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1章
俺の意思、母の決断
しおりを挟む「これが、私があなたに隠していたことのすべてよ、ヴァン」
「……ああ」
そうだったのか……。
俺はこうしてここにこの数年心の中で燻っていた疑問の答えがやっとわかった。
どうして俺には父さんがいなかったのか。
それは父さんが母さんを守って、亡くなっていたからだったのだ。
だから母さんは俺が無属性だと知ったときにあれほどの決意を見せたのか……。
いや、親が子を守ることにそれほどの意味は必要ないのかもしれない。
だが、この事実があの気持ちをより強固なものにしていたことに違いはないだろう。
何しろ俺は母さんにとって、最後の希望だったのだろうから。
「ええ、だからヴァン。
あなたを守るために、あなたには危ない事なんてしてほしくないの。
もしもあなたまでこの世からいなくなってしまったら、私はもう……生きてはいけないわ」
「母さん……」
それは彼女にとっての悲痛な願い。
彼女の最後のよりどころ。
彼女の言葉に偽りはない。
おそらく、彼女はもしも俺が死んでしまえば、迷うことなくその命を手放すだろう。
―――だが、そう言うことであれば、俺は尚更ここで折れるわけにはいかない。
「わかってくれたかしら?
だからもう二度と森には―――」
「―――いや、俺はまた森に行くよ、母さん」
「ヴァンッ!! どうして……どうしてわかってくれないのッ!?」
母さんは目に涙を浮かべ、怒りの表情で俺に訴えかける。
それが心からの、本気の訴えであることは言われずともわかる。
だが……だからこそ俺もここで、逃げることはできないのだ。
確かに、魔術による暗示を使えば、こんな状況はどうとでもできる。
しかし、ここで俺が母さんに魔術をかければ、それは母さんの本気の思いを、訴えを、願いを、俺が踏みにじったことになってしまう。
それはできないし、何より、そんなことをしてしまったが最後、俺の中の決定的なものが壊れてしまう確信がある。
そうなっては、俺はもう、誰かにありがとうと言ってもらえるような、そんな救いをもたらすことができる英雄になるという理想を掲げることはできなくなる。
そんなことは許容できない。
だから……俺も母さんには本気の思いで答えよう。
「いいや、母さんの気持ちは痛い程わかるさ」
「なら、どうして……」
「母さん、俺は強くなりたいんだ」
「え……」
俺の突然の言葉に戸惑う母さん。
無理はない。
何しろ母さんにとって俺はあくまで自分が守らなければいけない者だったのだ。
それがまさか強くなりたいと言い出すとは、寝耳に水と言ったところだろう。
だが、それでも俺は、この人生をただ守られるだけで終わらせる気は毛頭ない。
一度は敗れた夢。
気づいた時には手遅れだった。
自らが犯してしまった決定的な間違いを前に俺はただその報いを、死という名の罰を受け入れるしかなかった。
もしも、もう一度やり直せるのならと、そんなあり得ない願いを抱きながら、俺は終わりを迎えたのだ。
しかし、俺は再び機会を得た。
なら……諦めるわけにはいかない。
俺がこの夢を目指すことで、誰かの命を、否、笑顔を救うことができるというのなら再びこの理想を追い求めよう。
それこそが俺が前世から切望する願いで、その夢を叶えることこそが、あの人への恩返しなのだから。
「母さんは言ったよね、もしも俺がこの世からいなくなってしまったら、生きては行けないんだって。
でも、それはつまり俺の死は母さんの死に繋がってしまうってことなんだよ。
それなら、俺はこのまま弱いままでいることなんてできない。
俺の命は母さんの命も背負ってるんだ。
なら、俺は強くならなきゃ。
誰かに守られるんじゃない。
自分の身と母さんの身、どちらか一方を選ぶんじゃなくて、その全てを守りきれるくらいに、強くならなきゃいけないんだ。
それこそが、母さんを命を賭けて守り通した父さんに対する俺の答えになると思うから」
「ヴァン……あなた……」
そうだ俺は決めたんだ。
もう命を天秤にかけることはしない。
もしも、既に天秤の上に乗せられた命なら、その天秤ごと全てを救い出す。
それが俺の出した答えだ。
そして、そのためには力がいる。
あらゆるものを救える力がなければいけない。
だから俺はここで折れるわけにはいかないんだ。
例えその結果、母さんに心配をかけることになってしまうとしても……。
「だから母さん、俺はこれからも森へ行くよ。
自分を守って、誰かも救う。
そんな我が儘を押し通せるだけの力を得るために……」
「…………」
母さんは俯き、ただ黙っている。
本来まだ幼い子供であるはずの俺の子供らしからぬ決意に戸惑っているのが伝わってくる。
だが、既に俺の気持ちも、意思も、決意も、全ては伝えた。
なら、あとは母さんがどのような結論を出すのか、ただ待つだけだ。
……そうしてどれほどの時間がたったのだろうか?
