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episode1〜あの子が変わった日〜
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私はロギンスの母親のミウと言います。
実は私の子供、ロギンスは少しおかしいんです。
子供はすぐに成長すると言いますが、私は自分の子ほど、よく分からないような育ち方をする子を見た事がありません。
ロギンスが変わったのはあの子が家を泣いて抜け出した日でした。
その日はロギンスの誕生日で、私とお父さんは、あの子が欲しがっていた玩具をプレゼントしたんです。
ただここで問題が発生して、実はその玩具、二種類あって、あの子が欲しかったのとは私たちは違う方を買ってきてしまいました。
1番やってはいけないところを間違えてしまい、当然我が子の怒りを買いました。
更には怒ったロギンスは、そのまま走って家から出ていきました。その時のあの子の涙は一生忘れないでしょう。
夫は「そのうち帰ってくる。ロギンスも少しは気持ちの整理が必要だろ。」と私を励ましてくれましたが、それから数時間経ってもロギンスは帰ってきません。
遂に夫も事の重大さに気付いたのか、ティアンも連れてみんなで探し回りました。
だけど見つかりません。
そして、もうすっかり外が暗くなってきた頃、家のドアが開かれました。
そして、いたのはロギンスとティアン!
目で確かに確認した途端、いてもたってもいられず二人を抱きしめました。
「もうこんなに遅くまで。」「心配だったのよ。」と、大人にもなってみっともなく私は泣き、夫が後ろから軽く私を覆ってくれると、やっと安心して落ち着きました。
ですが、それからというもの私は不安です。
ロギンスが急に部屋で武器を作り始めたり、勝手に外に出ては夜頃に帰ってきたりと、それまで近所の動物達と戯れる事が大好きだった優しい男の子とは打って変わって、何だか一人の自立した大人を相手にしてるような雰囲気を出し始めたんです。
それに時々、私を少し強い目で見た途端、はっと顔をふって、自分から目を逸らしたりと、よく分からない行動も目立ち始めました。
「 オーロ。私には分からないの。ティアンにはそんなの無かったし。何か分からない?」
「それは男の性というやつだよミウ。成長している証拠だ。それにやはり俺の子。ミウはやはり気になるか…。」
「ど、どういうこと?」
「つまり君がとても可愛らしく最高の妻ということさ。夫として誇りに思うよ。」
ポッ!と、自分の顔から火が出るような熱さを感じます。夫はいつもそうです。私の心をこんなに揺れさせて…。
「わ、私もアナタのことを…最高にかっこいい夫だと思ってます。」
「ふふ。やっぱり可愛い。」
「ふぁへぇ!?」
結婚してからなれません!夫婦仲が良いとよくご近所さんから言われますが、オーロは、やりすぎですぅ!…はふぅ。
「ロギンスが夜に何をしているか知ってる。」
「え!?」
きゅ、急に話に戻りました…!
「あの子は毎日チューリアの森に行って狩りをしている。」
「ええ!!」
あ、あの子がそ、そそそ、そんなことを!?
「すぐに止めないと!」
「まぁまぁ。.........オーズさんから聞いてね。聞く話によると、毎日ゴブリンと戦っては負けて帰ってきてるそうだ。彼の見立てだと、そろそろゴブリンを倒せるらしい。」
「ゴブリンを!?それに倒すって…。」
「そう。あの子はおかしくなり始めたあの日から、たった3週間程で、魔物を倒せるレベルまで来ている。」
「そんな…あの子がそんなことしてたなんて。でも、あの子怪我なんて一度も」
「聞いた話によると怪我をすると迷惑をかけるから、する前に帰ってきてるそうなんだ。」
「…。」
「誰…とは聞かないよね。」
そんなの当たり前。私たちのことだ。私たちを心配させないために、あの子はしっかりと行動している。
「僕も最初は驚いた。子供がそんな危ないことしてるなんて、ってね。でも、あの子が僕達に迷惑をかけないように、そして強くなるために自分自身の未来を作り出そうとしてるのなら、親としては応援したいと思ったんだ。それに才能はあるようだし。」
当然です。ゴブリンは魔物の中で一番弱いモンスター。だけど、一般人は数体でかかられたら簡単に殺されてしまいます。
そんなゴブリンを10歳の子供が勝てないとしても無傷で帰ってくるなんて、あの子にその才能が無いと到底無理でしょう。
冒険者はあの子にもってこいの未来。
「だけど……私はどうしても怖い…。あの子が冒険者になって、私たちよりも先に死んでしまうのではないかって。」
「僕も怖いさ。だけど見守ろう。子が目指した道なんだ。親である僕達は障壁になってはいけない。」
「アナタ…。」
「ミウ。」
長い口付けのあと、静かに離された私は、もう決めていた。夫の目を見て、私も精一杯、あの子の母としてーーー。
△▽
「ティアン、誕生日!」
「「「おめでとう!!!」」」
「みんなありがとう!」
今日はティアンの誕生日だ。俺が6月4日で、ティアンが7月15日。今日は俺も、この間にゴブリンを狩りまくって貯めたお金を使って買った物をプレゼントする。
「ティアンお姉ちゃんおめでとう。」
「ありがとうロギンス!これは?」
ティアンに渡したものは、青く煌びやかに光る貝殻を使ったアクセサリーだ。
これは町の市場にやってきた旅人が持っていたスターシェルという魔物のドロップアイテムを砕いて形を整えてアクセサリー用の紐で結びつけたものだ。
まぁつまりほぼ手作り。
「首にかけてみて。」
「うん。……どう?」
な!!?な、なななななな!!
