蒸汽帝国~真鍮の乙女~

万卜人

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逃亡

3

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 ダルトはうなずいた。
 実のところ、ダルトは腕っ節はたつが頭のほうはあまりよくない。冷静に考えれば、サックと連れ立って村を出ることがそんなに得になるとは限らないのだが、長い間考えることはすべて他人任せに生きてきたダルトにとって、サックの提案は納得できるものだった。
 ダルトはすばやく自分の家に飛び込み、すぐさま手早く荷物をまとめ出てきた。
 ふと思いつき、それまで巻き割りに使っていた斧を手にとった。
「旦那、じゃあ出かけますか?」
 すっかり口調も明るくなっていた。サックに決断を任せきるつもりになっている。
 サックもうなずき、歩き出す。
 目指すは南の方向だ。
 ともかく南は帝国から遠ざかるからである。
 
 さてここで作者はしばらくロロ村と、パックたちの行動から目を離さなければならない。
 ミリィはあのあと、どうなったのか?
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