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第十七章 恋愛戦争……開戦!!
79本目
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私はキャレル。
ひょんな事からこのファンタジー世界に転生してきた不幸な少女よ。貧乏な農家の娘だったけど三歳の洗礼式で与えてもらってから人生が変わったわ。
『相棒』という謎のギフトジョブの力で他人から絶対的な信頼を得る事が出来る能力。これを使って私は宿屋の男を利用して父親に仕立て上げると貧乏な家を飛び出して商人の娘という立場になったわ。
……とは言え順風満帆とはいかなかった……悪徳商人に前世の知識を生かした商品を権利から全てだまし取られて追い詰められてしまった。
でも商人の噂で見つけたの……私と同じ転生者で前世の知識を使った商品を売り出している商人だとすぐに分かった。色々噂を聞くと表向きはそこそこ力のある商人が一発当てたような話しになっているけれど、タイミング的にその家の娘が洗礼式を終えた後から急に力を付け始めたと言う事だ。
扱っている物を見れば一目瞭然、私にはすぐに分かった。だからさっそく彼女に接触を試みた……上手くいけば私の相棒として利用する事で成り上がれるかも知れない。
結果は散々だった。
父親役のバロウを転生者として私は陰で彼女を操るつもりが『相棒』の能力は効かず、それどころか私の計画の全て見破られてしまった。
それでも彼女……アーリャは私に最低限の援助をすると施しを申し出てきた。なんて屈辱なの!? 私にはその提案を拒否出来るほどのゆとりは無く受けざるを得なかった。
援助金を持ってくる人間を相棒にしてアーリャの家に潜り込ませようかなどと考えたけど、毎回違う冒険者がギルドの依頼でやって来るという警戒っぷりだ。人の事を信じられないなんてなんて捻くれた子なのだろう。
一体どうしてなの!? あのこと私に何の違いがあるというの!! どうして私をあの娘の生まれた家に転生させてくれなかったの!? あまりの理不尽さに私は洗礼式の日以降声を聞く事も無い神様に恨み言を言い連ねた。
そんなある日チャンスがやって来る。
ある日、バロウが馬車に轢かれて怪我をした。相手は貴族だ。本来なら庶民一人怪我を負わせたくらいなら召使いを寄越してそこそこ慰謝料を貰えれば良い方で場合によっては無かった事にされると言うのに、その相手はとんだお人好しで貴族様ご本人が謝罪にやって来た。
どうやらその貴族は王立学習院……偉い人やお金持ちの人だけが通う学校……の学院長らしい。教育を行う場所の責任者として誠意を持って謝罪に来たとか?
私はこのチャンスを逃さず、すぐに『相棒』のジョブをを学院長へ使った。
私の相棒となった学院長は目論見通り私の後ろ盾となり、特待生として学習院に入学させてくれた。学院で必要な道具諸々も全て学院長が持ってくれた。やったわ、私にも運が向いてきた!! 学院の生徒という立場を足がかりに更に身分の高い貴族を相棒とすれば私の将来は安泰だ。
私は父親の役目をしていたバロウに見切りを付けて学習院に入学する事になった。その後バロウはどうしたって? 多めの慰謝料を貰えるようにしたから商人として再起もやる気になれば出来ると思うわ……まぁ、お世話になったお礼よ。
学園に特待生として編入……というのは珍しいみたいだけど……学院長の有無も言わせぬ権力で問題なく入学出来た。さすがに貴族学部は無理があるので経済学部に入る事になった。
横暴な生徒がいないクラスを選んで学院生活開始時は大人しくしていたが、授業の内容が簡単すぎて私はどんどん周りに注目されていった。こんな小学生レベルの算数が出来たくらいでこの褒め称えよう……何だかゾクゾクして来ちゃう。
いけない、そんな事で満足してはいけない。私には有力貴族の跡取り息子を相棒にするという使命があるのよ!
……と言う事で私は学院長に優良物件を紹介するようお願いすると……なんとこの学院には王国第二王子マクシス様が在学しているというじゃない。欲を言えば第一王子が良いんだけど、第二王子を足がかりに相棒を切り替えれば良いか。場合によっては二人とも……うふふ。
……私は希望に満ちた将来の展望に浮き足立っていた。でもまさか、またあの娘と再会するなんて思わなかった。
ひょんな事からこのファンタジー世界に転生してきた不幸な少女よ。貧乏な農家の娘だったけど三歳の洗礼式で与えてもらってから人生が変わったわ。
『相棒』という謎のギフトジョブの力で他人から絶対的な信頼を得る事が出来る能力。これを使って私は宿屋の男を利用して父親に仕立て上げると貧乏な家を飛び出して商人の娘という立場になったわ。
……とは言え順風満帆とはいかなかった……悪徳商人に前世の知識を生かした商品を権利から全てだまし取られて追い詰められてしまった。
でも商人の噂で見つけたの……私と同じ転生者で前世の知識を使った商品を売り出している商人だとすぐに分かった。色々噂を聞くと表向きはそこそこ力のある商人が一発当てたような話しになっているけれど、タイミング的にその家の娘が洗礼式を終えた後から急に力を付け始めたと言う事だ。
扱っている物を見れば一目瞭然、私にはすぐに分かった。だからさっそく彼女に接触を試みた……上手くいけば私の相棒として利用する事で成り上がれるかも知れない。
結果は散々だった。
父親役のバロウを転生者として私は陰で彼女を操るつもりが『相棒』の能力は効かず、それどころか私の計画の全て見破られてしまった。
それでも彼女……アーリャは私に最低限の援助をすると施しを申し出てきた。なんて屈辱なの!? 私にはその提案を拒否出来るほどのゆとりは無く受けざるを得なかった。
援助金を持ってくる人間を相棒にしてアーリャの家に潜り込ませようかなどと考えたけど、毎回違う冒険者がギルドの依頼でやって来るという警戒っぷりだ。人の事を信じられないなんてなんて捻くれた子なのだろう。
一体どうしてなの!? あのこと私に何の違いがあるというの!! どうして私をあの娘の生まれた家に転生させてくれなかったの!? あまりの理不尽さに私は洗礼式の日以降声を聞く事も無い神様に恨み言を言い連ねた。
そんなある日チャンスがやって来る。
ある日、バロウが馬車に轢かれて怪我をした。相手は貴族だ。本来なら庶民一人怪我を負わせたくらいなら召使いを寄越してそこそこ慰謝料を貰えれば良い方で場合によっては無かった事にされると言うのに、その相手はとんだお人好しで貴族様ご本人が謝罪にやって来た。
どうやらその貴族は王立学習院……偉い人やお金持ちの人だけが通う学校……の学院長らしい。教育を行う場所の責任者として誠意を持って謝罪に来たとか?
私はこのチャンスを逃さず、すぐに『相棒』のジョブをを学院長へ使った。
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