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悪役を演じて見せよ!
判別不能な資料
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ソラは帰宅する前に、タマポンのいる用務員室を訪れた。ガラムともそこで落ち合い、毎日そこで反省会を開催している。
ちゃぶ台の上にはお茶が3つ。地べたにはポンタ用の水飲み入れが置かれている。
用務員室にあるおせんべいをあさりながら、ソラは物語の終わりについて聞いてみた。
「あのさ、乙女ゲームの物語の終わりってどんな内容で、ひどい目って具体的にどんな目にあうのさ?」
タマキは頬に手をあて、口をあんぐり開け、目を見開いた。
「あんまりだわ! 徹夜して書いた資料、読んでくれなかったのね、このウリ坊!」
ソラは指令書とか文献とかを流し読みする傾向がある。そのため、大事なことをたまに勘違いしてガラムに怒られることが多かった。
「悪かったよ、ごめんて。でもさ、だって、なんか姐さんの字汚いし、内容もふわっとしているし、何かよくわからん絵が描いてあるし、正直、よくわからなかった」
タマキに頭をぐりぐりされながら、ソラは言い訳した。この場合は、資料をまとめるのが下手なタマキも悪いのかもしれない。徹夜の変なテンションであのクオリティになっちゃたのかな。
「いいこと、耳の穴かっぽじってよくお聞き。舞台の幕引きは、プロムつまり高等学校の卒業パーティー。そこで、本当は良い子の悪役令嬢はヒロインをざまぁへと叩き落とす予定だったの。今までは散々、彼女に嵌められて返り討ちにあってしまったけど…」
タマキは徐に白いハンカチをだして、キーっとそれを噛んだ。よっぽど悔しいらしい。ポンタはそんな彼女を後目に、頭をぐりぐりされたときにそこらへんにソラが落としたせんべいのカスを拾い食いしている。
「資料の絵には、人の頭らしきものや出ていけと書かれたプラカードが描かれていたけど、あれは何かしら」
「人の頭? 出ていけ?」
ガラムが読み解いた内容を確認する。
「それはプロムで断罪された私が斬首刑や国外追放されることを写実的に分かりやすくしたものですね、実際にはプロムの次の日には全てがリセットされてしまっているので、斬首や追放は体験してません」
改めて確認すると、資料の一番下中央、丸とその下に点がちりばめられている絵と字が書かれたプラカードが描かれている。
「何それ怖い。ていうか、くす玉かなんかの絵だと思ってたのに人の頭だったのかよ。何でそんな怖い絵描くかなー…」
タマキの絵の丸は人の頭、その下の点は血しぶきを再現したようだった。猟奇的である。ソラは何気にヒロインよりもタマキの心の闇を心配した。
「てことは、僕はプロムで悪役令息である僕がいい子であることを証明して、ルージュの悪行を丸裸すればいいんだね」
ちゃぶ台の上にはお茶が3つ。地べたにはポンタ用の水飲み入れが置かれている。
用務員室にあるおせんべいをあさりながら、ソラは物語の終わりについて聞いてみた。
「あのさ、乙女ゲームの物語の終わりってどんな内容で、ひどい目って具体的にどんな目にあうのさ?」
タマキは頬に手をあて、口をあんぐり開け、目を見開いた。
「あんまりだわ! 徹夜して書いた資料、読んでくれなかったのね、このウリ坊!」
ソラは指令書とか文献とかを流し読みする傾向がある。そのため、大事なことをたまに勘違いしてガラムに怒られることが多かった。
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タマキは徐に白いハンカチをだして、キーっとそれを噛んだ。よっぽど悔しいらしい。ポンタはそんな彼女を後目に、頭をぐりぐりされたときにそこらへんにソラが落としたせんべいのカスを拾い食いしている。
「資料の絵には、人の頭らしきものや出ていけと書かれたプラカードが描かれていたけど、あれは何かしら」
「人の頭? 出ていけ?」
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「それはプロムで断罪された私が斬首刑や国外追放されることを写実的に分かりやすくしたものですね、実際にはプロムの次の日には全てがリセットされてしまっているので、斬首や追放は体験してません」
改めて確認すると、資料の一番下中央、丸とその下に点がちりばめられている絵と字が書かれたプラカードが描かれている。
「何それ怖い。ていうか、くす玉かなんかの絵だと思ってたのに人の頭だったのかよ。何でそんな怖い絵描くかなー…」
タマキの絵の丸は人の頭、その下の点は血しぶきを再現したようだった。猟奇的である。ソラは何気にヒロインよりもタマキの心の闇を心配した。
「てことは、僕はプロムで悪役令息である僕がいい子であることを証明して、ルージュの悪行を丸裸すればいいんだね」
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