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結婚からの
十九
しおりを挟む私の後ろから現れた元夫。振り返ればそれはそれはいい笑顔だった。
そして件の王太子は、じゃあそう言うことでとさっさとお逃げになりやがりました。
「今後のお話をしていただけですよ。そうそう朝食を用意していますのでどうぞ召し上がってください。
では私はこれで」
そう言って部屋に戻ろうとすれば、左腕を掴まれた。
訝しげに彼を見ればいい笑顔のまま彼の部屋に連れ込まれてしまった。
抵抗しなかったのかって?
思いの外力があったんだよ。それに振り解こうとすれば肩に担がれる始末。
見た目ヒョロ男のなのに何処にこんな力があるのか知りたいものだ。
部屋に入れば鍵をかけられベッドに放り出された。
起きあがろうとすれば上からのし掛かられた。
「私以外の男とそんな風に話されては嫉妬で貴女をどうにかしてしまいそうです」
!?え?何この人、怖い
「誰かと勘違いなされていませんか?」
咄嗟にそう答える。大丈夫バレていないはず。て言うか何年顔見てないよ。
離婚届出てるよね?おとっつぁん頑張ったよね?
「レン、私はね一度だけ王宮でその姿を確認したのを貴女だと思っています。ですが違うのでしょう?
それでも今回こうして会うことが出来ました。これは貴女と私の運命です、今更逃がしませんよ。
さてと昨日は初めてだから手加減してあげましたが今はそんな必要無いですよね?
夜にならないと薬の効果が現れませんがまあいいでしょう。聞き分けのない子にはお仕置きが必要ですしね?
時間はたっぷりあります。じっくり愛してあげますよ、レン」
言い終わった瞬間秒で逃げましたよ。てか何?夜になると薬の効果が現れるってどう言うこと?あの薬そんなにまずいの?
ていうか君嫁がいるだろうよ。どうした嫁。聞くのが怖いけど王太子助けろよ。不倫はいかんだろう不倫は。
取り敢えず今度こそ薬を抜かないと
建屋の裏手にある泉に向かう。袖を捲るのが面倒なのでそのまま小刀を腕に当て引こうとすればまたしても邪魔が入る。
「身体に傷を付けたらお仕置きだよ。まあ、私はそれでも構わないんだけどね。
3日は此処から出ない裁断だからね」
は?3日?何それ聞いてない
そんなにのんびりしてていいの?
「構いませんよ。今は王妃に国王を抑え込んでもらっていますから。
それに、冒険者の方々や近衛にも休息は必要でしょう?勿論私にもね」
納得できそうでそうで出来ないことを言われても説得力に欠ける。
それにそんな休息私には不要だ。
あの女本当に碌な事をしない。やっぱり森に置き去りにしてやる。
そんな決意も虚しく抱きしめられた。
「やれやれ、貴女には身体に分からせる方がいい様ですね」
いやいやいやいやおかしいだろう。何で私がお前の性処理に付き合わされねばならんのだ?
「勿論私が貴女を好ましく思っているからですよ。
ああ、安心してください。家にいる嫁とは別れて貴女を私の妻にしますから。
ね?安心でしょう?」
いやいやいやいや全く安心できない。て言うかもう結婚、いや離婚してるし。より戻す気ないし。
どうする?どうする?ここは森に逃げ込む方がいいか
すかさず身体を捻り彼の腕から抜け出す。そしてそのまま森の中に走り去った。
勿論アイツはその場に置き去りにして。
2日後に戻ってくる
このまま一人で突っ走る
奴をこの建屋に縛り付ける
取り敢えずいい方法考えて実行しないと私の身が危ない。
そんな考えの中出会す魔獣なり獣を蹴散らしていく。
「やれやれ今は開放してあげますよ。ですが貴女には暗示をかけていますからね?
クスクス、夜には私の元に戻ってくる様にね。楽しみに待っていますよ?レン」
そんな事を奴が呟いているなんて思いもせず
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