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エピローグ ~私が、彼に出会ってから~
XXXX 葉月―初
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風が、髪を薙ぐ。いつの頃からか髪型を変えて、腰まで届くくらいの長髪に、かんざしを二つつけるようになった。ピンクと赤の二つの花だ。動きにくいし手入れも大変だけれど、この方がお気に入りのかんざしも馴染みやすい。
腰掛けながらぼーっと景色を眺めていると、私のポケットで携帯型の電子端末が音を出して震えた。電話だ。相手を確かめることもなしに、私はその通話に応じた。
すると、向こうからはすぐに声が聞こえる。
『もしもし、儷華さんですか? 今、どこにいらっしゃいますか?』
若い女性の声だ。
「今? いつものとこだけど」
『またセントラルタワーの成層圏展望台ですか。好きですね』
「まぁね」
私がこの都市にきて、随分と経つ。
セントラルタワーとは、数年前に都市の中心に建設された超高層ビルの通称だ。商業スペース、企業スペース、娯楽スペースなどといった区画に分けられる、横にも縦にも非常に大きな建物である。
時代が進むにつれて様々なところで街が発展し、みるみるうちに地上と空の距離が近くなってきている。そうして、もうついには、空と呼べる空間の頂点まで地上は高くなったのだ。タワーの展望台から見える景色は、黒天に浮かぶ真っ青の地球。丸い綺麗な地平線。
まぁ私としては、退屈しない良い眺めが見られる場所が増えて、特に文句もない。最近はこの場所がお気に入りだった。
『良い景色ですからね。ところで仕事の話ですが、よろしいでしょうか?』
女性は品の良い口調で、業務的な言葉を告げてきた。
「いいわよー。何かしら? できれば、前みたいに地味な仕事じゃない方が、嬉しいんだけどな」
『すみません、クライアントにも事情がございまして。それに、あなたに回る仕事は、他での埋め合わせができないものばかりですから、重宝されているのです。可能な限り、お願い致したいと思っております』
「はいはい。相変わらずお堅いわねー。それで、内容は?」
『お引き受けくださってありがとうございます。まずはお手数ですが、場所を移していただきたいのです。風彩市というところなのですが――』
いつものように軽い気持ちで依頼内容を聞いていた私だったが、ある一つのフレーズに反応して、一瞬だけ思考が止まった。説明の後半部分が、見事に頭からすり抜けていく。
そのためか会話には、不自然な沈黙が落ちてしまった。
『あの……儷華さん……? どうかなさいましたか?』
「……あっ、いや。どうもしないわ。どうぞ、続けて」
『そうですか? では……』
端末の向こうで訝しげな表情をする女性の様子が、頭に浮かんだ。私の声が確かめられると、再び話は仕事の内容に戻る。
『その風彩市に三日ほど滞在して、調査をして頂きたい件があるのです。風彩は少々遠方の発展市街地ですが、移動には先月開通したコズミックラインの特別席を確保しておりますので、そちらがご利用いただけます。従来よりも数分の一の時間で移動できるようなので、特に日程に差し支えはないかと。また、宿泊のホテルもこちらで手配しております』
説明を頭の片隅で把握しつつ、しかし私の注意は、既に告げられた街の名前に向いていた。
風彩――。
聞き覚えのある名前。それはいつかの昔、かなりの期間を過ごしていた、街の名前だ。
私はその頃の記憶を思い出しつつ、端末からの声を、辛うじて頭に蓄積させていく。
『概要は以上です。では後日、調査内容の詳細を記載した書類、宿泊ホテルと利用交通機関のチケット等をお渡し致しますので、一度本社までお越し下さい。受付カウンターでは、いつものように名前をおっしゃるだけで結構です』
何度も聞いている説明の口上が、右から左へと流れていった。いつもならば、ここで軽い返事を放って通話を終えるところだが、しかし今回、私はそうしなかった。
「………………」
『儷華さん……? よろしいですか? よろしければお返事をいただきたいのですが……』