「ど、どどどうしたの!?」
「どうしたんだロギンス!?」
「ロギンスどうしたの!?」
「ひぐっふぐっひぐぅ。」
俺は今、溢れ出る涙で顔がぐしゃぐしゃになっていた。そのせいでみんなに心配されてしまって申し訳ない気持ちになる。
でも、しょうがないじゃないか…だって
「も、もしかしてそんなに私が可愛かった?ふふ。照れちゃうなぁー。」
……だって!
「大丈夫かロギンス?」
………だって!!
「ロギンス!?」
『《ピロン!》鑑定結果、普通のアクセサリー』
「普通だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「「「はっ?」」」
(やった!!遂に、遂に遂に遂に!!ボロから脱却したぞーー!!)
この時の叫びは、一人の安心と、一人の困惑と、
「こ、この馬鹿ロギンスぅぅ!!!」
………一人の精神的大ダメージで幕を閉じた。
「ねぇ。ロギンス。」
「どうしたの母さん。」
「お誕生日おめでとう。」
「え?」
「あの日、渡せなかったから。…あなたが欲しがってた方買ってきたわ。」
「……ありがとう。」
「…そう。…あの。」
「何?母さん。」
「応援してるね。」
「?…うん。」
おやすみ。と、母さんはそのまま父さんと一緒に寝室に入っていった。なんか、父さんが感涙深そうに母さんを寝室の前で抱いてたから何かあったのだろう。
.........それよりも、俺の前の人格、なんてモノを欲しがってたんだ。
「さすがに目玉のぬいぐるみは無いよな…。」
そういえばティアンが俺に、今日は近所の動物と遊ばないの?ってよく言ってた。
もしかして遊びに行ってた理由は……いや、考えるのをやめよう。ろくなことないだろうし。
俺は、そっとその記憶を閉じるのだった。
※ミウの誕生日12月24日
オーロの誕生日11月20日
ミウとオーロの出会いと設定
教会で働いていたミウにオーロが一目惚れ。一年間教会に通い続け、その内に恋仲に。
更に3ヶ月後結婚。1年後、長女ティアン出産
そして11ヶ月後にロギンス出産。幸せな家庭を過ごす。ご近所で有名なほど美男美女でラブラブ。
今現在まで喧嘩騒動無し。
ミウの設定
オドオドして可愛らしい容姿をしている。家族を愛し、特に夫をこよなく愛している。少し粘着気味。ロギンスが一瞬チラ見してしまうくらいには胸が大きい。メロンでは無い。それでも大きい部類。
何が?とは言わないが、4人は欲しいと思っている。
オーロの設定
とにかく家庭を守る強い意志があり、楽観的だと思われがちだが、ただ人に優しいだけ。
その性格と容姿はイケメン以上ということから、町ではかなり有名人。
ミウに一目惚れし、教会に通い詰めたことからも、彼女を一途に愛し、一度も他に女性がいる席ではお酒も飲まず、話も長くもなく短くもなく友好程度に済ませる。
何が?とは言わないが、そろそろ三人目が欲しいと思っている。
結婚17歳 (ミウ)、18歳 (オーロ)
長女出産18歳、19歳
ロギンス出産19歳、20歳
現在
ミウ30歳(見た目23歳くらい)
オーロ31歳(見た目26歳くらい)
※なお、この世界で結婚する年齢などに決まりは無い。
実は私の子供、ロギンスは少しおかしいんです。
子供はすぐに成長すると言いますが、私は自分の子ほど、よく分からないような育ち方をする子を見た事がありません。
ロギンスが変わったのはあの子が家を泣いて抜け出した日でした。
その日はロギンスの誕生日で、私とお父さんは、あの子が欲しがっていた玩具をプレゼントしたんです。
ただここで問題が発生して、実はその玩具、二種類あって、あの子が欲しかったのとは私たちは違う方を買ってきてしまいました。
1番やってはいけないところを間違えてしまい、当然我が子の怒りを買いました。
更には怒ったロギンスは、そのまま走って家から出ていきました。その時のあの子の涙は一生忘れないでしょう。
夫は「そのうち帰ってくる。ロギンスも少しは気持ちの整理が必要だろ。」と私を励ましてくれましたが、それから数時間経ってもロギンスは帰ってきません。
遂に夫も事の重大さに気付いたのか、ティアンも連れてみんなで探し回りました。
だけど見つかりません。
そして、もうすっかり外が暗くなってきた頃、家のドアが開かれました。
そして、いたのはロギンスとティアン!
