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漂流編
探索 07
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ムカチャパ族の宴は忘れたい思い出と共に終わり、酔い潰れて寝転ぶ者達を残して朝がやって来た。マリチャパの父である族長には惜しまれつつも俺達は旅立つ事にした。
「願っている、無事に合流、仲間と」
「あぁ、ありがとうな」
「マリチャパも元気でね~」
「また村に来て、絶対に、仲間と合流したら!!」
この星で初めての友人と別れを告げると目的地に向かって歩き出す。マリチャパは森に入り、その姿が見えなくなるまで元気に手を振っていた。
「なんだか急に静かになったね」
「まぁ、騒がしかったが楽しくもあったな」
この惑星に降りてファーストエンカウントとしては良い出会いといえただろう……一部の出来事を除いてだが。仲間と合流しこの惑星を脱出出来るかはわからない。色々な意味でもこの惑星の住民とは仲良くやっていきたい所だ。
俺達は索敵を怠らないようマップを確認しながらも森を進んで行く。そろそろ先行している探索ドローンが予測地点に到達しても良さそうだが? 未だにネジコからは発見の報告は来い。
しばらくすると索敵ドローンが何かを発見する……マップを確認すると規則正しく10個の黄色マーカーが並んでいた。
『ドローンのカメラで確認すると、この惑星の人間だニョ。着ている衣服からムカチャパ族よりは文化レベルが高そうだニョ』
ネジコの話だとファンタジー世界の住人らしい装いらしい……ここは接触するべきか? ムカチャパ族の様に友好的なら問題は無いが必ずそうであるとは限らない。
『人相はお世辞にも良さそうじゃ無いニョ。会話の内容からボブグランの所属していた部族のブウラグン族と取引していたようだニョ』
ボブの部族とか……これはあまり関わらない方が良いのかも知れないな。一応フレーナにも相談してみると……
「エイジの意見に賛成だよ~ まだの星の人達とどういう風に関わるかわからないしね」
意見が一致したので多少歩きにくくなるが、森の小径っぽい進路を抜けて比較的マシな獣道を進む事にした。フレーナも最適ルートを表示するマップアプリを送っておいたので、そこまで移動が大変という事も無いだろう。
こうして怪しい……と、俺達は決めつけた……集団とは、十分距離を取ってすれ違った。獣道を進んだせいで今日の移動距離は短めだったが、無理をせずに比較的広い場所を今日のキャンプスペースにして休む事にした。
食事を済ませリビングのソファーでくつろいでいると、その右隣にやってきたフレーナが甘えてくる。本来はリフレッシュシステムで必要の無い入浴をしてきたようで、フレグランスの香りが漂ってくる。
「だって、昨日はムカチャパ族の村でみんながいたから……チューもしてないよ、条約違反だよ」
「いや、それは仕方がないだろう? マリチャパがあんなに過剰反応したのに万が一他の人に見られたらどうなる事かわかった物じゃない」
「じゃあ、誰の目の無い今、エイジのするべき義務を果たすべきだとボクは思うんだ」
『このデカ乳女、ダーリンにはこのネジコがいるニョ、こんな横暴神が許してもネジコが許さないニョ』
俺は雑音をスルーしながらフレーナの顎をそっと上げると優しくキスをした。顔が離れると俺の首にギュッと抱きついてきた。しばらくすると顔を離して真っ直ぐにこちらを見つめると……
「えへへ、ねぇ、ボクの事好きになってきた?」
そのダイレクトな質問に俺はどう答えるか迷う……これだけルックスやスタイルの良い異性に好意を持たれながらこんな行為を繰り返せばなぁ? ……迷ったが素直に答える事にした。
「まぁ、そのな……これだけ想いを真っ直ぐ伝えられれば意識はするさ」
「ほんとう? よ~し、もっと頑張るよ」
これ以上頑張られるまでもなく俺の心のスペースは十分占拠されてしまっている。元々、チームメイトとして長くやっているだけあって、気心も知れているし信頼もしていた。
この世界に来てからも作戦で共に協力してきたし、オフのプライベートも共に楽しく過ごしてきた……フレーナを異性としてみる下地は出来上がっていたのだと思う。
アイリに対する申し訳なさも無いとは言わないが、同時にどちらに対しても同じくらい想いを向ければ良いのではと考え始めている……まったく、覚醒する前の俺が知ったら爆発してしまえと思うだろうな。
考えがまとまったらもう保留にする意味はないと思った。
