Stay Gold ーここはどこ、私はだれー

Ymsktksh i.jp

文字の大きさ
1 / 10

第1章 掃除機イブクロー。~ヒーローはお前だった(@ ̄▽ ̄@;)!!~

しおりを挟む
第一章

あらすじ

仕事の帰り道、俺は保育園から高校までずーっといっしょに遊んでたお前と
たまたま何年かぶりに会ってファミレスで話をしたのはなし。


登場人物 主役:★

★俺    27歳 男性
・お前   27歳 男性

・ファミレスの店員・女性

T=タイトル
N=声のみ


〇駅・改札口(夜)
改札口を出る俺(27歳)
俺を足早に抜き去るお前(27歳)
足早に抜き去る横顔がお前に似ていて後を追い声を掛ける俺。
俺「よっ」
お前の肩を叩く俺。
お前「……おぅ」
少し驚いた様子で振り向くお前。
俺「久しぶりだな」
お前「だな」
俺「何してんの?」
お前「仕事の帰り」
俺「ふーーん……、なぁなぁお前これから なんか予定あんの?」
お前「別にない」
俺「じゃあ今から飯でも食い行こうぜ!!」
お前「おう」


T 掃除機イブクロー ~ヒーローはお前だった(@ ̄▽ ̄@;)!!~


〇ファミレス・4人席(夜)
ファミレスの店員が注文を聞きに来る。
ファミレスの店員「ご注文、決まりましたらお呼び下さい」
俺「はーーい」
お前「俺はもう決まってるから」
俺「なに?」
お前「から揚げの特盛とフライドポテトの特盛、あとビール、中ジョッキで」
俺「また、その二つかよ」
ファミレスの店員「はい、かしこまりました」
俺「お前、飯食えよ」
お前「えっ」
俺「別にいいけど、俺はしょうが焼き定食でお願いします」
ファミレスの店員「かしこまりました。ドリンクバーはどうなされますか?」
お前「いりません」
俺「おいっ、俺はいる」
ファミレスの店員「かしこまりました。アルコールの飲み放題もありますが?」
お前「じゃあ それ」
ファミレスの店員「かしこまりました。アルコールはお持ちしますがソフトドリンクはあちらにご用意がありますのでご自身でお願いします」
俺「オッケーイ! じゃちょっとコーラとってくるわ」
頷き、ケータイを触るお前。
席から離れる俺。


