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悪魔の使い
ステラvsハッピープディング
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敵はかなりの大人数のようだった。
100人弱の大隊列はまっすぐ私の家を目指して進軍していた。
私
「デッドマンズPT」
スカルブレイド・スカルアーチャー・スカルヒーラー・撒毒蝶を呼び出した。
私
「行こうか」
私はモンスターを引き連れて道を下った。
ギルド・ハッピー・プディングは普段はエンジョイ中心のまったりギルドだ。
だが、ギルドマスターかけるをはじめ、サブマスター・ケルビン索敵に長けた鳥ッピーなど、実力者も多く在籍していた。
ケルビン
「止まれ・・・何か来る」
ケルビンは違和感を感じた。部隊の進行が一時停止する。数秒ほどの静音
ケルビン
「迎撃態勢」
合図を受け、ギルドメンバーは散会。アサシンクラスは闇、弓兵は草の茂みや木の影に隠れた。
鳥ッピー
「索敵弓!」
ミレリア
「・・アークコミュニケーション」
鳥ッピーは種族「鳥人族(ホークス)」の索敵担当だ。索敵弓は辺り1kmのモンスターこ気配を感知するもの。
ミレリアのアークコミュニケーションと合わせれば、索敵情報を仲間と共有する事ができる。
鳥っピー
「敵は恐らくアンデッドの大群、その中に桁違いの化け物が1体」
かける
「情報通りだね、下がって大丈夫だよ」
鳥ッピー
「気をつけなよ」
かける
「あぁ、ありがとう」
鳥ッピーとミレリアは後方に戻った。
かけるは弓を引き絞る。
かけるは必殺パターンを持っている。
皆のリキャストタイムが揃っている最初の時だけ使うことが出来るものだ。
かける
「ぶち抜いてやる、姿を現せ」
青年が弓を構えているのが見えた。
これまで戦ったプレイヤーで恐らく1番の強者だろうと分かる。
周りにいるプレイヤーも少々手強そうだ。
私
「…攻撃開始」
私の合図でデッドマンズPTによって呼び出されたモンスターが目の前の敵に一斉に襲い掛かった。
ケルビン
「来やがったな!!」
かける
「ケルビン!任せるぞ!」
ケルビン
「おうよ!絶対防御!!そして・・・Pick Meー!」
ケルビンの絶対防御は10秒間ダメージ、状態異常をすべて防ぐというものだ。そしてPick meによってモンスターの行き先がケルビンに変更される。
私
「….」
魔法使いの精鋭
「チェイン!」
ハッピープディングの魔法系クラス総勢8名による一斉チェイン。
輝く鎖は私の体を縛り付けた。
ケルビン
「ギルマス!頼んだ!」
ケルビンは勝利を確信していた。
この戦法は初見殺し、8連チェインが決まった場合の勝率は100%だったからだ。
しかし、かけるがなかなか緑遊鳥の矢を放たない。
ケルビン
「何やってんだ!かける!」
魔法使いの精鋭
「・・・チェインの効果!切れます!」
私を拘束していた光の鎖が消えた。
かけるは混乱していた。
弓を放つその前に髪の隙間から見えた顔が。その顔がまだ始めたばかりの僕と初めてのフレンドになったステラというプレイヤーにそっくりだったから。
かける
「嘘だ・・・ステラさん・・・」
私
「ん・・・?」
私は弓を持っている男の顔をよく見てみた。アジ助がまだ卵に入っていた時一緒にレベル上げをして少し気になっていた人。
たしか彼の夢は「最強のギルドを作る」だったっけ。思わず声を漏らしてしまった。
「…かける…さん」
100人弱の大隊列はまっすぐ私の家を目指して進軍していた。
私
「デッドマンズPT」
スカルブレイド・スカルアーチャー・スカルヒーラー・撒毒蝶を呼び出した。
私
「行こうか」
私はモンスターを引き連れて道を下った。
ギルド・ハッピー・プディングは普段はエンジョイ中心のまったりギルドだ。
だが、ギルドマスターかけるをはじめ、サブマスター・ケルビン索敵に長けた鳥ッピーなど、実力者も多く在籍していた。
ケルビン
「止まれ・・・何か来る」
ケルビンは違和感を感じた。部隊の進行が一時停止する。数秒ほどの静音
ケルビン
「迎撃態勢」
合図を受け、ギルドメンバーは散会。アサシンクラスは闇、弓兵は草の茂みや木の影に隠れた。
鳥ッピー
「索敵弓!」
ミレリア
「・・アークコミュニケーション」
鳥ッピーは種族「鳥人族(ホークス)」の索敵担当だ。索敵弓は辺り1kmのモンスターこ気配を感知するもの。
ミレリアのアークコミュニケーションと合わせれば、索敵情報を仲間と共有する事ができる。
鳥っピー
「敵は恐らくアンデッドの大群、その中に桁違いの化け物が1体」
かける
「情報通りだね、下がって大丈夫だよ」
鳥ッピー
「気をつけなよ」
かける
「あぁ、ありがとう」
鳥ッピーとミレリアは後方に戻った。
かけるは弓を引き絞る。
かけるは必殺パターンを持っている。
皆のリキャストタイムが揃っている最初の時だけ使うことが出来るものだ。
かける
「ぶち抜いてやる、姿を現せ」
青年が弓を構えているのが見えた。
これまで戦ったプレイヤーで恐らく1番の強者だろうと分かる。
周りにいるプレイヤーも少々手強そうだ。
私
「…攻撃開始」
私の合図でデッドマンズPTによって呼び出されたモンスターが目の前の敵に一斉に襲い掛かった。
ケルビン
「来やがったな!!」
かける
「ケルビン!任せるぞ!」
ケルビン
「おうよ!絶対防御!!そして・・・Pick Meー!」
ケルビンの絶対防御は10秒間ダメージ、状態異常をすべて防ぐというものだ。そしてPick meによってモンスターの行き先がケルビンに変更される。
私
「….」
魔法使いの精鋭
「チェイン!」
ハッピープディングの魔法系クラス総勢8名による一斉チェイン。
輝く鎖は私の体を縛り付けた。
ケルビン
「ギルマス!頼んだ!」
ケルビンは勝利を確信していた。
この戦法は初見殺し、8連チェインが決まった場合の勝率は100%だったからだ。
しかし、かけるがなかなか緑遊鳥の矢を放たない。
ケルビン
「何やってんだ!かける!」
魔法使いの精鋭
「・・・チェインの効果!切れます!」
私を拘束していた光の鎖が消えた。
かけるは混乱していた。
弓を放つその前に髪の隙間から見えた顔が。その顔がまだ始めたばかりの僕と初めてのフレンドになったステラというプレイヤーにそっくりだったから。
かける
「嘘だ・・・ステラさん・・・」
私
「ん・・・?」
私は弓を持っている男の顔をよく見てみた。アジ助がまだ卵に入っていた時一緒にレベル上げをして少し気になっていた人。
たしか彼の夢は「最強のギルドを作る」だったっけ。思わず声を漏らしてしまった。
「…かける…さん」
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