「フレーナ、もう俺はお前の事をちゃんと気になる異性として見ている。アイリとフレーナを、二人とも大事にしたい」
「……エイジ!? うん、嬉しい!!」
俺の首に回されている腕の力が強くなる。俺も右腕をフレーナの腰に回して抱き寄せると一瞬ビクッとしたがすぐに力を抜いて身を委ねてきた。
「エイジ、大好き!!」
「俺もだ」
想いを伝え合った俺達は再び口づけを交わす。フレーナはトロンとした目をすると、より深く繋がりを求めてくる。
「ちゅっ……エイジ~ボク、ボク……んっ」
「んんっ、待つんだ、これ以上はアイリと合流してからだ」
アイリに迫られてもそれを撥ね除けた鋼鉄の精神でそれを止める……さすがに彼女へ何も言わずこれ以上進んでしまうのは不誠実だ……既に二股している時点で手遅れと言う意見は受け付けない……決して日和ったわけでは無いぞ。
「そっか……そうだよね、ごめんね」
フレーナも我に返ったようで腕を降ろした……だが、隣にくっついたまま、再び体をこちらに預けてくる。
「じゃあ、今日はこれで我慢するよ」
預けられた緑色の柔らかな髪の毛に俺も頬を寄せる。
「あぁ、そうしてくれ。良い香りだな……昨日もそうだがシャンプーなんてあったっけ?」
「ありがと、コテージのバスルームに備え付けがあったよ? エイジもリフレッシュシステムばかりじゃ無くて入ったら?」
「まぁ、気が向いたらな」
「じゃ、一緒に入ろっか?」
「まだそれは駄目だ」
「む~お堅いな~」
……そんなたわいの無い話をしながら夜は過ぎていくのだった。
翌朝、目的地へ進んでいる最中にネジコから報告が入ってくる。
『ダーリン、見つかったニョ。今までのペースであと2日の距離に脱出ポッドが1機、その付近に4人見つかったニョ』
「(本当か、誰がいた?)」
残念ながらアイリ達では無かったがマルタを含む元クレイシュのメンバーだったようで、合流後も息を合わせて行動出来るだろう。
「フレーナ、ここから2日の距離に仲間が見つかった。アイリ達じゃなかったが早めに合流した方が良いだろう」
「本当? よかった~この調子ならアイリ達もすぐに見つかるね」
俺達は進むペースを速める事に決め、パルクールアプリを使って森を疾走する。
「すごい、自然を体で感じつつ、こんなに早く森を走れるなんて……はっ!」
フレーナは驚きと喜びを混ぜながら木の枝から飛び移る。彼女のやりたい事リストに『大自然を駆け巡る』も入っていたようで大喜びしている。
休憩もそこそこで無茶な移動だったが仲間との合流の為に先を急いだ。その甲斐もあって日が沈む前には目的地に到着出来そうだ。
『ダーリン、もしかしたらマズいかも知れないニョ』
「(何があった?)」
『合流先のメンバーがモンスターの群れと遭遇しそうだニョ』
「(何が問題なんだ? 4人いればここのモンスターくらい何十匹いようとやれるだろう?)」
『まともに使える武器が無いと厳しいニョ。元々持っていた武器はこの惑星だとまともに使えないニョ。ダーリンみたいにイクシアを全く使わない武器を予備で持っている可能性は低いニョ』
「(だとしてもイクシアを使った魔法なら問題ないだろう?)」
『どうもイクシア耐性がある敵みたいニョ。ドローンのレーザーの効果もイマイチだニョ』
何てことだ……今の状態で天敵のような奴が現れたと言う事か。ネジコから送られてきたデータは亀のような甲羅を持ちつつも象のような顔と四肢もった見た事も無い生物……象亀とでも呼ぶのか? いや、象亀というでかい亀は地球にいたよな? とにかくこの惑星オリジナルのモンスターだ。
「フレーナ、疲れているかも知れないが急がないといけないようだ」
「はっはっはっ……どうしたの?」
息を切らせながら答えるフレーナ。俺は簡潔に事情を説明した。
「それは急がないと!! エイジは先に行って、イクシアが役に立たないならボクがいても意味が無さそうだし……本気になればもっと速く走れるんでしょ?」
どうやら抑え気味で走っている事はバレていたらしい。そうだな、仲間に万が一の事があったらいけないよな。
「わかった、先に行っている。気をつけて追ってきてくれ……ドローンを1機随伴させる」
「そっちも気をつけてね」
俺は魔物の群れと交戦するであろうポイントへ全力で走り始めた。30分ほど走ると遠くから戦闘音が聞こえる……既にエンカウント後のようだ。
木々の隙間からチラチラ何かが動いているのが見える……結構体が大きいな。これ俺が戦闘に加わって役に立つのか心配になってきたぞ。いや、俺の用意したイクシアを使用しない武器を渡す事が重要だろう。
……俺は意を決すると戦いの場へ飛び込むのだった。
