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突撃!門工サバゲー部2!
2-11「壇ノ浦の戦い」
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「壇ノ浦の戦い」
その砲声を最後に125ミリ榴弾の音を聞くことはなかった。
「どうやら、彗星の秘策がヒットしたみたいやな。」
と疾風が後部モニターを見ながら言うと、隼が
「この先2キロで、橋があるはずやけど落ちてる可能性もあるぞ。気をつけろ!」
と叫ぶと同時に、疾風が紫電に伝えた。
「後方より、GAZ2台。距離を詰めてくる!」
「了解、狭い路地にいったん入る。彗星、零ちゃん、例のもん揃ってるねんな!後ろのハッチから屠龍副長に放りだしてもらってくれ!」
彗星が先に後部ハッチに行きハッチを一枚開けた。2台のGAZ2330が縦に並んで追従してきている。道幅は狭い。
彗星は、サラダ油、マーガリン、ラードの一斗缶の蓋を次々と開けた。
「屠龍副長、相手の左タイヤのライン上に順番にどんどん投げ落としてください!」
と言い、零と一緒に三つの缶を屠龍に渡していった。三つの缶を投げ落とすとすぐに前の車は壁に激突し、後ろの車はそれを避けそこない横転するのが見えた。
「紫電先輩、後方の一台は横転しましたべ!前の一台は前部を破損したけど、追いかけてくるずらよ!もう、落とすものは無いずら。」
半泣きで零が叫んだ。
いたって冷静に彗星が疾風に指示を出した。
「部長、信管を外したRPGの弾頭にウオッカもボトルテープで固定して上部ハッチから撃ってください!火炎瓶のロケット版です!」
疾風と屠龍がテープでウオッカのボトルを巻き付けていく。ボトルのラベルには「ALC96%」と表記がある。疾風が上部ハッチから顔を出し、RPG-7の一発目を放った。反動で銃身が上を向きGAZを大きく飛び越えて後方での炎が上がった。
「ちっ、思いのほか反動が出るんやな!手前に落として足を止めるか!」
隼から二機目のRPG―7を受け取り疾風は2発目のウオッカ弾を放った。今度は直撃はしなかったものの、一瞬相手のスピードは奪い距離が空いた。しかし、敵は青い炎の中からGAZはスピードを上げて追いかけてきた。サラダ油、マーガリン、ラードのついたタイヤが炎をあげながら追撃してくる。距離が1000、900、800とつまってくる。タイヤの炎は徐々に小さくなり、バーストすることなく消えた。助手席からAK-12を向けられているのがわかるが、まだ有効射程にない。次弾装填したRPGを構えた時、大きながれきを踏んだ反動でR-149MA1がおおきく跳ね、疾風はRPGを落としてしまった。
「屠龍、すまん、落としてしもた。次出してくれ!」
「疾風、ウオッカ弾はお終いや!通常弾で攻撃するか?」
とやり取りをしていると
「それは、だめー!誰も殺しちゃダメだべー!」
零が叫んだ。
隼がその声に反応して、紫電に指示を出した。曲がった先の道にあるはずの橋がない。(あー、もうこれまでだべ!)と零が思った瞬間、紫電は道路を外れ、土手を斜めに降りて行った。後方、700メートルでGAZが距離を詰めてくる。
「紫電、あと500でボート桟橋がある。そこから下流へ向けて飛び込め!」
隼の声が車内に響いた。(えー、川にドボンするんだか?捕まるよりかは自決を選ぶ「壇ノ浦の戦い」の平家作戦だべー!もうそれしか打つ手はないんだけべか?私と彗星先輩の貞操の為にすみませんずら。)ここから先の心の声は、言葉として漏れていたことに零は気づかなかった。
「こんなことなら、疾風部長と屠龍副長にもう少し優しくしてあげておくべきだったずらよー。あの世でサービスさせてもらうんで堪忍してけろー!」
ドボン!車体が3メートルほど沈んだ気がした。それまでの「ゴー」という8輪の極太タイヤの走行音から、「グオー、ゴロロロロロ」という音に変わった。装甲車は沈むことなく、徐々に加速していく。(えっ?川を進んでるずらか?)カンカンと装甲に銃弾が弾ける音がしたが、その音もいずれしなくなった。後部ハッチを開けて外を見ると、河川敷に停まったダークグリーンのGAZがどんどん離れていくのが目に入った。水面を見るとスクリューの残す航跡がはっきりと見て取れた・
「零ちゃん、BTR-80は水陸両用なんや。当然、BTR-80をベースにしてるR-149もな!ところでさっき叫んだあの世でのサービスっていうのは今お願いできるんかな。なあ、屠龍も聞いたよな?」
「あぁ、聞いたで。部長と副長にもう少し優しくしてあげておくべきだったずらよー!って叫んでたもんなぁ!さて、何してくれるんかな?めっちゃ期待してしまうわなぁ、疾風!」
