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苦楽魔{くらま}の巻
一
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ちょろちょろとした小川はやがて水量を増し、水飛沫を撥ね上げる急流となった。
いくつかの川が一つに集合し、川は渓谷を形作り、いかにも天狗が住まう秘境、といった趣になる。深く切れ込んだ谷は昼間でも辺りを薄暗く隠し、上流から流れてきたらしい大石は複雑な流れを作り出している。
しかし時太郎とお花はその大石をひょいひょいと跳び越え、平地を行くのと同じように伝っていく。お花のほうが軽々と跳び越えているのに対し、時太郎はやや不器用な歩みをしているくらいだ。
もし普通の人間が同じ旅程を辿ったとしたら、二人に追いつくなど、まるで不可能と思える。
時太郎は急流をじっと睨んでいる。
と、さっとその手が動いて、手にぴちぴちと跳ねる魚を鷲づかみにしていた。それをお花に放り投げ、もう一匹を掴んだ。
二人とも立ったまま頭から齧って、むしゃむしゃと平らげる。二人にとって山の中は食料に溢れている。
魚もそうだが、山に入れば木の実や、さまざまな虫などが手に入る。特に旨いのが、この時季、溢れるように木の枝をのそのそと這っている芋虫のたぐいである。頭をぷちりと噛み切り、とろりとした中身を啜るのは、こたえられない。
食べ終わると時太郎とお花は川に屈みこみ、両手で水を掬って口をゆすいだ。
立ち上がると、どちらともなく「うん」と頷きあって歩き出す。
「苦楽魔って、まだかしら?」
ぽつりとお花が口にしたのを受け、時太郎は指を挙げ答えた。
「もう、着いてる」
「えっ?」と意外そうに、お花は顔を上げて時太郎の指差した方向を見る。「ああ」と頷いた。
「確かに、天狗の住んでいるところね!」
お花の見上げた方向に、巨大な岩が聳えている。その天辺に、高々と隆起した鼻、ぐっと食い縛った大口の天狗の顔が刻み込まれていた。
その天狗の顔を見て、時太郎は即座に「水虎さまの方向を見ているな」と思った。天狗の視線は水虎さまと同じ高さにあって、真っすぐ彼方の向かい合う方向を睨んでいるようだった。
天狗の顔が彫りこまれた岩には階段が刻まれている。階段の先には岩棚があり、登った先には、驚くほど大きな鳥居があった。
時太郎とお花は階段を登って鳥居へと向かった。
登りきった先に、岩を背に壮麗な御殿が建てられてあった。
白木の柱にぴかぴかに光る白壁。屋根は桧皮葺、地面には真っ白な玉砂利が敷き詰められ、清潔で塵一つすらも落ちていない。
足を踏み入れた二人に、不意に声が掛けられた。
「止まれ! その先に行ってはならぬ!」
声の方向を見ると、そこに天狗がいた。
見るからに天狗である。
真っ赤な顔にぐいっと突き出た鼻。ぐっと食い縛った大口。髪の毛は真っ黒で、肩にばらりと垂れている。背中には大きな羽根がついていた。
額に頭襟の山伏の装束で、一本歯の下駄を履き、右手には六尺棒を掴み、左手には葉団扇を持っていた。
お花は、にっこりと笑顔になり、話しかけた。
「あ、あの……天狗さんですよね?」
天狗は頷いた。
「いかにも、わしは天狗である! それで、そのほうらは?」
時太郎が口を開いた。
「おれ、時太郎。河童淵の時太郎」
ぶっきら棒な時太郎の口調に、天狗はむっとなったようだ。
慌てて、お花が前へ出た。
「あたし、お花って言うんです! ご免なさい、河童たちって、あんまり挨拶に慣れていないんです……」
天狗は微動だにしない。お花は小首をかしげた。
「あのう……。怒ってます?」
ふん、と天狗は顔を上げた。
「そのような些末なことで腹を立てるような天狗ではない! そのほうら、ここが天狗の住まいである苦楽魔だと、知っておるのか?」
二人は頷いた。天狗は続けた。
「つまりは、この苦楽魔に用件がある、ということであるな? では、通行手形と査証を見せなさい」
葉団扇を帯にさし、空いた手を差し出した。時太郎とお花は、きょとんと顔を見合わせた。
「通行手形と査証って、なんだい?」
時太郎の問いかけに、天狗は呆れたように眉を上げた。
「おい、まさか通行手形や査証を持たずに、この苦楽魔に入国しようとしているのか?」
時太郎は苛々と足踏みした。
「そんなの、知らねえよ!」
天狗は明らかに衝撃を受けたようであった。首を振り、呟く。
「まさか、手形も査証も持たずに苦楽魔にやってくる図々しい者がいようとは……」
とん、と六尺棒を地面に突いて口を開く。
「通行手形と査証を所持せぬ者は、ここを通すわけにはいかぬ! 早々に立ち去りなされ!」