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ようやく仲間と合流です。
面白かったらぜひ【お気に入りに追加】や【感想】をよろしくお願いします。
それを励みにより一層、頑張ります。
「願っている、無事に合流、仲間と」
「あぁ、ありがとうな」
「マリチャパも元気でね~」
「また村に来て、絶対に、仲間と合流したら!!」
この星で初めての友人と別れを告げると目的地に向かって歩き出す。マリチャパは森に入り、その姿が見えなくなるまで元気に手を振っていた。
「なんだか急に静かになったね」
「まぁ、騒がしかったが楽しくもあったな」
この惑星に降りてファーストエンカウントとしては良い出会いといえただろう……一部の出来事を除いてだが。仲間と合流しこの惑星を脱出出来るかはわからない。色々な意味でもこの惑星の住民とは仲良くやっていきたい所だ。
俺達は索敵を怠らないようマップを確認しながらも森を進んで行く。そろそろ先行している探索ドローンが予測地点に到達しても良さそうだが? 未だにネジコからは発見の報告は来い。
しばらくすると索敵ドローンが何かを発見する……マップを確認すると規則正しく10個の黄色マーカーが並んでいた。
『ドローンのカメラで確認すると、この惑星の人間だニョ。着ている衣服からムカチャパ族よりは文化レベルが高そうだニョ』
ネジコの話だとファンタジー世界の住人らしい装いらしい……ここは接触するべきか? ムカチャパ族の様に友好的なら問題は無いが必ずそうであるとは限らない。
『人相はお世辞にも良さそうじゃ無いニョ。会話の内容からボブグランの所属していた部族のブウラグン族と取引していたようだニョ』
ボブの部族とか……これはあまり関わらない方が良いのかも知れないな。一応フレーナにも相談してみると……
「エイジの意見に賛成だよ~ まだの星の人達とどういう風に関わるかわからないしね」
意見が一致したので多少歩きにくくなるが、森の小径っぽい進路を抜けて比較的マシな獣道を進む事にした。フレーナも最適ルートを表示するマップアプリを送っておいたので、そこまで移動が大変という事も無いだろう。
こうして怪しい……と、俺達は決めつけた……集団とは、十分距離を取ってすれ違った。獣道を進んだせいで今日の移動距離は短めだったが、無理をせずに比較的広い場所を今日のキャンプスペースにして休む事にした。
食事を済ませリビングのソファーでくつろいでいると、その右隣にやってきたフレーナが甘えてくる。本来はリフレッシュシステムで必要の無い入浴をしてきたようで、フレグランスの香りが漂ってくる。
「だって、昨日はムカチャパ族の村でみんながいたから……チューもしてないよ、条約違反だよ」
「いや、それは仕方がないだろう? マリチャパがあんなに過剰反応したのに万が一他の人に見られたらどうなる事かわかった物じゃない」
「じゃあ、誰の目の無い今、エイジのするべき義務を果たすべきだとボクは思うんだ」
『このデカ乳女、ダーリンにはこのネジコがいるニョ、こんな横暴神が許してもネジコが許さないニョ』
俺は雑音をスルーしながらフレーナの顎をそっと上げると優しくキスをした。顔が離れると俺の首にギュッと抱きついてきた。しばらくすると顔を離して真っ直ぐにこちらを見つめると……
「えへへ、ねぇ、ボクの事好きになってきた?」
そのダイレクトな質問に俺はどう答えるか迷う……これだけルックスやスタイルの良い異性に好意を持たれながらこんな行為を繰り返せばなぁ? ……迷ったが素直に答える事にした。
「まぁ、そのな……これだけ想いを真っ直ぐ伝えられれば意識はするさ」
「ほんとう? よ~し、もっと頑張るよ」
これ以上頑張られるまでもなく俺の心のスペースは十分占拠されてしまっている。元々、チームメイトとして長くやっているだけあって、気心も知れているし信頼もしていた。
この世界に来てからも作戦で共に協力してきたし、オフのプライベートも共に楽しく過ごしてきた……フレーナを異性としてみる下地は出来上がっていたのだと思う。
アイリに対する申し訳なさも無いとは言わないが、同時にどちらに対しても同じくらい想いを向ければ良いのではと考え始めている……まったく、覚醒する前の俺が知ったら爆発してしまえと思うだろうな。
考えがまとまったらもう保留にする意味はないと思った。
「フレーナ、もう俺はお前の事をちゃんと気になる異性として見ている。アイリとフレーナを、二人とも大事にしたい」
「……エイジ!? うん、嬉しい!!」
