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第二十一章 想い出をあなたに……
126本目
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王城に到着したわたしはまーくんと別れて待合室で待機となった。
事前に宰相様から今回の叙勲についてのお話しなど何を会話が成されるかの確認が行われた。王の間で要求貴族に見守られながら叙任式が行われ、そのほかにも領地の事も含めて色々小難しい離しも多かったので割愛するね。
話す事もそろそろ無いかなと思ったら最後に王様から質問された。
「其方の行いはここ近年ではあり得ないほどの功績だ。爵位以外に何か望みは無いのか?」
えー、いきなり言われても何も思いつかないよ~。まさかまーくんとの結婚を認めて下さいなんて言うわけにはいかないもんね……まだね。
「……恐れながら爵位でも身に余る光栄です。ですが、もしも聞き届けて頂けるのなら……これを」
わたしは自分が身に付けていたペンダントを外すと両手に乗せて差し出した。そのペンダントは白いマットな加工がされているもので、中央には青く輝く水晶が埋め込まれていた。
王様に視線を向けられた家臣がわたしの元にそのペンダントを取りに来る。それを受け取った王様は興味深そうに宙にぶら下げたペンダントを眺めた。
「ふむ、不思議な輝きだな……金属のように堅いがこの軽さはそれではない」
「永遠樹で作ったペンダントでございます」
「「「「永遠樹!!??」」」」
その言葉に王の間がざわめいた。加工が不可能と言われている木で出来た装飾品……誰もが懐疑的な目でそれを見ている。
「いまだそのような小さな装飾品しか作る事が出来ませんが、そのペンダントには魔から守る力があるようです。わたしの領地の重要な役職者には身に付けさせています。安全が確認出来ましたら王族の方々には万が一に備えてそれを身に付けて頂ければと……残りは後で届けさせます」
「そのような話を信用しろと?」
「はい、それがわたしにとっての願いです」
この様子だと話の真偽がどうか半分に割れている感じだね。本当は永遠樹の事を出すのは早計なのは分かっているんだけどそれを押しででも王族の方々には身に付けてもらいたいんだよね。
別に永遠樹じゃ無くても良いんだけど王族の方に持ってもらう理由付けにはこれくらいの箔つくものじゃないとね。どうやって身に付けてもらうか考えていたけれど予想外のチャンスがやって来たから思わず渡しちゃったよ。
「これでは余が褒美を得ただけでは無いか……そなたは欲が無いな」
「いえ、今後も変わらぬ王家の安泰……それがわたしの望みです」
そんな感じでわたしの胡麻擂り点数稼ぎな叙勲式は終了したのでした。
そして面倒な行事が終了した後でわたしは待合室で待機している。するとノックと共に老執事が入ってくると別の部屋に案内された。
すると城の中庭らしき場所に来るとそこには愛しのまーくんが待っていてくれた。
「お待たせ致しましたマクシス様」
「ああ、もう叙勲は終わったんだな。おめでとうといった方が良いか?」
「ありがとうございます。これからも国が繁栄出来るように力を尽くします」
「……アーリャは凄いな、俺と同じ年だというのに」
まーくんは感心したような口調で褒めてくれる。いいえすべてはまーくんのためです!! おおっと、いけない、本題がまだあるんだったよ。
「偶然によるところもありますが、めのまえにできる事があったのでそれをしたまでです」
「そうか……それで、なにか俺にどんな用事があるんだ?」
「はい、わたしも実際に向かうのは初めてなのですが、マクシス様のお部屋から見える中庭に行きたいです」
「そうなのか? わかった、案内しよう……こっちだ」
わたしはまーくんのすぐ隣に進むとゆっくり歩くその半歩後ろに並んだ。さすがお城の中庭は広いので学院での色々な話をしながらゆっくり歩いた。
「ここの門を潜るった先だ……ここが……え?」
……そこには美しいピンク色の花びらを芽吹かせた桜の木が三本並んでいた。
事前に宰相様から今回の叙勲についてのお話しなど何を会話が成されるかの確認が行われた。王の間で要求貴族に見守られながら叙任式が行われ、そのほかにも領地の事も含めて色々小難しい離しも多かったので割愛するね。
話す事もそろそろ無いかなと思ったら最後に王様から質問された。
「其方の行いはここ近年ではあり得ないほどの功績だ。爵位以外に何か望みは無いのか?」
えー、いきなり言われても何も思いつかないよ~。まさかまーくんとの結婚を認めて下さいなんて言うわけにはいかないもんね……まだね。
「……恐れながら爵位でも身に余る光栄です。ですが、もしも聞き届けて頂けるのなら……これを」
わたしは自分が身に付けていたペンダントを外すと両手に乗せて差し出した。そのペンダントは白いマットな加工がされているもので、中央には青く輝く水晶が埋め込まれていた。
王様に視線を向けられた家臣がわたしの元にそのペンダントを取りに来る。それを受け取った王様は興味深そうに宙にぶら下げたペンダントを眺めた。
「ふむ、不思議な輝きだな……金属のように堅いがこの軽さはそれではない」
「永遠樹で作ったペンダントでございます」
「「「「永遠樹!!??」」」」
その言葉に王の間がざわめいた。加工が不可能と言われている木で出来た装飾品……誰もが懐疑的な目でそれを見ている。
「いまだそのような小さな装飾品しか作る事が出来ませんが、そのペンダントには魔から守る力があるようです。わたしの領地の重要な役職者には身に付けさせています。安全が確認出来ましたら王族の方々には万が一に備えてそれを身に付けて頂ければと……残りは後で届けさせます」
「そのような話を信用しろと?」
「はい、それがわたしにとっての願いです」
この様子だと話の真偽がどうか半分に割れている感じだね。本当は永遠樹の事を出すのは早計なのは分かっているんだけどそれを押しででも王族の方々には身に付けてもらいたいんだよね。
別に永遠樹じゃ無くても良いんだけど王族の方に持ってもらう理由付けにはこれくらいの箔つくものじゃないとね。どうやって身に付けてもらうか考えていたけれど予想外のチャンスがやって来たから思わず渡しちゃったよ。
「これでは余が褒美を得ただけでは無いか……そなたは欲が無いな」
「いえ、今後も変わらぬ王家の安泰……それがわたしの望みです」
そんな感じでわたしの胡麻擂り点数稼ぎな叙勲式は終了したのでした。
そして面倒な行事が終了した後でわたしは待合室で待機している。するとノックと共に老執事が入ってくると別の部屋に案内された。
すると城の中庭らしき場所に来るとそこには愛しのまーくんが待っていてくれた。
「お待たせ致しましたマクシス様」
「ああ、もう叙勲は終わったんだな。おめでとうといった方が良いか?」
「ありがとうございます。これからも国が繁栄出来るように力を尽くします」
「……アーリャは凄いな、俺と同じ年だというのに」
まーくんは感心したような口調で褒めてくれる。いいえすべてはまーくんのためです!! おおっと、いけない、本題がまだあるんだったよ。
「偶然によるところもありますが、めのまえにできる事があったのでそれをしたまでです」
「そうか……それで、なにか俺にどんな用事があるんだ?」
「はい、わたしも実際に向かうのは初めてなのですが、マクシス様のお部屋から見える中庭に行きたいです」
「そうなのか? わかった、案内しよう……こっちだ」
わたしはまーくんのすぐ隣に進むとゆっくり歩くその半歩後ろに並んだ。さすがお城の中庭は広いので学院での色々な話をしながらゆっくり歩いた。
「ここの門を潜るった先だ……ここが……え?」
……そこには美しいピンク色の花びらを芽吹かせた桜の木が三本並んでいた。
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