なにいっ、と身構えた時太郎の頭上から「ばさばさばさ」という羽音が聞こえてきた。
振り仰ぐと、空から数人の天狗が羽根を広げて降りてくる所である。
天狗たちは「ばさっ!」と大きく羽根をうち広げて速度を落とし、すとんと一本歯の下駄で降り立った。
みな、そっくり同じ顔をしている。
高々と隆起した鼻。ぐいっと持ち上げられた濃い眉。食い縛った大口。一様に、顔色は真っ赤である。
その一人が口を開いた。
「どうした、何を揉めておる?」
最初に出てきた天狗が答える。
「この者ども、苦楽魔に入国したいそうなのだが、通行手形と査証を、持っていないそうなのじゃ!」
「なにいっ!」
「通行手形と査証を」
「持っておらぬだと?」
次々に口に出して、驚愕の表情になる。べちゃべちゃと口騒がしく顔を突き合わせ言い合う。
「驚くべきことだ! かつて、このような事態があろうか?」
「ないない! まさか、通行手形と査証を持たずに入国しようとする不届き者がいようとは、想像すらできぬわ!」
「これは、重大なことじゃな?」
「うむ、もしかしたらこやつら、わが苦楽魔を攻め寄せようとする人間どもらが寄越した間者かもしれぬな!」
「間者!」
その言葉を口にした天狗たちは、さっと時太郎とお花を睨んだ。
「そうじゃ、間者じゃ! そうに違いない。これ、お前たち、どこの領内の間者じゃ? 有体に申せ!」
時太郎は叫んだ。
「だから、おれたち、知らねえって言ってるんだろう?」
無視して歩き出す。
「とにかく、ここを通らせてもらうからな!」
「時太郎……!」
お花が時太郎を止めようと追いかけた。
「待ていっ!」
天狗が装束の紐を取り出し、ぱっと空中に放った。紐は空中でほどけ、ひとりでに時太郎とお花に絡まった。
「わっ!」と時太郎とお花は絡まった紐をほど解こうと抗った。ところが、どういう訳か、紐は容赦なく、ぐいぐいと締め付け、手足を縛っていく。
放った天狗が高々と叫んだ。
「それは、天狗の螺緒というものじゃ! どんな強力の者でも、外せるものではないぞ! それ、暴れれば暴れるだけ締め付ける。諦めて我らに従えばよし、逆らうと、さらに締め付けるわい!」
お花は時太郎に囁いた。
「時太郎、ここは我慢しよう! ね、暴れるのはやめて!」
時太郎は力を抜いた。口惜しさに唇を噛みしめる。
天狗は螺緒の端をぐいっ、と引いた。
「それでよい! さ、こちらへ参れ。これより、そのほうらの裁きをいたす」
時太郎とお花は引き立てられ、御殿へと向かった。
いくつかの川が一つに集合し、川は渓谷を形作り、いかにも天狗が住まう秘境、といった趣になる。深く切れ込んだ谷は昼間でも辺りを薄暗く隠し、上流から流れてきたらしい大石は複雑な流れを作り出している。
しかし時太郎とお花はその大石をひょいひょいと跳び越え、平地を行くのと同じように伝っていく。お花のほうが軽々と跳び越えているのに対し、時太郎はやや不器用な歩みをしているくらいだ。
もし普通の人間が同じ旅程を辿ったとしたら、二人に追いつくなど、まるで不可能と思える。
時太郎は急流をじっと睨んでいる。
と、さっとその手が動いて、手にぴちぴちと跳ねる魚を鷲づかみにしていた。それをお花に放り投げ、もう一匹を掴んだ。
二人とも立ったまま頭から齧って、むしゃむしゃと平らげる。二人にとって山の中は食料に溢れている。
魚もそうだが、山に入れば木の実や、さまざまな虫などが手に入る。特に旨いのが、この時季、溢れるように木の枝をのそのそと這っている芋虫のたぐいである。頭をぷちりと噛み切り、とろりとした中身を啜るのは、こたえられない。
食べ終わると時太郎とお花は川に屈みこみ、両手で水を掬って口をゆすいだ。
立ち上がると、どちらともなく「うん」と頷きあって歩き出す。
「苦楽魔って、まだかしら?」
ぽつりとお花が口にしたのを受け、時太郎は指を挙げ答えた。
「もう、着いてる」
「えっ?」と意外そうに、お花は顔を上げて時太郎の指差した方向を見る。「ああ」と頷いた。
「確かに、天狗の住んでいるところね!」
お花の見上げた方向に、巨大な岩が聳えている。その天辺に、高々と隆起した鼻、ぐっと食い縛った大口の天狗の顔が刻み込まれていた。
その天狗の顔を見て、時太郎は即座に「水虎さまの方向を見ているな」と思った。天狗の視線は水虎さまと同じ高さにあって、真っすぐ彼方の向かい合う方向を睨んでいるようだった。
天狗の顔が彫りこまれた岩には階段が刻まれている。階段の先には岩棚があり、登った先には、驚くほど大きな鳥居があった。
時太郎とお花は階段を登って鳥居へと向かった。
登りきった先に、岩を背に壮麗な御殿が建てられてあった。
