15 / 124
第15話 推しが太っても可愛いと思う理論について
しおりを挟む
──そして俺たちは、駅前のクレープ屋へと向かった。
自然に囲まれた落ち着いたエリア。
すぐそばには大きな公園があり、ベンチとバスケコートが並んでいる。
そんな穏やかな風景の中に、なぜかぽつんと現れる行列。
それが、このクレープ屋だった。
俺と安城、そして聖は、その最後尾に並ぶ。
ふと横を見ると、安城が真剣な顔でメニュー表を睨みつけていた。
「……チョコレートと、苺の生クリーム。どっちにしようかしら?」
「両方頼めばいいんじゃない?」
軽い冗談のつもりだった。
けれど――その瞬間。
安城の眉が、ぴくりと動いた。
「片方を選ばないからこそ、片方が引き立つの。
両方頼んだら、どっちも霞むじゃない。
だったら、一つに絞った方が満足できるでしょ?」
(……違う。本当の理由は太るのがいやだから。)
「……なんか深いな、安城。
でもさ、実は太るのが怖かったり?」
俺の悪戯半分の一言に、安城の肩がビクッと揺れた。
(しまった。地雷踏んだ?)
(いや、落ち着け神田ゆういち。
太ってる推しも、それはそれで可愛いんじゃないか?)
俺は考えるポーズを取りながら、無意識に安城を観察してしまう。
「な、なによ?どうしたの?」
少し頬を赤らめて、安城がこちらを睨んでくる。
……あかん。可愛い。
だが、俺の思考は止まらない。
(この完璧なスタイルを維持するために、どれだけ努力してるんだろうな……)
(そんなストイックな推しに対して「両方頼めば?」なんて、あまりにも野暮すぎる)
(こういうところが、彼女いない歴=年齢の所以なんだろうな……)
セルフダメ出しをしつつ、さらに思考は深掘りされていく。
(でも、問題はそこじゃない)
(もし――もしもだ。)
(このストイックで可愛い推しが、
ちょっとふっくらしたら……
俺は、推すのをやめるのか?)
――その瞬間。
俺の心の声は、隣にいる安城恵梨香へと、
当然のように届いてしまう。
(…………は?
さっきから何言ってるの、この男。)
安城恵梨香の“心の声”が、ぴたりと引っかかった。
ほんの一瞬――
空気が、止まったような感覚。
けれど――
俺の心の思考は、そこで終わらなかった。
(――否。)
(違う。)
(No。)
(Non.)
(Nee.)
(Нет.)
俺の知っているあらゆる否定の言語で、
脳内が一斉に即座に否定を叩きつけた。
それほどまでに――
それは、違いすぎたのだ。
(むしろ逆だ)
(いつもと違う推しの姿を見られるとか、それ普通にご褒美だ。)
(推し歴が長い人間にしかわからないやつだよな
「あ、今、推しはそういう時期なんだな」ってやつ)
(それも含めて、推しってもんだろ!)
(そして太っている推しも絶対に可愛いに違いない!異論は認めない。)
(……異議ありね。)
安城は、心の声でそうツッコミを入れた。
もっとも――当の俺に、その声が届くはずもない。
そして、
推し始めて一日目の俺は、そこで結論づけてしまった。
──何も問題はない、と。
そのときだった。
「ほんと、息ぴったりだね、二人とも~♪」
場の空気をぶった切る、間の抜けた声。
如月 聖。
俺の昔からの“男友達(信じたくない)”である。
「……は? どうしてそうなるのよ?」
安城の返しは冷たい。
けれど、その瞳の奥には――
ほんの少しだけ、照れた色が滲んでいた。
「おい、聖。やめろって……」
わざと声に出して牽制する。
(ナイスパスだ、聖)
心の中では、全力でガッツポーズだった。
すると、聖が唐突に――爆弾を投げ込んできた。
「そういえば、安城さんの、好きな男の子のタイプって、どんな人なの?」
「……どうしたのよ、急に」
一拍、間を置いてから。
安城は、ふっと視線を逸らした。
「そうね……
私より“強い人”かしら」
驚いたように、聖が目を瞬かせる。
「安城さんより強い人って……いるの……?」
そして――
なぜか急にモジモジしながら、聖は俺の方を向いた。
「そ、そういえば……
ゆういちの好きなタイプって、どんなの?」
なぜか、赤面しながらこちらを見てくる聖。
(……なんでだよ)
(なんでそんなに可愛くて、男なんだよ)
内心で思わずツッコミを入れながら、
俺は――何事もなかったかのように、答えた。
「考えたことないけど……
俺が、苦しいときでも見捨てなくて、そばにいてくれる子かな」
そう答えると、聖はなぜかモジモジしながら顔を赤らめた。
「ふ、ふーん……
ちなみに僕は、ゆういちを“ひとりにしない”よ?」
――あまりにも直球すぎる友情
(※友情かどうかは怪しい)宣言。
(おお……このまま行ったら、
なんか別の世界(BL)に突入しそうなんだが?)
