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お泊まり学習 イカ編
しおりを挟む次の日はマリンスポーツを体験して、現地の人の家にお泊りすることになっていた。
でもイカ五兄弟に関しては、マリンスポーツの時から別行動。
思いっきり海を楽しむのだ。
先生と長男イカだけで少し話をして(軽い打ち合わせ)いざ海へ!
っと思ったら、下三匹(杯)がバナナボートに乗りたいと言いだし急遽予定変更。
ある程度満足してから、五匹(杯)連れ添って海の中へ。
♪~うみーはひろいなおおきいな~♪
そんな音楽が聞こえて来そうな中、はぐれないように下へ下へ降りていく。
海はいつも入る川や、海水を模して作られた水槽の中とは違ってとても体に馴染んだ。
とあるゲームの水の中の音楽が聞こえて来そうなほどゆったりとした時が流れていく。
見たこともない魚達や、海藻。僕たちの泳ぎ方が下手に見えたのか、他のイカ達が寄って来ては声をかけて去っていく。
緩やかな時間は眠気を誘う。
岩にもたれ五匹(杯)で昼寝。
zzzzzzzzzzzzzz
と思ったら、カニに身を挟まれた。
チョッキン、グニ!
チョッキン、グニ!
チョッキン、グニ!
チョッキン、グニ!
チョッキン、グニ!
「いったーーーーーーーーーーい!」
感覚の鈍い上の四匹(杯)と違い、一番下は痛みに敏感だ!
いつもの調子で大きな声を出してしまった。
だがここは村ではない。自然界の海なのだ。
まずいかもしれない。
そんなことを考えていたら、直ぐ頭上を鮫が通った。
明らかにこちらを意識している。
5匹で寄り添い、直ぐ様小さな洞窟のようなとこに逃げ込む。
海底スレスレで口を開けて向かってこられたらひとたまりもない!
イカを餌にする動物は多々いるだろう。そんな中でも、生きていく知恵を身に付けなければいけない。
そんな訳もあり、今回のお泊まり学習はイカ兄弟だけ別行動なのだ。
本能的に目覚めれば、身体は自然と海に帰りたがる。
いきなり自然界に放り出されたら、直ぐに外敵に食われてお終いとなる。それを避けるために、子供の頃に一度海に潜っておくのだ。
が、しかし、今回は親は居らず全員が初めて。何とかなるだろうとは言われたが、初っ端から追い詰められるとは思ってもいなくて・・・
帰れないのではないかと一抹の不安にも駆られるわけで・・・
ここが兄としての頑張りどころ・・・
ピーーーーーーーーー
何?音?超音波?
洞窟の陰から、外の様子を伺うと、とんでもない光景を目にした。
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