白木の柱にぴかぴかに光る白壁。屋根は桧皮葺、地面には真っ白な玉砂利が敷き詰められ、清潔で塵一つすらも落ちていない。
足を踏み入れた二人に、不意に声が掛けられた。
「止まれ! その先に行ってはならぬ!」
声の方向を見ると、そこに天狗がいた。
見るからに天狗である。
真っ赤な顔にぐいっと突き出た鼻。ぐっと食い縛った大口。髪の毛は真っ黒で、肩にばらりと垂れている。背中には大きな羽根がついていた。
額に頭襟の山伏の装束で、一本歯の下駄を履き、右手には六尺棒を掴み、左手には葉団扇を持っていた。
お花は、にっこりと笑顔になり、話しかけた。
「あ、あの……天狗さんですよね?」
天狗は頷いた。
「いかにも、わしは天狗である! それで、そのほうらは?」
時太郎が口を開いた。
「おれ、時太郎。河童淵の時太郎」
ぶっきら棒な時太郎の口調に、天狗はむっとなったようだ。
慌てて、お花が前へ出た。
「あたし、お花って言うんです! ご免なさい、河童たちって、あんまり挨拶に慣れていないんです……」
天狗は微動だにしない。お花は小首をかしげた。
「あのう……。怒ってます?」
ふん、と天狗は顔を上げた。
「そのような些末なことで腹を立てるような天狗ではない! そのほうら、ここが天狗の住まいである苦楽魔だと、知っておるのか?」
二人は頷いた。天狗は続けた。
「つまりは、この苦楽魔に用件がある、ということであるな? では、通行手形と査証を見せなさい」
葉団扇を帯にさし、空いた手を差し出した。時太郎とお花は、きょとんと顔を見合わせた。
「通行手形と査証って、なんだい?」
時太郎の問いかけに、天狗は呆れたように眉を上げた。
「おい、まさか通行手形や査証を持たずに、この苦楽魔に入国しようとしているのか?」
時太郎は苛々と足踏みした。
「そんなの、知らねえよ!」
天狗は明らかに衝撃を受けたようであった。首を振り、呟く。
「まさか、手形も査証も持たずに苦楽魔にやってくる図々しい者がいようとは……」
とん、と六尺棒を地面に突いて口を開く。
「通行手形と査証を所持せぬ者は、ここを通すわけにはいかぬ! 早々に立ち去りなされ!」
なにいっ、と身構えた時太郎の頭上から「ばさばさばさ」という羽音が聞こえてきた。
振り仰ぐと、空から数人の天狗が羽根を広げて降りてくる所である。
天狗たちは「ばさっ!」と大きく羽根をうち広げて速度を落とし、すとんと一本歯の下駄で降り立った。
みな、そっくり同じ顔をしている。
高々と隆起した鼻。ぐいっと持ち上げられた濃い眉。食い縛った大口。一様に、顔色は真っ赤である。
その一人が口を開いた。
「どうした、何を揉めておる?」
最初に出てきた天狗が答える。
「この者ども、苦楽魔に入国したいそうなのだが、通行手形と査証を、持っていないそうなのじゃ!」
「なにいっ!」
「通行手形と査証を」
「持っておらぬだと?」
次々に口に出して、驚愕の表情になる。べちゃべちゃと口騒がしく顔を突き合わせ言い合う。
「驚くべきことだ! かつて、このような事態があろうか?」
「ないない! まさか、通行手形と査証を持たずに入国しようとする不届き者がいようとは、想像すらできぬわ!」
「これは、重大なことじゃな?」
「うむ、もしかしたらこやつら、わが苦楽魔を攻め寄せようとする人間どもらが寄越した間者かもしれぬな!」
「間者!」
その言葉を口にした天狗たちは、さっと時太郎とお花を睨んだ。
「そうじゃ、間者じゃ! そうに違いない。これ、お前たち、どこの領内の間者じゃ? 有体に申せ!」
時太郎は叫んだ。
「だから、おれたち、知らねえって言ってるんだろう?」
無視して歩き出す。
「とにかく、ここを通らせてもらうからな!」
「時太郎……!」
お花が時太郎を止めようと追いかけた。
「待ていっ!」
天狗が装束の紐を取り出し、ぱっと空中に放った。紐は空中でほどけ、ひとりでに時太郎とお花に絡まった。
「わっ!」と時太郎とお花は絡まった紐をほど解こうと抗った。ところが、どういう訳か、紐は容赦なく、ぐいぐいと締め付け、手足を縛っていく。
放った天狗が高々と叫んだ。
「それは、天狗の螺緒というものじゃ! どんな強力の者でも、外せるものではないぞ! それ、暴れれば暴れるだけ締め付ける。諦めて我らに従えばよし、逆らうと、さらに締め付けるわい!」
お花は時太郎に囁いた。
「時太郎、ここは我慢しよう! ね、暴れるのはやめて!」
時太郎は力を抜いた。口惜しさに唇を噛みしめる。
天狗は螺緒の端をぐいっ、と引いた。
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