俺は反射的にブレーキを踏んだ。
可愛いけど男の聖に、普段はしない行動を取る。
――自分の脳に、聖は男なんだと再認識させるための行動だ。
「ありがとよ!
これからもよろしく頼むぜ!」
ガシッ、と聖の肩を抱いた。
「ば、ばか……! ゆういち、近い近いっ……!」
(ゆ、ゆういちがこんなに近くに……♡)
顔を真っ赤にしてジタバタする聖。
今にも湯気が出そうだった。
──そうこうしているうちに、順番が来る。
安城は短く淡々と言った。
「……苺の生クリームでお願いします。」
どうやら、長い熟考の末に選んだ答えらしい。
その後、俺と聖もクレープを受け取り、近くの公園のベンチへ。
包みを開いた安城が、俺の手元をちらりと見る。
「……あなた、チョコにしたの?」
「しかも、一口サイズに切って紙皿って……どうしてかしら?」
俺は慌てて答える。
「手がベタベタするの、嫌なんだよ。
それに、安城が悩んでたから……俺も気になってな」
「ふーん。
変なとこは、神経質ね?」
俺は――
間髪入れずに、矛先を聖へと向けた。
「で、聖は、何頼んだんだ?」
「僕? これだよ~!」
差し出されたのは――
キムチマヨコーン&納豆クレープ。
(……お、おう?)
(……それ、もはや拷問じゃない?)
完全に忘れていた、聖の味覚センス。
俺と安城は、無言で顔を見合わせた。
そんな中――
安城が、クレープをひと口。
その瞬間。
氷が溶けるみたいに、彼女のクールな表情がふわりと緩む。
普段は滅多に見せないその可愛い一瞬を目にして、俺は思った。
――ああ、俺って幸せ者だな。
夕陽に照らされたオッドアイが、神秘的に揺れている。
(……あかん。
俺の推し、可愛すぎる。)
――次の瞬間。
安城が、なぜかむせた。
(……あなた、馬鹿じゃないの?)
どうやら相当苦しかったらしく、安城は顔を真っ赤にしている。
それでもなんとかクレープを食べ終えた、そのタイミングで――
聖が、何気ない調子で声をかけた。
「安城さん、美味しかった~?」
「……うん。なかなか美味しかったわ。」
そっけない声。
でも、その横顔は、夕焼け色に染まっていた。
聖は俺の方を向き、不思議そうに首を傾げた。
「ゆういち、食べないの?」
ビクッ、と肩が跳ねる。
――できれば、そこには触れてほしくなかった。
「腹いっぱいでな。……安城、残りあげるわ」
安城は、きょとんとした顔で俺を見る。
「えっ……」
その反応を見て、
女心の理解偏差値が限りなく低い俺は、慌てて言葉を重ねた。
「あ、嫌だったか?
食べ比べるのが嫌なら、姫花に――」
「……食べる」
「……ありがとう。」
頬を赤らめながら、安城が小さく答えた。
そう言って、静かにクレープを受け取る。
その手が――ほんの少しだけ、震えていたのを、俺は見逃さなかった。
そして、
髪をそっと耳にかけるその仕草が――
どうしようもなく、可愛すぎた
(……良かった。受け取ってくれて。)
(……俺、ほんとはチョコ苦手だけど。
安城が悩んでたから頼んだなんて、言えるわけないよな。)
(小分けにしてもらったのも、
俺がかじった後、嫌かもしれないし……。)
俺は、彼女がクレープを食べる姿を眺めながら、
心の中でそう答えていた。
――そんな心の声が、推し本人に聞こえているとも知らずに。
(……ばっかじゃないの。)
安城が、クレープを持つ指に、きゅっと力を入れた。
そして、食べる手をピタッと止めると、
ゆっくりと――俺の方を向いた。
「あのさ……」
一瞬の間。
「……ありがとうね。」
俺はきょとんとしたが、すぐに笑って返す。
「どうしたんだ?
