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青のリボンの馬車
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αは体格が立派で、シフォンよりもずっとずっと大きい弟や父親よりも大きい。
そんなαから出された性器は体格に似合った大きさではあるのだが、シフォンはそれが大きいのかどうなのか分からなかった。
幸か不幸か。
そもそもそれをどうするのかも、分からなかったのだ。
αが見せつけるように缶の中身を自分の性器に塗り付けた。
心底分からないという表情で首を傾げるシフォンをもう一度転がして俯せにさせると、αは忌々しそうに歯噛みをしてゆっくりと深呼吸をした。
そして未だ誰も深く侵入したことのない場所へと、侵略していった。
「ひっ………ぎぃ!」
「やはり………処女か………」
指よりも質量のあるモノが無理矢理に押し広げていく感覚に、シフォンは思わず暴れた。
けれどもαはより強くシフォンを押し付けると、奥へ奥へと蹂躙していく。
ぶちぶちと入口の切れる音がして、鮮血がベッドに滴る。
しかしこれが、シフォンの役割なのだ。
彼と性交し、優秀なαの子供を産む。
逃げ出さないように、番にするというおまけ付きで。
「いだい!いだいぃぃ!」
経験したことのない痛みに、我慢強いシフォンはとうとう泣き出した。
何も知らなかったシフォンは、ただの義務で穢され嬲られた。
何をされているのか分からないまま痛い痛いとわんわん泣くシフォンをαは抱き締めたが、抱き締めるという行為をされた記憶が無いシフォンには何の効果も無かった。
寧ろ抱き締められたことで深く挿入され、痛みが悪化する。
ぎゃんぎゃんと泣き喚くシフォンを無視して、αは息を荒げながら腰を振る。
「シフォン、シフォン………」
「ぁっ、ぐっ、あ、やだ、やだ………」
揺さぶられ突き上げられ、じんじんして痛いのにαはシフォンの名前を呼ぶばかりでちっとも止めてくれない。
なんでこんな目に遭わなきゃいけないんだろう。
べろべろと身体中を舐められるも嫌だ。
「………シフォン、シフォン。私の名を。名前を呼んでくれ。」
「な………まえ………?」
嫌だ嫌だ早く終われとシフォンが願っていると、唐突にαからそう言われた。
名前を呼んで欲しいと言われても、名前は知らないから分からない。
シーツをぎゅうっと掴んでイヤイヤと首を横に振るシフォンの首筋に顔を寄せ、αは掠れた声で何度も頼んできた。
「頼む。頼む、シフォン。私の名を………アジェルダと。」
「ぁっ………あじぇるだ、さま?」
「嗚呼………嗚呼!」
正直な話、シフォンは別に感情を込めて呼んだ訳ではなかった。
オウム返しをして確認をしただけ。
けれども何故かαは………アジェルダは感極まったような声を出しながらシフォンのうなじを舐めた。
さっきまでとは違う、ゾクゾクとした変な感覚。
なんだかとっても怖くなって逃げようとしたその瞬間だった。
「ああああああ!」
「くぁっ………」
一番深く貫かれると同時に、うなじに深く牙を突き立てられた。
噛まれたのは分かったけれど、何故噛まれたのかがシフォンには分からない。
でも何故だろうか。
もう逃げ出せないことだけは、シフォンにはしっかりと分かったのだった。
そんなαから出された性器は体格に似合った大きさではあるのだが、シフォンはそれが大きいのかどうなのか分からなかった。
幸か不幸か。
そもそもそれをどうするのかも、分からなかったのだ。
αが見せつけるように缶の中身を自分の性器に塗り付けた。
心底分からないという表情で首を傾げるシフォンをもう一度転がして俯せにさせると、αは忌々しそうに歯噛みをしてゆっくりと深呼吸をした。
そして未だ誰も深く侵入したことのない場所へと、侵略していった。
「ひっ………ぎぃ!」
「やはり………処女か………」
指よりも質量のあるモノが無理矢理に押し広げていく感覚に、シフォンは思わず暴れた。
けれどもαはより強くシフォンを押し付けると、奥へ奥へと蹂躙していく。
ぶちぶちと入口の切れる音がして、鮮血がベッドに滴る。
しかしこれが、シフォンの役割なのだ。
彼と性交し、優秀なαの子供を産む。
逃げ出さないように、番にするというおまけ付きで。
「いだい!いだいぃぃ!」
経験したことのない痛みに、我慢強いシフォンはとうとう泣き出した。
何も知らなかったシフォンは、ただの義務で穢され嬲られた。
何をされているのか分からないまま痛い痛いとわんわん泣くシフォンをαは抱き締めたが、抱き締めるという行為をされた記憶が無いシフォンには何の効果も無かった。
寧ろ抱き締められたことで深く挿入され、痛みが悪化する。
ぎゃんぎゃんと泣き喚くシフォンを無視して、αは息を荒げながら腰を振る。
「シフォン、シフォン………」
「ぁっ、ぐっ、あ、やだ、やだ………」
揺さぶられ突き上げられ、じんじんして痛いのにαはシフォンの名前を呼ぶばかりでちっとも止めてくれない。
なんでこんな目に遭わなきゃいけないんだろう。
べろべろと身体中を舐められるも嫌だ。
「………シフォン、シフォン。私の名を。名前を呼んでくれ。」
「な………まえ………?」
嫌だ嫌だ早く終われとシフォンが願っていると、唐突にαからそう言われた。
名前を呼んで欲しいと言われても、名前は知らないから分からない。
シーツをぎゅうっと掴んでイヤイヤと首を横に振るシフォンの首筋に顔を寄せ、αは掠れた声で何度も頼んできた。
「頼む。頼む、シフォン。私の名を………アジェルダと。」
「ぁっ………あじぇるだ、さま?」
「嗚呼………嗚呼!」
正直な話、シフォンは別に感情を込めて呼んだ訳ではなかった。
オウム返しをして確認をしただけ。
けれども何故かαは………アジェルダは感極まったような声を出しながらシフォンのうなじを舐めた。
さっきまでとは違う、ゾクゾクとした変な感覚。
なんだかとっても怖くなって逃げようとしたその瞬間だった。
「ああああああ!」
「くぁっ………」
一番深く貫かれると同時に、うなじに深く牙を突き立てられた。
噛まれたのは分かったけれど、何故噛まれたのかがシフォンには分からない。
でも何故だろうか。
もう逃げ出せないことだけは、シフォンにはしっかりと分かったのだった。
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