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私は中学生の頃、ユキエを裏切ったのだった
幼稚園から中学校までずっと友達…いや親友だった
小学生の頃に"死んでもずっと友達だよ"という約束もした
そんな私達の仲が壊れたのは中2の新学期だった
ユキエと私は同じクラスで喜んでいた
ユキエは気が小さい子で、チョッカイを出されても うつむいて黙り込んでしまうような子だった
だけど私といる時はいつも元気で、いつも笑っていた
私はある日、同じクラスの須藤レイナに放課後遊びに行こうと誘われた
私は放課後はいつもユキエと遊んでいたのに、その日は須藤レイナの誘いに乗った
須藤レイナはいつも取り巻きを連れ回していた 、そして気付けば私もその一部になっていた
そしてその日、ついにその刃はユキエに向いた
お昼休みで昼食を食べているユキエの元に須藤レイナ率いるその取り巻きは迫った
須藤レイナはユキエの箸を奪い取ると床に投げ踏みにじった
「拾いなよ」
ユキエは箸を拾うとイスに座りうつむいた
「もう食べないの?残しちゃダメだよ、食べな」
ユキエは箸を洗う事も許されず、その箸で食べ始めた
その間、私はユキエの目を見る事ができなかった
それに気づいた須藤レイナは私に言った
「イチカもやってあげな」
私は須藤レイナのするジェスチャー通り昼食を直に机の上にまいた
「た、食べろよ……」
ユキエは机の上の昼食を直に食べ始めたのだった
それ以来、私はユキエと話す事が出来なくなった
その後、何度かユキエからメールが来たが 恐くて開く事すらできなかった
そのうちメールも来なくなり
高校は避けるように別の高校へ進学した
ユキエに謝らないまま死ぬわけにはいかない!!
幼稚園から中学校までずっと友達…いや親友だった
小学生の頃に"死んでもずっと友達だよ"という約束もした
そんな私達の仲が壊れたのは中2の新学期だった
ユキエと私は同じクラスで喜んでいた
ユキエは気が小さい子で、チョッカイを出されても うつむいて黙り込んでしまうような子だった
だけど私といる時はいつも元気で、いつも笑っていた
私はある日、同じクラスの須藤レイナに放課後遊びに行こうと誘われた
私は放課後はいつもユキエと遊んでいたのに、その日は須藤レイナの誘いに乗った
須藤レイナはいつも取り巻きを連れ回していた 、そして気付けば私もその一部になっていた
そしてその日、ついにその刃はユキエに向いた
お昼休みで昼食を食べているユキエの元に須藤レイナ率いるその取り巻きは迫った
須藤レイナはユキエの箸を奪い取ると床に投げ踏みにじった
「拾いなよ」
ユキエは箸を拾うとイスに座りうつむいた
「もう食べないの?残しちゃダメだよ、食べな」
ユキエは箸を洗う事も許されず、その箸で食べ始めた
その間、私はユキエの目を見る事ができなかった
それに気づいた須藤レイナは私に言った
「イチカもやってあげな」
私は須藤レイナのするジェスチャー通り昼食を直に机の上にまいた
「た、食べろよ……」
ユキエは机の上の昼食を直に食べ始めたのだった
それ以来、私はユキエと話す事が出来なくなった
その後、何度かユキエからメールが来たが 恐くて開く事すらできなかった
そのうちメールも来なくなり
高校は避けるように別の高校へ進学した
ユキエに謝らないまま死ぬわけにはいかない!!
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