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19微✴︎
しおりを挟むチュンチュン
鳥の囀りが聞こえてくる。ふとめを覚ますと、目の前は暗かった。
あれ?
上を見上げるとリヴァル様の顔があった。リヴァル様の顔を覗き込みその薄く開いた口に自身の唇を重ねる。
ペロリとリヴァル様の唇を舐め薄く開いた口の中に舌を差し入れた。
瞬間頭を固定され、逆に舌を吸われ、唇を喰まれ口の中を舐め回される。
力が抜けリヴァル様の胸に倒れ込む、それを難なく受け止め頭を撫でてくれるリヴァル様。気持ちいい。
「リリム、おはようございます」
「おはようございますリヴァル様」
誰も居ないし、聞いてないので名前を呼ぶことができるのは嬉しい。
いつも以上にニコニコしていたら、クスクス笑われた。むー、と頬を膨らませるも抱き締められ顔中に口づけされる。
「どうしましたリリム。欲求不満ですか?」
「?欲求不満って何ですか?」
「ん?ああ、僕にこう口付けや胸を触られたり、蜜口をいじられたいのかと思ったのですが・・・おや、濡れていますね」
そう言われて顔が赤くなる。朝からこんな事になるなんていけない子だと思われてしまう。
でも、リヴァル様は・・・
「クスクス、嬉しいですよリリム。僕の口付けはそんなに気持ちよかったですか?でも、リリムの身体を朝からこんなふうにしたのがレイに知れたら怒られますね。一度達して、身体を綺麗にしましょう。それからゆっくり起きましょうか」
私の夜着をはだけさせ、胸を揉み頂にある乳首を弄り始め、もう片方の手で、私の蜜口を撫で回し、陰核を摩ったり、指を膣内に入れて掻き混ぜる。
声を出さないように口を塞いでいると、結界を張っていますから外には漏れませんよ、と手を退かされ口付けを落とされる。
膣内に入る指を増やされ、弄られ私は盛大にイった。
潮も吹いたためシーツもビショビショ。
リヴァル様に抱っこされ、湯殿に向かう。いやらしいことはされずに、身体を清められ服に着替え髪の毛を乾かされる。
コンコン
「どうぞ」 パチン
リヴァル様が言うと同時に指を鳴らすと、ドアが開いてレイがお茶を持ってきてくれた。
「おはようございますヴィ様、リリム様。目覚めに温かいお茶をどうぞ」
手渡しされたお茶をリヴァル様の膝の上でいただく。下りようにも下ろしてもらえなかったのだ。
「美味しいですね」
「ええ」
後にこの時の私たち2人は、砂糖を吐きそうなほど甘い雰囲気だったそうだ。それは側に居たレイが居た堪れなくなる程に。
朝ご飯を食べながら今日の予定を聞くと、変な女の人に狙われていることから一度家に帰りましょうと提案された。
でもそうなるとリヴァル様と逢えなくなる。そう思いリヴァル様を見ると微笑まれる。
「私もそろそろ国に帰らないと強制的に連れ戻されます。そうなると最低でも5年は出られなくなるので、今回は我慢してください。
既定の処理を済ませればリリムを探しに行きますから、待っていて貰えますか?」
「はい、何時迄も待っています。早く迎えにきてくださいね?」
涙声になってしまったのは離れたくなかったのと、泣いてはいけないと思ったから。
影が差し見上げるとリヴァル様が横に立っていた。見上げると、目線を合わせるように跪く。
「リリム、次会う時は貴女を私の生涯の伴侶として迎えに行きます。時間は掛かるかもしれませんが、障害は全て取り除きます。それまで待っていてくれますか?」
「生涯の伴侶ってお嫁さんですか?」
「ええ、僕の唯一無二のお嫁さんです」
求められて嬉しかった。必要とされるのが嬉しかった。生きてて良いと言われるのが嬉しかった。
涙をポロポロ流しながら笑顔を作り何度も頷く。
リヴァル様に抱き締められ頭を撫でられる。
「『僕(私)と未来を紡ぐ者リリム。我らを分かつ事は何人たりとも許されない』」
次の瞬間闇が2人を包み込んだ。側で見守っていたレイと影の人が慌てたのが一瞬見えた。
瞬きすると、何事もなかったかのようにリヴァル様が私に口付けを落としていた。リヴァル様の首に腕を回して応える。
するとクスクス笑う声が聞こえる。唇を離され、膝の上に乗せられる。
先程広がった闇は見当たらず。みんなに聞こうと思っても、声が出なかった。
それを察したレイが、なんの問題もありませんよ、と優しく微笑んでくれて、お茶のおかわりをくれた。
お礼を言い、お茶を飲み終えると直ぐに眠気が襲ってきてリヴァル様の胸で意識を失ってしまった。
※※※※※
レイ視点
リリム様に手を出してきた影の女には、直ぐに帝国の北に位置する貴族に嫁ぐように手配する。
今晩中にはあの女はこの街から消え、変わった趣味を持っているあの貴族に飼われる事になるだろう。
なに殺されることはありませんよ。散々可愛がられ子を成しても・・・ああ、健康な女性を所望でしたから、何人産ませるのでしょうね?
