刻の番人 ～あなたはもうすぐ死にます、準備はよろしいですか？～

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日付が変わり12時間近く経った
イチカは日付が変わったその時から一睡もできなかった
今日死ぬって言ってたけど、あの人の予定では何時に死ぬんだろう？
24時間ストレスを受け続けなきゃいけないの？
「もう！！ストレスで死んじゃうわよ！！」

テレビを見ながらイチカは昼食を食べた
やっぱり死なないじゃない、どこで情報を得たか知らないけど悪趣味な人もいるもんね
きっとこんなイタズラをいろんな人にしてるんだわ


日が少し傾いて来た、イチカは一度見たドラマの再放送を見ながらソファーでゴロゴロしていた
「もう4時かぁ、昨日は何買ってたっけなぁ」
買い物袋をあさると、チョコレートを取りソファーに戻った


再放送が終わると夕食の事を考えた、

と、その時

遠くの方から目立つエンジン音が聞こえてきた

「え？暴走族か何かかしら？まさか暴走族の車がこのマンションに突っ込んで来て、私は巻き添えにあって死んでしまうとか？………、て、そんな事はないか、ここは8階だもん突っ込んで来ても潰される事はないし、１階で火事があっても８階まで火が回る事はまずない！！」

エンジン音はどんどん大きくなっていく、早まるイチカの鼓動………、不安になったイチカはカーテンを開け外を見てみた、すると！！
目に入ってきたのはフラフラと不安定に飛ぶセスナ機だった！！

「刻は来たみたいですね」そこにいたのはトキノだった

「え？え？……」

「今からあなたは死にます、準備はよろしいですか？」

エンジン音はどんどん大きくなっていく


「まだです！！」