と二人から「エロい」目で見られ、
「もう堪忍してけろ―!」
と零は真っ赤になり彗星の陰に隠れた。
その砲声を最後に125ミリ榴弾の音を聞くことはなかった。
「どうやら、彗星の秘策がヒットしたみたいやな。」
と疾風が後部モニターを見ながら言うと、隼が
「この先2キロで、橋があるはずやけど落ちてる可能性もあるぞ。気をつけろ!」
と叫ぶと同時に、疾風が紫電に伝えた。
「後方より、GAZ2台。距離を詰めてくる!」
「了解、狭い路地にいったん入る。彗星、零ちゃん、例のもん揃ってるねんな!後ろのハッチから屠龍副長に放りだしてもらってくれ!」
彗星が先に後部ハッチに行きハッチを一枚開けた。2台のGAZ2330が縦に並んで追従してきている。道幅は狭い。
彗星は、サラダ油、マーガリン、ラードの一斗缶の蓋を次々と開けた。
「屠龍副長、相手の左タイヤのライン上に順番にどんどん投げ落としてください!」
と言い、零と一緒に三つの缶を屠龍に渡していった。三つの缶を投げ落とすとすぐに前の車は壁に激突し、後ろの車はそれを避けそこない横転するのが見えた。
「紫電先輩、後方の一台は横転しましたべ!前の一台は前部を破損したけど、追いかけてくるずらよ!もう、落とすものは無いずら。」
半泣きで零が叫んだ。
いたって冷静に彗星が疾風に指示を出した。
「部長、信管を外したRPGの弾頭にウオッカもボトルテープで固定して上部ハッチから撃ってください!火炎瓶のロケット版です!」
疾風と屠龍がテープでウオッカのボトルを巻き付けていく。ボトルのラベルには「ALC96%」と表記がある。疾風が上部ハッチから顔を出し、RPG-7の一発目を放った。反動で銃身が上を向きGAZを大きく飛び越えて後方での炎が上がった。
「ちっ、思いのほか反動が出るんやな!手前に落として足を止めるか!」
隼から二機目のRPG―7を受け取り疾風は2発目のウオッカ弾を放った。今度は直撃はしなかったものの、一瞬相手のスピードは奪い距離が空いた。しかし、敵は青い炎の中からGAZはスピードを上げて追いかけてきた。サラダ油、マーガリン、ラードのついたタイヤが炎をあげながら追撃してくる。距離が1000、900、800とつまってくる。タイヤの炎は徐々に小さくなり、バーストすることなく消えた。助手席からAK-12を向けられているのがわかるが、まだ有効射程にない。次弾装填したRPGを構えた時、大きながれきを踏んだ反動でR-149MA1がおおきく跳ね、疾風はRPGを落としてしまった。
「屠龍、すまん、落としてしもた。次出してくれ!」
「疾風、ウオッカ弾はお終いや!通常弾で攻撃するか?」
とやり取りをしていると
「それは、だめー!誰も殺しちゃダメだべー!」
零が叫んだ。
隼がその声に反応して、紫電に指示を出した。曲がった先の道にあるはずの橋がない。(あー、もうこれまでだべ!)と零が思った瞬間、紫電は道路を外れ、土手を斜めに降りて行った。後方、700メートルでGAZが距離を詰めてくる。
「紫電、あと500でボート桟橋がある。そこから下流へ向けて飛び込め!」
隼の声が車内に響いた。(えー、川にドボンするんだか?捕まるよりかは自決を選ぶ「壇ノ浦の戦い」の平家作戦だべー!もうそれしか打つ手はないんだけべか?私と彗星先輩の貞操の為にすみませんずら。)ここから先の心の声は、言葉として漏れていたことに零は気づかなかった。
「こんなことなら、疾風部長と屠龍副長にもう少し優しくしてあげておくべきだったずらよー。あの世でサービスさせてもらうんで堪忍してけろー!」
ドボン!車体が3メートルほど沈んだ気がした。それまでの「ゴー」という8輪の極太タイヤの走行音から、「グオー、ゴロロロロロ」という音に変わった。装甲車は沈むことなく、徐々に加速していく。(えっ?川を進んでるずらか?)カンカンと装甲に銃弾が弾ける音がしたが、その音もいずれしなくなった。後部ハッチを開けて外を見ると、河川敷に停まったダークグリーンのGAZがどんどん離れていくのが目に入った。水面を見るとスクリューの残す航跡がはっきりと見て取れた・
「零ちゃん、BTR-80は水陸両用なんや。当然、BTR-80をベースにしてるR-149もな!ところでさっき叫んだあの世でのサービスっていうのは今お願いできるんかな。なあ、屠龍も聞いたよな?」
「あぁ、聞いたで。部長と副長にもう少し優しくしてあげておくべきだったずらよー!って叫んでたもんなぁ!さて、何してくれるんかな?めっちゃ期待してしまうわなぁ、疾風!」
と二人から「エロい」目で見られ、
「もう堪忍してけろ―!」
と零は真っ赤になり彗星の陰に隠れた。
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