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いつか夕焼けにつつまれて〜転生魔剣士とわんこ貴族〜
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白刃。
巨窟に舞い踊る残光。
剣士は獰猛な獣と命の取り合いを演じつつも何処か静謐な空気を纏っている。
ぶつかり合うのでは無く、いなし、削ぎ取る剣はまるで奉納の神子舞のようだ。
呼吸も乱さず口遊むのは覇者の調べ。
「旅人よ暫し流転の定めを忘れ我が胸に眠れ。不可視極小の理、我が命にのみ従え。唸れ、弾け、連なり、湛えよ。」
剣士を包む大気が発光し始めると、獣の爪を躱してひらりと身を返し、両手で構えて大上段から叩き込むが、大振りの一撃は既のところで空を切る。
間合いを取った手負い獣と剣士の視線が絡み合う。
「炸」
剣士の白皙の面に朱を引いた様に紅い唇が僅かに動くと、飽和したプラズマが爆ぜる。
音もなく走る閃光と爆圧。真っ白に染まる穴蔵。
「相変わらず女神……。」
呟いたのは先程の剣士ではない。
ブスブスと焼け焦げの匂いを放ち絶命した獣を見下ろす剣士を、大剣を握りしめて乙女の眼差しで見詰める偉丈夫だ。
獣の骸から顔を上げて振り向いた剣士がゆったりと微笑む。
「ミーシャ」
名を呼ばれた偉丈夫が弾かれたように剣士の元へと突進する。
俺の名はマキシマス。通称マックス。職業、冒険者。ジョブ、魔剣士。
それから俺の髪に指を絡めて顔やら首やらあちこち唾液まみれにしやがるコイツは10年来の友人で俺の相棒兼恋人のミーシャ。本名ミハエル・シャルロワ。
出会った当時は筋肉の付きにくい俺より余程華奢で小柄な紅顔の美少年だったミーシャは、元より金持ちの子供である事は分かりきっていたのだが、天涯孤独のギルドメンバーである俺に何故だか執拗に付き纏い、呆れる周囲をものともせず着実に力を付けて出会って5年後には遂に根負けした俺と2人だけのパーティメンバーになった。
親を亡くしてギルドで厄介になるようになって以来、誰とも深く付き合わないように気を付けていた俺も、すっかり情が移って不出来な弟のように思っていたミーシャが、金持ちの息子どころか領主の長男だと分かったのはそれから2年後。
御曹司が長年もぐりで冒険者を続けていると言う事実だけでもお分かりいただけるだろうが、此奴、余り賢くない。
いや、誤解を生まないようにもっと端的に言っておこう。
バカなのだ。
「ふ、んっ……ちょっと、離れろ。」
「やだ、今すぐヤりたい。」
もしくは盛りのついた犬か。
「大物バラして、興奮してるのに、そんな顔して、誘われたら、今すぐ、はぁっ、爆発、しそう……早く!うぅ……挿入れたい……」
今では俺より一回りでかいミーシャが猛った雄を腹に擦り付けて俺の服を緩め始める。
「ちょっ、待て!場所を弁えろバカ!んむっ」
俺の抗議を口で塞いで片手で器用にバックルを外すと強引に下衣を引き下ろす。
「はぁっ、こんな、下層まで、んちゅっ、降りて来られる手練れは、今は、領内に居ないから……。」
抱き込んで背中を締め上げられて自由の効かない俺の、剥き出しの尻にミーシャが指を這わし無遠慮にこじ開けようとするので、俺は慌てて浄化と保護液の魔術を使う。
「流石天才、無詠唱かよ……」
片足を抱えて指を突っ込みながら、わざわざ言葉を切って続きを耳元で囁く。
「エロいね。」
カッと血が沸騰しそうになった俺は反撃しようと声を上げるが、そこを狙って剛直を埋められる。
「ば、んっ!あああぁぁ…!」
無慈悲な雄犬は直ぐに抽送を始める。
「はぁ、今朝、もヤったから、まだ、……柔らかい。きもちー。」
「ふっ、あ、あぁ……。」
「きもちー、ね…?」
結局、制圧済みのダンジョン下層で一回済まして、俺の寝ぐらに転移してからもう一回戦ヤるはめにになった。
ベッドに沈む俺に、何故か元気いっぱいなミーシャが話しかける。
「俺、来月成人するから、そしたら俺と結婚して!」
疲労も相まって俺のテンションは激低だ。