○同・同・コーラの入ったジョッキ(アップ)
コーラを飲みながら話し始める俺。
俺「マジで何年振り?」
お前「さぁ」
俺「お前高校卒業して、地元出ていかなかったっけ?」
お前「そう」
俺「戻ってきたの?」
お前「おん」
俺「こっちで再就職したんだ?」
お前「おん」
俺「大学行ってないよな?専門だっけ?」
お前「そう」
俺「じゃあ俺より社会人、先輩じゃん」
お前「そーーだな」
俺「俺は大学行ったから社会に出て5年目……もうさ、マジむかつく事ばっかなんだけど」
お前「へー」
ケータイを触り続けるお前。
俺「同期がさ3人いて、どいつもこいつも先輩や上司の機嫌ばっかとって、バカばっか」
お前「へー」
俺「なんでさ、なんで……あぁなんか仕事の事考えてたらイライラしてきた」
お前「……」
ファミレスの店員「お待たせしました、ご注文の品です。しょうが焼き定食はお客様でよろしいですか?」
俺「はい、ありがとうございます」
軽く会釈する俺。
ファミレスの店員「から揚げとポテト、ビールはこちらの方ですね」
軽く会釈だけするお前。
俺「とりあえず、久しぶりの再会にカンパイ!!」
お前「乾杯」
俺「お前は変わんないなーー。お前と飯食いに行くと昔から、から揚げ特盛にフライドポテト特盛、いつもそれじゃん」
お前「だな」
から揚げを頬張るお前。
俺「でも変わったな、コーラじゃなくてビールになってんだな、今は」
お前「まーーな」
俺「なぁお前は仕事順調なの?」
お前「まーーまーー」
俺「まーーまーーか……」
しょうが焼きを食べる俺。
俺「音楽関係の仕事?!」
お前「違う……」
俺「ふぅ~~ん、そっか」
ポテトを食べるお前。
俺「なぁ、お前の会社にはクソ上司とかヘナチョコ後輩くんとか居ないの?」
お前「さぁーー」
俺「さぁーーって、まっお前らしいけど……他人に興味ないもんな」
お前「まーーな」
俺「社会ってさ、どうにもならない事や変えられない事を受け入れられる奴が得すると思わねーー?」
から揚げを頬張るお前。
俺「俺はさ、あきらかに黒なのに白だと言えないし白なのに黒だとも言えない。グレーにも出来ない。……フンッ、何でもかんでも言う事聞くと思うなよ」
コーラを飲み干す俺。
俺「まっ……それで最近、上司とバトってばっかで……。同期には揚げ足取られまくるし……後輩からは劣等生扱い……」
お前「変わらないな」
フライドポテトを頬張るお前。
俺「そーーだよ、そーーだよ、俺は昔から劣等生だよ。気に食わなかったら、みんなの迷惑も考えないで授業中断させて、納得いくまで暴れまくって、やりたい放題してきたさ」
お前「知ってる」
から揚げを頬張るお前。
俺「だけど、真面目にやってない奴らに対して、あーーだのこーーだの理由付けてカバってる奴の方が意味不明。そいつらに真面目にやれよ!!って文句言ってなにが悪いの?そりゃ、色々あると思うよ。だけど1日24時間のうちの拘束時間9・5時間で実働8時間。たった8時間だぜ。マジでやってる方がバカみたいじゃね?まっ俺だってたまには失敗するし間違ってる事もあるかもしれない。だけど俺だけが悪いみたいでなんか納得いかねーーわ。ってか、悔しくてさ」
お前「変わらないな……」
ビールを飲むお前。
お前「今も輝き続けてんだ」
俺「はぁーー?!何言ってんだよ」
お前「輝いてる奴は自分が輝いてるって事に気づかないんだってさ」
俺「そんな事どーーでもいい。マジ、仕事辞めてやろーーかな」
から揚げを頬張るお前。
俺「そーーだな、辞めてやる!!……けどさ、それじゃあ今まで戦ってきた俺が可哀想じゃない?どいつもこいつも見返したくない?」
フライドポテトを頬張るお前。
俺「あーー負けたくねーー」
お前「ビールおかわり」
店員を呼ぶお前。
俺「そういやーー、お前まだギター弾いてんの?」
お前「弾いてる」
から揚げを頬張るお前。
俺「俺はもう全然書いてないな……昔はお前が曲作って俺が歌詞書いて、バンド組んで……懐かしいな」
お前「な。」
俺「あのドラムやってくれた奴何してんの?」
お前「さぁ?」
俺「ベースの奴は」
お前「さぁ?」
俺「そんなもんだよな」
から揚げを頬張るお前。
俺「俺はきっと歌詞を書くことでこの溜め込んだフラストレーションを発散してきたんだろな」
から揚げを頬張るお前。
俺「あーーやっぱり俺、歌手になりてーー!」
フライドポテトを頬張るお前。
俺「いや、その夢はもう覚めてる」
から揚げを頬張るお前。
俺「そーーいえば、お前も一度だけ歌詞書いたよな」
お前「書いた」
俺「その歌詞がアツすぎて、俺ら笑って……」
お前「……」
俺「それっきり、書かなくなってさ」
お前「だな」
俺「今だから言うけど、俺あの歌詞好きだったんだ」
お前「へー」
俺「あぁ楽しかったな、あの頃……」
お前「……楽しかった」
俺「けど、マジで今が嫌だってわけじゃないんだよ。中学生や高校生に戻りたいかって言われたら絶対嫌だし、やっておけば良かったと思うことも特にない……お前は戻れるとしたらいつに戻りたい?」
お前「ない」
3杯目のビールを飲むお前。
から揚げを頬張るお前。
俺「そっか……。これからやりたい事なら山ほどあるんだけどな」
コーラを飲む俺。
お前「へー、例えば」
フライドポテトを頬張るお前。
俺「おっ、へー。で終わらせないんだ!そんなに気になるなら教えてやるよ。例えば……」
お前「やべぇーー!!!!」
俺「なに?なに?どうした?」
お前「やべぇーー う〇こしてぇーー」
俺「はぁーー!?あははははははははははは はやく行って来いよ」
猛ダッシュでトイレに向かうお前。
俺「変わんねーーな」

×   ×   ×

トイレから戻るお前。
俺「っでさ、お前はこれからなんかやりたい事ないの?」
お前「ある」
俺「なに?なに?」
お前「恋がしたい」
俺「ブハッ!あははははははははは、それマジで言ってんのかよ!乙女かよ!!」
から揚げを頬張るお前。
俺「あははははははは、あははははははは」
お前「フゥ、全部食った!」
俺「お前、ほんと面白いな」
お前「そーーか?」
俺「最近はさ、こんな話できる奴いないから今日は楽しかった。付き合ってくれてありがとな」


〇ファミレス・レジ(夜中)
ファミレスの店員「お二人で3,214円です」
俺「いいよ、今日は俺が誘ったし奢るよ」
お前「サンキュ」
俺「ううん、いつものパターンだな」
お前「だな」


〇同・出入口(同)
俺「そーーいや、お前の連絡先教えろよ」
お前「変わってねーーよ」
ケータイを取り出しお前に確認する俺。
俺「これか?」
お前「そう」
俺「じゃあまた連絡するわ」
お前「おう」
俺「っでさ、さっきは間に合ったの?」
お前「……」
2秒、目と目が合うお前と俺。
すこし笑う俺。
俺「じゃあな」
お前「じゃあな」


〇同日・俺の部屋(早朝)
俺「あいつ全然変わってなかったな~~」
ネクタイを緩めながらケータイを取り出しmailを打ち始める俺。


〇同日・お前の部屋(同)
ケータイがポケットの中でフルえ確認するお前。
お前「ううん!??」


〇同日・俺の部屋(同)
俺「なんか久しぶりに書きたくなってきた」
ケータイで歌詞を書き始める俺。


〇同日・お前の部屋(同)
お前「あははははははははは」
俺からの歌詞がケータイに送られているのを確認する。

○お前のケータイ・画面
□mailで送られてきた歌詞。
【掃除機イブクロ―。】





掃除機イブクロー。
    ~ ヒーローはお前だった(@ ̄▽ ̄@;)!! ~


たまたま駅で友だちと
出逢ったからファミレスで 軽く飯でも食うか?
ノリは…いつものように

元気? 元気!
何年ぶり? さぁ忘れた。

ハズむ会話の中盤戦
どーしたの? う〇こしたい。と答えたお前に

バカッとトイレを指差し 腹抱えて笑ったよ。
何歳だよって…

いくつになっても変わらない
明日には忘れてるような 会話の中で 忘れちゃいけない
自分を見つけた気がする

何時? 3時!
あした休み? さぁ忘れた。

ハズむ会話の終盤戦
なにがしたいの? 恋がしたい!と答えたお前に

ブハッとコーラを吐き出し 腹抱えて笑ったよ。
乙女かよって…

いくつになっても変わらない
明日には忘れてるような 会話の中で 忘れちゃいけない
自分を見つけた気がする

あははははははははは、またな。





〇同日・俺の風呂場・脱衣所(早朝)
俺「ふぅ、なんか、身も心も軽くなった気がする~~」
髪をバスタオルで拭きながら全裸でベッドに向かいまたお前にmailする俺。

〇同日・お前の部屋(同)
お前「変わらないな、アイツの歌詞のセンス……。……好きだけど」
俺から2通続けてmailが届き確認するお前。

〇お前のケータイ・画面(俺のmail文)
【俺、歌詞を書く事で溜め込んだフラストレーションを発散してきたって言ったけどさ……違ってた。胃がもたれそうなくらい食うお前に愚痴り、毒づいて、聞いているのかいないのか、ぜんぶ食い終わった綺麗な器を前に満足そうなお前を見て、帰るころには俺の心の器も軽くなってた】
【俺はいつもお前に吸食(スク)われるw】

お前「吸(ス)う?食(ク)う?で救(スク)われる!?だからタイトル、掃除機イブクロ―……掃除機・胃袋ってことか……。ダセーー……。アハハハハ。」





〇エンドロール後・俺の部屋
お前からmailが届き確認する俺。

〇俺のケータイ・画面(お前のmail文)
 【キッショ】
 【またな】
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い

青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。 神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。 もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。 生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。 過去世と同じ轍を踏みたくない……

思いを込めてあなたに贈る

あんど もあ
ファンタジー
ファナの母が亡くなった二ヶ月後に、父は新しい妻とその妻との間に生まれた赤ん坊を家に連れて来た。義母は、お前はもうこの家の後継者では無いと母から受け継いだ家宝のネックレスを奪うが、そのネックレスは……。

初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】

星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。 だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。 しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。 王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。 そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。 地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。 ⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。

🥕おしどり夫婦として12年間の結婚生活を過ごしてきたが一波乱あり、妻は夫を誰かに譲りたくなるのだった。

設楽理沙
ライト文芸
2026.1.4 73話見直した際、瑛士の台詞《本音/懺悔》を加筆しました。😇 ☘ 累計ポイント/ 200万pt 超えました。ありがとうございます。 ―― 備忘録 ――    第8回ライト文芸大賞では大賞2位ではじまり2位で終了。  最高 57,392 pt      〃     24h/pt-1位ではじまり2位で終了。  最高 89,034 pt                    ◇ ◇ ◇ ◇ 紳士的でいつだって私や私の両親にやさしくしてくれる 素敵な旦那さま・・だと思ってきたのに。 隠された夫の一面を知った日から、眞奈の苦悩が 始まる。 苦しくて、悲しくてもののすごく惨めで・・ 消えてしまいたいと思う眞奈は小さな子供のように 大きな声で泣いた。 泣きながらも、よろけながらも、気がつけば 大地をしっかりと踏みしめていた。 そう、立ち止まってなんていられない。 ☆-★-☆-★+☆-★-☆-★+☆-★-☆-★ 2025.4.19☑~

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

愛していました。待っていました。でもさようなら。

彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。 やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。

処理中です...