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20.恋の歌
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やや微妙な空気のまま、馬車は伯爵邸に到着した。
ウィルフレッドのお屋敷は、確かに華やかではないけど、重厚感があって落ち着いた雰囲気の立派な建物だ。
ま、うちみたいなアレな屋敷は、おんなじ男爵家だってなかなかないだろうけどさ。
ウィルフレッドに着いて館に入ると、エントランスには獅子の紋章が刻まれた像とか、一目でそれなりの物だとわかる花瓶や壺なんかが飾られてあった。
メイドさんや侍従さんが数人『お帰りなさいませ』と美しいお辞儀で出迎える。
「ああ。客人がいるからサロンにお茶の用意を頼む」
「畏まりました」
ウィルフレッドんちのサロン……!
武闘派の家系とは言え、サロンはおもてなしの場だ。きっと豪華なんだろうなぁ。
そんなところで歌うなんて、何だか緊張してくる。
いくら聴衆がウィルフレッド1人とはいえ。
いや、ウィルフレッド1人の前でタイマンで歌うなんて、ますますヤバくないか?
酒場とかなら、みんなお酒入ってるし、BGM感覚のつもりだから恥ずかしくないけど、なんかオーディションぽいじゃん!
ウィルフレッドは、迷いなくお屋敷の中を歩いていく。僕はコンパスの差もあって、はぐれないよう小走りで後を追い掛けた。廊下に飾られた肖像画は、ご先祖のものだろうか。どことなくウィルフレッドの面影がある男の人から、人形みたいに美しい貴婦人まで、これらすべてがウィルフレッドという存在を作り上げた人たちなのかと思うと感慨深い。
いずれここにウィルフレッドとレニオールの肖像画も飾られるのだろうか。そうなってほしい。
サロンに着くと、ウィルフレッドは椅子を引いて僕をテーブルに座らせた。
僕はバイトに歌いに来ただけで、もてなされるような立場じゃないのに。それに、さっきも馬車の中でそうだったように、僕とウィルフレッドの話はどこまで行っても平行線なんだから、話しても楽しいことなんか何もないはずなのにね。
でも、僕に断るという選択肢はない。彼は雇い主で、僕はバイト。歌の前に余興が必要なら、お付き合いするまでだ。
「君は、甘いものは好きか?」
ウィルフレッドが僕に訊いた。僕は頷いて肯定する。
「はい。好きですよ。というか、嫌いなものは特にありません」
貧乏してると選り好みできないんだよね。甘いものならとりあえずなんでもご馳走。
頂きもののお菓子なんか、弟や妹たちに一瞬で食い尽くされてしまうから、いつも戦争だ。
「それは良かった。丁度昼時だからな、好きなものを食べてくれ」
僕の持ってる一張羅ぐらい上質な素材で出来ていそうな服を纏った数人のメイドさんが、ワゴンカートをカラカラと押してやってくる。ワゴンにはケーキスタンドとサンドイッチの載った大きな銀盆が載っていて、見るからに豪華だ。
スープを先に供されて、マナーに気を付けながら舌鼓を打つと、溢れんばかりに上質な具材を挟んだサンドイッチに齧りつく。うん、おいしい。流石は伯爵家のシェフってところだね。
この世界の料理は、基本的に素朴だ。現代日本に生きていた僕の記憶が引き継いだ味覚は、なかなか満足させられることはない。傲慢かもしれないけど、殆どの料理は僕が作った方が美味しくなるだろう。それは、僕が目指すべき味の完成形をわかってるからだ。チート、チート。
でも、このサンドイッチとスープは、素材にこだわり、手間暇かけて作られた味がする。
サンドイッチは小さめだったから、種類をたくさん食べても問題ない。
正面では、ウィルフレッドが形のいい大きな口を開けて、バクバクとサンドイッチを片付けていた。すごい勢いで食べてるのに、下品に見えないのは流石だなぁ。
不意に胸があたたかくなって、幸せだなぁと感じた。
何の間違いか知らないけど、大好きな推しと対面でご飯を食べられるなんて、ほんとに信じられない。
本当はこれ以上ウィルフレッドに近付いてはいけないんだろうけど、推しを拒むのは難易度が高い。
ついつい、今回だけ……という気になってしまうんだよね。
幸いなのは、ウィルフレッドが僕を野良猫ぐらいにしか思っていないこと。
気まぐれに物珍しい雑種を構っているだけで、心はちゃんとレニオールにある。だから、大丈夫。
「どうした?口に合わなかったか?」
手が止まった僕を見て、ウィルフレッドが気遣う。
ほんと、そんなのいいのに。
あなたは知らないだろうけど、飼うつもりがないのに野良猫に優しくするのは、残酷なことなんだよ。
僕があなたに愛を望まない人間なのに、感謝してよね。
「まさか。とっても美味しかったです。ただ、お腹がいっぱいになっただけですよ」
僕が笑ってそう言うと、ウィルフレッドは安堵した表情になった。
ウィルフレッドが知らない表情を見せるたび、僕はどんどん夢中になっていく気がする。
胸が温かくなるのと同じ強さで、胸が痛む。
「腹ごなしに、目的を果たしましょうか」
立ち上がって、僕は窓辺に寄った。いいお天気。
柔らかい陽射しを感じながら、僕は歌った。
一途でかわいい、恋の歌。日本語だから、ウィルフレッドには意味はわからない。
だから、心を込めて歌う。たとえあなたに伝わらなくても、結ばれることがなくても、僕はあなたが大好き。
あなたは、僕のただ1人の『最推し』だから。
ウィルフレッドのお屋敷は、確かに華やかではないけど、重厚感があって落ち着いた雰囲気の立派な建物だ。
ま、うちみたいなアレな屋敷は、おんなじ男爵家だってなかなかないだろうけどさ。
ウィルフレッドに着いて館に入ると、エントランスには獅子の紋章が刻まれた像とか、一目でそれなりの物だとわかる花瓶や壺なんかが飾られてあった。
メイドさんや侍従さんが数人『お帰りなさいませ』と美しいお辞儀で出迎える。
「ああ。客人がいるからサロンにお茶の用意を頼む」
「畏まりました」
ウィルフレッドんちのサロン……!
武闘派の家系とは言え、サロンはおもてなしの場だ。きっと豪華なんだろうなぁ。
そんなところで歌うなんて、何だか緊張してくる。
いくら聴衆がウィルフレッド1人とはいえ。
いや、ウィルフレッド1人の前でタイマンで歌うなんて、ますますヤバくないか?
酒場とかなら、みんなお酒入ってるし、BGM感覚のつもりだから恥ずかしくないけど、なんかオーディションぽいじゃん!
ウィルフレッドは、迷いなくお屋敷の中を歩いていく。僕はコンパスの差もあって、はぐれないよう小走りで後を追い掛けた。廊下に飾られた肖像画は、ご先祖のものだろうか。どことなくウィルフレッドの面影がある男の人から、人形みたいに美しい貴婦人まで、これらすべてがウィルフレッドという存在を作り上げた人たちなのかと思うと感慨深い。
いずれここにウィルフレッドとレニオールの肖像画も飾られるのだろうか。そうなってほしい。
サロンに着くと、ウィルフレッドは椅子を引いて僕をテーブルに座らせた。
僕はバイトに歌いに来ただけで、もてなされるような立場じゃないのに。それに、さっきも馬車の中でそうだったように、僕とウィルフレッドの話はどこまで行っても平行線なんだから、話しても楽しいことなんか何もないはずなのにね。
でも、僕に断るという選択肢はない。彼は雇い主で、僕はバイト。歌の前に余興が必要なら、お付き合いするまでだ。
「君は、甘いものは好きか?」
ウィルフレッドが僕に訊いた。僕は頷いて肯定する。
「はい。好きですよ。というか、嫌いなものは特にありません」
貧乏してると選り好みできないんだよね。甘いものならとりあえずなんでもご馳走。
頂きもののお菓子なんか、弟や妹たちに一瞬で食い尽くされてしまうから、いつも戦争だ。
「それは良かった。丁度昼時だからな、好きなものを食べてくれ」
僕の持ってる一張羅ぐらい上質な素材で出来ていそうな服を纏った数人のメイドさんが、ワゴンカートをカラカラと押してやってくる。ワゴンにはケーキスタンドとサンドイッチの載った大きな銀盆が載っていて、見るからに豪華だ。
スープを先に供されて、マナーに気を付けながら舌鼓を打つと、溢れんばかりに上質な具材を挟んだサンドイッチに齧りつく。うん、おいしい。流石は伯爵家のシェフってところだね。
この世界の料理は、基本的に素朴だ。現代日本に生きていた僕の記憶が引き継いだ味覚は、なかなか満足させられることはない。傲慢かもしれないけど、殆どの料理は僕が作った方が美味しくなるだろう。それは、僕が目指すべき味の完成形をわかってるからだ。チート、チート。
でも、このサンドイッチとスープは、素材にこだわり、手間暇かけて作られた味がする。
サンドイッチは小さめだったから、種類をたくさん食べても問題ない。
正面では、ウィルフレッドが形のいい大きな口を開けて、バクバクとサンドイッチを片付けていた。すごい勢いで食べてるのに、下品に見えないのは流石だなぁ。
不意に胸があたたかくなって、幸せだなぁと感じた。
何の間違いか知らないけど、大好きな推しと対面でご飯を食べられるなんて、ほんとに信じられない。
本当はこれ以上ウィルフレッドに近付いてはいけないんだろうけど、推しを拒むのは難易度が高い。
ついつい、今回だけ……という気になってしまうんだよね。
幸いなのは、ウィルフレッドが僕を野良猫ぐらいにしか思っていないこと。
気まぐれに物珍しい雑種を構っているだけで、心はちゃんとレニオールにある。だから、大丈夫。
「どうした?口に合わなかったか?」
手が止まった僕を見て、ウィルフレッドが気遣う。
ほんと、そんなのいいのに。
あなたは知らないだろうけど、飼うつもりがないのに野良猫に優しくするのは、残酷なことなんだよ。
僕があなたに愛を望まない人間なのに、感謝してよね。
「まさか。とっても美味しかったです。ただ、お腹がいっぱいになっただけですよ」
僕が笑ってそう言うと、ウィルフレッドは安堵した表情になった。
ウィルフレッドが知らない表情を見せるたび、僕はどんどん夢中になっていく気がする。
胸が温かくなるのと同じ強さで、胸が痛む。
「腹ごなしに、目的を果たしましょうか」
立ち上がって、僕は窓辺に寄った。いいお天気。
柔らかい陽射しを感じながら、僕は歌った。
一途でかわいい、恋の歌。日本語だから、ウィルフレッドには意味はわからない。
だから、心を込めて歌う。たとえあなたに伝わらなくても、結ばれることがなくても、僕はあなたが大好き。
あなたは、僕のただ1人の『最推し』だから。
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