目で確かに確認した途端、いてもたってもいられず二人を抱きしめました。
「もうこんなに遅くまで。」「心配だったのよ。」と、大人にもなってみっともなく私は泣き、夫が後ろから軽く私を覆ってくれると、やっと安心して落ち着きました。
ですが、それからというもの私は不安です。
ロギンスが急に部屋で武器を作り始めたり、勝手に外に出ては夜頃に帰ってきたりと、それまで近所の動物達と戯れる事が大好きだった優しい男の子とは打って変わって、何だか一人の自立した大人を相手にしてるような雰囲気を出し始めたんです。
それに時々、私を少し強い目で見た途端、はっと顔をふって、自分から目を逸らしたりと、よく分からない行動も目立ち始めました。
「 オーロ。私には分からないの。ティアンにはそんなの無かったし。何か分からない?」
「それは男の性というやつだよミウ。成長している証拠だ。それにやはり俺の子。ミウはやはり気になるか…。」
「ど、どういうこと?」
「つまり君がとても可愛らしく最高の妻ということさ。夫として誇りに思うよ。」
ポッ!と、自分の顔から火が出るような熱さを感じます。夫はいつもそうです。私の心をこんなに揺れさせて…。
「わ、私もアナタのことを…最高にかっこいい夫だと思ってます。」
「ふふ。やっぱり可愛い。」
「ふぁへぇ!?」
結婚してからなれません!夫婦仲が良いとよくご近所さんから言われますが、オーロは、やりすぎですぅ!…はふぅ。
「ロギンスが夜に何をしているか知ってる。」
「え!?」
きゅ、急に話に戻りました…!
「あの子は毎日チューリアの森に行って狩りをしている。」
「ええ!!」
あ、あの子がそ、そそそ、そんなことを!?
「すぐに止めないと!」
「まぁまぁ。.........オーズさんから聞いてね。聞く話によると、毎日ゴブリンと戦っては負けて帰ってきてるそうだ。彼の見立てだと、そろそろゴブリンを倒せるらしい。」
「ゴブリンを!?それに倒すって…。」
「そう。あの子はおかしくなり始めたあの日から、たった3週間程で、魔物を倒せるレベルまで来ている。」
「そんな…あの子がそんなことしてたなんて。でも、あの子怪我なんて一度も」
「聞いた話によると怪我をすると迷惑をかけるから、する前に帰ってきてるそうなんだ。」
「…。」
「誰…とは聞かないよね。」
そんなの当たり前。私たちのことだ。私たちを心配させないために、あの子はしっかりと行動している。
「僕も最初は驚いた。子供がそんな危ないことしてるなんて、ってね。でも、あの子が僕達に迷惑をかけないように、そして強くなるために自分自身の未来を作り出そうとしてるのなら、親としては応援したいと思ったんだ。それに才能はあるようだし。」
当然です。ゴブリンは魔物の中で一番弱いモンスター。だけど、一般人は数体でかかられたら簡単に殺されてしまいます。
そんなゴブリンを10歳の子供が勝てないとしても無傷で帰ってくるなんて、あの子にその才能が無いと到底無理でしょう。
冒険者はあの子にもってこいの未来。
「だけど……私はどうしても怖い…。あの子が冒険者になって、私たちよりも先に死んでしまうのではないかって。」
「僕も怖いさ。だけど見守ろう。子が目指した道なんだ。親である僕達は障壁になってはいけない。」
「アナタ…。」
「ミウ。」
長い口付けのあと、静かに離された私は、もう決めていた。夫の目を見て、私も精一杯、あの子の母としてーーー。
△▽
「ティアン、誕生日!」
「「「おめでとう!!!」」」
「みんなありがとう!」
今日はティアンの誕生日だ。俺が6月4日で、ティアンが7月15日。今日は俺も、この間にゴブリンを狩りまくって貯めたお金を使って買った物をプレゼントする。
「ティアンお姉ちゃんおめでとう。」
「ありがとうロギンス!これは?」
ティアンに渡したものは、青く煌びやかに光る貝殻を使ったアクセサリーだ。
これは町の市場にやってきた旅人が持っていたスターシェルという魔物のドロップアイテムを砕いて形を整えてアクセサリー用の紐で結びつけたものだ。
まぁつまりほぼ手作り。
「首にかけてみて。」
「うん。……どう?」
な!!?な、なななななな!!