機会があったら子作りの秘訣でも聞いてみますか。血は残したいですからね。
まあしかし、あの様な女が彼の伴侶になるなどあり得ない。何かの拍子に彼の中に封じられているものが出て来られては対処ができない。
その点リリム様は、一目見て彼が気に入った人であり、彼の中のものも不快を表していないことから、制御は上手くいっている。
これらは帝国の重要機密事項に当たるもので、私もリリム様の事で実家の父に連絡を取って初めて知った事である。
私は知らなかったのだが、彼が5歳の時に中のものが暴走して皇城の一部を破壊したそうだ。皇族も止めるのに何人か死んでいる。その為一度は隔離していたのだが、それが原因で今度は彼自身が暴走した。
よって、少しの自由を与えるとともに、心を穏やかにさせ中のものを抑えるようにしたのだそうだ。
彼に影の仕事をしてもらい始めてから、力の制御もうまくいきなおかつ中のものも大人しくなっていったので、これでいこうという事になった。
実際、私が彼の身代わりをして13年、暴走はなく穏やかに過ごしている。特にリリム様に遭われてからは中のものが消えたのではないかと思うくらいに。
今晩彼はリリム様を痛い程可愛がられるだろう。リリム様の平穏が彼自身の平穏に繋がる。
万が一にでも彼の中のものが暴走した場合、彼とリリム様の両人を手にかけねばならないだろう。そうならない様に部屋に結界を張ってもらわねばならない。
そう、悪魔を抑える結界を
深夜迄部屋の前で影と待機する。すると、彼とリリム様の居る部屋を囲う結界が張られた。
外側から試しに手を翳して見ると私でも弾かれた。得意ではないが、闇魔法を展開しても弾かれた。
結界に問題がないことを確認してから私と影はその場を離れた。
休んでいても何かあれば直ぐ反応できるように勿論近くの部屋で。
窓の外から朝日が差し込む。結界が壊れる異常もなく、ホッとし朝の支度に取り掛かる。
彼のことだ、朝からもリリム様を可愛がられるだろう。
邪魔をしないように頃合いを見てお茶を用意しドアをノックする。
返事とともに結界が解除される。中に入ると、リリム様が彼の膝の上におられた。
お二人にお茶を渡す。2人雰囲気が物凄く甘い。恋人が欲しいところです。
朝食の席で今後の事を説明する。やはりと言っていいか、リリム様が淋しそうにされていた。
彼がリリム様を生涯の伴侶にする事を伝えると喜ばれ、涙を堪えながら了承される。
彼がリリム様を抱き締められ、言葉を紡がれた一瞬2人が闇に包まれた。
思わず影と駆け寄るも何も起こらなかったので問題無しと判断する。
朝食後、準備を始め彼にも今後の事を伝える。問題ないと返答をもらい、体調を伺うもこちらも問題ないとのこと。
朝食時の出来事を報告するため文章にまとめ、魔法で送る。何かあれば彼が皇城に帰り着いたときに説明を求められる。そう考えて。
まさか手紙自身が魔法を掛けた瞬間消滅しているとも思わず。
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