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3.トラブルメーカー
「オイオイオイ、冷やかしかぁ!?」
一旦出直すべきか迷った俺に、まるでテンプレートのような下卑た声がかかる。
ちらりと目線をやると、いかにもよくない冒険者ですという姿をした男たちが数人集まってこちらを見ていた。
冒険者は別に荒んだ商売ではないが、集まる人数が多くなればこういう輩もでてくる。特段珍しいものでもない。
「この用紙に記入すればいいですか?」
俺はそいつらを無視してカウンターの上にある書類に向き直った。
職員さんは相変わらず困った顔をしていたが、にっこりと笑顔を向けてやると頬を赤くして頷いた。元より冒険者は15歳以上で犯罪者でなければ誰でもなれる職業なのだから、断られる理由もない。
「これでも、そこそこ腕に覚えはありますから、大丈夫なんですよー」
俺は職員の兄ちゃんを安心させるべく、ペンを走らせながら言った。
後ろから先程の荒くれ者が近づいてくるのには気付いていたが、あえてそのままにしておく。
どうせつまらんことで絡んでくるつもりだろうが、こういう調子づいた手合いを放置しておくと碌なことにならない。駆け出し冒険者に絡んで揺すり集りをしたり、女性冒険者に襲いかかったりするようになるのは目に見えていた。
正義の味方ぶるつもりはないが、俺はしばらくこの街を拠点にすると決めているのだから、空気を不味くするゴミは早めにお掃除しておきたい。
「オイオイ無視かよ、こっちは親切に忠告してやろうって……」
鼻歌を歌いながら書類を記入している俺の肩に、無遠慮に手を伸ばされた。
あくまでも正当防衛であるという既成事実を作るためにわざと掴まれてやったのだが、触れられた瞬間に激しい嫌悪感に包まれる。
番でも我が子でも侍従でもない男に触られるのがこんなに気持ちが悪いものだとは思わず、俺は反射的にその手を思い切り払い除けてしまった。
「あっ」
手加減なし、思いきりでのフルスイング。うっかり全力で放った拳に、無頼漢ゴリラは壁まで吹っ飛ばされてしまった。まだたいしたこともされていないのに、完全にやり過ぎだ。
「やっべ、やっちゃった」
突然の暴力沙汰に、ギルド内は静まり返っている。
こんなナリで冒険者ギルドにズカズカ入ってきただけでも悪目立ちしていただろうに、そこからの暴力である。完全にやべぇ奴認定されてしまいそうだ。
「てめぇ、ふざけやがって!」
「兄やんになにすんだ!」
ゴリラの仲間はいきり立って剣を抜き、飛びかかってくる。
兄やんって、兄弟かよ!?てか微妙に呼び方かわいいな!