再三の確認の声。またも私は口を閉ざし、考えことをしていたのだ。
そうしたのち、できる限り平静を装った様子で、こう切り出すのだった。
「ねぇ、あのさ。その三日の滞在、ちょうとだけ延ばせないかな?」
珍しく私がこんなことを言うものだから、向こうは驚いたのだろう。答えが返ってくるまで、数秒の間があった。
『……と、言いますと?』
「三日じゃなくて、五日くらいにしてほしいな。別に今回の仕事は、そう急ぎってわけでもないんでしょう?」
『そうですね……確かに、日程には余裕がありますが。しかし、あなたがそんなことを言うなんて、少し意外ですね』
「いいじゃないのー。いつも言い値で仕事引き受けてあげてるんだからさ。たまにはこれくらいの融通利かせても、バチは当たらないわよ?」
どうせ許可なんか降りなくても、この時点で私は、無理やりにでも滞在期間を延ばすつもりだった。
三日分は仕事に充てる。残り二日は、いわゆるプライベートだ。
風彩。あの街には、特別な記憶……思い出がある。
『わかりました、了承します。今回は特別ですよ。ホテルの滞在日数を増やしておきますね。その他は、よろしいですか? 手筈はさきほど説明した通りでお願い致します』
「オーケーオーケー。さすが、できたクライアントでありがたいわ」
『光栄です』
対応は、相変わらずシステマティックな言葉だった。しかし、好意的な語調も含まれている。
たまにはわがままも、言ってみるものだと思った。
「調査については、予定通り三日でこなすわ。終わり次第、報告する。残り二日の間は、私、端末の電源切っちゃうから」
『承知いたしました。良い成果を期待しています』
返事を聞いて通話を切り、私は端末をポケットにしまった。再び風を意識すると「ふぅ」と無意識に溜息が出る。私の心は既に、あの頃のことを思い出していて、甘酸っぱい感情でいっぱいに満たされていた。
頭上では真紅の桔梗が、小さく揺れる。
決して忘れていたわけではない。ずっとずっと、憶えている。忘れられない。忘れられるはずがない。あれはもう、どのくらい前の出来事だろう。遥か昔のような気もするし、つい昨日のことのような気もする。
あの街で彼と過ごした、あの短すぎる時間を、私は欠片ほどもなくしていない。
「……詞……」
風彩は、聞けば随分と大きな街になったようだった。私の中にある記憶と重なるかどうかは、正直、わからない。それでも、わずかでもあの頃の面影を探したいと思った。
あの街で出会った彼。運命だなんて考えたこともあった気がする。あのまま一緒に居られれば、きっと大好きになっただろう。あんなにもこの心が動いたのは、やっぱり一度だけだった。今このときまでの、私の長過ぎる人生で、たった一回きり。
知らないうちに、彼のことばかり考えるようになっていて、彼の隣にいると幸せで、胸がいっぱいになって、締め付けられるほどに苦しくて、どうにかなってしまいそうだった。
当時は自覚していなかったけれど、もしかしたら私は、そのときからもう彼に恋をしていたのかもしれない。
けれども今、私は彼の隣にいない。彼は、私の隣にいない。私と彼の気持ちの多くは重なったけれど、重ならない気持ちも、そこにはあったから。
皮肉にも感じるだろうか。別れてからしばらくして、私は彼のことを好きだったのだと知ったのだ。そうしてますます好きになっていった。会うこともなくなったのに、ただただ想いは大きくなっていく一方だった。
彼が私に言ったことを、私は今でも憶えている。それをずっと、ただひたすらに考えていて。考え続けていて……。
たぶんまだ完全には、理解できていないのだろう。
それでも、どうかな。あの頃よりは、彼の言葉を受け入れられることようになった。そう思いたい。
だからきっと、もうすぐだ。私の探しもの、きっともうすぐ見つかる。そしてそれが見つかったら、彼との約束が、やっと果たせると思うのだ。
デートに行こうって、言っていたっけ。楽しそうだな、デート。
「詞……もうちょっとしたら、会いにいくからね」
私がそう呟くと、二つのかんざしの片方、真っ赤な桔梗の花が、返事をするように再び揺れた。