俺の首に回されている腕の力が強くなる。俺も右腕をフレーナの腰に回して抱き寄せると一瞬ビクッとしたがすぐに力を抜いて身を委ねてきた。
「エイジ、大好き!!」
「俺もだ」
想いを伝え合った俺達は再び口づけを交わす。フレーナはトロンとした目をすると、より深く繋がりを求めてくる。
「ちゅっ……エイジ~ボク、ボク……んっ」
「んんっ、待つんだ、これ以上はアイリと合流してからだ」
アイリに迫られてもそれを撥ね除けた鋼鉄の精神でそれを止める……さすがに彼女へ何も言わずこれ以上進んでしまうのは不誠実だ……既に二股している時点で手遅れと言う意見は受け付けない……決して日和ったわけでは無いぞ。
「そっか……そうだよね、ごめんね」
フレーナも我に返ったようで腕を降ろした……だが、隣にくっついたまま、再び体をこちらに預けてくる。
「じゃあ、今日はこれで我慢するよ」
預けられた緑色の柔らかな髪の毛に俺も頬を寄せる。
「あぁ、そうしてくれ。良い香りだな……昨日もそうだがシャンプーなんてあったっけ?」
「ありがと、コテージのバスルームに備え付けがあったよ? エイジもリフレッシュシステムばかりじゃ無くて入ったら?」
「まぁ、気が向いたらな」
「じゃ、一緒に入ろっか?」
「まだそれは駄目だ」
「む~お堅いな~」
……そんなたわいの無い話をしながら夜は過ぎていくのだった。
翌朝、目的地へ進んでいる最中にネジコから報告が入ってくる。
『ダーリン、見つかったニョ。今までのペースであと2日の距離に脱出ポッドが1機、その付近に4人見つかったニョ』
「(本当か、誰がいた?)」
残念ながらアイリ達では無かったがマルタを含む元クレイシュのメンバーだったようで、合流後も息を合わせて行動出来るだろう。
「フレーナ、ここから2日の距離に仲間が見つかった。アイリ達じゃなかったが早めに合流した方が良いだろう」
「本当? よかった~この調子ならアイリ達もすぐに見つかるね」
俺達は進むペースを速める事に決め、パルクールアプリを使って森を疾走する。
「すごい、自然を体で感じつつ、こんなに早く森を走れるなんて……はっ!」
フレーナは驚きと喜びを混ぜながら木の枝から飛び移る。彼女のやりたい事リストに『大自然を駆け巡る』も入っていたようで大喜びしている。
休憩もそこそこで無茶な移動だったが仲間との合流の為に先を急いだ。その甲斐もあって日が沈む前には目的地に到着出来そうだ。
『ダーリン、もしかしたらマズいかも知れないニョ』
「(何があった?)」
『合流先のメンバーがモンスターの群れと遭遇しそうだニョ』
「(何が問題なんだ? 4人いればここのモンスターくらい何十匹いようとやれるだろう?)」
『まともに使える武器が無いと厳しいニョ。元々持っていた武器はこの惑星だとまともに使えないニョ。ダーリンみたいにイクシアを全く使わない武器を予備で持っている可能性は低いニョ』
「(だとしてもイクシアを使った魔法なら問題ないだろう?)」
『どうもイクシア耐性がある敵みたいニョ。ドローンのレーザーの効果もイマイチだニョ』
何てことだ……今の状態で天敵のような奴が現れたと言う事か。ネジコから送られてきたデータは亀のような甲羅を持ちつつも象のような顔と四肢もった見た事も無い生物……象亀とでも呼ぶのか? いや、象亀というでかい亀は地球にいたよな? とにかくこの惑星オリジナルのモンスターだ。
「フレーナ、疲れているかも知れないが急がないといけないようだ」
「はっはっはっ……どうしたの?」
息を切らせながら答えるフレーナ。俺は簡潔に事情を説明した。
「それは急がないと!! エイジは先に行って、イクシアが役に立たないならボクがいても意味が無さそうだし……本気になればもっと速く走れるんでしょ?」
どうやら抑え気味で走っている事はバレていたらしい。そうだな、仲間に万が一の事があったらいけないよな。
「わかった、先に行っている。気をつけて追ってきてくれ……ドローンを1機随伴させる」
「そっちも気をつけてね」
俺は魔物の群れと交戦するであろうポイントへ全力で走り始めた。30分ほど走ると遠くから戦闘音が聞こえる……既にエンカウント後のようだ。
木々の隙間からチラチラ何かが動いているのが見える……結構体が大きいな。これ俺が戦闘に加わって役に立つのか心配になってきたぞ。いや、俺の用意したイクシアを使用しない武器を渡す事が重要だろう。
……俺は意を決すると戦いの場へ飛び込むのだった。
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