「血迷うな。次期領主様が男の冒険者と結婚してどうする。無難に同じ階級の女を娶れ。」
「なんで!何が問題なの!」
「問題だらけだろ。面倒くさいだろ。」
「そっ、そんな……俺たち愛し合ってるじゃん……。愛の力で乗り越えてよぉ……。」
「分かってないな。愛ってやつは壊れやすいんだ。振りかざすもんじゃ無い。」
「そーなの?ダメなの?こんなに好きなのにぃ……。」
取りすがる恋人の頭を撫でて慰めてはやるが、一族の期待や領民への責任、その他もろもろの柵を持つこの男よりも、転生者の矜持でハイランク冒険者の名誉を守って居るだけの、縋り付く家族も無く、追いかける夢も無く、守るべき信念も無い俺の方が余程こいつとの恋愛に依存している。
「俺もお前が大事だよ。だから目の前で壊れて行くのを見たくない。」
俺の言葉を理解しているのか、ミーシャはとてもいい笑顔で頷く。
「うん!俺、振りかざさない!」
いつものように、こいつ本当にバカだなと思った俺こそがバカだった。
「そうだよな。愛は何かの盾にするもんじゃ無くて、体を張って守り抜くもんだよな!」
無邪気なミーシャのその言葉が、無防備だった俺の胸を、ブスリと音を立てて射抜いた。
俺の両親は俺が8歳の時に2人揃って殺された。
人気の歌手だった母親に似た変態を喜ばす容姿と、利用価値の高い転生者に生まれた俺は、どこに行っても悪党共から目を付けられた。
そんな俺を両親は容易に手放さず、必死に庇ってくれていたが、ある日呆気なく刺し殺された。
二人が逃がしてくれたおかげで俺はギルドマスターに保護されたが、二人の愛を盾につかって生き延びた事が兎に角辛かった。
もう、誰にも愛されたく無いと思った。
愛されなければ万事解決だと思った。
ミーシャに絆されて恋人になってからも、いざとなったら尻を捲って逃げ出すつもりで居た。
だけど……
だけど、俺が盾に使ったと思っていた両親は、俺を、体を張って守ってくれたのだな。
俺が、命と引き換えに浪費したと思っていた愛を、二人は全力で守り切ったのだな。
だったら、俺にだって体を張って守り抜く事が出来るんじゃないのかな。
そう思ったら、もうダメだった。
もう逃げられない。
完全に捕まってしまった。
うんうんと考えを纏めているらしい美しいミーシャを、別人を見るような気持ちで眺めた。
ミーシャが持つ心の暖かさを写しとったかのような夕焼け色の髪の毛、日に焼けた艶のある肌、貴族らしく整った顔だち。
希少な緑色の瞳には今、決意の光が燈り、少し薄めの唇が開かれる。
「子供は俺が産む」
「あ?」
「ごめんな、俺の結婚にはどうしても後継ぎが絡むんだよ……作らない選択は出来ない。」
「……それは、そうだろう。」
「クソ親父が元気な内に、それも母親が俺であれば、父親が誰かは二の次で生まれた子供を次代に据えられるし、それがダメで俺が廃嫡されたら、晴れてマックスと冒険者する!」
これこそ名案と満面の笑顔のミーシャが俺の手を握り締める。
「だから結婚して!はじめは事実婚でもいいから!」
俺がキラキラ光るミーシャの瞳に見惚れている内に、仔犬みたいな目が不意に翳り、何事か思案し始めて口ごもりながらやっと続きを切り出した。
「たださあ……。」
「うん?」
「マックス、……その……、俺を……。」
ミーシャは表情をなくし彷徨わせた視線をようやく俺に定めると、泣き出しそうな顔で口を開いた。
「俺を抱ける!?」
真剣な想いに誠意を持って返したいと思ったが、反射的に掌で口を塞いだ俺は意図せず鼻で笑ってしまった。
一度爆発した笑いの発作は止まるところを知らない。
うずくまって震える俺をミーシャが責める。
「ちょっと!?ひどいよ!俺、真面目に!すごい真面目に言ってるのに!だって、転生者ってみんなヘテロなんでしょ?俺に抱かれてくれただけでも奇跡なのに!男抱ける?ねえ!抱けるのー!?」
やっぱりバカだなミーシャ。
こんなに可愛いお前を、抱けない筈がないだろ。
不用意に俺の愛情を解放してしまった事を、これから存分に後悔すると良い。
俺はミーシャを見つめて微笑み、ミーシャは頬を染めた。
覚悟しろよ?