約束、ちゃんと憶えてる? まず最初に、そう尋ねよう。彼が忘れていたなんて、言うはずはないのだけれど。
そうしたら、大好きだよって、私も愛しているよって、今度こそ言おう。私にできる最高の笑顔で。
待っていてね、詞――。
腰掛けながらぼーっと景色を眺めていると、私のポケットで携帯型の電子端末が音を出して震えた。電話だ。相手を確かめることもなしに、私はその通話に応じた。
すると、向こうからはすぐに声が聞こえる。
『もしもし、儷華さんですか? 今、どこにいらっしゃいますか?』
若い女性の声だ。
「今? いつものとこだけど」
『またセントラルタワーの成層圏展望台ですか。好きですね』
「まぁね」
私がこの都市にきて、随分と経つ。
セントラルタワーとは、数年前に都市の中心に建設された超高層ビルの通称だ。商業スペース、企業スペース、娯楽スペースなどといった区画に分けられる、横にも縦にも非常に大きな建物である。
時代が進むにつれて様々なところで街が発展し、みるみるうちに地上と空の距離が近くなってきている。そうして、もうついには、空と呼べる空間の頂点まで地上は高くなったのだ。タワーの展望台から見える景色は、黒天に浮かぶ真っ青の地球。丸い綺麗な地平線。
まぁ私としては、退屈しない良い眺めが見られる場所が増えて、特に文句もない。最近はこの場所がお気に入りだった。
『良い景色ですからね。ところで仕事の話ですが、よろしいでしょうか?』
女性は品の良い口調で、業務的な言葉を告げてきた。
「いいわよー。何かしら? できれば、前みたいに地味な仕事じゃない方が、嬉しいんだけどな」
『すみません、クライアントにも事情がございまして。それに、あなたに回る仕事は、他での埋め合わせができないものばかりですから、重宝されているのです。可能な限り、お願い致したいと思っております』
「はいはい。相変わらずお堅いわねー。それで、内容は?」
『お引き受けくださってありがとうございます。まずはお手数ですが、場所を移していただきたいのです。風彩市というところなのですが――』
いつものように軽い気持ちで依頼内容を聞いていた私だったが、ある一つのフレーズに反応して、一瞬だけ思考が止まった。説明の後半部分が、見事に頭からすり抜けていく。
そのためか会話には、不自然な沈黙が落ちてしまった。
『あの……儷華さん……? どうかなさいましたか?』
「……あっ、いや。どうもしないわ。どうぞ、続けて」
『そうですか? では……』
端末の向こうで訝しげな表情をする女性の様子が、頭に浮かんだ。私の声が確かめられると、再び話は仕事の内容に戻る。
『その風彩市に三日ほど滞在して、調査をして頂きたい件があるのです。風彩は少々遠方の発展市街地ですが、移動には先月開通したコズミックラインの特別席を確保しておりますので、そちらがご利用いただけます。従来よりも数分の一の時間で移動できるようなので、特に日程に差し支えはないかと。また、宿泊のホテルもこちらで手配しております』
説明を頭の片隅で把握しつつ、しかし私の注意は、既に告げられた街の名前に向いていた。
風彩――。
聞き覚えのある名前。それはいつかの昔、かなりの期間を過ごしていた、街の名前だ。
私はその頃の記憶を思い出しつつ、端末からの声を、辛うじて頭に蓄積させていく。
『概要は以上です。では後日、調査内容の詳細を記載した書類、宿泊ホテルと利用交通機関のチケット等をお渡し致しますので、一度本社までお越し下さい。受付カウンターでは、いつものように名前をおっしゃるだけで結構です』
何度も聞いている説明の口上が、右から左へと流れていった。いつもならば、ここで軽い返事を放って通話を終えるところだが、しかし今回、私はそうしなかった。
「………………」
『儷華さん……? よろしいですか? よろしければお返事をいただきたいのですが……』
再三の確認の声。またも私は口を閉ざし、考えことをしていたのだ。
そうしたのち、できる限り平静を装った様子で、こう切り出すのだった。
「ねぇ、あのさ。その三日の滞在、ちょうとだけ延ばせないかな?」
珍しく私がこんなことを言うものだから、向こうは驚いたのだろう。答えが返ってくるまで、数秒の間があった。