母さんは何かを決意した表情で顔を上げると、言った。
「……わかったわ、ヴァン。あなたが森に行くことを許しましょう」
「本当!? ありがとう母さ―――」
「ただし、一つ条件があります!」
「……え、条件……?」
「そう、条件よ。あなたがヴァンが森に入る時はお母さんも一緒に着いて行きます!!」
「ッ!? マジですか……」
「マジもマジ、おおマジです!
だから、これからは森に行くときは私に隠さずちゃんと言うのよ?
もしも一回でも黙って行くようなことがあれば、森への出入りは一切禁止するからそのつもりでね!」
ノリノリで答える母さん。
いや、許しをもらえたのはいいんだけど、まじでこれ、これからどうしようかな……。
母さんは俺がレオ達に鍛えてもらっていると思っているが、正直事実は真逆だ。
もしも母さんが一緒にいる状態でいつも通りの訓練を行ってしまえば、一発で俺の嘘はばれてしまうだろう。
かと言って、これを拒否することができるかと言えば、それもまた無理な話だ。
そもそも子供が森に入るという行動そのものが異常なのだ。
それを条件付きとはいえ、許可してくれただけでも感謝するべきだろう。
……やむを得ないか、修行に関してはまぁ、なんとかなるだろ。
「……わかったよ母さん、それでいい。
許してくれてありがとう。
でも、僕に置いて行かれないように気を付けてね」
「大丈夫よ!母さんこう見えても元冒険者よ?
森くらいお手の物よ!
むしろ母さんがヴァンを置いて行っちゃわないか心配なくらいね!」
「言ったね、母さん。こう見えて僕だってお兄ちゃん達に沢山鍛えてもらったおかげで結構強くなったんだから!
母さんももう若くないんだから無理しちゃだめだよ?」
と、言った瞬間、俺は自分の失言を悟った。
目に見えて母さんの表情がぎこちなくなったからだ。
あーまずいな、これは地雷踏んだかも……。
「ふふふ、うふふふふ、ヴァンったら面白いことを言うじゃない。
いいわ、いいわよ見せてあげる。
私がまだまだ現役で、若くてピチピチだということを思い知らせてあげるわ、覚悟することね。
ふふ、うふふふ……」
「うッ……」
あっ、まずいこれ、地雷踏んだな。
だって母さんが今まで見たことも無いような顔になってるもん。
形容しがたい般若のようなものになっちゃってるもん。
いや、確かに笑ってるよ? 笑ってるんだけどなんでかな……背後に鬼が見えるんだよね……。
あ~あ、そういえばサーシャに年齢についての質問をした時も似たような感じだったかもな。
確かあの後は明らかにいつものメニューの日にならない地獄を味あわされたのだったっけ。
彼女曰く『ほーう? 女性相手に年齢に関する言動を吐くのは三流の男がすることだぞ? どうやらこれは私が鍛えなおす必要があるらしい。 ―――覚悟しろよ』とかなんとか。
あの時はマジで死ぬかと思った、あの時やらされたことに関しては思い出したくもない……。
「……お、お手柔らかにお願いします」
俺は始めてみる母さんの闇を前に、引き攣った笑顔でそう答える。
それと同時に、母さんの前で年齢に関するのことは二度と口にしないようにしようと、そう固く心に誓った……。
****
そうして、メンバーに監督役として母さんが加わった上での修行の日々が始まった。
これで誰にはばかることなく、堂々と山に入ることができる。
結果オーライというやつだ。まあ引き換えに自由に魔術の訓練は出来なくなってしまったが、それはまぁまたできる場所を探せばいいだろう。
最悪、人払いの魔術をかけて人気のない場所でやればいいので問題ない。
あと、今回の事で一つ新しくわかったことがある。
今回改めて母さんに話したことで、母さんがノアとエリスとレオの親御さんにもちゃんと言わなければということになったのだが……三人にその辺の事を話したところ、意外な事実が発覚した。
どうやら、三人とも親なんていない……つまり、孤児らしいのだ。
確かによく考えてみると俺もよく気づかなかったな―とは思うが、魔術を扱える俺が軽い暗示の魔術までかけてようやく隠せていたというのに、普通の子供が親御さんの目を欺いて森に通うとか普通に考えたら不可能だ。
なのに、あいつらは俺との修行とのため、一年近くあの森に通い続けたのだ。
その間、親御さんがあいつらの動きに気づかなかったとは考えにくい。
なら、答えは一つ。親御さんがそもそも居らず、身元を引き受けている人も彼らにそこまでの心配をしないような人だということだ。
事実母さんが今回の事を彼らが住む孤児院まで話に言ったそうだが、大した反論も無くあっさり許可されてしまったらしい。
おかげで家に帰ってきた母さんが若干……というかかなりキレており、なだめるのに苦労させられた。
いや、本当に苦労したんだぞ? だって母さん『ああああああのくそシスターめぇぇぇっ、暗殺してやろうかっ!?』とか言ってたからな? あれあのままだと本気でやりに行ってたぞ? まぁもっとも、その時は暗殺じゃなくて正面からぶっ潰しに行っていただろうがな。
まぁその話はともかくだ。何はともあれ保護者の許可も得たことで、公認となった俺たちの修行の日々はそうして始まった。
ある日はみんなが倒れるまで森を駆け抜け、ある日は危険が無いようなレベルでゴブリンを狩り続けたり、ある日はひたすらみんなで筋トレをし続けたりした。
もっとも、母さんには俺が修行をつけてもらう、という名目で話しているので、表向きにはそのように見えるようにいくつも配慮したさ。
走るときは一番か弱い存在である俺が倒れる、もとい、倒れたふりをするまでもちろん、自分は余裕だよーという風に見えるように走れと密かに指示したうえでダッシュさせ、ゴブリンの時は俺が倒した数の倍は倒すようにさせた。
筋トレをする際はもちろん俺の倍はやらせたよ。
いや、当然だろう。師匠が弟子より回数が少ないとかありえない。むしろ多くて当然だ。うん、俺正しい。
えっ何回やったのかって? もちろん俺の回数は違和感の無いように控えめにしておいたからな、せいぜい軽く千回づつくらいだ。いやぁ、やり足りなかったな……あれ、俺おかしくないよね? この位控えめな方だよね? だってなんだかんだ言って母さんもあっさりついてこれてたし、大丈夫でしょ?
まぁ確かに最初の方は若干引いた顔で、
『さ、最近の子供たちは随分自分に厳しいのね……。ねぇ実は今日はちょっと無理しちゃったりしてないわよね? お母さんも来るし見栄張っちゃお―みたいな……いや、え、本当にこれ毎日続けてるの? 冗談でしょ? 冗談よね? えっいやいや別に想像以上に辛かったとか、こんなの毎日続けてたら死んじゃうとかそういうわけじゃないんだけどね? あ、いつも通り? むしろいつもより少なめなくらい? は、あはは……そ、そうなのね……あははは……パ、パワフルなのね、最近の子供って……(うそぉ……こんなの死んじゃうよぉ……)』
とか言っていたが、その内何も言わなくなっていたから問題ないだろう。因みに最後の方は声が小さくてなんて言っていたのかよく聞こえなかった。……ほら、問題ないよね? 大丈夫だよね? 俺、何もおかしくないよね?
………………………。
……う、うぉっほんッそれはともかくだ。
兎にも角にも、こうして平和に修行の日々は過ぎていき、何の事件も問題も無く、弟子たちはすくすくと成長していった。もちろん、俺もすくすくと成長していった。
弟子の三人組は正直元から伸びしろの大きな奴らだ。
案の定三人は俺の予想を超えて日を追うごとに強くなってきている。
中でもエリスの成長には目を見張るものがある。殆ど戦うことができなかった彼女が今では元から才能に恵まれていたレオとノアに匹敵するか、純粋な近距離での戦いに関しては追い抜いてすらいるかもしれない。
この結果は、間違いなく彼女が必死に努力してきたという証拠だ。
他の二人もレオは魔法と生まれ持つ強靭な体を併用した戦闘術により、中距離でも近距離でも通用するような多彩な選択肢を持つことができるようになってきているし、ノアも元から秀でていた遠距離からの魔法に加え、敵に距離を詰められた際でも問題なく対処できるようになりつつある。
三人の成長は間違いなく順調だと言えるだろう。
どうやら三人にも自分が強くなってきているという自覚が芽生えてきたようで、いつからか独り立ちできる年齢になったら魔法学園の入学試験に挑むのだと息巻いていた。
なんでも、魔法学園というのは王都に存在する魔法に関する教えを受けることのできる学園だそうで、試験を受けられるのは10歳以上という簡単な制約こそあるものの、受けるのに必要な条件は特にこれといったものはなく、実技試験にさえ合格できれば身分に関係なく通える場所ということらしい。
目標を持つのはいい傾向だ。そして、できればいい結果を残させてやりたいと思うのも師匠として当たり前の感情だ。
必然的に、彼らを無事にそこに送り出し、無事合格させるのがいつからか俺の目標になっていた。
因みに、その話を聞いた俺は時が来れば自分も挑もうと心に決めていたりするのだが……それは今はいい。
とにかく、俺はこのまま何の問題も無く弟子たちを送り出せるものだと、そう思っていたのだ。
だが、俺は忘れていた。事件というものは、ある日突然、何の前触れも無く起きるものなのだということを……。
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