「ど、どどどうしたの!?」
「どうしたんだロギンス!?」
「ロギンスどうしたの!?」
「ひぐっふぐっひぐぅ。」
俺は今、溢れ出る涙で顔がぐしゃぐしゃになっていた。そのせいでみんなに心配されてしまって申し訳ない気持ちになる。
でも、しょうがないじゃないか…だって
「も、もしかしてそんなに私が可愛かった?ふふ。照れちゃうなぁー。」
……だって!
「大丈夫かロギンス?」
………だって!!
「ロギンス!?」
『《ピロン!》鑑定結果、普通のアクセサリー』
「普通だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「「「はっ?」」」
(やった!!遂に、遂に遂に遂に!!ボロから脱却したぞーー!!)
この時の叫びは、一人の安心と、一人の困惑と、
「こ、この馬鹿ロギンスぅぅ!!!」
………一人の精神的大ダメージで幕を閉じた。
「ねぇ。ロギンス。」
「どうしたの母さん。」
「お誕生日おめでとう。」
「え?」
「あの日、渡せなかったから。…あなたが欲しがってた方買ってきたわ。」
「……ありがとう。」
「…そう。…あの。」
「何?母さん。」
「応援してるね。」
「?…うん。」
おやすみ。と、母さんはそのまま父さんと一緒に寝室に入っていった。なんか、父さんが感涙深そうに母さんを寝室の前で抱いてたから何かあったのだろう。
.........それよりも、俺の前の人格、なんてモノを欲しがってたんだ。
「さすがに目玉のぬいぐるみは無いよな…。」
そういえばティアンが俺に、今日は近所の動物と遊ばないの?ってよく言ってた。
もしかして遊びに行ってた理由は……いや、考えるのをやめよう。ろくなことないだろうし。
俺は、そっとその記憶を閉じるのだった。
※ミウの誕生日12月24日
オーロの誕生日11月20日
ミウとオーロの出会いと設定
教会で働いていたミウにオーロが一目惚れ。一年間教会に通い続け、その内に恋仲に。
更に3ヶ月後結婚。1年後、長女ティアン出産
そして11ヶ月後にロギンス出産。幸せな家庭を過ごす。ご近所で有名なほど美男美女でラブラブ。
今現在まで喧嘩騒動無し。
ミウの設定
オドオドして可愛らしい容姿をしている。家族を愛し、特に夫をこよなく愛している。少し粘着気味。ロギンスが一瞬チラ見してしまうくらいには胸が大きい。メロンでは無い。それでも大きい部類。
何が?とは言わないが、4人は欲しいと思っている。
オーロの設定
とにかく家庭を守る強い意志があり、楽観的だと思われがちだが、ただ人に優しいだけ。
その性格と容姿はイケメン以上ということから、町ではかなり有名人。
ミウに一目惚れし、教会に通い詰めたことからも、彼女を一途に愛し、一度も他に女性がいる席ではお酒も飲まず、話も長くもなく短くもなく友好程度に済ませる。
何が?とは言わないが、そろそろ三人目が欲しいと思っている。
結婚17歳 (ミウ)、18歳 (オーロ)
長女出産18歳、19歳
ロギンス出産19歳、20歳
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