巨窟に舞い踊る残光。
剣士は獰猛な獣と命の取り合いを演じつつも何処か静謐な空気を纏っている。
ぶつかり合うのでは無く、いなし、削ぎ取る剣はまるで奉納の神子舞のようだ。
呼吸も乱さず口遊むのは覇者の調べ。
「旅人よ暫し流転の定めを忘れ我が胸に眠れ。不可視極小の理、我が命にのみ従え。唸れ、弾け、連なり、湛えよ。」
剣士を包む大気が発光し始めると、獣の爪を躱してひらりと身を返し、両手で構えて大上段から叩き込むが、大振りの一撃は既のところで空を切る。
間合いを取った手負い獣と剣士の視線が絡み合う。
「炸」
剣士の白皙の面に朱を引いた様に紅い唇が僅かに動くと、飽和したプラズマが爆ぜる。
音もなく走る閃光と爆圧。真っ白に染まる穴蔵。
「相変わらず女神……。」
呟いたのは先程の剣士ではない。
ブスブスと焼け焦げの匂いを放ち絶命した獣を見下ろす剣士を、大剣を握りしめて乙女の眼差しで見詰める偉丈夫だ。
獣の骸から顔を上げて振り向いた剣士がゆったりと微笑む。
「ミーシャ」
名を呼ばれた偉丈夫が弾かれたように剣士の元へと突進する。
俺の名はマキシマス。通称マックス。職業、冒険者。ジョブ、魔剣士。
それから俺の髪に指を絡めて顔やら首やらあちこち唾液まみれにしやがるコイツは10年来の友人で俺の相棒兼恋人のミーシャ。本名ミハエル・シャルロワ。
出会った当時は筋肉の付きにくい俺より余程華奢で小柄な紅顔の美少年だったミーシャは、元より金持ちの子供である事は分かりきっていたのだが、天涯孤独のギルドメンバーである俺に何故だか執拗に付き纏い、呆れる周囲をものともせず着実に力を付けて出会って5年後には遂に根負けした俺と2人だけのパーティメンバーになった。
親を亡くしてギルドで厄介になるようになって以来、誰とも深く付き合わないように気を付けていた俺も、すっかり情が移って不出来な弟のように思っていたミーシャが、金持ちの息子どころか領主の長男だと分かったのはそれから2年後。
御曹司が長年もぐりで冒険者を続けていると言う事実だけでもお分かりいただけるだろうが、此奴、余り賢くない。
いや、誤解を生まないようにもっと端的に言っておこう。
バカなのだ。
「ふ、んっ……ちょっと、離れろ。」
「やだ、今すぐヤりたい。」
もしくは盛りのついた犬か。
「大物バラして、興奮してるのに、そんな顔して、誘われたら、今すぐ、はぁっ、爆発、しそう……早く!うぅ……挿入れたい……」
今では俺より一回りでかいミーシャが猛った雄を腹に擦り付けて俺の服を緩め始める。
「ちょっ、待て!場所を弁えろバカ!んむっ」
俺の抗議を口で塞いで片手で器用にバックルを外すと強引に下衣を引き下ろす。
「はぁっ、こんな、下層まで、んちゅっ、降りて来られる手練れは、今は、領内に居ないから……。」
抱き込んで背中を締め上げられて自由の効かない俺の、剥き出しの尻にミーシャが指を這わし無遠慮にこじ開けようとするので、俺は慌てて浄化と保護液の魔術を使う。
「流石天才、無詠唱かよ……」
片足を抱えて指を突っ込みながら、わざわざ言葉を切って続きを耳元で囁く。
「エロいね。」
カッと血が沸騰しそうになった俺は反撃しようと声を上げるが、そこを狙って剛直を埋められる。
「ば、んっ!あああぁぁ…!」
無慈悲な雄犬は直ぐに抽送を始める。
「はぁ、今朝、もヤったから、まだ、……柔らかい。きもちー。」
「ふっ、あ、あぁ……。」
「きもちー、ね…?」
結局、制圧済みのダンジョン下層で一回済まして、俺の寝ぐらに転移してからもう一回戦ヤるはめにになった。
ベッドに沈む俺に、何故か元気いっぱいなミーシャが話しかける。
「俺、来月成人するから、そしたら俺と結婚して!」
疲労も相まって俺のテンションは激低だ。
「血迷うな。次期領主様が男の冒険者と結婚してどうする。無難に同じ階級の女を娶れ。」
「なんで!何が問題なの!」
「問題だらけだろ。面倒くさいだろ。」
