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しおりを挟むルーダン迄は護衛の仕事をしようかと思っていたら、距離があるので確実に辿り着く事を優先してください。とバーナードさんに念を押された。
渋々従ったけれども、アーバインを出て隣国を跨ぎ、帝国を超えた辺りで盗賊、山賊に出くわす。人数が多い分不利に思われるが、罠を仕掛けながら対処するので1人でも問題ない。というか1人で良かった、守りながらは辛い。バーナードさんに感謝。
中々にいい道である。鍛えるのにはいい訓練になるし、頭の回転も早くなる。
刃物が掠る事もあるが血も流れないし肌に傷も付かない。
その時は疑問に思わなかったが、ルーダンに着いた時には服はボロボロだった。
まあ、最高30人を1人で対処できたのは良しとしよう。
盗まれただろうものは、何処かのギルドで渡せば持ち主が見つかるだろう。持っていくのは重いけど・・・。
野宿には慣れたもので、黙って火を使う事もある。監視はされていないはず。多分。火傷してないし大丈夫だよね。
ルーダンの首都まで辿り着くと直ぐギルドに向かう。
山賊や盗賊から回収したものを全て出し(これが原因で狙われたともいう。)持ち主を探して欲しい旨を伝えると、ギルド長が出てきて、私のギルドカードを確認し荷物を確認する。
どれも被害届が出ていたらしく、何処で何人仕留めたのかを伝えると、その分の報酬が渡された。これが結構な額で驚いていると、それだけ惨虐な連中なのだ、と教えられた。
思い出してみれば味方にさえ容赦が無かった。そんな集まりだから突けば簡単に崩すことが出来た。
唯一面倒な集団だったのが山賊。連携も見事なものだった。隙を作り出すことが出来たからほぼ全員を仕留める事ができたけど、頭は生きてるよね絶対。
引く時でさえ統率が取れていた。その事を伝えると、有力な情報として買い取ってくれた。
大概が、子供だからとかで下に見られるんだけどここの人は違うみたいだ。
一応聞いてみると、この国では盗賊や山賊などが多いんだとか。情報は命。うん確かに。
その上で何組も仕留めているのは凄い事なんだって。
残党も監視が付いていたらその人が始末してそう。まあ、私の許容範囲ではないんだけどね。
しばらく話し合い、届出が出ているものに関しては報酬を貰う。壊さずに持って来たのも良かったらしい。国宝級の物があったんだって。何処にそんな価値があるのか私には分からない。一応教育で習ったけどね。
数日はこの街に滞在して少し離れた都市に移動する。宝石が最後に確認されたのがそっちの静養都市と呼ばれている所。
それまでに飯屋で情報を集めようかな。宿は・・・・そうだな、ギルドおすすめに泊まっておこう。どうせ狙われるのわかってるしね。
数日は野外か、雨降らないといいなぁ。
※※※※※
リヴァル視点
「リリム様は無事にルーダンに到着されました」
影からの報告を聞きながら、雑務をこなす。
自身の中の悪魔の魂が安定しているかの確認の為だけに、国に拘束されているのはなんとも腹立たしい限りです。
「野宿がほとんどだったと思いますが、怪我はしていませんでしたか?」
「はい、獣の解体も見事な手際でした。ですが、確か火を使うのは禁止されているはずなのですが、周りを確認し、火を起こして調理をされていました。火傷はされていません」
「・・・・、そうですか。見張られていないと思い好奇心の赴くままに、というか、日頃の欲求爆発させましたね。火傷をしていないだけ良しとしましょうか。他には気になる点はありますか?」
「ルーデンと我が国との国境を越えたあたりから、盗賊や山賊が頻繁に出没しております。
帝国側では主が殲滅してしまわれたので、ルーデン側で活動しているものと思われます。
リリム様も襲われましたが、全てをほぼ殲滅され、彼等が旅人や商人から盗んだ物を丁寧に首都のギルドまで運ばれました。残党の方は私が始末しておきました。
そうそう、山賊の頭の息子が中々筋が良かったので連れて来たのですが如何致しましょう」
「リリムに怪我がないのなら良いですが、ギルドで目をつけられていないか心配ですね。
山賊の者に関してはお任せします。ただ、リリムに牙を剥くことの無いようにお願いしますね」
「了解しました」
いい笑顔でお願いすると、影は一瞬震えるも直ぐにいつも通りに戻る。よく訓練されていますね。
リリムが傷一つ無いのは契約紋があるからでしょう。あれには護りの魔法が付いていますからね。
ギルドで変な人間に目をつけられなければいいのですが。
『クスクスクス、リリムは相変わらずですね。そこも可愛らしいのですが。
誕生日のプレゼントに強力な守護の魔法を掛けたブレスレットを送っておいて良かったですよ。
貴女の身体を傷付けて良いのはリヴァルと私だけですよ?
さてレイも帰ってきた事ですし、他の人間の記憶操作もしておきましょうか。クスクス私の邪魔をするなど許しませんよ?
それに・・・どちらかと言えば皇族の方が悪魔だと思いますがね?ねぇ、そう思いませんか?リヴァル』
ああ、早くあなたと同化してリリムの肉体と心を犯し尽くしたい
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