お礼なら、さっき聞いたぜ?」
夕陽に包まれた安城の横顔は――
ほんの少しだけ、素直になった気がした。
自然に囲まれた落ち着いたエリア。
すぐそばには大きな公園があり、ベンチとバスケコートが並んでいる。
そんな穏やかな風景の中に、なぜかぽつんと現れる行列。
それが、このクレープ屋だった。
俺と安城、そして聖は、その最後尾に並ぶ。
ふと横を見ると、安城が真剣な顔でメニュー表を睨みつけていた。
「……チョコレートと、苺の生クリーム。どっちにしようかしら?」
「両方頼めばいいんじゃない?」
軽い冗談のつもりだった。
けれど――その瞬間。
安城の眉が、ぴくりと動いた。
「片方を選ばないからこそ、片方が引き立つの。
両方頼んだら、どっちも霞むじゃない。
だったら、一つに絞った方が満足できるでしょ?」
(……違う。本当の理由は太るのがいやだから。)
「……なんか深いな、安城。
でもさ、実は太るのが怖かったり?」
俺の悪戯半分の一言に、安城の肩がビクッと揺れた。
(しまった。地雷踏んだ?)
(いや、落ち着け神田ゆういち。
太ってる推しも、それはそれで可愛いんじゃないか?)
俺は考えるポーズを取りながら、無意識に安城を観察してしまう。
「な、なによ?どうしたの?」
少し頬を赤らめて、安城がこちらを睨んでくる。
……あかん。可愛い。
だが、俺の思考は止まらない。
(この完璧なスタイルを維持するために、どれだけ努力してるんだろうな……)
(そんなストイックな推しに対して「両方頼めば?」なんて、あまりにも野暮すぎる)
(こういうところが、彼女いない歴=年齢の所以なんだろうな……)
セルフダメ出しをしつつ、さらに思考は深掘りされていく。
(でも、問題はそこじゃない)
(もし――もしもだ。)
(このストイックで可愛い推しが、
ちょっとふっくらしたら……
俺は、推すのをやめるのか?)
――その瞬間。
俺の心の声は、隣にいる安城恵梨香へと、
当然のように届いてしまう。
(…………は?
さっきから何言ってるの、この男。)
安城恵梨香の“心の声”が、ぴたりと引っかかった。
ほんの一瞬――
空気が、止まったような感覚。
けれど――
俺の心の思考は、そこで終わらなかった。
(――否。)
(違う。)
(No。)
(Non.)
(Nee.)
(Нет.)
俺の知っているあらゆる否定の言語で、
脳内が一斉に即座に否定を叩きつけた。
それほどまでに――
それは、違いすぎたのだ。
(むしろ逆だ)
(いつもと違う推しの姿を見られるとか、それ普通にご褒美だ。)
(推し歴が長い人間にしかわからないやつだよな
「あ、今、推しはそういう時期なんだな」ってやつ)
(それも含めて、推しってもんだろ!)
(そして太っている推しも絶対に可愛いに違いない!異論は認めない。)
(……異議ありね。)
安城は、心の声でそうツッコミを入れた。
もっとも――当の俺に、その声が届くはずもない。
そして、
推し始めて一日目の俺は、そこで結論づけてしまった。
──何も問題はない、と。
そのときだった。
「ほんと、息ぴったりだね、二人とも~♪」
場の空気をぶった切る、間の抜けた声。
如月 聖。
俺の昔からの“男友達(信じたくない)”である。
「……は? どうしてそうなるのよ?」
安城の返しは冷たい。
けれど、その瞳の奥には――
ほんの少しだけ、照れた色が滲んでいた。
「おい、聖。やめろって……」
わざと声に出して牽制する。
(ナイスパスだ、聖)
心の中では、全力でガッツポーズだった。
すると、聖が唐突に――爆弾を投げ込んできた。
「そういえば、安城さんの、好きな男の子のタイプって、どんな人なの?」
「……どうしたのよ、急に」
一拍、間を置いてから。
安城は、ふっと視線を逸らした。
「そうね……
私より“強い人”かしら」
驚いたように、聖が目を瞬かせる。
「安城さんより強い人って……いるの……?」
そして――
なぜか急にモジモジしながら、聖は俺の方を向いた。
「そ、そういえば……
ゆういちの好きなタイプって、どんなの?」
なぜか、赤面しながらこちらを見てくる聖。
(……なんでだよ)
(なんでそんなに可愛くて、男なんだよ)
内心で思わずツッコミを入れながら、
俺は――何事もなかったかのように、答えた。
「考えたことないけど……
俺が、苦しいときでも見捨てなくて、そばにいてくれる子かな」
そう答えると、聖はなぜかモジモジしながら顔を赤らめた。
「ふ、ふーん……
ちなみに僕は、ゆういちを“ひとりにしない”よ?」
――あまりにも直球すぎる友情
(※友情かどうかは怪しい)宣言。
(おお……このまま行ったら、
なんか別の世界(BL)に突入しそうなんだが?)
俺は反射的にブレーキを踏んだ。
可愛いけど男の聖に、普段はしない行動を取る。
――自分の脳に、聖は男なんだと再認識させるための行動だ。
「ありがとよ!