「ギルドで獲物を抜くとかヤンチャすぎんだろ!」
ともあれ、降りかかる火の粉は払わねばならない。
武器まで出されたのは予想外だったが、結果オーライだ。これで俺が過剰反応でゴリラを吹き飛ばした落ち度の帳尻は誤魔化せる。
力任せに剣を振るうだけの男の懐に入り込んで腹に拳を叩き込み、振り向きざま、もう一人の鳩尾に蹴りをお見舞いしたら、あっと言う間に床に沈んだ。見るからにたいしたことがなかったとはいえ、情けない。
カウンター越しに職員の兄ちゃんが目をパチパチさせている。俺はなんだか気まずくなって、曖昧な笑みを浮かべて頭を掻いた。
「あー、お騒がせして申し訳ない?」
俺が悪いんじゃないけど、という気持ちもあって語尾が疑問形になる。
兄ちゃんはハッと我に返って、素早い動きで書類に受理印を押してくれた。
引き出しから白紙のカードを取り出し、小さなドーム型の道具と一緒に差し出す。
「では、個人認証登録を行います。このカードに一滴でいいので血を落としていただけますか?」
「血?」
「はい。それでこのカードにあなたの情報が組み込まれます。討伐記録も残りますし、経験値やレベルも確認できるんですよ」
「へー!すげー便利じゃん!」
150年前はそんなのなかったぞ。すごい世の中になったもんだ。
俺は感心しながらドーム型の道具のキャップを外す。職員の兄ちゃんが言うには、ここを開けると小さな針がセットしてあって、かるーくチクリとするだけで少量の血が取れるらしい。しかも衛生のために使い捨て。よく考えてあるなぁ。
俺は楽しくなって、よく考えもせずにチクリと指先を傷つけて血をカードに垂らした。
瞬間、左手の薬指に嵌めていた指輪がカッと眩い光を放つ。
「えっ」
―――――結果から言おう。
俺の存在したカウンター周辺の範囲1メートルが、そのまま吹き飛んだ。影も形も、木片一つ残さずに。
犯人は、俺の指に輝く結婚指輪だ。竜王の伴侶を守る機能を備えたエンゲージリングは、俺の指先についた小さな傷さえも見逃さなかった。竜王妃を傷つける者から守るため、敵を排除するべく発動したというわけだ。
むしろ、これぐらいの被害で済んだのが奇跡である。本来であれば、このバカでかい冒険者ギルドを、まるごと消滅させてもおかしくない。
そうならずにすんだのは、指輪が発動した直後に誰かが俺の周りに強力な結界を張ったからだ。そのおかげで、結界の中にいる俺の攻撃も結界の外までは届かずに済んだのだろう。
竜王妃の指輪の威力を止められたのだから、相当な高い技量であることは間違いなかった。
「久しぶりに姿を見たと思ったら、光の速さで面倒ごとを起こす。頭のかわいらしさは相変わらずですね、リディ」
皮肉気なセリフを吐きながらギルドの奥から出てきた姿に、俺は目を丸くする。
そこにあったのは、かつての仲間、俺の鋼鉄猫かぶりの師匠ともいえるソーニャの姿だった。
一旦出直すべきか迷った俺に、まるでテンプレートのような下卑た声がかかる。
ちらりと目線をやると、いかにもよくない冒険者ですという姿をした男たちが数人集まってこちらを見ていた。
冒険者は別に荒んだ商売ではないが、集まる人数が多くなればこういう輩もでてくる。特段珍しいものでもない。
「この用紙に記入すればいいですか?」
俺はそいつらを無視してカウンターの上にある書類に向き直った。
職員さんは相変わらず困った顔をしていたが、にっこりと笑顔を向けてやると頬を赤くして頷いた。元より冒険者は15歳以上で犯罪者でなければ誰でもなれる職業なのだから、断られる理由もない。
「これでも、そこそこ腕に覚えはありますから、大丈夫なんですよー」
俺は職員の兄ちゃんを安心させるべく、ペンを走らせながら言った。
後ろから先程の荒くれ者が近づいてくるのには気付いていたが、あえてそのままにしておく。
どうせつまらんことで絡んでくるつもりだろうが、こういう調子づいた手合いを放置しておくと碌なことにならない。駆け出し冒険者に絡んで揺すり集りをしたり、女性冒険者に襲いかかったりするようになるのは目に見えていた。
正義の味方ぶるつもりはないが、俺はしばらくこの街を拠点にすると決めているのだから、空気を不味くするゴミは早めにお掃除しておきたい。
「オイオイ無視かよ、こっちは親切に忠告してやろうって……」
鼻歌を歌いながら書類を記入している俺の肩に、無遠慮に手を伸ばされた。
あくまでも正当防衛であるという既成事実を作るためにわざと掴まれてやったのだが、触れられた瞬間に激しい嫌悪感に包まれる。
番でも我が子でも侍従でもない男に触られるのがこんなに気持ちが悪いものだとは思わず、俺は反射的にその手を思い切り払い除けてしまった。
「あっ」
手加減なし、思いきりでのフルスイング。うっかり全力で放った拳に、無頼漢ゴリラは壁まで吹っ飛ばされてしまった。まだたいしたこともされていないのに、完全にやり過ぎだ。
「やっべ、やっちゃった」
突然の暴力沙汰に、ギルド内は静まり返っている。
こんなナリで冒険者ギルドにズカズカ入ってきただけでも悪目立ちしていただろうに、そこからの暴力である。完全にやべぇ奴認定されてしまいそうだ。
「てめぇ、ふざけやがって!」
「兄やんになにすんだ!」
ゴリラの仲間はいきり立って剣を抜き、飛びかかってくる。
兄やんって、兄弟かよ!?てか微妙に呼び方かわいいな!
「ギルドで獲物を抜くとかヤンチャすぎんだろ!」
ともあれ、降りかかる火の粉は払わねばならない。
武器まで出されたのは予想外だったが、結果オーライだ。これで俺が過剰反応でゴリラを吹き飛ばした落ち度の帳尻は誤魔化せる。
力任せに剣を振るうだけの男の懐に入り込んで腹に拳を叩き込み、振り向きざま、もう一人の鳩尾に蹴りをお見舞いしたら、あっと言う間に床に沈んだ。見るからにたいしたことがなかったとはいえ、情けない。
カウンター越しに職員の兄ちゃんが目をパチパチさせている。俺はなんだか気まずくなって、曖昧な笑みを浮かべて頭を掻いた。
「あー、お騒がせして申し訳ない?」
俺が悪いんじゃないけど、という気持ちもあって語尾が疑問形になる。
兄ちゃんはハッと我に返って、素早い動きで書類に受理印を押してくれた。
引き出しから白紙のカードを取り出し、小さなドーム型の道具と一緒に差し出す。
「では、個人認証登録を行います。このカードに一滴でいいので血を落としていただけますか?」
「血?」
「はい。それでこのカードにあなたの情報が組み込まれます。討伐記録も残りますし、経験値やレベルも確認できるんですよ」
「へー!すげー便利じゃん!」
150年前はそんなのなかったぞ。すごい世の中になったもんだ。
俺は感心しながらドーム型の道具のキャップを外す。職員の兄ちゃんが言うには、ここを開けると小さな針がセットしてあって、かるーくチクリとするだけで少量の血が取れるらしい。しかも衛生のために使い捨て。よく考えてあるなぁ。
俺は楽しくなって、よく考えもせずにチクリと指先を傷つけて血をカードに垂らした。
瞬間、左手の薬指に嵌めていた指輪がカッと眩い光を放つ。
「えっ」
―――――結果から言おう。
俺の存在したカウンター周辺の範囲1メートルが、そのまま吹き飛んだ。影も形も、木片一つ残さずに。
犯人は、俺の指に輝く結婚指輪だ。竜王の伴侶を守る機能を備えたエンゲージリングは、俺の指先についた小さな傷さえも見逃さなかった。竜王妃を傷つける者から守るため、敵を排除するべく発動したというわけだ。
むしろ、これぐらいの被害で済んだのが奇跡である。本来であれば、このバカでかい冒険者ギルドを、まるごと消滅させてもおかしくない。
そうならずにすんだのは、指輪が発動した直後に誰かが俺の周りに強力な結界を張ったからだ。そのおかげで、結界の中にいる俺の攻撃も結界の外までは届かずに済んだのだろう。
竜王妃の指輪の威力を止められたのだから、相当な高い技量であることは間違いなかった。
「久しぶりに姿を見たと思ったら、光の速さで面倒ごとを起こす。頭のかわいらしさは相変わらずですね、リディ」
皮肉気なセリフを吐きながらギルドの奥から出てきた姿に、俺は目を丸くする。
そこにあったのは、かつての仲間、俺の鋼鉄猫かぶりの師匠ともいえるソーニャの姿だった。
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