どうぶつ村(淡水魚・海水魚含む)の住人たち〜今日も何かが起こっている〜

黒梟

文字の大きさ
21 / 29

お泊まり学習 イカ編

しおりを挟む

 次の日はマリンスポーツを体験して、現地の人の家にお泊りすることになっていた。

 でもイカ五兄弟に関しては、マリンスポーツの時から別行動。
 思いっきり海を楽しむのだ。

 先生と長男イカだけで少し話をして(軽い打ち合わせ)いざ海へ!
っと思ったら、下三匹(杯)がバナナボートに乗りたいと言いだし急遽予定変更。
 ある程度満足してから、五匹(杯)連れ添って海の中へ。



♪~うみーはひろいなおおきいな~♪





 そんな音楽が聞こえて来そうな中、はぐれないように下へ下へ降りていく。

 

 海はいつも入る川や、海水を模して作られた水槽の中とは違ってとても体に馴染んだ。

 とあるゲームの水の中の音楽が聞こえて来そうなほどゆったりとした時が流れていく。

 見たこともない魚達や、海藻。僕たちの泳ぎ方が下手に見えたのか、他のイカ達が寄って来ては声をかけて去っていく。


 緩やかな時間は眠気を誘う。



 岩にもたれ五匹(杯)で昼寝。


 zzzzzzzzzzzzzz



 と思ったら、カニに身を挟まれた。

 チョッキン、グニ!
 チョッキン、グニ!
 チョッキン、グニ!
 チョッキン、グニ!
 チョッキン、グニ!

「いったーーーーーーーーーーい!」

 感覚の鈍い上の四匹(杯)と違い、一番下は痛みに敏感だ!

 いつもの調子で大きな声を出してしまった。

 だがここは村ではない。自然界の海なのだ。

まずいかもしれない。

 そんなことを考えていたら、直ぐ頭上を鮫が通った。
 明らかにこちらを意識している。

 5匹で寄り添い、直ぐ様小さな洞窟のようなとこに逃げ込む。
 海底スレスレで口を開けて向かってこられたらひとたまりもない!

 イカを餌にする動物は多々いるだろう。そんな中でも、生きていく知恵を身に付けなければいけない。
 そんな訳もあり、今回のお泊まり学習はイカ兄弟だけ別行動なのだ。

 本能的に目覚めれば、身体は自然と海に帰りたがる。
 いきなり自然界に放り出されたら、直ぐに外敵に食われてお終いとなる。それを避けるために、子供の頃に一度海に潜っておくのだ。

 が、しかし、今回は親は居らず全員が初めて。何とかなるだろうとは言われたが、初っ端から追い詰められるとは思ってもいなくて・・・
 帰れないのではないかと一抹の不安にも駆られるわけで・・・
 ここが兄としての頑張りどころ・・・





 ピーーーーーーーーー

 何?音?超音波?

 洞窟の陰から、外の様子を伺うと、とんでもない光景を目にした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

処理中です...