ「そ、そうか」
エイスの言葉は槍としてグレイに刺さった
エイス「さて、今日は別の事をしよう」
ヘレティックが回復し、数日後の放課後にエイスは言った
エイス「今ヘレティックは火球はできてるから槍にしてみよう」
ヘレティック「…火球から槍に」
ヘレティックは火球が槍に変わるイメージを考えた
ヘレティック「…小さい」
ヘレティックのイメージによって、火球は槍に変わったが、手のひらサイズ槍しかできなかった
エイス「頑張ればできるよ」
カノン「…凡人と一緒に練習とはな」
カノンはヘレティックの練習に付き合っているエイスを見て呆れていた
ヘレティック「知らない天井」
ヘレティックは目を覚ましたが、寮でも家でもない知らない天井だった
エイス「ヘレティック、起きた?」
エイスは部屋に入って来たが、安心したような、心配しているような顔をしている
ヘレティック「う、うん」
エイス「良かったぁ」
エイスは安心した顔をして、胸を撫で下ろした
ヘレティック「…あの、僕なんでベッドで寝てたの?」
エイス「覚えてないの?」
ヘレティック「グレイさんと戦って、凍らされたところかな」
エイス「…そう」
エイス「(やっぱりあの力を忘れちゃったのかな…)」
エイス「ひとまず、安静にして。そろそろマギアグランプリが始まるから」
ヘレティック「マギアグランプリ?」
エイス「まあ、私もさっきパパから聞いたけど、マギアグランプリってのはウィザード学園の生徒のみが参加する大会だよ」
ヘレティック「ウィザード学園の生徒って事は」
エイス「うん。あいつ(カノン)も参加する」
ヘレティック「て事は戦うのかぁ」
エイス「どうだろ?場合によっては戦わないかもしれないよ」
ヘレティック「そ、そうなんだ」
エイス「まあ、マギアグランプリまでは1ヶ月ぐらいあるみたいだから、ヘレティックが良くなったらまた練習しよ」
ヘレティック「うん!」
グレイ「(此処は行かない方がいいな)」
グレイはエイスとヘレティックの間に入らず、その場を去った
エイス「パパ。居るのは分かってるからね」
が、エイスはグレイが居るのが分かっていた
グレイ「ば、バレてたか」
エイス「私になにか用?」
グレイ「ああ。急にマギアグランプリの事を言ったから緊張とかないかと思って」
エイス「……」
エイス「パパ。私は氷のウィザードマスターグレイの……娘だよ」
エイス「緊張なんかないよ」
グレイ「それもそうだな」
エイス「それに、パパの事は信頼もあるから」
グレイ「エイス」
グレイはエイスから聞いた言葉で嬉しくなっていた
エイス「……でも」
エイス「パパはそこに痺れたり憧れる事はないかな」
グレイ「そ、そうか」
エイスの言葉は槍としてグレイに刺さった
エイス「さて、今日は別の事をしよう」
ヘレティックが回復し、数日後の放課後にエイスは言った
エイス「今ヘレティックは火球はできてるから槍にしてみよう」
ヘレティック「…火球から槍に」
ヘレティックは火球が槍に変わるイメージを考えた
ヘレティック「…小さい」
ヘレティックのイメージによって、火球は槍に変わったが、手のひらサイズ槍しかできなかった
エイス「頑張ればできるよ」
カノン「…凡人と一緒に練習とはな」
カノンはヘレティックの練習に付き合っているエイスを見て呆れていた
0
あなたにおすすめの小説
家族と魔法と異世界ライフ!〜お父さん、転生したら無職だったよ〜
三瀬夕
ファンタジー
「俺は加藤陽介、36歳。普通のサラリーマンだ。日本のある町で、家族5人、慎ましく暮らしている。どこにでいる一般家庭…のはずだったんだけど……ある朝、玄関を開けたら、そこは異世界だった。一体、何が起きたんだ?転生?転移?てか、タイトル何これ?誰が考えたの?」
「えー、可愛いし、いいじゃん!ぴったりじゃない?私は楽しいし」
「あなたはね、魔導師だもん。異世界満喫できるじゃん。俺の職業が何か言える?」
「………無職」
「サブタイトルで傷、えぐらないでよ」
「だって、哀愁すごかったから。それに、私のことだけだと、寂しいし…」
「あれ?理沙が考えてくれたの?」
「そうだよ、一生懸命考えました」
「ありがとな……気持ちは嬉しいんだけど、タイトルで俺のキャリア終わっちゃってる気がするんだよな」
「陽介の分まで、私が頑張るね」
「いや、絶対、“職業”を手に入れてみせる」
突然、異世界に放り込まれた加藤家。
これから先、一体、何が待ち受けているのか。
無職になっちゃったお父さんとその家族が織りなす、異世界コメディー?
愛する妻、まだ幼い子どもたち…みんなの笑顔を守れるのは俺しかいない。
──家族は俺が、守る!
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
第2の人生は、『男』が希少種の世界で
赤金武蔵
ファンタジー
日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。
あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。
ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。
しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
クラスの陰キャボッチは現代最強の陰陽師!?~長らく継承者のいなかった神器を継承出来た僕はお姉ちゃんを治すために陰陽師界の頂点を目指していたら
リヒト
ファンタジー
現代日本。人々が平和な日常を享受するその世界の裏側では、常に陰陽師と人類の敵である妖魔による激しい戦いが繰り広げられていた。
そんな世界において、クラスで友達のいない冴えない陰キャの少年である有馬優斗は、その陰陽師としての絶大な才能を持っていた。陰陽師としてのセンスはもちろん。特別な神具を振るう適性まであり、彼は現代最強の陰陽師に成れるだけの才能を有していた。
その少年が願うのはただ一つ。病気で寝たきりのお姉ちゃんを回復させること。
お姉ちゃんを病気から救うのに必要なのは陰陽師の中でも本当にトップにならなくては扱えない特別な道具を使うこと。
ならば、有馬優斗は望む。己が最強になることを。
お姉ちゃんの為に最強を目指す有馬優斗の周りには気づけば、何故か各名門の陰陽師家のご令嬢の姿があって……っ!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる