6 / 35
06
しおりを挟む
夕方。
赤い光が校舎を照らす。
二年の校舎にやってきたシノアと風間と二水は真昼と出会った。
「さっきぶりだね、二人とも。どうしたの、何か用事?」
「真昼様、姉妹誓約の契りを結んでください」
「そう、だね」
真昼は二人から視線を逸らし、腕を握る。
姉妹誓約は特別な契りだ。上級生が下級生を守る契り。衛士の生存を望む真昼としては感情の問題を抜きにすれば結んでも問題ない筈の制度だ。
真昼の先には時雨が黙って真昼を見つめている。
「ごめんね、それはちょっと無理かな」
「何故ですか?」
「私の問題というか、姉妹誓約を結べるような人間じゃないっていうか」
真昼は死者に苛まれて続けている。
『お前だけ幸せになるのか?』『特別な関係を得るのか?』『おかしいだろ』『俺たちは』『私たちは』『お前達の扇動で死んだんだ』『生者に尽くせ』『個人の幸せなんて認めない』『デストロイヤーを殺せ』『衛士と防衛軍を使い潰せ』『殺せ』『殺せ』『殺せ』
そんな声が常に真昼の頭には響いている。真昼はこれを正常だとは思えない。自分は狂っているのだ。そんな人物が姉妹誓約なんて結んで良いはずがない。そんな関係性を築くべきじゃない。
「だから、無理なんだ。シノアちゃんが駄目って事じゃないよ。ただ私が駄目なんだ。私は駄目な衛士だから」
「それはおかしいですわ。真昼様が駄目な衛士なら殆どの衛士が駄目な衛士になってしまいます。噂は聞いていますわ。どんな絶望的な戦場でも諦めず味方を鼓舞して未来を切り開く希望のラプラス、と」
「はい! 私も真昼様に命を救われました。茨城撤退戦で逃げ遅れていたところを救われたんです。そこで憧れて、追いかけて横浜にきたんです。だから!」
「勘違い、してるよ。二人とも。私はそんな存在じゃない。もっと、汚れている」
真昼は二人の純粋な瞳に耐えきれなかった。すぐにでも会話を終わらせたくて、ある提案をした。
「じゃあ、こうしよう。私についての悪い噂があると思うんだ。それを調べて、事実関係を調べた上で、まだ姉妹誓約なりたいならまた来て欲しい。それで頷くともいえないけど、良い情報だけでなく、悪い情報も知らないとね」
「悪い噂、ですの?」
「自分でいうのは簡単だけど、こういうのは人が言うから広がるからね。私が人からどんな人間だと思われているのかちゃんと知った方が良い。姉妹誓約になればそれは自分の噂にもなるんだから」
「わかりました」
「期限はありますの?」
「ううん、そうだな。十日くらいがいいかな。じゃあ、私は行くよ」
真昼が去った後で三人は話し合う。
「随分と自己評価が低いお方ですのね」
「はい、一ノ瀬真昼といえばレギオンの力が倍増すると言われるほどの能力をお持ちです。レアスキルラプラスだけでなく、知らないレギオンとの即席連携能力が高いんです! そのことからいれば勝てる幸運のクローバーと称されています!」
「やはり凄い方なのね。自分の悪い噂を集めろ、というのも、私たちのことを慮ってのことでしょう。まずはどうするべきかしら?」
「一年生は真昼様の事はあまり知らないかもしれません。聞くとしたら二年生でしょうか」
「二年生……でしたら2代目アールヴヘイムの方々はいかが? 確か真昼様も初代アールヴヘイムの一員でしたよね」
「アールヴヘイムなんて私たちじゃあそれ多くて声をかけれませんよ!」
話し合っているうちに夜になっていた。今日は解散して、それぞれの部屋に戻る事になった。
翌日、メインホールへ行くとざわざわと人だかりができていた。掲示板には新聞が貼られていた。
『週刊衛士新聞! 柊シノアさん、一ノ瀬真昼さんに姉妹誓約を申し込む!!』
「これは、何!?」
「あ、シノアさーん」
「二水さん、これは一体何事かしら?」
「週刊衛士新聞です! 横浜衛士訓練校の出来事を新聞として発表するんです、全部私の手作りです」
「なるほど、わかったわ」
これから何かあればネタにされるのを予期しながら、シノアは朝食を食べた。風間も合流して、いつもの三人となった。クラスも一緒で、そのまま午前は座学を受けた後、午後は実戦訓練となっていた。
訓練場では戦術機がずらり、と並んでいる。
訓練室の大きさの都合上、クラスを五つのグループに分けて訓練する事になっていた。また教導官だけではなく、実戦を今経験している上級生もその訓練に教える側として参加していた。
シノアのグループは我妻二水、風間・J・アインツ、間宮愛花、滝川葉風、二階堂胡蝶そして柊シノアの六人だ。
「よーし、揃ってるな? 遅刻欠員なく結構結構。訓練を担当する最上梅だぞ! よろしくな!」
「同じく訓練を担当する一ノ瀬真昼です。よろしくね」
緑髪の先輩と真昼が立っていた。
「よし、まずは戦術機操作の習熟度を見るゾ! 実戦経験のあるものは前に出てきてくれ!」
風間と赤と金のオッドアイを持つ愛花、そして大人しめな葉風が前へ出る。
「まずは五発! 標的に向かって、構え! 撃て!」
全員が模擬標的に向かって弾丸を発射した。煙が晴れると、全ての標的が五個の穴が空いていた。全員が模擬標的に弾丸を全て命中させたことを示している。
「流石、実戦経験組、上手いもんだ」
「凄いわね」
シノアはまだ戦術機に触れて短い。あんな風に当てる事はできないだろう。
「動かない的に当たるなんて訓練になりませんわ」
「感心してる場合じゃないぞ、次なら行くゾ」
「はい」
戦術機を手に取るとずっしりとした重さが伝わってくる。銃形態へ変形させながら構える。
「構え! 撃て!」
シノアはトリガーを引いた。しかし弾は出なかった。他の二人は弾丸が発射され、的に掠ったり、地面に着弾したりしている。弾が出ていないのはシノアだけだ。
「あら? どういうことかしら?」
「弾が出ないの?」
「は、はい」
真昼が隣で問いかける。
「戦術機を固定したらコアに手をかざす。適正試験の時のように魔力を高めるのではなく、自分の魔力と戦術機を繋げるように意識して」
「自分の中にある魔力と戦術機を繋げる」
言われた通りやると魔力クリスタルが輝いた。
「そして構えて」
「はい」
「トリガーを引く」
「はい」
戦術機から弾丸が発射された。しかし的には当たらず周囲に弾痕を残した。
「初めてならこんなものだナ!」
「まずは銃撃の反動に慣れる事から始めてみようね」
「わかりました。ありがとうございます」
真昼はシノアから離れる。その時だった。
風間が言う。
「ちょっとよろしくて? ここにいるのは実践経験者が半分以上です。動かない的を撃っても訓練にならないのではないでしょうか」
風間は勿論のこと、愛花、葉風、胡蝶はベテランと言っても過言ではない。
「そこで一つ提案があります。模擬デストロイヤー戦で実力を磨くのはどうでしょうか?」
模擬デストロイヤー戦。
シュミレーターを使ったかなり実戦に近い訓練のことだ。当然痛みも衝撃も発生もするので手抜きはできない。
真島真由が改良した精巧なシュミレーターがこの横浜には実装されている。
「どうする? 真昼」
「そうだね、初心者は模擬デストロイヤー戦は厳しい気がするけど、いつ実践に投入されるかわからない以上経験は積ませておいた方が良い、かな。うん、やろうか」
第三演習シュミレーター室。
「天気は晴れ、気流は強い、視界の晴れた平原」
「風が強いナー」
「攻撃の軌道が読みづらいから、そこが勝負所だね」
「今回は実力差のあるメンバーが入り混じっての対決だ。お互いフォローを忘れずにナ!」
「それでは、模擬デストロイヤー戦、始め!」
シノア、風間、葉風チーム。
二水、愛花、胡蝶チーム。
仮想デストロイヤーが出現して、2チームに襲いかかった。
赤い光が校舎を照らす。
二年の校舎にやってきたシノアと風間と二水は真昼と出会った。
「さっきぶりだね、二人とも。どうしたの、何か用事?」
「真昼様、姉妹誓約の契りを結んでください」
「そう、だね」
真昼は二人から視線を逸らし、腕を握る。
姉妹誓約は特別な契りだ。上級生が下級生を守る契り。衛士の生存を望む真昼としては感情の問題を抜きにすれば結んでも問題ない筈の制度だ。
真昼の先には時雨が黙って真昼を見つめている。
「ごめんね、それはちょっと無理かな」
「何故ですか?」
「私の問題というか、姉妹誓約を結べるような人間じゃないっていうか」
真昼は死者に苛まれて続けている。
『お前だけ幸せになるのか?』『特別な関係を得るのか?』『おかしいだろ』『俺たちは』『私たちは』『お前達の扇動で死んだんだ』『生者に尽くせ』『個人の幸せなんて認めない』『デストロイヤーを殺せ』『衛士と防衛軍を使い潰せ』『殺せ』『殺せ』『殺せ』
そんな声が常に真昼の頭には響いている。真昼はこれを正常だとは思えない。自分は狂っているのだ。そんな人物が姉妹誓約なんて結んで良いはずがない。そんな関係性を築くべきじゃない。
「だから、無理なんだ。シノアちゃんが駄目って事じゃないよ。ただ私が駄目なんだ。私は駄目な衛士だから」
「それはおかしいですわ。真昼様が駄目な衛士なら殆どの衛士が駄目な衛士になってしまいます。噂は聞いていますわ。どんな絶望的な戦場でも諦めず味方を鼓舞して未来を切り開く希望のラプラス、と」
「はい! 私も真昼様に命を救われました。茨城撤退戦で逃げ遅れていたところを救われたんです。そこで憧れて、追いかけて横浜にきたんです。だから!」
「勘違い、してるよ。二人とも。私はそんな存在じゃない。もっと、汚れている」
真昼は二人の純粋な瞳に耐えきれなかった。すぐにでも会話を終わらせたくて、ある提案をした。
「じゃあ、こうしよう。私についての悪い噂があると思うんだ。それを調べて、事実関係を調べた上で、まだ姉妹誓約なりたいならまた来て欲しい。それで頷くともいえないけど、良い情報だけでなく、悪い情報も知らないとね」
「悪い噂、ですの?」
「自分でいうのは簡単だけど、こういうのは人が言うから広がるからね。私が人からどんな人間だと思われているのかちゃんと知った方が良い。姉妹誓約になればそれは自分の噂にもなるんだから」
「わかりました」
「期限はありますの?」
「ううん、そうだな。十日くらいがいいかな。じゃあ、私は行くよ」
真昼が去った後で三人は話し合う。
「随分と自己評価が低いお方ですのね」
「はい、一ノ瀬真昼といえばレギオンの力が倍増すると言われるほどの能力をお持ちです。レアスキルラプラスだけでなく、知らないレギオンとの即席連携能力が高いんです! そのことからいれば勝てる幸運のクローバーと称されています!」
「やはり凄い方なのね。自分の悪い噂を集めろ、というのも、私たちのことを慮ってのことでしょう。まずはどうするべきかしら?」
「一年生は真昼様の事はあまり知らないかもしれません。聞くとしたら二年生でしょうか」
「二年生……でしたら2代目アールヴヘイムの方々はいかが? 確か真昼様も初代アールヴヘイムの一員でしたよね」
「アールヴヘイムなんて私たちじゃあそれ多くて声をかけれませんよ!」
話し合っているうちに夜になっていた。今日は解散して、それぞれの部屋に戻る事になった。
翌日、メインホールへ行くとざわざわと人だかりができていた。掲示板には新聞が貼られていた。
『週刊衛士新聞! 柊シノアさん、一ノ瀬真昼さんに姉妹誓約を申し込む!!』
「これは、何!?」
「あ、シノアさーん」
「二水さん、これは一体何事かしら?」
「週刊衛士新聞です! 横浜衛士訓練校の出来事を新聞として発表するんです、全部私の手作りです」
「なるほど、わかったわ」
これから何かあればネタにされるのを予期しながら、シノアは朝食を食べた。風間も合流して、いつもの三人となった。クラスも一緒で、そのまま午前は座学を受けた後、午後は実戦訓練となっていた。
訓練場では戦術機がずらり、と並んでいる。
訓練室の大きさの都合上、クラスを五つのグループに分けて訓練する事になっていた。また教導官だけではなく、実戦を今経験している上級生もその訓練に教える側として参加していた。
シノアのグループは我妻二水、風間・J・アインツ、間宮愛花、滝川葉風、二階堂胡蝶そして柊シノアの六人だ。
「よーし、揃ってるな? 遅刻欠員なく結構結構。訓練を担当する最上梅だぞ! よろしくな!」
「同じく訓練を担当する一ノ瀬真昼です。よろしくね」
緑髪の先輩と真昼が立っていた。
「よし、まずは戦術機操作の習熟度を見るゾ! 実戦経験のあるものは前に出てきてくれ!」
風間と赤と金のオッドアイを持つ愛花、そして大人しめな葉風が前へ出る。
「まずは五発! 標的に向かって、構え! 撃て!」
全員が模擬標的に向かって弾丸を発射した。煙が晴れると、全ての標的が五個の穴が空いていた。全員が模擬標的に弾丸を全て命中させたことを示している。
「流石、実戦経験組、上手いもんだ」
「凄いわね」
シノアはまだ戦術機に触れて短い。あんな風に当てる事はできないだろう。
「動かない的に当たるなんて訓練になりませんわ」
「感心してる場合じゃないぞ、次なら行くゾ」
「はい」
戦術機を手に取るとずっしりとした重さが伝わってくる。銃形態へ変形させながら構える。
「構え! 撃て!」
シノアはトリガーを引いた。しかし弾は出なかった。他の二人は弾丸が発射され、的に掠ったり、地面に着弾したりしている。弾が出ていないのはシノアだけだ。
「あら? どういうことかしら?」
「弾が出ないの?」
「は、はい」
真昼が隣で問いかける。
「戦術機を固定したらコアに手をかざす。適正試験の時のように魔力を高めるのではなく、自分の魔力と戦術機を繋げるように意識して」
「自分の中にある魔力と戦術機を繋げる」
言われた通りやると魔力クリスタルが輝いた。
「そして構えて」
「はい」
「トリガーを引く」
「はい」
戦術機から弾丸が発射された。しかし的には当たらず周囲に弾痕を残した。
「初めてならこんなものだナ!」
「まずは銃撃の反動に慣れる事から始めてみようね」
「わかりました。ありがとうございます」
真昼はシノアから離れる。その時だった。
風間が言う。
「ちょっとよろしくて? ここにいるのは実践経験者が半分以上です。動かない的を撃っても訓練にならないのではないでしょうか」
風間は勿論のこと、愛花、葉風、胡蝶はベテランと言っても過言ではない。
「そこで一つ提案があります。模擬デストロイヤー戦で実力を磨くのはどうでしょうか?」
模擬デストロイヤー戦。
シュミレーターを使ったかなり実戦に近い訓練のことだ。当然痛みも衝撃も発生もするので手抜きはできない。
真島真由が改良した精巧なシュミレーターがこの横浜には実装されている。
「どうする? 真昼」
「そうだね、初心者は模擬デストロイヤー戦は厳しい気がするけど、いつ実践に投入されるかわからない以上経験は積ませておいた方が良い、かな。うん、やろうか」
第三演習シュミレーター室。
「天気は晴れ、気流は強い、視界の晴れた平原」
「風が強いナー」
「攻撃の軌道が読みづらいから、そこが勝負所だね」
「今回は実力差のあるメンバーが入り混じっての対決だ。お互いフォローを忘れずにナ!」
「それでは、模擬デストロイヤー戦、始め!」
シノア、風間、葉風チーム。
二水、愛花、胡蝶チーム。
仮想デストロイヤーが出現して、2チームに襲いかかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主
雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。
荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。
十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、
ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。
ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、
領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。
魔物被害、経済不安、流通の断絶──
没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。
新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。
『【朗報】ボッチの僕、実は世界一の財閥の御曹司だった。〜18年の庶民修行を終えた瞬間、美少女11人が「専属秘書」として溺愛してくる件〜』
まさき
青春
「あんたみたいなボッチ、一生底辺のまま卒業ね」
学園の女王、高飛車な生徒会長、そして冷徹な美少女たち……。
天涯孤独でボッチな僕、佐藤(※苗字のみ使用)は、彼女たちからゴミを見るような目で見られ、虐げられる日々を送っていた。
だが、彼らには決して言えない秘密があった。
それは、僕が世界一の資産を誇る**『世界最強財閥』の唯一の跡継ぎであること。
そして、18歳になるまで一切の援助を受けずに生き抜く【庶民修行】**の最中であること。
そして運命の誕生日、午前0時。
修行終了を告げる通知がスマホに届いた瞬間、僕の世界は一変する。
「おめでとうございます、お坊ちゃま。これより『11人の専属秘書候補』による、真の主従関係を開始いたします」
昨日まで僕を蔑んでいた学園の美少女たちが、手のひらを返して膝をつく。
彼女たちの正体は、財閥が僕のために選りすぐった、愛が重すぎるエリート秘書たちだった――。
「ずっとおそばでお仕えしたかったんです……」
「昨日までの暴言は、修行を完遂させるための演技。今日からは全身全霊で甘やかさせていただきますね?」
24時間体制の過保護な奉仕、競い合うような求愛、そして財力による圧倒的なざまぁ。
ボッチだった僕の日常は、11人の美女たちに全肯定され、溺愛し尽くされる甘すぎる生活へと塗り替えられていく。
無自覚に世界最強だった俺、追放後にチートがバレて全員ざまぁされる件
fuwamofu
ファンタジー
冒険者団から「役立たず」と追放された青年リオ。
実は彼のスキル《創造》は、世界の理を作り替える最強の能力だった。
追放後、孤独な旅に出るリオは、自身の無自覚な力で人々を救い、国を救い、やがて世界の中心に立つ。
そんな彼の元には、かつて彼を見下していた美少女たちが次々と跪いていく──。
これは、無自覚に世界を変えてしまう青年の、ざまぁと覇道の物語。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
最弱スキル《リサイクル》で世界を覆す ~クラス追放された俺は仲間と共に成り上がる~
KABU.
ファンタジー
平凡な高校生・篠原蓮は、クラスメイトと共に突如異世界へ召喚される。
女神から与えられた使命は「魔王討伐」。
しかし、蓮に与えられたスキルは――《リサイクル》。
戦闘にも回復にも使えない「ゴミスキル」と嘲笑され、勇者候補であるクラスメイトから追放されてしまう。
だが《リサイクル》には、誰も知らない世界の理を覆す秘密が隠されていた……。
獣人、エルフ、精霊など異種族の仲間を集め、蓮は虐げられた者たちと共に逆襲を開始する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる