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お泊まり学習 イカ編
しおりを挟む「おはよう」
「「「「「おはようございます!」」」」」
元気な挨拶は清々しい朝への第一歩。
今日も元気だご飯がうまい!
朝食をご馳走になって、朝のひと泳ぎ。イルカ達や他の魚達も一緒になって泳いでくれた。
途中海藻や珍しい魚や甲殻類、貝などの種類も教えてくれてとても勉強になった。
持って帰れるお土産は無いけれど、楽しい土産話に華を咲かせれそうだと思えばとても楽しかった。
まだ小さいの2匹(杯)は不安そうにしていたけど、色取り取りの海の生き物を見て上機嫌であった。
僕は僕で、墨の吐き方や逃げ方、隠れる場所など色んなことを教えてもらった。
まだ海に住むかはわからないけど、もし恋しくなったら、ここに来てもいいのかな?なんて思った。
2番目と3番目も馴染むのは早かった。大変そうだけど、とても充実していた。
お昼ご飯を食べて次は何をしようかと考えてたら、
「もうそろそろ行かんとダメじゃろ?」
その一言でハッ!とした。
集合時間に遅れたらお仕置きが待っている!
急いでいるのはいいものの、何をしたらいいかがわからない。
取り敢えず、空港行く?
景色を楽しみながら泳いでいると、クジラやイルカが一点に集中し始めた。
海中に渦ができ始めた。
何の兆しもなく渦ができるなんてありえない!
「渦の中に空間が出来たら飛び込むんだよ。いいね?
そうしたら簡単に村の子達と合流できるから」
歳の行ったクジラがそう言った。
「ああでも、皆んな飛び出すから最後が良いかもね。
タイミング間違えちゃダメだよ?!」
「えーっと、はい!」
返事をしたはいいが、どうしたらいいのか全くわからなかった。
応援ありがとうございます!
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