これからもよろしく頼むぜ!」
ガシッ、と聖の肩を抱いた。
「ば、ばか……! ゆういち、近い近いっ……!」
(ゆ、ゆういちがこんなに近くに……♡)
顔を真っ赤にしてジタバタする聖。
今にも湯気が出そうだった。
──そうこうしているうちに、順番が来る。
安城は短く淡々と言った。
「……苺の生クリームでお願いします。」
どうやら、長い熟考の末に選んだ答えらしい。
その後、俺と聖もクレープを受け取り、近くの公園のベンチへ。
包みを開いた安城が、俺の手元をちらりと見る。
「……あなた、チョコにしたの?」
「しかも、一口サイズに切って紙皿って……どうしてかしら?」
俺は慌てて答える。
「手がベタベタするの、嫌なんだよ。
それに、安城が悩んでたから……俺も気になってな」
「ふーん。
変なとこは、神経質ね?」
俺は――
間髪入れずに、矛先を聖へと向けた。
「で、聖は、何頼んだんだ?」
「僕? これだよ~!」
差し出されたのは――
キムチマヨコーン&納豆クレープ。
(……お、おう?)
(……それ、もはや拷問じゃない?)
完全に忘れていた、聖の味覚センス。
俺と安城は、無言で顔を見合わせた。
そんな中――
安城が、クレープをひと口。
その瞬間。
氷が溶けるみたいに、彼女のクールな表情がふわりと緩む。
普段は滅多に見せないその可愛い一瞬を目にして、俺は思った。
――ああ、俺って幸せ者だな。
夕陽に照らされたオッドアイが、神秘的に揺れている。
(……あかん。
俺の推し、可愛すぎる。)
――次の瞬間。
安城が、なぜかむせた。
(……あなた、馬鹿じゃないの?)
どうやら相当苦しかったらしく、安城は顔を真っ赤にしている。
それでもなんとかクレープを食べ終えた、そのタイミングで――
聖が、何気ない調子で声をかけた。
「安城さん、美味しかった~?」
「……うん。なかなか美味しかったわ。」
そっけない声。
でも、その横顔は、夕焼け色に染まっていた。
聖は俺の方を向き、不思議そうに首を傾げた。
「ゆういち、食べないの?」
ビクッ、と肩が跳ねる。
――できれば、そこには触れてほしくなかった。
「腹いっぱいでな。……安城、残りあげるわ」
安城は、きょとんとした顔で俺を見る。
「えっ……」
その反応を見て、
女心の理解偏差値が限りなく低い俺は、慌てて言葉を重ねた。
「あ、嫌だったか?
食べ比べるのが嫌なら、姫花に――」
「……食べる」
「……ありがとう。」
頬を赤らめながら、安城が小さく答えた。
そう言って、静かにクレープを受け取る。
その手が――ほんの少しだけ、震えていたのを、俺は見逃さなかった。
そして、
髪をそっと耳にかけるその仕草が――
どうしようもなく、可愛すぎた
(……良かった。受け取ってくれて。)
(……俺、ほんとはチョコ苦手だけど。
安城が悩んでたから頼んだなんて、言えるわけないよな。)
(小分けにしてもらったのも、
俺がかじった後、嫌かもしれないし……。)
俺は、彼女がクレープを食べる姿を眺めながら、
心の中でそう答えていた。
――そんな心の声が、推し本人に聞こえているとも知らずに。
(……ばっかじゃないの。)
安城が、クレープを持つ指に、きゅっと力を入れた。
そして、食べる手をピタッと止めると、
ゆっくりと――俺の方を向いた。
「あのさ……」
一瞬の間。
「……ありがとうね。」
俺はきょとんとしたが、すぐに笑って返す。
「どうしたんだ?
お礼なら、さっき聞いたぜ?」
夕陽に包まれた安城の横顔は――
ほんの少しだけ、素直になった気がした。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
清掃員と僕の密やかな情状
MisakiNonagase
恋愛
都心のオフィスビルで働く会社員の26歳・高城蓮(たかぎれん)。彼の無機質な日常に唯一の彩りを与えていたのは、夕方から現れる70歳の清掃員・山科和子だった。
青い作業服に身を包み、黙々と床を磨く彼女を、蓮は「気さくなおばあちゃん」だと思っていた。あの日、立ち飲み屋で私服姿の彼女と再会するまでは――。
肉じゃがの甘い湯気、溶けゆく氷の音、そして重ねた肌の温もり。
44歳の年齢差を超え、孤独を分かち合った二人が辿り着いた「愛の形」とは。これは、一人の青年が境界線の向こう側で教わった、残酷なまでに美しい人生の記録。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる