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Fの嘘
①
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俺がアイツと初めて会ったのは、後に【聖女が産まれた街】と呼ばれた場所。
商会からの遣いで、あの街のとある商店に一年程の出向をすることになっていた。
目的はこの街の特産品を商会に卸すためのパイプ作りと研修だ。
特産品は結構繊細で、なかなかに扱いに困った。
一年の研修でそれから商会の奴らに俺が研修して………時間足りるのか、コレ?
毎日毎日肩をバキバキ鳴らしながら仕事をしていると、どえらい小さい男が裏口に立っているのを見付けた。
子供ではなさそうだが、成人男性にしては本当に小さい。
しかも細い。
心配になるくらいにガリガリだ。
そんな男に店主は何やら紙の束を渡し、男はそれを大事そうに抱えて去って行った。
「なぁ、旦那。ありゃ誰だ。」
乞食かとも思ったが、だとしたらあの紙の束は一体なんだという話になる。
そうなると気になってしまうので、俺はにやにやとしながら旦那に聞いた。
所詮他人事、好奇心。
俺に直接関わることじゃなければ、何だって良かった。
「最近、街外れの盲女の所に住み着きだした男だよ。」
街外れの盲女………身も蓋もない蔑称で呼ばれたその女は後に聖女に選ばれる少女なのだが、この時は当然誰もそんな事実は知らない。
精々街の外れの掘っ立て小屋に勝手に住み着いてるお荷物だとしか思ってなかった。
しかしそんな女の家に住み着くなんざ、よっぽど女に飢えてるのか?
そう思ったが店主曰くそんな風でもなさそうだとのこと。
「あの男、どこでどういう教育受けたのかかなり事務処理が上手いんだよ。丁寧だし、仕事が早い。うちの連中に見習わせたい位だ。」
話の後半は苛立ちを隠すこともなく、店主はそう言った。
苛立ちを抱いている相手は勿論、この店の若い衆の話だろう。
確かにビックリする程、ここの連中は事務処理が出来ない。
営業や接客は百点満点なのになんでだ。
向き不向きは確かにあるが、そんなレベルじゃねぇ。
「だったら雇えば良いじゃねぇか。」
「簡単に言ってくれるな!………アイツ本人があの掘っ立て小屋から動きたがらないんだよ。」
聞けば基本、あの男は持ち帰りが出来る範囲の仕事しかしないらしい。
試しに事務所じゃねぇとヤバいような秘匿性の高い書類処理を紛らせてみたら、一時間後には誤字脱字を訂正された上でこんな重要な物を持ち帰りしかない上に正社員じゃない男に渡すなと滾々と説教されたそうだ。
なんだそれ、笑う。
「身寄りもねぇ男に説教されたのか。」
「おうよ!しかもぐうの音が出ねぇ程のまっとうな!」
「ふぅん。」
与えられた仕事には真摯に接する、生真面目な男。
多分、馬鹿が付く程お人好しなのは確定だろう。
店主に対して説教垂れたのもそうだが、そもそも掘っ立て小屋から動かねぇのは盲女の世話を焼きたいからだろう。
放っておけば良いものを。
自分の質を下げてまでやることかねと呆れてしまうが、ほんの少しだけ、何がそこまでさせるのかと気になった。
だが気にはなったが、そこまでだ。
出向先でわざわざ面倒事に巻き込まれたくなかったからな。
近寄るのは止めておこうとしか思えなかった。
欠伸をしながら最後に一つ肩を鳴らして仕事に戻る。
そして忘れもしない。
記録的な暑さを叩き出した、うだるように暑い日。
俺が商会に帰る予定となっていたその日も、アイツは健気に外で店長が仕事を持って来るのを待っていた。
一緒に住んでいるという女のだろうか、唾の広い、どこか古臭いデザインの麦わら帽子を被っている。
可愛い。
否、違う。
そんな薄っぺらい麦わら帽子だけで凌ぐ気か?
てか店主早く来いよ。
苛々しながら見ていると、ふらりと、一瞬だけアイツの身体が揺れる。
「おい!大丈夫か!?」
居ても立っても居られず、俺は近くに置いていた水筒を引っ掴むと帽子のつばを握り締めるようにしゃがみこんだアイツに駆け寄る。
熱中症にでもなったのか。
俯きながら首を縦に振るアイツに、俺は咄嗟に水筒を渡そうとする。
だが震えていてうまく手が動かせないのか、腕を伸ばそうとしているのだが上がっていない。
「ご、め………なさ………」
「いい、誰も怒らないから落ち着け。大丈夫だ。」
泣きそうに声を震わせて謝ろうとするアイツの背中を撫でながら、落ち着くまで待つべきかどうするかを考える。
もしも脱水症状も出てるなら、このままここに置いているのは正直危険だ。
取り合えず口元に水筒を当てながらゆっくりと傾けてやれば、多少零しながらも喉を動かしている。
片手で支えれる程の、小さな背中。
この背中で一体何を背負っているというのか。
「おい、どうした!」
「遅いぞ旦那!多分熱中症だ。中に運ぶから休憩室貸せ。」
「休憩室より事務所のが涼しい!そっちにしろ!」
イヤイヤと子供のように首を横に振るアイツを無視して横抱きにし、店主の指示通り事務所の中に運ぶ。
たまたま事務所で作業をしていた数人の社員は何事かとぎょっとしていたが、俺の腕の中に居る存在を見て慌てた様子で寝かせれるようにと椅子を並べてくれたから、帽子を取ったアイツを遠慮なくそこに寝かせた。
呼吸が荒い。
多分今は視界も朧げなのだろう。
眼球も忙しなく動いて安定していない。
「今若い奴が医者呼んだから、アンタはもう帰んな。遅れると俺が女将からどやされちまう。」
傍についてやりたい。
そう思うが店主からそう言われてしまえばどうしようもない。
俺が優先すべきは、この身寄りがない何処の馬の骨とも分からない男よりは商会だ。
今日まで必死こいて習得した技術を、特産品ごと確実に持って帰らなければいけない。
俺は店主に礼だけ伝え、最後にアイツの頭を一撫でして店を後にした。
商会からの遣いで、あの街のとある商店に一年程の出向をすることになっていた。
目的はこの街の特産品を商会に卸すためのパイプ作りと研修だ。
特産品は結構繊細で、なかなかに扱いに困った。
一年の研修でそれから商会の奴らに俺が研修して………時間足りるのか、コレ?
毎日毎日肩をバキバキ鳴らしながら仕事をしていると、どえらい小さい男が裏口に立っているのを見付けた。
子供ではなさそうだが、成人男性にしては本当に小さい。
しかも細い。
心配になるくらいにガリガリだ。
そんな男に店主は何やら紙の束を渡し、男はそれを大事そうに抱えて去って行った。
「なぁ、旦那。ありゃ誰だ。」
乞食かとも思ったが、だとしたらあの紙の束は一体なんだという話になる。
そうなると気になってしまうので、俺はにやにやとしながら旦那に聞いた。
所詮他人事、好奇心。
俺に直接関わることじゃなければ、何だって良かった。
「最近、街外れの盲女の所に住み着きだした男だよ。」
街外れの盲女………身も蓋もない蔑称で呼ばれたその女は後に聖女に選ばれる少女なのだが、この時は当然誰もそんな事実は知らない。
精々街の外れの掘っ立て小屋に勝手に住み着いてるお荷物だとしか思ってなかった。
しかしそんな女の家に住み着くなんざ、よっぽど女に飢えてるのか?
そう思ったが店主曰くそんな風でもなさそうだとのこと。
「あの男、どこでどういう教育受けたのかかなり事務処理が上手いんだよ。丁寧だし、仕事が早い。うちの連中に見習わせたい位だ。」
話の後半は苛立ちを隠すこともなく、店主はそう言った。
苛立ちを抱いている相手は勿論、この店の若い衆の話だろう。
確かにビックリする程、ここの連中は事務処理が出来ない。
営業や接客は百点満点なのになんでだ。
向き不向きは確かにあるが、そんなレベルじゃねぇ。
「だったら雇えば良いじゃねぇか。」
「簡単に言ってくれるな!………アイツ本人があの掘っ立て小屋から動きたがらないんだよ。」
聞けば基本、あの男は持ち帰りが出来る範囲の仕事しかしないらしい。
試しに事務所じゃねぇとヤバいような秘匿性の高い書類処理を紛らせてみたら、一時間後には誤字脱字を訂正された上でこんな重要な物を持ち帰りしかない上に正社員じゃない男に渡すなと滾々と説教されたそうだ。
なんだそれ、笑う。
「身寄りもねぇ男に説教されたのか。」
「おうよ!しかもぐうの音が出ねぇ程のまっとうな!」
「ふぅん。」
与えられた仕事には真摯に接する、生真面目な男。
多分、馬鹿が付く程お人好しなのは確定だろう。
店主に対して説教垂れたのもそうだが、そもそも掘っ立て小屋から動かねぇのは盲女の世話を焼きたいからだろう。
放っておけば良いものを。
自分の質を下げてまでやることかねと呆れてしまうが、ほんの少しだけ、何がそこまでさせるのかと気になった。
だが気にはなったが、そこまでだ。
出向先でわざわざ面倒事に巻き込まれたくなかったからな。
近寄るのは止めておこうとしか思えなかった。
欠伸をしながら最後に一つ肩を鳴らして仕事に戻る。
そして忘れもしない。
記録的な暑さを叩き出した、うだるように暑い日。
俺が商会に帰る予定となっていたその日も、アイツは健気に外で店長が仕事を持って来るのを待っていた。
一緒に住んでいるという女のだろうか、唾の広い、どこか古臭いデザインの麦わら帽子を被っている。
可愛い。
否、違う。
そんな薄っぺらい麦わら帽子だけで凌ぐ気か?
てか店主早く来いよ。
苛々しながら見ていると、ふらりと、一瞬だけアイツの身体が揺れる。
「おい!大丈夫か!?」
居ても立っても居られず、俺は近くに置いていた水筒を引っ掴むと帽子のつばを握り締めるようにしゃがみこんだアイツに駆け寄る。
熱中症にでもなったのか。
俯きながら首を縦に振るアイツに、俺は咄嗟に水筒を渡そうとする。
だが震えていてうまく手が動かせないのか、腕を伸ばそうとしているのだが上がっていない。
「ご、め………なさ………」
「いい、誰も怒らないから落ち着け。大丈夫だ。」
泣きそうに声を震わせて謝ろうとするアイツの背中を撫でながら、落ち着くまで待つべきかどうするかを考える。
もしも脱水症状も出てるなら、このままここに置いているのは正直危険だ。
取り合えず口元に水筒を当てながらゆっくりと傾けてやれば、多少零しながらも喉を動かしている。
片手で支えれる程の、小さな背中。
この背中で一体何を背負っているというのか。
「おい、どうした!」
「遅いぞ旦那!多分熱中症だ。中に運ぶから休憩室貸せ。」
「休憩室より事務所のが涼しい!そっちにしろ!」
イヤイヤと子供のように首を横に振るアイツを無視して横抱きにし、店主の指示通り事務所の中に運ぶ。
たまたま事務所で作業をしていた数人の社員は何事かとぎょっとしていたが、俺の腕の中に居る存在を見て慌てた様子で寝かせれるようにと椅子を並べてくれたから、帽子を取ったアイツを遠慮なくそこに寝かせた。
呼吸が荒い。
多分今は視界も朧げなのだろう。
眼球も忙しなく動いて安定していない。
「今若い奴が医者呼んだから、アンタはもう帰んな。遅れると俺が女将からどやされちまう。」
傍についてやりたい。
そう思うが店主からそう言われてしまえばどうしようもない。
俺が優先すべきは、この身寄りがない何処の馬の骨とも分からない男よりは商会だ。
今日まで必死こいて習得した技術を、特産品ごと確実に持って帰らなければいけない。
俺は店主に礼だけ伝え、最後にアイツの頭を一撫でして店を後にした。
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