『……と、言いますと?』
「三日じゃなくて、五日くらいにしてほしいな。別に今回の仕事は、そう急ぎってわけでもないんでしょう?」
『そうですね……確かに、日程には余裕がありますが。しかし、あなたがそんなことを言うなんて、少し意外ですね』
「いいじゃないのー。いつも言い値で仕事引き受けてあげてるんだからさ。たまにはこれくらいの融通利かせても、バチは当たらないわよ?」
どうせ許可なんか降りなくても、この時点で私は、無理やりにでも滞在期間を延ばすつもりだった。
三日分は仕事に充てる。残り二日は、いわゆるプライベートだ。
風彩。あの街には、特別な記憶……思い出がある。
『わかりました、了承します。今回は特別ですよ。ホテルの滞在日数を増やしておきますね。その他は、よろしいですか? 手筈はさきほど説明した通りでお願い致します』
「オーケーオーケー。さすが、できたクライアントでありがたいわ」
『光栄です』
対応は、相変わらずシステマティックな言葉だった。しかし、好意的な語調も含まれている。
たまにはわがままも、言ってみるものだと思った。
「調査については、予定通り三日でこなすわ。終わり次第、報告する。残り二日の間は、私、端末の電源切っちゃうから」
『承知いたしました。良い成果を期待しています』
返事を聞いて通話を切り、私は端末をポケットにしまった。再び風を意識すると「ふぅ」と無意識に溜息が出る。私の心は既に、あの頃のことを思い出していて、甘酸っぱい感情でいっぱいに満たされていた。
頭上では真紅の桔梗が、小さく揺れる。
決して忘れていたわけではない。ずっとずっと、憶えている。忘れられない。忘れられるはずがない。あれはもう、どのくらい前の出来事だろう。遥か昔のような気もするし、つい昨日のことのような気もする。
あの街で彼と過ごした、あの短すぎる時間を、私は欠片ほどもなくしていない。
「……詞……」
風彩は、聞けば随分と大きな街になったようだった。私の中にある記憶と重なるかどうかは、正直、わからない。それでも、わずかでもあの頃の面影を探したいと思った。
あの街で出会った彼。運命だなんて考えたこともあった気がする。あのまま一緒に居られれば、きっと大好きになっただろう。あんなにもこの心が動いたのは、やっぱり一度だけだった。今このときまでの、私の長過ぎる人生で、たった一回きり。
知らないうちに、彼のことばかり考えるようになっていて、彼の隣にいると幸せで、胸がいっぱいになって、締め付けられるほどに苦しくて、どうにかなってしまいそうだった。
当時は自覚していなかったけれど、もしかしたら私は、そのときからもう彼に恋をしていたのかもしれない。
けれども今、私は彼の隣にいない。彼は、私の隣にいない。私と彼の気持ちの多くは重なったけれど、重ならない気持ちも、そこにはあったから。
皮肉にも感じるだろうか。別れてからしばらくして、私は彼のことを好きだったのだと知ったのだ。そうしてますます好きになっていった。会うこともなくなったのに、ただただ想いは大きくなっていく一方だった。
彼が私に言ったことを、私は今でも憶えている。それをずっと、ただひたすらに考えていて。考え続けていて……。
たぶんまだ完全には、理解できていないのだろう。
それでも、どうかな。あの頃よりは、彼の言葉を受け入れられることようになった。そう思いたい。
だからきっと、もうすぐだ。私の探しもの、きっともうすぐ見つかる。そしてそれが見つかったら、彼との約束が、やっと果たせると思うのだ。
デートに行こうって、言っていたっけ。楽しそうだな、デート。
「詞……もうちょっとしたら、会いにいくからね」
私がそう呟くと、二つのかんざしの片方、真っ赤な桔梗の花が、返事をするように再び揺れた。
約束、ちゃんと憶えてる? まず最初に、そう尋ねよう。彼が忘れていたなんて、言うはずはないのだけれど。
そうしたら、大好きだよって、私も愛しているよって、今度こそ言おう。私にできる最高の笑顔で。
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