「そっ、そんな……俺たち愛し合ってるじゃん……。愛の力で乗り越えてよぉ……。」
「分かってないな。愛ってやつは壊れやすいんだ。振りかざすもんじゃ無い。」
「そーなの?ダメなの?こんなに好きなのにぃ……。」
取りすがる恋人の頭を撫でて慰めてはやるが、一族の期待や領民への責任、その他もろもろの柵を持つこの男よりも、転生者の矜持でハイランク冒険者の名誉を守って居るだけの、縋り付く家族も無く、追いかける夢も無く、守るべき信念も無い俺の方が余程こいつとの恋愛に依存している。
「俺もお前が大事だよ。だから目の前で壊れて行くのを見たくない。」
俺の言葉を理解しているのか、ミーシャはとてもいい笑顔で頷く。
「うん!俺、振りかざさない!」
いつものように、こいつ本当にバカだなと思った俺こそがバカだった。
「そうだよな。愛は何かの盾にするもんじゃ無くて、体を張って守り抜くもんだよな!」
無邪気なミーシャのその言葉が、無防備だった俺の胸を、ブスリと音を立てて射抜いた。
俺の両親は俺が8歳の時に2人揃って殺された。
人気の歌手だった母親に似た変態を喜ばす容姿と、利用価値の高い転生者に生まれた俺は、どこに行っても悪党共から目を付けられた。
そんな俺を両親は容易に手放さず、必死に庇ってくれていたが、ある日呆気なく刺し殺された。
二人が逃がしてくれたおかげで俺はギルドマスターに保護されたが、二人の愛を盾につかって生き延びた事が兎に角辛かった。
もう、誰にも愛されたく無いと思った。
愛されなければ万事解決だと思った。
ミーシャに絆されて恋人になってからも、いざとなったら尻を捲って逃げ出すつもりで居た。
だけど……
だけど、俺が盾に使ったと思っていた両親は、俺を、体を張って守ってくれたのだな。
俺が、命と引き換えに浪費したと思っていた愛を、二人は全力で守り切ったのだな。
だったら、俺にだって体を張って守り抜く事が出来るんじゃないのかな。
そう思ったら、もうダメだった。
もう逃げられない。
完全に捕まってしまった。
うんうんと考えを纏めているらしい美しいミーシャを、別人を見るような気持ちで眺めた。
ミーシャが持つ心の暖かさを写しとったかのような夕焼け色の髪の毛、日に焼けた艶のある肌、貴族らしく整った顔だち。
希少な緑色の瞳には今、決意の光が燈り、少し薄めの唇が開かれる。
「子供は俺が産む」
「あ?」
「ごめんな、俺の結婚にはどうしても後継ぎが絡むんだよ……作らない選択は出来ない。」
「……それは、そうだろう。」
「クソ親父が元気な内に、それも母親が俺であれば、父親が誰かは二の次で生まれた子供を次代に据えられるし、それがダメで俺が廃嫡されたら、晴れてマックスと冒険者する!」
これこそ名案と満面の笑顔のミーシャが俺の手を握り締める。
「だから結婚して!はじめは事実婚でもいいから!」
俺がキラキラ光るミーシャの瞳に見惚れている内に、仔犬みたいな目が不意に翳り、何事か思案し始めて口ごもりながらやっと続きを切り出した。
「たださあ……。」
「うん?」
「マックス、……その……、俺を……。」
ミーシャは表情をなくし彷徨わせた視線をようやく俺に定めると、泣き出しそうな顔で口を開いた。
「俺を抱ける!?」
真剣な想いに誠意を持って返したいと思ったが、反射的に掌で口を塞いだ俺は意図せず鼻で笑ってしまった。
一度爆発した笑いの発作は止まるところを知らない。
うずくまって震える俺をミーシャが責める。
「ちょっと!?ひどいよ!俺、真面目に!すごい真面目に言ってるのに!だって、転生者ってみんなヘテロなんでしょ?俺に抱かれてくれただけでも奇跡なのに!男抱ける?ねえ!抱けるのー!?」
やっぱりバカだなミーシャ。
こんなに可愛いお前を、抱けない筈がないだろ。
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